楡周平のレビュー一覧
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【感想】
続編の「和僑」から先に読んだので、まぁまぁネタバレな箇所も多かったが、それを差し引いてもとても面白い1冊だった。
やはり読んでいて感じるのは商社マンのビジネスセンスと目敏さかな。
現実的な目線を損なわずに、しっかりとビジネスチャンスを活かすノウハウと嗅覚を持っており、それを実行に移して実現させる能力は読んでいて痛快だった。
同じビジネスマンとして、やはり商社マンは能力が違うのかも・・・・
結末が分かっていたから少し興ざめな箇所もあったが、出てくる登場人物のキャラもとても立っていて、台詞ひとつ取っても本当に面白い。
なんてゆうか、登場人物みんな頭が良すぎる。笑
月並みな感想だが、自分 -
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【感想】
いやー、本当に面白かった!!
この本に出逢えて本当に良かった!!と思える1冊。
前作の「プラチナタウン」を読んでおらず、というより途中でこの作品が続編ということに気がついたが、前作を読んでいなくても充分に楽しめた。
小説というジャンルだけではなく、ビジネス書としても為になる1冊だった。
「プラチナタウン」という組織を元に、現在の高齢化社会が抱える問題だけでなく、その数十年後に日本の迎えるであろう将来について書かれたテーマ。
決してSFチックではなく、今からでも容易に想定されるレベルの問題の大きさに、読んでいて耳が痛くなるというか、絶望感に苛まれてしまう・・・
日本にはこんな残酷な将 -
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岩手工場の閉鎖業務に送り込まれた高見
しかし、現場の写真と組合とひざを突き合わせ話をし、理解を得ながら、工場へ伊勢業務を
確実にこなしていく。
そんな中、工場の従業員が自殺をする、その対応も上層部は保身に走り、高見は、今まで全く経験もない
営業の子会社に左遷される高見、湯下は高見を退職に追いやろうと画策する。
そんな中、父の病気は悪化し、ついにこの世を去ることになる。
この時期と合わせて、入社以来勤め上げた会社を去ることを決意
そんな中、アメリカでひょんなことで出会った、ジョン・ノーマンと展示会で再開する。
そこで、ジョン・ノーマンの会社、カイザー社への転職が決まり、単身、北 -
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ソアラ(コダック)の物語。
コダックの社員だった楡周平が 物語にするのは、
自分の中に 大きな葛藤があったのだと思う。
自分のやって来たことの意味が 問われるからだ。
それでも、冷静に 客観的に とらえる努力をして
大企業が崩壊していく過程を書いたのは、すばらしいことだと思う。
コダックは、フィルムメーカーとしては 世界でトップ。
エクセレントカンパニーと言われていた。
フィルム、現像、そしてプリント。
三つの美味しい事業で成り立っている。
利益率は 1ドルの売上で70セントもあるという。
そこにも、デジタル化の嵐が 巻き起こり始めた。
物語は 1992年から始まる。
最上は、デジタルカメ -
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実は…特段に作者の名を確認せずに本作を眼に留め、タイトルと「沖縄でのテロを阻止すべく戦う」というような紹介だけで「これ!!」と入手して愉しんだのだが…この作者…最近は作品の幅を随分広げているようだが、1990年代に「不敵なダークヒーロー」が活躍する、犯罪や謀略の絡むアクションのシリーズで好評を博していた作家だ。幾つか、愉しく読んだ記憶も在る。或いは原点に戻ったのか?または、近年の様々な情勢の中、彼が創造する「不敵なダークヒーロー」の暗躍が「必要!?」とでも思ったのか?
この種の作品…暗躍するテロ実行犯を倒すような辺りが爽快である他方、一定程度の事実を交えて綴られる“世界情勢”や「日本の様子」 -
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今の問題意識にぴったりの本である。
新聞がはじめにあり、そして ラジオ、テレビ。
新聞は 確かにクオリティペーパーである必要があるが
しかし、読む人のニーズにあわせなければならない。
ラジオ、テレビが 戦後やって来る。
それを 財界が中心になって ラジオ局をつくる。
さらに テレビ局も。
その野望を もつ 若杉。
それをサポートする 澁沢。
アメリカのドラマを 日本にもってくる。
東京帝大、海軍経理学校という経歴を持つ澁沢。
アメリカの船にぶつけられた船に乗っていて 生きのびる。
『活かされているのではないか?』
という事で、新聞記者として スター記者になる。
極東新聞が 大きく飛躍して -
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ふーむ。面白かった。
『吉野』は いいなぁ。
がむしゃら。走った後はぺんぺん草もはえない。
こういうオトコが 主人公の物語は、
実に 気持ちがいい。
それいけどんどん。
24時間闘えますか。という ビジネス戦士。
部下に対しても 鉄拳をふるう。
アサップ。ASAP;as soon as possible!
そして、アイデア 発想力。ひらめく瞬間が面白い。
それを事業にまで落とし込める企画力、突破力、実行力
ちょっと、フライング気味が いいなぁ。憎めない。
インベントリーコントロール。ジャストインタイム。
PHS。それが、キーワード。
そして、コンセプチュアルデザイン。
お母さん、そして娘。 -
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IT産業のきらびやかさ
『蚤の市』がわずかな期間に ネット販売の勝ち組となった。
物流業者の 暁星運輸の横沢は、蚤の市のスタートから、協力した。
しかし、物流費のバックマージンを要求された。
額にして 8億円近い。そのことは、利益を吐き出すことになる。
基本的には 拒絶、そして 取引停止になる。
その前には コンビニが 値下げ要求してきた。
大きな要因は ゆうパックが 進出してきたからだ。
コストは 明らかに違い コンビニも撤退しなければならない。
物流業者は どう展開したらいいのか?
それを 宮城の妻の実家の トウモロコシとトマトを
食べたことで、新しいビジネスモデルを思いついた。
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