楡周平のレビュー一覧

  • フェイク

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    最初に主人公が性病の病院に行く所から始まって、なんとなく「その話は余談だろう、いつか本題に入るんだろう」と思っていたら、夜のお仕事をしている人たちのストーリーでした。
    アラッ!そうだったの!

    すごく面白かったです!相手に復讐する手段としての詳細が、博打についてまったくわからないため、「ふーん」という感じでしたが、話しとしてはよくわかりました。
    ストーリーとしてはありきたりではないし、楽しめました!

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    2018年04月16日
  • 和僑

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    華僑が商売を追い求めて世界に出るのは国を信じていないから。資産を分散して、万が一の時には一番状況の良い国の身内を頼る。しかし日本は滅多なことでは国は捨てないが超高齢化、人口減少社会で20年30年後には和僑になるとの将来に向けての提言になるほど。終章の町長選挙の話は少しサラッとしすぎ感はあるが、総合的に前著プラチナタウンも良かったが続編としても内容は面白かった。

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    2018年02月06日
  • 象の墓場

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     2012年、フィルム業界で世界に君臨していたコダックが破綻した。
    この物語は、1992年から2004年まで、映像のデジタル化がじわじわとフィルムを浸食していき、他に追随を許さなかった大企業が崩れていく様子を描いたものだ。
     写真は紙で楽しむもの。そんな常識が昔はあったわねと、デジタルの歴史はまだ浅いのに懐かしく思う。100年以上続いた常識が崩れ去るなんて誰が想像しただろうか。
     でもコダックでの破綻はデジタルによる変化ではなく、その変化の波をうまく利用することができなかった経営不備のせいだと言われる。だってデジタルをいち早く開発したのはコダックだし、フィルムの時代は終わると自分たちで予言までしていた。デジタル商品の開発に投資するということは、現存の商売の邪魔をすることになるいう矛盾との闘い。デジタル化が進んでも、保存は紙だろうという期待に縋る甘い読み。小説の中で、会社に振り回され、不安の中で働くコダック(小説内ではソアラ)社員の奮闘ぶりが巧みに描かれている。かつてはコダックに籍を置いていた楡氏の実体験に基づく話なのか…。

     この小説を読んでいると、苦しいほど身につまされる。テレビ業界、出版業界、広告業界だって他人ごとではない。未来永劫なんてものは存在しない。いかに次の時流に乗っていくきっかけをつかむか。多くの社員を路頭に迷わせることなく新しいビジネスに移行できるか。独占市場にあぐらをかく大企業(象)たちの明暗をわけるところだ。実際に、フィルムが廃れた現在でも富士フィルムは元気に生き残っている。

     富士フィルムは果敢に新しい商機を探り、磁気テープ、光学デバイス、ビデオテープなどフィルムの隣接分野で商品を開発。さらにゼロックスとの合弁事業を通じて、コピー機やオフィスオートメーションなどの事業に進出した。今日、同社の年間売上高は200億ドルを超え、ヘルスケアやエレクトロニクスにも参入し、ドキュメントソリューション事業でも大きな収益を上げている。(他サイトからの抜粋)

     ↑上記サイトではこうも言っている。
     大いなる皮肉は、既存企業こそ破壊によるチャンスを最も掴みやすい立場にあることだ。結局のところ、そうした企業は新規参入者が必死に追い求めているものを多数持ち合わせている。市場へのアクセス、技術力、健全なバランスシートなどである。もちろん、それらの組織能力は制約にもなりえる。そしてほとんど常に、新しい市場において新しいやり方で競争するには不十分だ。新たな成長を追求するには、相応の謙虚さが必要となる。
     
     

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    2018年01月28日
  • 朝倉恭介

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    大好きなシリーズ、最終章。
    悪と正がいよいよ対決するんだから、そりゃ正が勝つんだろうなーとは思ってたけど…けど!!すっきりしなかった。
    しなやかで鮮やかで残虐な野獣、悪に魅了されて感情移入してるわたしは、作者の思うつぼなんだろうなぁ(笑)

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    2017年12月27日
  • 和僑

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    プラチナタウンの続編。
    題名から大筋が推測されてしまうのを差っ引いても充分に楽しめた。政治論的要素の応酬がながかったので星四つ。

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    2017年12月23日
  • 介護退職

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    高齢社会が進む中、介護問題は他人事ではなくなっている。主人公・唐木は大手電機メーカーの国際事業部長。彼の母は秋田で一人暮らし。それが母の骨折から要介護状態となったことで、一気に唐木家を追い詰める筆致が読書速度を上げる。閑職に追われた唐木の退職決断は身につまされた。母の介護は続くが、唐木の再就職という結末はハッピーエンドだと言えるだろう。

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    2017年09月14日
  • 和僑

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    日本の、空洞化する地方、農村をどうしていけばよいのか、インバウンドではなくアウトバウンドで、というソリューションを提示。

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    2018年10月14日
  • ミッション建国

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    堺屋の『油断』を読んだときのようなインパクトがある。少子高齢化と破綻寸前の財政を抱える日本に、尖閣の問題、北朝鮮の暴発などが重なったらどうなるのか。今、手を打てること、手を打つべきことは何か、を考えさせる力がある。

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    2018年10月14日
  • 陪審法廷

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    #fb こういう結末しかないのだろうが、言葉を交わせずサラバなところに妙に感情移入して、ごめんなさい。

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    2017年07月12日
  • 介護退職

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    ネタバレ

    他の方と同じように、考えさせられる小説だった。出来すぎの展開だと思うが、あんなハッピーに転職活動が終わるのも、まぁいいかと思ってしまうくらい、主人公の男性には次々と、苦難が降りかかる…この人のように上手くいかない人がほとんどだと思う。そういうとき、どうすればいいのか?私にも降りかかる可能性はある。
    でも仕事は絶対に辞めてはいけない、それは強く感じた。

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    2017年07月09日
  • 陪審法廷

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    ネタバレ

    牧田研一はジュニアハイスクールの卒業式の翌日、ダンスパーティーの夜に隣人のクレイトンを射殺する。
    グアテマラから必死にアメリカを目指し、養女となってようやく安寧の日々を手に入れたパネラを守るために。
    養父であるクレイトンは、妻に隠れてパメラに3年間も性的虐待を続けてきた。
    養父を殺害しようと決意しているパメラに代わり、研一はクレイトンに向けて銃を放ったのだ。
    法廷での検察側と弁護側の攻防。
    緊張感にあふれ、一進一退のまま最終弁論を迎える。
    すべては12人の陪審員の判断に委ねられ、いよいよ評決の話し合いが開始された。
    面倒なことは少しでも早く済ませて日常の生活に戻りたい者。
    15歳の少年の人生を左右する責任があることをまったく自覚しない者。
    所詮他人事でしかない者。
    殺害したことは事実なのだから有罪が妥当だと単純に考える者。
    陪審員たちの話し合いはなかなかまとまらない。
    評決への道筋をつけたのはひとりの陪審員の発言だった。
    彼女は訴える。
    陪審制度は何故あるのかと。
    法にのっとり、事実だけを検証し、有罪か無罪かを決めるだけであれば陪審員は必要ない。
    事件に関わるすべてのデータを判例に照らし合わせてコンピューターが決めればいいと。
    法の専門家でもない市民が陪審員として評決の場に呼ばれるのは、機械では測ることの出来ない「情」をくみ取れということではないのかと。
    他人に起きた不幸を自分に置き換えてみる。
    もしも自分だったら。
    もしも自分の娘だったら。
    もしも自分の妻だったら。
    評議の場で交わされる会話のすべてが、リアリティのあるものに感じられた。
    殺害という最悪の選択をした研一とパメラ。
    贖罪の気持ちを忘れずに、強く生きて、出来れば良い未来を作り出してくれると信じたい気持ちになった。

    実際にアメリカで起こった「性的虐待を受けているガールフレンドのために、彼女の父親を殺害した少年」の事件がベースになっているらしい。
    その事件では、加害者の少年は終身刑の判決が下されている。

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    2017年04月19日
  • フェイク

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    面白かった( ´ ▽ ` )ノ

    ニレーといったら、はるか昔に「Cの福音」とか「クーデター」とか読んだきりだったから、てっきり本作もああいう国際陰謀を描いた社会派ピカレスクか?、と思ったけど、ぜんぜん違かった( ´ ▽ ` )ノ
    ニレー、こういうサラッとした風俗小説も書くんだ( ´ ▽ ` )ノ

    闇金、ギャンブル依存症、連帯保証、詐欺、企業恐喝、性病……善男善女の心胆を寒からしめる現代日本のダークマターてんこ盛りなのに、語り口が軽いからあんまり怖くない( ´ ▽ ` )ノ
    あくまで他人事だから、笑って読める( ´ ▽ ` )ノ
    まあ、各種描かれるコンゲーム、正直「そんなうまいこと行くもんかよ」と思うけど、小説だからね( ´ ▽ ` )ノ
    結局誰もかも「悪銭身につかず」の結果に陥るけど、むしろそうだからこそ後味が良くなった感じ( ´ ▽ ` )ノ
    登場人物の中に(盗聴対策など)闇のハイテク事情通が出てこないとこが、リアルと言えばリアルでよかった( ´ ▽ ` )ノ
    銀座高級クラブの裏事情も、競輪世界の有り様も、今後の自分の人生には一切役に立たない知識だろうけど、勉強になった( ´ ▽ ` )ノ

    スラスラ読みやすい文章だけど、同じ内容の繰り返しが目立つのはちょっと気になった( ´ ▽ ` )ノ

    続編が出てるならぜひ読みたい( ´ ▽ ` )ノ

    2017/04/04

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    2017年04月04日
  • 象の墓場

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    コダックを舞台にした小説。
    企業も個人も変わり続けないと、生き残れないってことだ。
    さて今後どうするか。

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    2017年02月19日
  • フェイク

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    善人がひとりも登場しない作品です。
    詐欺や企業恐喝(これは復讐)を企ててしまうのですが、どうしてもずっと摩耶さんを応援している私…
    反対に恩知らずで愛嬌の欠片もないさくらさん、嫌いです。酷すぎませんか?
    主人公がこの女性と最後まで縁を切らなかったのが、後味悪かったです。
    とはいえストーリー展開は面白く、エンディングもポジティヴで、読後感も爽快でした。

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    2017年01月05日
  • 象の墓場

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    20161218


    500ページを超える大作。写真がフイルムからデジタルへと変わり、大企業コダックが破綻して行くまでの、社内での詳細なやり取りを再現した長編小説。

    実際に作者の楡氏がコダックの社員だったため、リアル過ぎる社内での社員同士の会話がほとんどなうえ、特に面白い事件や出来事も無いため、読み進めるのに珍しく時間が掛かった。

    エンターテインメント性に欠ける分、面白味は少なかったが、リアルさは十分にあった。

    解説では、デジタルの技術革新により、同様に廃れて行くビジネスとして、新聞、雑誌、テレビ、そしてAIの進化により自動運転に取って変わられる運転手が挙げられている。

    いわゆる衰退産業のひとつに身を置く自分に取って身に詰まさられる内容だった。会社は大きくなればなるほど変わる事が難しく、如何に柔軟かつ迅速に変化して行く事が出来るかが、企業に一番求められている事なのだと改めて感じた。

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    2016年12月18日
  • 象の墓場

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    いかに巨大な企業でも時代の波に乗れなければ、すぐに淘汰される。過去にとらわれず、自分を変えることができるか。変化を受け入れられるか。これまでのやり方を捨てられるか。まさに我が社に突きつけられた課題。

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    2016年09月28日
  • スリーパー

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    初期の楡周平作品のような国際謀略小説。

    これまでに読んだ小説の中で、これほどエンディングで驚いたのは余り記憶にない。もしかしたら全のストーリーは、このエンディングのためにあったのかも知れないと思うほど。過去に読んだ小説で、エンディングで驚かされたのは、フィリップ・マーゴリンの『黒い薔薇』、安孫子武丸の『殺戮にいたる病』だろうか。

    アメリカの刑務所に殺人の罪で収監されていた由良憲二はCIAの超法規的処置により、刑務所から出獄し、CIAのスパイとして北朝鮮の外貨資金調達を担当する高官と接触する。現代の国際情勢の表と裏がリアルに描かれ、ストーリーは驚愕のエンディングへとひた走る。

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    2016年09月24日
  • 象の墓場

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    とてもリアルに、世界のエクセレントカンパニー、コダックの終焉を描いています。司馬遼太郎が、先にエバンジェリストが立つとも、時代の変化を後戻りしないものに固定するのは、技術、テクノロジーであると、花神の後書きに書いていました。その変化の中では、資本力、規模、人材、伝統を持つ大企業が有利とは限らない。寧ろ、余りに確立した収益モデルがある場合には、そのモデルへの執着、慢心が自らの変化を遅らせる可能性もある。

    誰がこの巨象の命を奪ったのか?企業競争は日常であり、そこに収益があれば必然。ところが変化の大きい場合、その決定的な刺客は、競争の意識さえなかった。1992(アルベールビルオリンピック)から2004年(放射線部門の売却)まで、デジタル化の浸透、そしてインターネットの決定的な普及のもたらした変化、その意味を振り返る良い機会になりました。

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    2016年07月30日
  • 虚空の冠(下)―覇者たちの電子書籍戦争―(新潮文庫)

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    携帯電話で 急激に伸びた IT企業の 芦野 そして 亮輔。
    電子書籍リーダー ミネルバを無償で配布する。
    その狙いは 携帯電話のシェアーを高めるための
    方策であり、そして 活字を読む人のプラットフォームを
    支配する事にあった。

    様々な試練をくぐり抜けて 極東グループのトップの渋沢。
    87歳という高齢にも関わらず、戦略的な思考は極めて優れている。
    活字離れではなく、紙離れであると亮輔にいわれて、
    はじめて 何が 問題なのかを 理解する。
    コンテンツを供給する側でなく、
    プラットフォームを握る事が大切だと物の本質をつかむ。
    そして、大手出版会社6社とアメリカの本の翻訳をする事で、
    出版をまとめ、新聞も 電子化を図る。

    ミネルバが クリスマスをターゲットにして
    発売し、好評を得るが。
    渋沢は、その6ヶ月後をみすえて、ミネルバをモルモットにしながら、
    みずからの 戦略を実行する。
    そして、プラットフォームを制するが。

    軍艦にぶち当てられて、沈んだという メッセージが、
    時代を超えて、鳩が 運ぶ。
    なるほどねぇ。光と陰が 自己の歴史の中で交錯する。

    芦野がいいところまでいくが、次の一歩の経営判断があやまっていた。
    たぶん 渋沢の評価が 十分でなかったと言える。
    年寄りには 電子書籍のプラットフォームの価値が
    わからないだろうと思っていたのかもしれない。

    レコードが 消えて、フィルムが 消えた。
    次は 本当に 紙の本が消えるのか?
    という事であるが、電子の本は 
    もっと違った大きなものをつくりそうな気がする。
    そして、やはり、紙の本は 残っていくのでしょうね。

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    2016年07月05日
  • フェイク

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    キャバクラや競輪を舞台に三流大学を出たばかりの主人公とその友人がお金に翻弄されながらもその本当の価値に気付くという話。月給15万から果ては億単位の金まで、物語の中で激しく浮き沈み金銭感覚も変わっていく。キャバクラの仕組みは興味深く、また競輪を使った復讐のやり方も常道ではなく面白い。エピローグできちんと気になる登場人物のその後を描いているのも好感。

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    2016年06月22日