楡周平のレビュー一覧

  • ラスト ワン マイル

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    ラストワンマイルを握る会社が商流を握る!流通業でお願いサービスで荷受けをしてきた会社が、発想の転換により、新規事業に乗り出す話。
    テンポよく、感情移入もでき、素晴らしい作品。この作家を追い続けたい!

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    2020年02月28日
  • マリア・プロジェクト

    ネタバレ 購入済み

    医学の進歩の裏には

    子どもが欲しい。でもできない。 そんな思いにつけこむ男たち。 ニーズがあるからやらなくてはならない。 お金になる、必要としている人がいる。だからやる。プライドを持って。 ・・・それが思い上がりなんに。。。 警察を抱き込んでの大きな犯罪は、いまでも途上国である問題やと思う。 卵子って今も結構高く売れるらしいしな。 物事のウラを知らずに過ちを犯してしまうってことを暗に示している話でもあると思う。

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    2020年02月26日
  • 再生巨流

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    運送屋から総合運輸業に成長する企業の内幕を描いた作品。業界知識に裏打ちされた情報量は半端ない。スケールが大きく、面白い。

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    2020年02月24日
  • 東京カジノパラダイス(新潮文庫)

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    お台場にカジノを誘致を、そのために何をすれば成功するか?を主人公達が考える話。
    短い中でまとまっていて、展開もありつつで良かった。
    丁半の導入がメインポイントになっているが、他の要素もあっても良かったかなとも思う。
    カジノ法案って、多分いろんな利権とかが絡んでんだなーとか思いつつも、特にそこまで難しい話は出てこないので読みやすいです。
    個人的には続編が出ても良いんじゃないかなと思う。

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    2020年02月02日
  • 象の墓場

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    【感想】
    デジタルカメラというテクノロジーの普及や進歩に目を背け、「フィルム(銀塩)産業への固執」によって破綻したコダックがモデルの小説。

    コダックの破綻はフィルムからデジタルへの写真産業の劇的なテクノロジーの推移・変化によってというよりも、結局は大企業ならではの腰の重さが大きな原因となったようだが、これはどの業界のどの会社にとっても決して「対岸の火事」と思えない出来事だろう。
    当たり前にあったものも、いずれはイノベーションによって技術や市場は刷新される。
    そしてその「進化」裏側には、必ずしも既存事業の「象の墓場」というものは存在する。
    そう考えると、どの業界の人でも背筋が冷たくなるのでは?

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    2020年01月20日
  • 再生巨流

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    面白かった。
    仕事を頑張ろうと思える本だった。 

    主人公の吉野が 、1つの仕事を成し遂げるために、あらゆる人・知恵・力を総動員する姿に、今の自分の仕事に対する姿勢を改めさせられた。

    自身が複合機メーカーやオフィス通販の代理店とやり取りすることも多く、内容をイメージしやすいこともあり、楽しめた。

    社会人2年目くらいの、なんだか仕事がつまらないと思って いる人におすすめ。

    基準
    ★ 二度と読み返すことはない
    ★★ 好みじゃない、いつか面白さがわかる時が来るかも
    ★★★ 楽しめるが人に薦めるほどではない
    ★★★★ 手元に保管したい
    ★★★★★ 周りの人に薦めた

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    2020年01月19日
  • 和僑

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    プラチナタウンの続編。
    大手商社の部長だった主人公が故郷の町長になり、財政破綻と過疎化対策として介護付き高齢者住宅を誘致して起死回生をはかったのが前作。
    今回はすでに町長も2期目、プラチナタウン頼りの町の現状や農業の担い手不足がテーマ。高齢者は増えたが若者がやってこないと町の存続が危ない。それの解決策として農家が安定収入を得られる仕組みを作る。しかも販路は海外へ。アメリカで飲食業で成功を収めている町出身者と組んでB級グルメをアメリカで販売、テストマーケティング後、本格的に冷凍食品として輸出する。それらの材料は全て地元のもの。
    農業と食、今後の世代への新しい選択肢、これらが相互に作用して物語が構

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    2020年01月07日
  • 陪審法廷

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    アメリカでの裁判の模様を描いた小説です。フィクションですが。ストーリーはわかりやすいし、なかなか面白い。そして日本の裁判員制度について考えさせられる。アメリカは陪審制で裁判員制度とはちょっと違うが、それでも日本の裁判制度に関して考えられさせる。

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    2019年10月26日
  • プラチナタウン

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    出世の望みが絶たれた大手総合商社の部長職にあった主人公は故郷の同級生から頼まれた町長就任をうっかり引き受けることに。しかし故郷の町は巨額の負債を抱え過疎化も進み、さらに立場を利用して私腹を肥やすやっかいな町会議員もおり、一筋縄ではいかない様子。でも町民からは痛みのない改革を求められ、にっちもさっちも行かなくなったところで、今までにない高齢者向けの施設を作りそれを起死回生策として、古巣の商社と作り上げていく奮闘記。
    展開にスピード感があり、話自体にも現実味がある。主人公の右腕となる人物が誰しもが思うネガティヴな疑問を常に投げかけるのも読者視点で良い。奮闘記としてはアイデアを思いつき実際に着工が始

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    2019年10月22日
  • ミッション建国

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    20190703


    この国の将来を本気で考えるなら、本書のテーマのように実効性のある少子化対策に取り組むべき。

    目先の選挙の事しか考えない日本の政治家にも読んで欲しい。

    いっその事、楡さんが国会議員になれば良いぐらい、政策提言としては秀逸だが、小説ではない感じ。

    総理、副総理がこの小説のように真剣に日本の将来を考え、ここまで緻密な政策討論ができるとは思えない。

    残念。

    政治の勉強になったな。


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    2019年07月06日
  • 朝倉恭介

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    朝倉恭介vs川瀬雅彦シリーズの最終巻
    最後まで飽きさせない、ハードボイルドアクション。
    まるで映画を、観てるみたい。
    現実離れした、世界に男は憧れるのです、!

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    2019年06月21日
  • 砂の王宮

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    これまでに読んだ楡作品の熱血物流小説(再生巨流、ラストワンマイル)と比べると、熱さはそれほど感じられない流通ビジネス小説だったが、物語としてはとても面白く、ちょっと盛り込みすぎな感じもしないでもないが、サクサク読めた。

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    2019年04月10日
  • 修羅の宴(下)

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    ネタバレ

    所謂バブル時代の規定路線の展開ではあったけど、久々にカンジダガツガツ感。こんな時代があったことがちょっと信じられない。

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    2019年03月09日
  • 砂の王宮

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    成り上がり人生を描いた一冊。私の勉強不足もあるが、実在する人物をモデルに脚色交えながら書き下ろしたのではないかと勝手ながら推測しています。
    こういった時代に自分が生まれたらどういった人生を送っていたのか?考えてみるものの成功しているイメージは湧かない・・・

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    2019年03月08日
  • 東京カジノパラダイス(新潮文庫)

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    日本でのカジノ誘致のニュースが出るようになったので興味を持った。
    その仕組みがなんとなくわかったが、どちらかというと誘致の大変さはスキップされていて、カジノを盛り上げる秘策について面白いアイディア。
    読み物としての面白さはある。ネアカな内容です。

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    2018年11月16日
  • プラチナタウン

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    主人公は商社で順調にキャリアを積んでいたのだけど、とあるキッカケから退職し、生まれ育った地元の町長となる。
    町長として赴任した街は、とんでもない財政難に陥っており、その建て直しのために超巨大介護施設を作ろうとするのがこの物語の核。

    ただしこの小説には起伏がない。大きな山もなければ谷も無い。
    ただただ順調に物事が進んでいく。

    個人的には、地方の複雑な人間関係とか、事業を邪魔しようと躍起になる勢力が描写されるのかなと思ったけど、そういっためんどくさいことはほとんど起こらない。
    役場には協力的で有能な同僚がいるし、街には眠っている資産が沢山あり、もともと所属していた商社はすんなりと介護事業に協力

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    2018年11月11日
  • フェイク

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    Cの福音の次に読んだ楡小説。
    ハードボイルド路線と違い、ライトコメディタッチで読みやすく面白い。
    楡周平。器用な作家である。

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    2018年11月08日
  • Cの福音

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    友人に勧められて楡周平を知るきっかけになった本。
    ハードボイルド作家と言われる所以がこの本にある。
    朝倉恭介シリーズは全て買い揃えたが、まだ1作目しか読んでいない。。

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    2018年11月08日
  • 異端の大義(上)

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    楡周平氏の経済小説

    世界有数の大手電機メーカー、東洋電機産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を
    はたして帰国する。

    帰国して高見が見た会社は、創業者一族支配と取り巻きによる恣意と保身の横行

    同期の湯下は一族出身ということもあり、人事部のトップまで上り詰めている。
    何かと高見を自分たちの世界にひきづり込もうとするが、高見は一線を置く。


    そんな中、ライバルの鷹羽とのDRAM部門の本体から切り離しての新会社設立の話が進む。
    4つある工場の1つをリストラと過剰設備として閉鎖することに。

    岩手工場がそのターゲットとなり、恣意的に高見は、工場閉鎖業務要因で岩手に送り込まれる。

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    2018年10月28日
  • クレイジーボーイズ

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    特許を巡り、父を殺された息子が、真相解明のため、大きな
    かけに出る。

    ラスト100ページの流れるような勢いは圧巻

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    2019年09月25日