楡周平のレビュー一覧

  • クラッシュ

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    飛行機 オタクには お勧めのような気がする。
    専門用語が ふんだんに出てくるし 
    その操作に関する 詳しい 状況が なんともいえない感じがする。

    まさに 飛行機で 動いている。
    クローズドシステム であることは わかっていても
    基本システムが 改ざんされれば 
    3つのコンピュータがあってもどうしようもないのだ。

    ニンゲンの誤解が生み出す 狂気。
    善人が 悪人になる 瞬間。
    これが 描ければ 小説としては いうことがない。
    二つの絡み合った 嫉妬が 大きな事件を巻き起こす。
    げに オンナ は こわいなぁ。

    川瀬雅彦が キーマンになりそうで、キーマンにならないところが
    もどかしいところで トレーシーの活躍が 目を見張る。
    群像 が主人公 みたいだ。

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    2012年10月25日
  • 血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2

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    「宿命」から8年、捨て殺しにされた義父、勝ち誇る妹に対し壮絶な骨肉の「血の戦い」に挑む。
    筋はベタで捻りなしだが、権力欲・金・愛憎のみで人物を描いてみせる楡版「華麗なる一族」。なかなか楽しめた。

    「宿命」上下巻の続編ではなく「血戦」でセット。続編3も必ずあるだろう。
    ただ、頂点を狙う「崇」が、母「三奈」義父「眞一郎」に比べ弱すぎるので、そのためにはもっと大きく非情に成長させないといけない。
    その時、楡版ハードボイルドなら、頂点に上り詰めた後でどん底に落ちて人間性に気づいて完という甘い形ではなく、権力に向かいすべてを打ち捨てて、吐き気を催すような「ここまで描くか、これじゃ読者が救われない」といったものを描いて欲しい。今それを描けるのは楡さんくらいじゃないだろうか。

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    2012年07月22日
  • 宿命(下) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

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    権力と金、野望と愛憎の楡ハードボイルド作品。「小説現代」全16回連載。テレビドラマ化。

    東大安田講堂攻防戦に参加し革命を目指す女性活動家「有川三奈」と、「権力の内部に入り込み頂点を目指す苦学生「白井眞一郎」。互いに愛し合うも30年の時を経て、病院グループの経営者、与党政調会長として息子と娘の見合いの席で再会。呪われた「宿命」が動き出す瞬間。

    ただ、息子「崇」の出生の秘密も、縁談のために捨てられた「宣子」の復讐劇も中途半端。結末も何も完結していないで終了・・・。これで終わられたのではたまらないと思ったら、2012年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2「血戦」』。そりゃそうだろ、これで終わりなら★★。次に期待の★4。

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    2012年07月21日
  • クーデター

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    「朝倉恭介」VS「川瀬雅彦」シリーズ第2弾。

    日本海でロシア船が爆発炎上し、米原潜が巻き込まれ航行不能に。
    さらに謎の武装集団が上陸し、日本が未曾有の危機となる物語。

    ある現実の宗教団体を彷彿とさせるテロ行為の数々。
    そんな危機を報道カメラマンが真相を究明します。

    テロ集団の緻密の計画と実行力、そして信念が凄まじいいです。
    こんな相手に日本は勝てるのかなと…。
    そんな緊張感を与えてくれる作品でした。

    重量感ある小説を読みたい方にオススメの作品です。

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    2012年07月17日
  • 青狼記(下)

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    楡周平の中国歴史物。というか歴史物の形をとったフィクションのハードボイルド作品。
    北方謙三の2001年の「楊家将☆5」を彷彿とさせる楡版「楊家将」。「楊家将」を読んで「自分ならこう描く」というような印象。衝撃のデビュー作1998年の「Cの福音」から、最近は「再生巨流」「ラストワンマイル」「プラチナタウン」など企業アイデア本でハードボイルドさが消えてきたが、2003年に中国物でこのような面白い本を描いていたとは。

    民から尊敬を一身に集める父「忠英」と、敵国の師「春申」、いわれなき罪を着せられてもあくまで帝に忠誠を尽くすピュアな「趙浚」。最後の150ページ以上に渡る迫真の戦いと駆け引き、愛と人の生き様に泣けた。
    「忠臣あっての国。国あっての帝。忠には慈悲を以て報いるが帝の務め。それなくして一命を賭して忠に励む臣なし」
    「趙浚」に感情移入出来るかがどうかとというところと、悔しさで泣かせた「楊家将」との差か。しかし、面白い。お勧めの☆4.5

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    2012年06月27日
  • 血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2

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    楡周平はいつ読んでも面白いですねえ。

    人物描写がいいんです。本質をついています。
    生々しさがいいですね。

    シリーズものなので、前作を読んでからがいいです。

    終わり方を見ると、まだ続くかも?

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    2012年06月20日
  • 再生巨流

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    ビジネス小説って面白い!
    どんなに営業力があっても企画力があっても、会社の資金がなければプロジェクトを実現できない。資金を動かすには社内での根回しが必要になる。図体の大きい会社って、ぶち上げるプロジェクトが大きくなるほど、身動きとるのが難しくて大変なんだな。
    チームプレーの危うさも心強さも、リーダーの統率力の大切さも、ハラハラするドラマに盛り込まれていて、社運を賭けたプロジェクトが達成に向かうまでのエネルギーを感じられる。読んでいるうちに、仕事に全力を傾ける登場人物達が羨ましくなってくる。

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    2012年06月14日
  • クラッシュ

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    しばらく飛行機には乗りたくなくなります。

    コンピュータの暴走…。
    機械まかせに過ぎるのもこわい感じがしてきます。

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    2012年06月10日
  • 朝倉恭介

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    この終わり方はないでしょー!と言いたい。

    シリーズ6作目。
    あの“朝倉”がただの人になっちゃった。残念。

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    2012年06月10日
  • ラスト ワン マイル

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    ウエブサービスは無料で利用するのが当たり前な時代に、ショッピングモールのテナント料金を無料にするというアイディアに目をつける。稼ぎ頭はアナログな方法で収益を得、TV局も巻き込んでのビジネスモデルを構築する。ビジネスモデルを構築するまでの苦悩や、お互いの敵は味方なのだとTV局も巻き込んでの展開など。現実、ありそうな話である。最後までワクワクさせてくれた。

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    2026年02月10日
  • 異端の大義(下)

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    会社に対する甘え。
    きっと誰かが何とかしてくれる。
    従業員の全てが与えられた任務を全うしない組織は必ずや滅びる。
    企業は人なり。
    この言葉を胸に刻もう。

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    2012年05月05日
  • 異端の大義(上)

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    SADA
    セールス・アドミニステレーション ・ディストリビューション・アドバタイズメント
    売上額によって業務、物流、広告の経費比率を決定する事。
    ここでも自分の仕事と具体的に接する事が有り、人材離れなど企業が直面する問題もまた正確に反映されている為、この世界にどっぷりと入れる。

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    2012年05月05日
  • 宿命(上) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

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    サブタイトルの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」に惹かれて思わず購入。内容的にも個人的に関心度の高い69年安保闘争の学生運動が伏線となり、そこから30年たった1999年の世界で、繰り広げられる親子2代に渡り権力を求める運動が再始動する。そこには、思わぬ因縁が。予断を許さない政治権力を求めるドラマは読み応えがあります。オススメです!

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    2012年05月01日
  • 血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2

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    ネタバレ

    前作を読んでから結構間があいてしまったので、登場人物がごちゃごちゃになってしまった。できれば通読をオススメします。

    楡周平さんの作品は毎回、どんどんページを捲ってしまう力を持っていると思うのですが、その力は今回も健在。あっという間に読んでしまいました。

    最初のページで出てきた登場人物が、全然本編では触れられなくて、「あれ?で、あの人は・・・?」って感じたときに最後の最後で登場。ひょっとして「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」のシリーズはこれからも続くかもね。

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    2012年04月15日
  • 衆愚の時代

    購入済み

    思ったことを素直に伝えたい

    テレビなどのメディアを通じて伝わることと、現実社会のギャップを素直な思いで綴っていると思います。
    テレビが見られななくなったというのは、そういう部分にもあるのではないかと思います。どちらかというと、インターネット上の多くの人の発言が本音(暴言)かもしれないという中で、テレビなどのきれい事は見るに堪えないという気持ちが視聴者にでてきているのではないでしょうか?
    現代の若者や多くの人に楡さんの気持ちを伝えている本だと思います。

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    2012年02月22日
  • 朝倉恭介

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    6巻最終章。悪のヒーロー朝倉恭介がどんどん追い詰められていく。冷酷で完璧主義者の朝倉に完全に感情移入している自分がいる。建前だけで何も責任をとろうとしない社会に対する反抗が、正義を振りかざす川瀬よりも朝倉に共感をもたらすのか。続編に期待。久々に楽しいエンターテイメント作品でした。

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    2013年01月10日
  • ターゲット

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    第5弾「クラッシュ」このシリーズ最高の出来映え。朝倉恭介がCIAに嵌められ工作員として北の生物化学兵器散布を阻止する。★★★★★ いよいよ最終章へ。

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    2013年01月10日
  • クラッシュ

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    ネタバレ

    プログラマーがサイバーテロで最新旅客機を制御不能にし、世界を破壊し尽くしていく。川瀬雅彦の役割がよくわからないが、川瀬がいなくても単独物として十分楽しい。1作目「Cの福音」朝倉恭介で麻薬密輸、「クーデター」川瀬雅彦で宗教テロ、「猛禽の宴」恭介でマフィアの抗争、この「クラッシュ」川瀬でサイバーテロ。次は。

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    2012年05月12日
  • 猛禽の宴

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    ネタバレ

    「Cの福音」の「朝倉恭介」がニューヨークマフィアに挑むエンターテイメント作品。マシンガンやロケットランチャーだけでなく、攻撃型ヘリ「コブラ」まで出してきてしまった。処女作から5-6連作前提で恭介VS雅彦を育てていく発想と自信はみごと。次の4作目では「川瀬雅彦」をどう育ててくれるのか。

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    2012年05月12日
  • クーデター

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    ネタバレ

    処女作「Cの福音」よりかなり面白い。重武装集団が原発を狙うと同時に警視庁、米国大使館が爆破。オウムを題材にしている宗教団体によるクーデターが始まる。後半まで非常に面白い展開でふと気づく。残り40ページ程度しかない。これで終結できるのか?そこから一気にあたふたと結末に至るのは惜しく、偶然の結末に近いのが少し残念。2巻物にしてほしかった。
    主人公「川瀬雅彦」が6作目で「Cの福音」の悪のヒーロー「朝倉恭介」と対決するらしいが、この時点で1作目の「Cの福音」との関係はなく、唯一1作目で朝倉恭介が起こした事件が一行挿入。それぞれをどう育てていって対決させるのか、とても楽しみ。楡は最初から対決させる設定で書いていたのだろうか?処女作からそういう構想で書いたとするとそれもすごい。

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    2012年05月12日