楡周平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
飛行機 オタクには お勧めのような気がする。
専門用語が ふんだんに出てくるし
その操作に関する 詳しい 状況が なんともいえない感じがする。
まさに 飛行機で 動いている。
クローズドシステム であることは わかっていても
基本システムが 改ざんされれば
3つのコンピュータがあってもどうしようもないのだ。
ニンゲンの誤解が生み出す 狂気。
善人が 悪人になる 瞬間。
これが 描ければ 小説としては いうことがない。
二つの絡み合った 嫉妬が 大きな事件を巻き起こす。
げに オンナ は こわいなぁ。
川瀬雅彦が キーマンになりそうで、キーマンにならないところが
もどかしいところで トレーシーの活躍が 目を見張る。
群像 が主人公 みたいだ。 -
Posted by ブクログ
「宿命」から8年、捨て殺しにされた義父、勝ち誇る妹に対し壮絶な骨肉の「血の戦い」に挑む。
筋はベタで捻りなしだが、権力欲・金・愛憎のみで人物を描いてみせる楡版「華麗なる一族」。なかなか楽しめた。
「宿命」上下巻の続編ではなく「血戦」でセット。続編3も必ずあるだろう。
ただ、頂点を狙う「崇」が、母「三奈」義父「眞一郎」に比べ弱すぎるので、そのためにはもっと大きく非情に成長させないといけない。
その時、楡版ハードボイルドなら、頂点に上り詰めた後でどん底に落ちて人間性に気づいて完という甘い形ではなく、権力に向かいすべてを打ち捨てて、吐き気を催すような「ここまで描くか、これじゃ読者が救われない」といったものを描いて欲しい。今それを描けるのは楡さんくらいじゃないだろうか。 -
Posted by ブクログ
権力と金、野望と愛憎の楡ハードボイルド作品。「小説現代」全16回連載。テレビドラマ化。
東大安田講堂攻防戦に参加し革命を目指す女性活動家「有川三奈」と、「権力の内部に入り込み頂点を目指す苦学生「白井眞一郎」。互いに愛し合うも30年の時を経て、病院グループの経営者、与党政調会長として息子と娘の見合いの席で再会。呪われた「宿命」が動き出す瞬間。
ただ、息子「崇」の出生の秘密も、縁談のために捨てられた「宣子」の復讐劇も中途半端。結末も何も完結していないで終了・・・。これで終わられたのではたまらないと思ったら、2012年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2「血戦」』。そりゃそうだろ、これで終わりなら★★。次に期待の★4。 -
Posted by ブクログ
楡周平の中国歴史物。というか歴史物の形をとったフィクションのハードボイルド作品。
北方謙三の2001年の「楊家将☆5」を彷彿とさせる楡版「楊家将」。「楊家将」を読んで「自分ならこう描く」というような印象。衝撃のデビュー作1998年の「Cの福音」から、最近は「再生巨流」「ラストワンマイル」「プラチナタウン」など企業アイデア本でハードボイルドさが消えてきたが、2003年に中国物でこのような面白い本を描いていたとは。
民から尊敬を一身に集める父「忠英」と、敵国の師「春申」、いわれなき罪を着せられてもあくまで帝に忠誠を尽くすピュアな「趙浚」。最後の150ページ以上に渡る迫真の戦いと駆け引き、愛と人の生き様に泣けた。
「忠臣あっての国。国あっての帝。忠には慈悲を以て報いるが帝の務め。それなくして一命を賭して忠に励む臣なし」
「趙浚」に感情移入出来るかがどうかとというところと、悔しさで泣かせた「楊家将」との差か。しかし、面白い。お勧めの☆4.5 -
購入済み
思ったことを素直に伝えたい
テレビなどのメディアを通じて伝わることと、現実社会のギャップを素直な思いで綴っていると思います。
テレビが見られななくなったというのは、そういう部分にもあるのではないかと思います。どちらかというと、インターネット上の多くの人の発言が本音(暴言)かもしれないという中で、テレビなどのきれい事は見るに堪えないという気持ちが視聴者にでてきているのではないでしょうか?
現代の若者や多くの人に楡さんの気持ちを伝えている本だと思います。
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ネタバレ処女作「Cの福音」よりかなり面白い。重武装集団が原発を狙うと同時に警視庁、米国大使館が爆破。オウムを題材にしている宗教団体によるクーデターが始まる。後半まで非常に面白い展開でふと気づく。残り40ページ程度しかない。これで終結できるのか?そこから一気にあたふたと結末に至るのは惜しく、偶然の結末に近いのが少し残念。2巻物にしてほしかった。
主人公「川瀬雅彦」が6作目で「Cの福音」の悪のヒーロー「朝倉恭介」と対決するらしいが、この時点で1作目の「Cの福音」との関係はなく、唯一1作目で朝倉恭介が起こした事件が一行挿入。それぞれをどう育てていって対決させるのか、とても楽しみ。楡は最初から対決させる設定で書いていたのだろうか?処女作からそういう構想で書いたとするとそれもすごい。