楡周平のレビュー一覧
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ネタバレ牧田研一はジュニアハイスクールの卒業式の翌日、ダンスパーティーの夜に隣人のクレイトンを射殺する。
グアテマラから必死にアメリカを目指し、養女となってようやく安寧の日々を手に入れたパネラを守るために。
養父であるクレイトンは、妻に隠れてパメラに3年間も性的虐待を続けてきた。
養父を殺害しようと決意しているパメラに代わり、研一はクレイトンに向けて銃を放ったのだ。
法廷での検察側と弁護側の攻防。
緊張感にあふれ、一進一退のまま最終弁論を迎える。
すべては12人の陪審員の判断に委ねられ、いよいよ評決の話し合いが開始された。
面倒なことは少しでも早く済ませて日常の生活に戻りたい者。
15歳の少年の人生 -
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面白かった( ´ ▽ ` )ノ
ニレーといったら、はるか昔に「Cの福音」とか「クーデター」とか読んだきりだったから、てっきり本作もああいう国際陰謀を描いた社会派ピカレスクか?、と思ったけど、ぜんぜん違かった( ´ ▽ ` )ノ
ニレー、こういうサラッとした風俗小説も書くんだ( ´ ▽ ` )ノ
闇金、ギャンブル依存症、連帯保証、詐欺、企業恐喝、性病……善男善女の心胆を寒からしめる現代日本のダークマターてんこ盛りなのに、語り口が軽いからあんまり怖くない( ´ ▽ ` )ノ
あくまで他人事だから、笑って読める( ´ ▽ ` )ノ
まあ、各種描かれるコンゲーム、正直「そんなうまいこと行くもんかよ -
Posted by ブクログ
20161218
500ページを超える大作。写真がフイルムからデジタルへと変わり、大企業コダックが破綻して行くまでの、社内での詳細なやり取りを再現した長編小説。
実際に作者の楡氏がコダックの社員だったため、リアル過ぎる社内での社員同士の会話がほとんどなうえ、特に面白い事件や出来事も無いため、読み進めるのに珍しく時間が掛かった。
エンターテインメント性に欠ける分、面白味は少なかったが、リアルさは十分にあった。
解説では、デジタルの技術革新により、同様に廃れて行くビジネスとして、新聞、雑誌、テレビ、そしてAIの進化により自動運転に取って変わられる運転手が挙げられている。
いわゆる衰退産 -
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初期の楡周平作品のような国際謀略小説。
これまでに読んだ小説の中で、これほどエンディングで驚いたのは余り記憶にない。もしかしたら全のストーリーは、このエンディングのためにあったのかも知れないと思うほど。過去に読んだ小説で、エンディングで驚かされたのは、フィリップ・マーゴリンの『黒い薔薇』、安孫子武丸の『殺戮にいたる病』だろうか。
アメリカの刑務所に殺人の罪で収監されていた由良憲二はCIAの超法規的処置により、刑務所から出獄し、CIAのスパイとして北朝鮮の外貨資金調達を担当する高官と接触する。現代の国際情勢の表と裏がリアルに描かれ、ストーリーは驚愕のエンディングへとひた走る。 -
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とてもリアルに、世界のエクセレントカンパニー、コダックの終焉を描いています。司馬遼太郎が、先にエバンジェリストが立つとも、時代の変化を後戻りしないものに固定するのは、技術、テクノロジーであると、花神の後書きに書いていました。その変化の中では、資本力、規模、人材、伝統を持つ大企業が有利とは限らない。寧ろ、余りに確立した収益モデルがある場合には、そのモデルへの執着、慢心が自らの変化を遅らせる可能性もある。
誰がこの巨象の命を奪ったのか?企業競争は日常であり、そこに収益があれば必然。ところが変化の大きい場合、その決定的な刺客は、競争の意識さえなかった。1992(アルベールビルオリンピック)から20 -
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久しぶりに読書。
知人に作者を勧められて適当に選んで読んだんですが、アタリでした。
こういうことって嬉しい。
ギリギリ、当時写真撮ったりしていた世代なので読み進めながらそうだったなって思い出したり、そんな背景があったのかって初めて知ったり、当時をトレースできたので比較的読みやすかった。
デジタル化社会が人々に便利な生活を与えていることには間違いないけれど、それが幸せなのかは少し考えるようになりました。
便利さを追い求め続けていてもキリがないものね。まだ足りない、もっと便利にできる、って、そういうの幸せなのかな。
でもそれが技術の発達に繋がっているのも事実。
もやもや(まとまってない)。
変化 -
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携帯電話で 急激に伸びた IT企業の 芦野 そして 亮輔。
電子書籍リーダー ミネルバを無償で配布する。
その狙いは 携帯電話のシェアーを高めるための
方策であり、そして 活字を読む人のプラットフォームを
支配する事にあった。
様々な試練をくぐり抜けて 極東グループのトップの渋沢。
87歳という高齢にも関わらず、戦略的な思考は極めて優れている。
活字離れではなく、紙離れであると亮輔にいわれて、
はじめて 何が 問題なのかを 理解する。
コンテンツを供給する側でなく、
プラットフォームを握る事が大切だと物の本質をつかむ。
そして、大手出版会社6社とアメリカの本の翻訳をする事で、
出版をまとめ、