楡周平のレビュー一覧

  • 限界国家

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    小説というより日本経済の未来を予見する経済書。
    楡周平氏のことだから、おそらくベースとなる情報とデーターは事実に基づいたものだろう。
    地方から人が減って都市部に集中する。その地方の減少を「限界集落」と呼ぶが、これが国家単位で進み、やがて日本が「限界国家」になるという予想。
    日本経済をリードしてきた老練の経営者と、まだ学生ながらベンチャーを立ち上げた若い経営者の議論が面白い。老齢な若い経営者が日本を対象にしていないビジネスモデルを説明すると、老齢経営者が「日本に見切りをつけるのか?」そして日本が衰退することに対して君たちは救おうと思わないのか、といった発言をする。しかし若手は、こんな日本にしたの

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    2026年01月17日
  • ラスト ワン マイル

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    物流のラストワンマイルを担う自社の強みを生かし、今までの請負体質から脱却しネット通販という新規事業を立ち上げていく小説。時代は郵政民営化の時期でサラリーマンはPHSを使い、ネット通販も黎明期。上から目線の顧客をギャフンと言わせる痛快さがあり、新規事業を立ち上げ周囲の仲間を巻き込んでいく様にはワクワク感があり、事業構想も著者で実際に立ち上げたことがあるかのような緻密さがあり、楡ワールドに引き込まれるのは待ったなし。役所勤めだとあまり経験することはないけど、企業の会社員がボトムアップで新規事業を立ち上げていくことへの憧れが強まった。

    "安定は情熱を殺し、緊張、苦悩こそが情熱を産む&qu

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    2025年12月30日
  • 限界国家

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    人口に関わるデータはいろいろな本やネットなどで見ていた数値だが、小説と言う形態で語られると何か違ったリアリティーを感じてしまう。このままでは限界国家だが、まだまだやりようによっては変えることができるはず。そういう希望を見える。まぁ共通しているのはピケティが言う、持っているものはさらに豊かに、持たざるものは、持つ事は無い。差は開いていく一方である。その原理に乗っ取れば、持つべき人になったほうがいいよねー

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    2025年12月15日
  • ドッグファイト

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    面白い。
    仕事は擦り切れるまで考えて、外に出てヒントを得よう。ぎゃふんと言わせたことが痛快です。
    ただ元々いた経営企画部の次長は出てこなかったのが残念。

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    2025年12月13日
  • 限界国家

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    最近どこかでよく耳にすることが小説の形で書かれているのだが、こうして落ち着いて文字として読んでみると改めてハッとする部分が多かった。個人的に面白いのは、次世代技術としてメタバースとNFTを中心に取り上げる一方で、AIについておそらく全く触れていない点。本書が単行本として出版された2023年6月からの2年半で、生成AIは生活に広く浸透したが、そこを予言していない点に、時代の変化が速く、劇的で、予想が難しいことの証明にもなっているような気がした。

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    2025年12月05日
  • 限界国家

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    少子高齢化、DX、人口減少、過疎化、国の財政難など、様々な社会課題を分かりやすく伝える小説。

    ベンチャー企業を立ち上げて挑戦する気概はないが、世の中の動きを的確に捉える、挑戦する若者をサポートするなど、次世代のために自分でもできることを考えさせてくれた。

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    2025年12月04日
  • TEN 下

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    前職ホテルマンだった事もあり、
    キツくて辛いことも多かったけど、それよりも好きだった事を思い出してふけてました。
    楡周平先生の作品はマジで仕事がしたくなる。
    まさにこれに尽きる。
    運が良いと感じる自分になろう。
    出会いは一期一会。


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    2025年12月03日
  • TEN 上

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    楡先生は、ビジネス小説が上手い。
    仕事でワクワクさせられる。
    早く仕事がしたくなる。
    このアガる感じ、自分がキツい時には薬になる。
    もう少し頑張ってみよう。
    下巻も楽しみ〜

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    2025年11月29日
  • 逆玉に明日はない

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    ビジネス小説でもあり、ミステリーの要素もあり、色々なものがごちゃ混ぜになった小説。
    つまるところ、美味しい話なんてない。
    結局は自分で果実をつかみ取らなければいけない。
    というメッセージが伝わった。
    個人的には、華子との絡みを続編で読みたいと思う。

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    2025年11月15日
  • 限界国家

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    久しぶりに本屋さんに行った時に文庫本化されたと宣伝されていて興味を引いた本です。限界集落という言葉を聞いたことがありますが、限界国家とはスケールの大きな話だなと思って興味深く読みました。小説の形を取ってはいますが、著者の楡氏の人口減少が確実視されている日本の将来の問題点を述べています。

    この本の特徴は、人口減少による悲惨な面だけを記述するのではなく、人口が減少したからこそ起きる良い変化についても述べています。本の中で述べられていたことで共感したのは、自分が経験したことは、世代が離れた若い人や子供には役に立たないどころか、下手をすれば害になるということです。

    私は親に与えられたコースを辿って

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    2025年11月07日
  • 象の墓場

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    コダックかな?家庭用のアナログの写真を取り扱う企業の
    マーケティング担当者が主人公。
    業界は私の働くところとは全然違うけれど、
    マーケティングって何をするところ?というのが、
    物語を通して伝わってきます。

    楡周平さんの作品は2作目
    始めは世界観に追いつくのに時間がかかりましたが、途中からは専門用語を読み飛ばしながら
    読むことにしたので、大分楽になりました。

    時代設定は今から2〜30年前の外資系企業。
    40代の私はフィルムカメラから、プリクラ、APSフィルムなどの流行を見てきた立場。
    街のお店も、カメラ屋さんでフィルムの現像をしていた時代から、年賀状の印刷をするようになった時代など、気がつけ

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    2025年10月19日
  • 限界国家

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    少子高齢化の行き着く先とAIの進化がもたらす影響を考察した小説。
    人口動態が経済を予測する上で最も蓋然性の高いデータであることは周知の事実である。それを真剣に考えると日本の産業の先細り、高齢者増加に伴う社会保障負担の増加は避けられない。ならそれに対してどのように産業を変革していくことが日本を豊かに維持できるのかについて真剣に考えさせられる本だった。本書で取り上げられていたプロジェクト単位の人材採用やSNSを用いて世界から人材を探しにいくという考え方には納得感があった。いまだに新卒一括採用を行い、足元の身になるかわからないような人材育成をする大企業で働いていても目に目えない速度で成長している経済

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    2025年10月18日
  • 雌鶏

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    一気読みしました。読後感はあまり良くない。日本は米国に陰から操り続けられてるのだろうかと思うとガックリです。

    それとさすがに占い師がだれなのかは気づきそうなものです。容姿は変わっても声質や癖はそう変わらないものなので。深くつき合ったのならなおさら。その点があまりにも不自然で無理がある。

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    2025年10月15日
  • ミッション建国

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    裏表紙に「政策提言小説」と書かれていたため、一小説家の独りよがりな政治思想が散りばめられているのかと思いきや、2010年代半ば時点での日本の現状の課題に関する調査・分析から、骨太なビジョンを提案しており、並の政策論よりはるかに優れた政策提案になっていると感じた。また、改憲論議の裏にある政治的思惑などを、永田町と霞ヶ関のロジックに基づいて多様な視点から描いている点、さらにその深い考察を非常に読みやすいストーリーに落とし込めている点、著者の圧倒的な力量を感じた。
    小説家ってこんなことができるんだなと感銘を受けた

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    2025年10月09日
  • サンセット・サンライズ

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    『サンセット・サンライズ』

    この言葉の真意を知った時に、人の想いの温かさを感じることができた。

    映画視聴後に文庫版を読んだのですが、より細かな描写と登場人物たちのありのままのキャラクターが心地よくて没頭して読み進めることが出来ました。

    人と深く関わることは幸福と不幸が隣り合わせで不安定なもの。それが人間関係であり、私が深い人間関係を恐れるのはこのことが理由だったと感じました。

    でもその恐怖があるとしても人の出会いというのは運命的で、数少ない友人たちには感謝してもしきれないほどの幸福を貰っています。

    人間関係の喪失と新たな繋がりを抱えていけるように、自分も少しでも人と深く関わって行ける

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    2025年09月28日
  • 象の墓場

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    『象の墓場』楡周平
    危機感と変革の必要性
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    【物語】
    ベストセラー小説家、楡周平さんの『象の墓場』は、2012年に経営破綻したアメリカのコダック社をモデルにした経済小説です。
    ※作中は、ソアラという社名です。

    コダックは、デジタル化の波に乗り遅れ、巨大な帝国を失いました。

    この小説が優れているのは、単に大企業の失敗を描いているのではなく、その失敗の裏にある組織の病巣と、変革の難しさを浮き彫りにしている点です。
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    【コダックの教訓:なぜ巨人は滅びたのか】
    コダックはフィルム事業で莫大な利益を上げていました。しかし、その成功体験こそが、彼らの未

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    2025年09月14日
  • 限界国家

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    年金制度の崩壊、歯止めの効かぬ少子化、高齢者ばかりの政治家、経営者。気になるワードがいっぱい出てくる。
    小説だから、経済書よりも大胆な処方箋とかわからないかなと思って読み始めた。若い人に期待する話しの流れで,仮装通貨や、NFT(デジタル証明書)の話題は勉強になった。
    しかし20年後30年後の事さえまともに考えている指導者がいないと言う指摘は、その通りだろうと思うが、日本人は、幕末や第二次世界大戦の後も、大きな歴史の転換点で、鮮やかに再生した事ある・・・!本を最後まで読んで若者に対して出来るのは、「日本どころか世界情勢も刻一刻と激変する真っ只中に身を置いている事を知らせるくらい」と書いてあるが、

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    2025年09月11日
  • 飛博(とばく)

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    テキ屋の父が死んだ。息子は意外な物を相続する。大金が賭けられる違法な鳩レース。

    色々意外な展開があるのでネタバレしないと分かりにくいけど、超面白かった。エキサイティング!続編希望

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    2025年09月07日
  • 限界国家

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    書店で見つけた本だ。カバーのデザインに
    魅せられた。20年後の日本を予測する。
    インターネットに国境はない。
    否が応でも、グローバル視点になるはずだ。
    全体的にネガティブな見解だと思う。

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    2025年09月05日
  • 限界国家

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    日本が現在抱えている課題をマクロ、ミクロの視点から小説仕立てで書かれています。特に少子高齢化が進むことによる社会的事象は考えさせられました。多くの日本人に読んで欲しい1冊です。

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    2025年08月27日