楡周平のレビュー一覧
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シリーズ最終作に当たる第6作。
そもそもが、今シリーズを通して明らかに存在が際立っているのは朝倉恭介の方であり、正直川瀬雅彦のすごさというか、かっこよさのようなものはあまり描き込まれていないように思われるのだが、この作品中においてはついに川瀬が大活躍。
というか、前作までまさに完全無欠の犯罪者であった朝倉恭介のあまりの凡ミスぶりが目につく。
あるいは、ご都合主義と言い換えてもいいかもしれない。
このような苦言を呈しつつも、星4つということは、やはりストーリーテリングが抜群に上手く、リーダビリティに富んでいる。
あの朝倉恭介と川瀬雅彦がいよいよ相見える、なんて設定だけでもワクワクさせてしまうとこ -
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シリーズ第4作、川瀬雅彦編としては2作目に当たるが、川瀬編の前作「クーデター」とは比にならない完成度の高さ。
「クーデター」ではあまり効果的とはいえなかった、場所を基点にカットバックして物語を進めていく方式が今回はだいぶ奏功しているし、文章構成や表現そのものも高度に練られているから、長さも気にならない。
なにより、ストーリーの骨子がしっかりとしていて、読者をハラハラさせ、この先どうなるんだろう? と興味を抱かせるという点において、まさに王道を行く作品。
福井晴敏氏の一連の作品を彷彿とさせる要素もある。
この小説が最初に発刊された年代(1998年)を慮れば、コンピューターに関して一般の人々にと -
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2009/3/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2012/4/17~4/19
グアテマラからアメリカに密入国し、医師と看護師夫婦の養女となったパメラ。幸せそうに暮らしているように見えたパメラであったが、隣家の日本人同級生研一に養父からレイプされていることを告白する。密かに彼女に恋していた研一は、彼女を救うため、養父を殺してしまう。アメリカの陪審員裁判を受けることになった研一に果たして陪審員たちはいかなる判決を下すのか?
日本でも裁判員制度が導入され、しろうとが人を裁くことの是非が問われているが、少し制度は違うとはいえ、その難しさが良くわかる。自分ならこのケース、どういう風に判定するだろう -
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山崎豊子作品の主人公達のように、会社の理不尽に耐えながら、それでも辞めずに自分の信念を貫くと思いきや、あっさりと転職してしまった部分はちょっと意外性があった。
カイザーに転職し、中国市場の拡大を任されるが、東洋電機の危機的な状況もあり、今度は東洋電機買収の計画を任されるという、なんとも因果な状況に。
最後はライバルの湯下と会話し、未来を見いだすかのように終わるが、全体通して、主人公・湯下含めて魅力的なキャラクターが乏しく、ストーリーも上下巻に分けるほどだったのかなぁと思った。特に中国での活躍はほとんどないし、何のために行ったの?と思った。