【感想・ネタバレ】再生巨流のレビュー

あらすじ

組織というものを甘く見ていたのかも知れない……。抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。ピラニアと陰口される仕事ぶりが、社内に敵を作っていたのだ。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。ビジネスの現場を抉り、経済小説に新次元を拓いた傑作。

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Posted by ブクログ

新進気鋭のスバル運輸の吉野は、新規開発部に左遷された。

彼が新規開発に目をつけたのはコピー用紙と文具販売だった。果たして彼は新しい事業を起こせるのか?

新規事業のアイデアを形にして、実行に移す。問題があっても諦めずに考える。最後に実現するために相手を説き伏せる。

最大の敵であった上司の三瀬までも新たなアイデアで取り込む凄さを感じた。

部下を育てるのに必要なことは夢を見させること、これが心に響いた。珠玉の作品。

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2024年07月30日

Posted by ブクログ

ビジネスにはリスクと困難が付き物。

そして、上記に挑んだ者(組織)だけが
成長を遂げる事が出来る。

仕事に対してモチベーションを上げたい方にお勧めの一冊です。

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2020年12月26日

27

購入済み

おもしろかった

大学の課題のために読んだけど、半日くらいで読み切りました。次々と事業が拡大されていって、問題が発生して、解決策がでてってずっと頭を働かせるのが楽しかったです。勉強になるなぁと思いました。

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2020年06月24日

Posted by ブクログ

今まで経済小説は読んだことなかったけど分かりやすくて面白くてどんどん読み進められた。
仕事に熱く、最初は嫌な人だなーと思う主人公吉野も読み進めるうちに応援したくなる。
現代の問題点を上手く取り上げつつ新たなビジネスを立ち上げていく様は勉強にもなった。

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2020年05月02日

Posted by ブクログ

ふーむ。面白かった。
『吉野』は いいなぁ。
がむしゃら。走った後はぺんぺん草もはえない。
こういうオトコが 主人公の物語は、
実に 気持ちがいい。
それいけどんどん。
24時間闘えますか。という ビジネス戦士。
部下に対しても 鉄拳をふるう。
アサップ。ASAP;as soon as possible!
そして、アイデア 発想力。ひらめく瞬間が面白い。
それを事業にまで落とし込める企画力、突破力、実行力
ちょっと、フライング気味が いいなぁ。憎めない。

インベントリーコントロール。ジャストインタイム。
PHS。それが、キーワード。
そして、コンセプチュアルデザイン。

お母さん、そして娘。
リューマチでありながら、
介護することにこだわりつづけるお母さん
そして、佳奈子の 父親(吉野)に対する理解には、
アタマが下がるなぁ。リッパだ。

吉野のお父さんが死の間際にも関わらず、
社主に 直訴に行く 吉野。
その情熱が いいのだ。

『成功を勝ち取った人たちは、問題のひとつひとつを潰して、困難な壁をぶち破った。その結果じゃない。』

新しいビジネスを持ち出すと、最初に返ってくるのはネガティブな言葉。

『ビジネスにおいて、最も大切なのは、クロージングである。』

この本を読んで、ラストワンマイルをよんだ方がいい。
再生巨流の 発展型である。
つまり、必然性に向かうための困難が 社内が中心となっている。

蓬莱が 意外と好青年。嫁も優れている。
清涼剤だね。挫折こそが、飛躍のカギ。
岡本さんが 出番がなかった。

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2016年05月12日

購入済み

痛快

さすが、最後に社主の言葉に全てが表れてある。全てをお見通し物語を終え、見事な顛末。読み終えて久々の充実感を覚えた。

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2015年05月07日

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一人の人間のパワーやアイデアが、周りの人間を”再生”していく。そんなことをひしひしと感じさせてくれる作品。

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2013年07月14日

Posted by ブクログ

―――組織というものを甘く見ていたのかも知れない…。
抜群の営業成績を上げながら、スバル運輸の営業部次長・吉野公啓は左遷された。だが、打ちのめされた吉野は、同じように挫折を味わっている男たちとともに、画期的な物流システムの実現に、自らの再生を賭ける。


だいすけからのオススメ
経済小説というものを初めて読んだけど
脳汁の出具合がハンパじゃない

物語の舞台となる運送会社の内部事情も分かりつつ
巨大なプロジェクトを成功させるために、登ってくる課題を次々に叩き伏せていく過程が面白い

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2012年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物流業界で働く人たちにとっては、すごい考えさせられる内容。悪戦苦闘しながらも、新しいビジネスモデルを作りだす、姿は心動かされ、一瞬だけど仕事に対するモチベーションがあがる(笑)

ストーリーの展開もテンポがいいので、2日間で読みきってしまった。

また読み返したい&人に勧めれらる一冊!

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2012年01月19日

Posted by ブクログ

ハマってしまった楡周平さんの経済小説。
こっちはラストワンマイルに比べ、やや難解。
ただしその分奥も深い。

ビジネスのアイデア・主人公の成長、どれを取っても面白い。
分厚い分量もなんのその、あっという間に読んでしまった。

どうやらこの人は、経済小説に限らず、
色んな分野の小説を発表し
マルチな才能をお持ちなようなので、
他の分野の小説も読んでみることにします。

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2011年08月21日

Posted by ブクログ

楡周平さんの作品を初めて読みました。今あたりまえになったネット通販そして翌日配送、また文具、電気、事務機器のリンクは非常にリアリティがあり20年前に同じ業界で働いていたのでその当時を振り返るような感覚で読み進みました。楡周平さんの他の本も読んでみたくなりました。

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2021年10月24日

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面白かった。

いろんなアイデアを思いついて
この筆者はビジネス界でも活躍されたことでしょう。

しかしこの主人公は
組織で働くことにおいて大切なことを
新しいプロジェクトを通して気づいて良かったね。

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2021年03月14日

Posted by ブクログ

経済小説をたぶん初めて読んだが…
めちゃくちゃおもしろい!!

運輸業社で左遷された主人公が、
新しいビジネスを立ち上げていく話。
物流なんて全然詳しくなかったけれど、
すごくわかりやすく書かれていてすらすら読める。

平成17年刊行…15年前!?
内容も全然古く思えない…。

解説にて紹介されていた楡さんの他の本も大変面白そうで、これから楡さんの本をもっと読んでみたいと思いました。

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2021年01月29日

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傲慢、自信過剰な主人公が、無理難題を押し付けられながらも、新規事業を立ち上げていく。
主人公は優秀だが、タバコなど昭和的な雰囲気であり、パワハラで、あまりスマートではないところもある。
役に立つこととは言え、新しいことを進めるのは大変だなと感じる。

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2020年08月13日

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リアルな展開。脳にキリを刺してでも考え抜け。は身に刺さる。企画部門はそれで稼いでいくのだから。成果物がなければならない。

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2020年06月29日

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抜群の営業成績をあげ、さらに顧客を伸ばそうと次々と新しいプランを立ち上げてきた運送会社に勤める主人公。実績からすると昇格しても良いはずなのに程よく窓際部署へ追いやられる。そこは新規事業開発室で能無しの呼び声高い部下がひとり、さらに年間4億円を稼ぎだす新規事業を立ち上げろというノルマ付き。折り合いの悪い上司の仕業ということに気づきつつもなんとしてもノルマを達成しようと知恵を絞る。
そんな中、目をつけたのがオフィスへの文具宅配の分野。ある一社が頭抜けているが、あるものを開発し、業界では常識のサービスをやめることで大幅コスト削減ができることを売りに業界下位に甘んじている会社へアプローチ、さらに一般消費者向けへのサービスも描き、十分にビジネスとして採算が取れると思った矢先、上司にプランを潰される。
そこで禁じ手を繰り出し、正式に会社からGOが出たところで、ある社員から提案を受けさらに大きなプロジェクトとして成長させる。
仕事が好きで世の中のためになることを常に考えているサラリーマンの奮闘記。

最初に思ったのはよくこんなビジネス思いついたなということ。まぁ、最初にこのビジネス有りきで周辺環境などを調整して行ったのだと思うが、それが現実とズレがなくてリアリティがある。
主人公の人となりは好きではないが、彼の描くビジネスには非常に引き込まれる。
もう少し能無し部下の成長過程やその他のメンバーたちのエピソードがあっても良かったのかなとも思ったが、あっさり触れる程度でプロジェクトの進行にフォーカスしたほうがやはり良かったのかも。

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2020年06月02日

Posted by ブクログ

前半部分はオラオラなおっさんがもがき苦しむ様を書いている感じで全然読み進まなかったが、半分少し手前、蓬莱という若手社員と出会った頃から物語が一気に加速して指数関数的に面白さも上がって行った。
所々に刺さることが書いてあり、例えば本書によく出てくる『頭に汗をかけ。脳みそに錐を刺して、血が出るまで考えろ』という言葉。どうしても楽をしたがり、同じサービスを同じクオリティで提供し続けようと考えてしまうが、それが停滞を招き結局クオリティは下がってしまう。血が出るまで考え続けることは難しいが、今より少しでも良い仕事をしようとすることはできる。
この本を読んで明日からの仕事に火がつかない人は少ないだろう。

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2020年05月07日

Posted by ブクログ

運送屋から総合運輸業に成長する企業の内幕を描いた作品。業界知識に裏打ちされた情報量は半端ない。スケールが大きく、面白い。

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2020年02月24日

Posted by ブクログ

面白かった。
仕事を頑張ろうと思える本だった。 

主人公の吉野が 、1つの仕事を成し遂げるために、あらゆる人・知恵・力を総動員する姿に、今の自分の仕事に対する姿勢を改めさせられた。

自身が複合機メーカーやオフィス通販の代理店とやり取りすることも多く、内容をイメージしやすいこともあり、楽しめた。

社会人2年目くらいの、なんだか仕事がつまらないと思って いる人におすすめ。

基準
★ 二度と読み返すことはない
★★ 好みじゃない、いつか面白さがわかる時が来るかも
★★★ 楽しめるが人に薦めるほどではない
★★★★ 手元に保管したい
★★★★★ 周りの人に薦めた

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2020年01月19日

Posted by ブクログ

抜群の成績を残してきた吉野は、
新規事業とは名ばかりの閑職に異動させられる。
自身の再生を果たすべく、新規ビジネスの構築に乗り出す。

アスクルのビジネススキームを参考にしながらも、
その更に上を行く新しいビジネスプラン。
本当に実現できるのでは?という可能性を感じさせてくれるレベル感。

社内政治に巻き込まれながらも、自身を貫く姿も爽快。
経済小説として一級の作品に仕上がっている。

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2015年02月20日

Posted by ブクログ

久々に経済小説を読んだ。そうとう練り込まれていて、中身が濃かった。2005年の本だが、ネットビジネスや物流ビジネスの虚を突く視点が面白かった。現実の物流会社も真似したいところは沢山ありそう。

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2014年04月13日

Posted by ブクログ

ビジネス小説って面白い!
どんなに営業力があっても企画力があっても、会社の資金がなければプロジェクトを実現できない。資金を動かすには社内での根回しが必要になる。図体の大きい会社って、ぶち上げるプロジェクトが大きくなるほど、身動きとるのが難しくて大変なんだな。
チームプレーの危うさも心強さも、リーダーの統率力の大切さも、ハラハラするドラマに盛り込まれていて、社運を賭けたプロジェクトが達成に向かうまでのエネルギーを感じられる。読んでいるうちに、仕事に全力を傾ける登場人物達が羨ましくなってくる。

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2012年06月14日

Posted by ブクログ

読み応え十分のビジネス小説。企業で新事業を立ち上げるというのはかくも大変なことなのだということを改めて考えさせられる。こんなすごい人々が世の中にどれくらいいるのか知らないが、ちょっとうまくいきすぎなんじゃ?という感もあり。
新しいことをやらなければいけないプレッシャーを描いたシーンは、かつて会社勤めだった頃のことを思い出して暗い気分になったが、自分のいた会社はこんなに大変じゃなかったし、トップももっとぼんやりしていた(だからあんなもんなんだろうな)。

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2012年06月02日

Posted by ブクログ

ASAP.
楽に出来る事はない。
問題を一つづつクリアして、
ようやく形になる。
頭に汗をかけ。
脳ミソにキリをさして考えろ。
そして実行あるのみ。
仕事の価値観が変わる。

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2012年04月10日

Posted by ブクログ

再生巨流 楡周平 ☆☆☆☆☆
名言
①頭に汗をかけ。脳みそにきりを刺して血が吹き出るまで考えろ。
最高傑作の経済小説。物語は運輸会社のエリート社員が左遷されることから始まる。新たなるビジネススキームを生み出すために少ないメンバーで日々孤軍奮闘する様が見事に描かれている。テーマは物流改革、ターゲットマーケティング、プロジェクトマネジメント等これでもかと感心するアイデアが次々と。代理店施策こてにはただただ脱帽。TOCで有名なゴールドラットのザゴールを彷彿させる。社主に直訴した時の言葉人々の生活をもっと豊かにするためにやるという強い意志は素晴らしい!

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2011年11月07日

Posted by ブクログ

極めて面白い。新規ビジネスの発送、立ち上げにおけるプロセスがフィクションの形でビビッドの描かれており、ビジネスパーソンにとって極めて読み応えがある。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

脳に錐刺して血が吹き出るまで考えろ。

内容あまり憶えてないけど、このフレーズだけは強く印象に残った。

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2023年12月18日

Posted by ブクログ

能力は高いが、自分勝手な吉野が新規開拓事業部へ左遷された。そこから、斬新なアイデアで新規ビジネスを立ち上げ、成功を掴む話。
吉野が成功を掴んだのは、アイデア力に加えて、部下を思いやる心を持てたからだと思う。

個人的には蓬莱夫婦が成功したことが凄く嬉しかった。
スポーツを引退して、セカンドステージに上がる人に読んでほしい。

面白かったが、話が長すぎた。

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2021年11月13日

Posted by ブクログ

スバル運輸…どう見ても佐◯急便やん!
昔は、お金欲しい時は、「佐◯急便行き!」って言われてた。めっちゃ働くけど、その分、お金は貰えるので。
(Google先生に聞いたら、合ってました)
パワハラ認定確定の主人公、数々のアイデアを出し営業成績は、抜群!
夢を追うというと聞こえが良いが自分勝手に生きて来て…左遷…(新規事業開発部、部下出来の悪いの2人)
そのからの起死回生の話。
新規事業成功の成果もそうやけど、自分自身の成長が一番の成果かも?
本文から、
『頭に汗をかけ!…」
最近、汗かいてないような…
これからの時代は、特に必要なんで、肝に銘じときます!

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2020年09月17日

Posted by ブクログ

自分で枠を設けず発想を広げ、それを形にしていく姿は、下手なビジネス書より読み応えがある。
一方で、一つ一つのビジネスアイディアはもう発行後何年も経っているせいか、古い。ただそれはしょうがないかな?

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2015年08月27日

Posted by ブクログ

かなり強引な設定や、都合の良過ぎる出会いなどが気になるけど、仕事にかける情熱は伝わってきます。

部下を育てることの大切さには、もっと若いうちに気付いてほしい。それに気づかない人だから、このポジションに飛ばされたのでしょうけど。

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2014年08月03日

Posted by ブクログ

話のコンセプトは面白いが、小説の中のビジネスもでがリアリティなさ過ぎで、本当かぁ?とつい思ってしまい思ったほどのめりこめなかった。

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2013年09月19日

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