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Posted by ブクログ 2021年06月24日
(上下巻合わせてのレビューです。)
まだ1月ですが、今年読んだ小説№1に決定!
久々に骨太で面白い長編経済小説を読んだ。
やっぱり楡周平さんは間違いない。
モデルは三洋電機。
バブル崩壊後の不況の中、シリコンバレーから帰還した主人公は、
同期の取締役から疎まれ工場閉鎖の任務に就く、、というのが前...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月28日
岩手工場の閉鎖業務に送り込まれた高見
しかし、現場の写真と組合とひざを突き合わせ話をし、理解を得ながら、工場へ伊勢業務を
確実にこなしていく。
そんな中、工場の従業員が自殺をする、その対応も上層部は保身に走り、高見は、今まで全く経験もない
営業の子会社に左遷される高見、湯下は高見を退職に追い...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月25日
高見が 転職を図ろうとする。
経歴も 実績も 十分であるが・・・・
『会社が 危機に陥いろうとしているときに なぜ転職しなかったのか?』
という 質問が浴びせられる。
そして、 経営者の側に立つとしたら
『判断力がない』と ヘッドハンティングの会社の担当者から指摘される。
経営の資質に あげられる...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月15日
三洋電機をモチーフにしたビジネス小説
残念ながら、上下巻あわせてちょっといまいち。
しかし、下巻は盛り上がります。
主人公はさらに門外漢の営業へ!厳しい人事です。
そして、結局は転職を決意しますが、MBAを持っていながら転職が難しい!!
これは、正直びっくり。
本書の中では、会社の危機がわかって...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月13日
後半になればなるほど
読ませてくれますね!!
深いですわ~
日本独特の企業にありがちな嫌~なところを
見事に取り上げつつ
いつ、企業が廃退していくか
いつ何があるかわからないぜ~と
感じさせます。
仕事、組織、人間関係と難しいんですが・・・
よく書かれた企業経済小説だと思います。
立場が違えど...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月16日
バブル絶頂期日の丸半導体として世界を席巻した日本企業。僅か10年でコスト競争に晒され厳しい生き残り競争を強いられる。時代背景は90年代。国際競争力が弱くなった日本企業の問題点及び強いメッセージを作者の深い洞察力によって小説に託す。主人公は大手家電メーカーに勤める海外帰任者。リストラと企業再生。時代に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月07日
山崎豊子の「沈まぬ太陽」に比べるとやや軽い感じもしたが、十分に楽しめた。上巻を読んでいるときに、湯下のやり方もサラリーマンとしては間違ってはいないような気がして、むしろそれが正しいような気もしていたが、まあ、最後は妥当な結末だろう。中国に対する見方も含め、企業には市場調査セクションよりも小説家を一人...続きを読む
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