異端の大義(下)
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異端の大義(下)

814円 (税込)

4pt

新天地・中国での挑戦──。工場の閉鎖業務を進める中、解雇に絶望した従業員が自殺した。その対応を巡って、上層部は保身に走り、高見をさらに子会社へと追いやる。癌を患っていた父親を亡くし、転職を決意した高見は、欧州電機メーカー・カイザーの上級幹部に能力を見込まれ、中国という巨大市場の開拓へと邁進する。激動する国際経済と国内製造業の現実を描き切った経済大河巨篇。

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異端の大義 のシリーズ作品

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  • 異端の大義(上)
    858円 (税込)
    シリコンバレーからの帰還──。世界有数の大手電機メーカー・東洋電器産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を果たして帰国した。長い海外勤務から戻った彼の目を驚かせたのは、創業者一族とその取り巻きによる恣意と保身の横行。入社同期で一族に連なる人事本部長へ直言するが、それが仇となる。高見は、工場閉鎖という過酷なリストラ業務を命じられてしまった。
  • 異端の大義(下)
    814円 (税込)
    新天地・中国での挑戦──。工場の閉鎖業務を進める中、解雇に絶望した従業員が自殺した。その対応を巡って、上層部は保身に走り、高見をさらに子会社へと追いやる。癌を患っていた父親を亡くし、転職を決意した高見は、欧州電機メーカー・カイザーの上級幹部に能力を見込まれ、中国という巨大市場の開拓へと邁進する。激動する国際経済と国内製造業の現実を描き切った経済大河巨篇。

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異端の大義(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月24日

    (上下巻合わせてのレビューです。)

    まだ1月ですが、今年読んだ小説№1に決定!
    久々に骨太で面白い長編経済小説を読んだ。
    やっぱり楡周平さんは間違いない。

    モデルは三洋電機。
    バブル崩壊後の不況の中、シリコンバレーから帰還した主人公は、
    同期の取締役から疎まれ工場閉鎖の任務に就く、、というのが前...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    岩手工場の閉鎖業務に送り込まれた高見

    しかし、現場の写真と組合とひざを突き合わせ話をし、理解を得ながら、工場へ伊勢業務を

    確実にこなしていく。

    そんな中、工場の従業員が自殺をする、その対応も上層部は保身に走り、高見は、今まで全く経験もない

    営業の子会社に左遷される高見、湯下は高見を退職に追い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年10月25日

    高見が 転職を図ろうとする。
    経歴も 実績も 十分であるが・・・・
    『会社が 危機に陥いろうとしているときに なぜ転職しなかったのか?』
    という 質問が浴びせられる。

    そして、 経営者の側に立つとしたら
    『判断力がない』と ヘッドハンティングの会社の担当者から指摘される。
    経営の資質に あげられる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月05日

    会社に対する甘え。
    きっと誰かが何とかしてくれる。
    従業員の全てが与えられた任務を全うしない組織は必ずや滅びる。
    企業は人なり。
    この言葉を胸に刻もう。

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月15日

    三洋電機をモチーフにしたビジネス小説
    残念ながら、上下巻あわせてちょっといまいち。
    しかし、下巻は盛り上がります。

    主人公はさらに門外漢の営業へ!厳しい人事です。
    そして、結局は転職を決意しますが、MBAを持っていながら転職が難しい!!
    これは、正直びっくり。

    本書の中では、会社の危機がわかって...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月13日

    後半になればなるほど
    読ませてくれますね!!
    深いですわ~

    日本独特の企業にありがちな嫌~なところを
    見事に取り上げつつ

    いつ、企業が廃退していくか
    いつ何があるかわからないぜ~と
    感じさせます。
    仕事、組織、人間関係と難しいんですが・・・
    よく書かれた企業経済小説だと思います。

    立場が違えど...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年02月16日

    バブル絶頂期日の丸半導体として世界を席巻した日本企業。僅か10年でコスト競争に晒され厳しい生き残り競争を強いられる。時代背景は90年代。国際競争力が弱くなった日本企業の問題点及び強いメッセージを作者の深い洞察力によって小説に託す。主人公は大手家電メーカーに勤める海外帰任者。リストラと企業再生。時代に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    解説にも書いてあったけど、丁寧に取材をして現実とフィクションの間がうまく描かれていると思う。
    結末は小説的だけど、実際にありそうな話だし面白かった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年04月07日

    山崎豊子の「沈まぬ太陽」に比べるとやや軽い感じもしたが、十分に楽しめた。上巻を読んでいるときに、湯下のやり方もサラリーマンとしては間違ってはいないような気がして、むしろそれが正しいような気もしていたが、まあ、最後は妥当な結末だろう。中国に対する見方も含め、企業には市場調査セクションよりも小説家を一人...続きを読む

    0

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