楡周平のレビュー一覧

  • 終の盟約

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    202208/自分も自身に対しては安楽死・尊厳死を望むけど…。重く難しいテーマでの長編、楡周平ならではの見事な筆運びですいすい読めたし、弟嫁のキャラ描写がうますぎてこわいぐらいだった。

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    2022年09月14日
  • Cの福音

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    なかなかハラハラされられた。
    ちょっとグロいシーンもあったし、結末は若干読めたけど、話の展開や表現が分かりやすく、一気に読むことができた。

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    2022年08月28日
  • 鉄の楽園(新潮文庫)

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    面白かったけど、途中、同じことの繰り返し感があって、少し中弛みした気がした。
    頑張ろうって気にさせてくれたのがよかった

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    2022年08月13日
  • 介護退職

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    万事において、身に降りかかる出来事は運命と受け入れ、前に進むしかないのだという覚悟をすることです。今の私がなすべきことは、過去を悔やむことではありません。どんなことがあっても家族を守る。それ以外にないということです。

    唐木栄太郎は、垣谷美雨さんの小説の登場人物とは格が違う…

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    2022年07月10日
  • 介護退職

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    主人公と同年代であり、母を田舎に独り暮らしさせている自分がこの物語に直面したら何ができるのだろうかとあらためて考えさせられる一冊でした。

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    2022年05月28日
  • 鉄の楽園(新潮文庫)

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    途上国への高速鉄道導入をめぐる経済小説。途上国事情がわかりタメにはなったが、話がすべてトントン拍子に進んで、スリルに欠ける。

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    2022年05月23日
  • 象の墓場

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    デジタルの時代でPCに膨大な写真が保存されているが、みんなで見るという行為はほとんどない。

    銀塩写真で作ったふるいアルバムを見返すことはあるのにね。


    本編を読んだ後に解説の最後に書いてあった事

    印象に残ってます

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    2022年05月14日
  • 未来のカタチ ~新しい日本と日本人の選択~(小学館新書)

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    お気に入りの作家。新書は初めて。
    少子化を語る。
    打開策が「ネスティングボックス」
    子育てに特化した医療、保育、教育施設、スーパーなどを併設する巨大集合住宅。
    一番下の子供が義務教育を終えるまで無料で住める。
    こうした構想。

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    2022年03月25日
  • バルス

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    非正規労働者の酷い状況を打破しようと模索する若者たちの物語だが、現代の重要な問題を洗い出している啓発的な小説だ.百瀬陽一が就職浪人として働くスロットでの経験を前向きに捉えて、週刊近代の内海健太郎とのやりとりが始まる.宅配便のトラックが一斉に発火事故を起こし大混乱が発生し、犯人バルスから派遣労働者の待遇改善要求が出る.最終的に百瀬がバルスの正体を察知し健太郎の筆力で前向きな方向に転換できた結末はやや楽観的な面もあるが、現実の日本での問題点を指摘した先進的な物語とも言えよう.

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    2022年03月22日
  • 猛禽の宴

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    ネタバレ

    夫の友人からお借りしました。
    Cの福音の続編、朝倉恭介シリーズです。

    恭介のダークヒーローぷりがめっちゃカッコよく、本作でも更なる活躍を期待しましたが、それよりはNYイタリア系マフィアの内部抗争が主軸となっており恭介の出番が思ったより少なかったのが残念でした。
    とはいえ、テンポよく物語が展開し、最後はハリウッド映画なみの派手な復讐劇。
    完璧な作戦と戦闘の腕がホントにカッコよかった~
    ハードボイルド小説ってたまに読むとアガるね。

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    2022年03月22日
  • Cの福音

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    人が死んだり、グロい描写(麻薬に侵されていく様子等)は苦手なのだが、
    のめり込んで読んでしまった。
    おもしろい!
    物流の仕組みを使った犯罪なんだけれど、
    物流に詳しくない読者にも理解できるよう
    ちょうどよい説明を加えてくれている。
    これ、ほんとにフィクション?
    終わり方もおしゃれ。

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    2022年02月10日
  • ドッグファイト

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    流通をめぐる企業間の駆け引きが面白かった。
    他職種の人と接する機会が少ないので、こういう企業の実情を詳しく説明してくれる小説は色々と気付きがあってよかった。

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    2022年01月24日
  • サリエルの命題

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    コロナの前にこれ書いてたんやな。
    楡周平君て予言者か。
    しかし、政治家のワクチン接種は笑うたわ。リアルでも同じような事してるんやろなあ。

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    2021年12月26日
  • サリエルの命題

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    この作品のすごいのは、新型コロナが流行する前に書かれたことだ。
    まるで予言したかのように。現実と違うのは治療薬の存在。
    オチは笑える。我先にワクチンを打った政治家たちが副作用でバタバタと倒れていく。

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    2021年12月18日
  • ぷろぼの 人材開発課長代理 大岡の憂鬱

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    『上司と仕事は選べない』大手電機メーカーリストラ部門で、上司の手段を得らばない悪質な手口に心を傷める人材開発課、課長代理大岡の憂鬱。サラリーマンである以上『上司と仕事は選べない』と自身を宥めすかしながら働いている人が多数なのでは。ここで登場するNPO『プロボノ』での活動が大きな救いとなる。諦めがちな現状も視点を変えれば突破口が見つかるヒントが得られるのかもしれない。

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    2021年12月05日
  • プラチナタウン

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    1.著者;楡氏は、大学院卒業後に写真用品の大企業に入社。在職中に出版した「Cの福音」で作家デビュー、当書はベストセラーとなりました。その後、退社し執筆に専念。「クーデター」を始め、6連作のシリーズはすべてベストセラーとなり、6作合計で当時250万冊を突破したそうです。「再生巨流」はテレビドラマとなり、ATP賞ドラマ部門の優秀賞を受賞。本書の「プラチナタウン」もテレビドラマになりました。氏の著作は、スリラーとハードボイルドとアクションを取り入れた作品群が特徴でした。しかし、『再生巨流』を発表してからは経済小説をメインに執筆しています。
    2.本書;出世の道を外された商社部長の山崎(主人公)は巨額の

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    2021年10月30日
  • 再生巨流

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    楡周平さんの作品を初めて読みました。今あたりまえになったネット通販そして翌日配送、また文具、電気、事務機器のリンクは非常にリアリティがあり20年前に同じ業界で働いていたのでその当時を振り返るような感覚で読み進みました。楡周平さんの他の本も読んでみたくなりました。

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    2021年10月24日
  • 修羅の宴(下)

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    イトマン事件をモデルにした小説。

    バブル時代の様子がよく分かる。
    かなり無理な投資をしているが、バブルは弾けるまでは誰も分からないというのが、登場人物の行動や心情を通じて描かれている。

    銀行の学歴偏重主義も勉強になる。これは殆どの大手企業はどこも同じだろうが。

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    2021年10月13日
  • 修羅の宴(上)

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    イトマン事件をモデルにした小説。

    バブル時代の様子がよく分かる。
    かなり無理な投資をしているが、バブルは弾けるまでは誰も分からないというのが、登場人物の行動や心情を通じて描かれている。

    銀行の学歴偏重主義も勉強になる。これは殆どの大手企業はどこも同じだろうが。

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    2021年10月13日
  • ミッション建国

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    主人公は政権与党の青年局長を務める30代の若き政治家。少子化問題をどうにかしようと若手議員を集めて勉強会を開催して党に提案しるために奔走する。
    震災後、オリンピック前に執筆された作品ではあるが現在の無策の政治を痛烈に批判している。

    こんな政治が実現すればいいなと思う。
    国は国民主導とは言うがやはり舵取りしているのは政治家なわけで、彼らが本気にならないと国は変わらない。
    この話はあくまでも小説なので水面下では一枚岩でめでたしな感じだが、できればもう少し現実味があるストーリーにしてほしかった。

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    2021年08月29日