楡周平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
直前に読んでいた本がべらぼうに読みにくかったので、
ちょっとストレス解消に楡さんの小説に手を出しました。
圧倒的な読みやすさと展開が気になって気になって仕方なく、
あっという間に読み切ってしまいました。
(もっと味わってもよかったかも。。)
ココイチを彷彿とさせるカレー屋チェーンの世界展開を小説にした本ですが、
元マクドナルドCEO原田氏を彷彿とさせるプロ経営者が、
創業者から経営を引き継いだものの、会社経営をメチャメチャにしていくという
ある意味正義vs悪の構図がとても分かりやすい仕立てです。
(実際の原田氏はそこまで悪ではなさそうですが、これはあくまでフィクションです。)
この辺り、池井 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
『税金で作り上げられた』郵政の民営化によって更なる値下げ競争に巻き込まれた運輸会社をはじめ、信念を持って変化をし、受け入れ、情熱を生み出す数多くの人間たちを描いた2009年発売の「ラストワンマイル」
コロナ禍で変化を恐れてしまう貴方にこそ今手に取って欲しい。
急激に成長したネット通販会社『蚕の市』と、創業から安値で世話をした結果裏切られる『暁星運輸』
資本主義では当然の原理。ただ果たして下請け最下層の運輸、物流業であるからこそ仕方ないことなのか。
いや、最下層の物流業であるからこその発送、いや発想で光を見いだす。それを頭ごなしに無理だという上司。新しいことをするには突き進む信念が大 -
Posted by ブクログ
いや~結構つだまらない小説だった。。
とはいえ、これは嫌みではなく最大限のほめ言葉。
これからの日本にはミッション(大局的な目指すべき姿と言いましょうか)が必要という政治小説。
小泉進次郎がモデルになっていると思われる。
楡さんのオリジナルの日本再建プランがとてもユニークな上に、
政治家の思惑なども詳細に書かれていて
「なるほど政治家はそんなことを考えていたのか…」ととても勉強になる。
政治の世界にさほど興味のない自分にも、
政治の現実と日本の危機感を伝えてくれるリアリティーのあるフィクションだった。
が、フィクションのようで、フィクションには思えない。
将来の日本の姿を映し出しているよ -
Posted by ブクログ
ダイエー創業者の中内氏のストーリーをかなり加工して、
フィクションにした小説。
安定の楡さん。
正直、主人公に共感は出来ないし、好きになれないけれど、やはり面白いです。
戦後の混乱期から主人公が顧客ニーズに目を付け、
スーパーマーケットを日本に浸透させていく様は流石としか言えません。
そんなビジネス視点に痴漢冤罪という小ネタをはさんでくるところが楡さんの面白いところ。
痴漢冤罪なんてテーマ、基本的には興味がないので、
こういったところで小説に盛り込んでくれることで、
自分の幅も広がって、有難い限りです。
ちょっと残念だったのが、話の落ちが何となく読めてしまったところ。
某登場人物がいきなり -
Posted by ブクログ
夫の友人からお借りしました。
普段自分からはあまり手に取らないハードボイルド系エンタメ小説でした。
面白かった!
ただ、終盤、台湾マフィアと差し向うシーンは「手に汗握る展開」のはずでしたが、主人公がカンペキ過ぎるダークヒーローだったので安心感が勝ってしまい、イマイチ緊張感が出ませんでした(笑)。
それと、コカイン中毒による副作用が強烈でゾッとしました。
作中でマフィアに利用されるエリート商社マンは「マリファナなら遊びでやったことがあるし大丈夫」という気持ちから手を出してしまうのですが、その思考回路がとてもリアルでコワイなと。
と同時に、芸能界で時々逮捕される人たちは、自制心をもってバレない -
Posted by ブクログ
私にとって久々の楡周平
時代は今から10年以上前の日本!
IT企業による企業買収問題、郵政民営化、下請け企業へのダンピングなどを題材とした作品!
今現在、本作品を読む事で作者が今の時代を予見していたかのような予言書のような作品に仕上がっております。
物流大手の暁星運輸はかつて無いほどの窮地に立たされていた、大手コンビニとの専属契約解消に近い契約変更と、ネット通販会社『蚤の市』からの事実上の値下げ指示の取引条件の変更!!!
このままでは会社が・・・
という状況下で主人公の広域営業部営業課長の横沢哲夫が立ち上がる!
物語中の『ラストワンマイルを握っている我々が一番強い』という言葉に何故