楡周平のレビュー一覧

  • 朝倉恭介

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    シリーズ最終作に当たる第6作。
    そもそもが、今シリーズを通して明らかに存在が際立っているのは朝倉恭介の方であり、正直川瀬雅彦のすごさというか、かっこよさのようなものはあまり描き込まれていないように思われるのだが、この作品中においてはついに川瀬が大活躍。
    というか、前作までまさに完全無欠の犯罪者であった朝倉恭介のあまりの凡ミスぶりが目につく。
    あるいは、ご都合主義と言い換えてもいいかもしれない。
    このような苦言を呈しつつも、星4つということは、やはりストーリーテリングが抜群に上手く、リーダビリティに富んでいる。
    あの朝倉恭介と川瀬雅彦がいよいよ相見える、なんて設定だけでもワクワクさせてしまうとこ

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    2009年12月23日
  • クラッシュ

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    シリーズ第4作、川瀬雅彦編としては2作目に当たるが、川瀬編の前作「クーデター」とは比にならない完成度の高さ。
    「クーデター」ではあまり効果的とはいえなかった、場所を基点にカットバックして物語を進めていく方式が今回はだいぶ奏功しているし、文章構成や表現そのものも高度に練られているから、長さも気にならない。
    なにより、ストーリーの骨子がしっかりとしていて、読者をハラハラさせ、この先どうなるんだろう? と興味を抱かせるという点において、まさに王道を行く作品。
    福井晴敏氏の一連の作品を彷彿とさせる要素もある。

    この小説が最初に発刊された年代(1998年)を慮れば、コンピューターに関して一般の人々にと

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    2009年12月23日
  • 猛禽の宴

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    シリーズ3作目に当たるわけだが、ここまでに限る印象としては、川瀬雅彦編よりも朝倉恭介のこちらの方が、明らかに完成度が高く、読み応えがある。

    さすがに古さを感じさせるのは否めないが、朝倉恭介編の前作、「Cの福音」同様にエンターテインメント性を充分に有しており、深く考えることなく、まるでハリウッド製の娯楽映画を観ているかのように単純に楽しめる作品。

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    2009年12月23日
  • 陪審法廷

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    余計なものが削ぎ落とされていて、わかりやすい。日本人の裁判員は、ここまで論理立てて物事を考えることができるのか。直感でクロと思ったら、そのまま思考停止すると思うが。

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    2018年10月14日
  • 異端の大義(上)

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    地の文に説明口調が目立つが、全体の雰囲気がドライだし、英語流なのか無駄な修飾語がないので、この作家のビジネスフィクションは読みやすい。

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    2018年10月14日
  • 再生巨流

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    極めて面白い。新規ビジネスの発送、立ち上げにおけるプロセスがフィクションの形でビビッドの描かれており、ビジネスパーソンにとって極めて読み応えがある。

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    2018年10月14日
  • 陪審法廷

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    裁判員制度がスタートすることもあり何となく手にした本。
    筋書き的には先が読めるものの、内容は面白く、すんなりと入り込めた。考えさせられることも多く、アメリカと日本の違いも鮮明になる。

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    2009年10月13日
  • 陪審法廷

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    2009/3/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2012/4/17~4/19

    グアテマラからアメリカに密入国し、医師と看護師夫婦の養女となったパメラ。幸せそうに暮らしているように見えたパメラであったが、隣家の日本人同級生研一に養父からレイプされていることを告白する。密かに彼女に恋していた研一は、彼女を救うため、養父を殺してしまう。アメリカの陪審員裁判を受けることになった研一に果たして陪審員たちはいかなる判決を下すのか?
    日本でも裁判員制度が導入され、しろうとが人を裁くことの是非が問われているが、少し制度は違うとはいえ、その難しさが良くわかる。自分ならこのケース、どういう風に判定するだろう

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    2012年04月19日
  • 限界国家

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    少し大袈裟な部分もある気がしたが、今を生きる20代として改めて将来に対する具体的な危機感を感じることができた。

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    2026年07月11日
  • 呪術師の末裔

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    最後までさくっと読めるけれど、内容は薄め。説明調のセリフが多く、漫画を読んでいるような感じでした。軽めのサスペンスが好きな人にはちょうどよいかと。

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    2026年06月19日
  • 呪術師の末裔

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    万能薬ができると製薬会社や医療機関にとっても不都合で抹消したいものという社会の闇を見せられた気がします。話自体はすごく面白かったですが、最後の展開は少し急だったように感じました。また過去の作品に関係しているようで、この作家さんの本が初読みだった為、謎の残る終わり方になってしまった。

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    2026年06月13日
  • プラチナタウン

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    ネタバレ

    議会の古狸との戦いを予想してたけど、お姉ちゃんにタンカ切られただけでスゴスゴと引き下がってしまって残念。全体的にこんなにうまくいくのかという思いが読みながらずっとあり、そのモヤモヤは最後まで持続する。爽快感もなく、新しいビジネスプランの小説版でさほど面白くない。5/10

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    2026年06月01日
  • 呪術師の末裔

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    物語としては読み応えもあったが、伏線だと信じ続けてた呪術師の謎も、末裔とはなんなのかも解明されないまま。残ページが少なくなるにつれて失望感が漂ってきた後半だった。

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    2026年05月13日
  • 限界国家

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    今まで現在のことで精一杯で未来について考える機会がなかったが、この本を読んだことによって日本の将来というのは暗い道が続いていて、未来をいち早く予測し、臨機応変に対応することの大切さに気づかされた

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    2026年05月03日
  • 再生巨流

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    人生初の経済小説を読破。
    主人公が本気になって、業務に取り掛かる姿に胸を打たれた。
    でもやっぱりカタカナ言葉は難しくて、読みにくい場面もあったり。その一方で、セールスドライバーの蓬莱の話は、ノルマ関係なく、とにかくやり尽くすという想いで仕事をこなす姿にとても共感するものが多かった。
    本当は4をつけたい。だが、難しい言葉も多く理解ができない部分もあって3。
    仕事を熱心に取り組む、とはこういうことを言うのか、と勉強になった。

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    2026年05月02日
  • 呪術師の末裔

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    南米で墜落した研究者が出会ったのは万能の薬だった。その薬が公開されると製薬会社が危機に陥る。一旦闇に葬られた薬がまた復活する。

    読みやすいが薄っぺらい感じだった。過去の楡周平作品に出てくるキャラと関係があるらしいが、読んだはずの過去作品、すっかり忘れてしまった。

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    2026年04月21日
  • 鉄の楽園(新潮文庫)

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    さすがに夢物語過ぎる設定で、ビジネスプランの落とし込みは弱かった。

    途上国に新幹線を売り込む、そこに、ハードだけでなくインフラや、クルージングというソフトも盛り込み、さらに自分達でメンテナンス、おもてなしの心まで出来るように教育の場も提供するという、統合型パッケージの提案で実現させる、といったもの。

    アイディア自体は悪くないような気がするが、途中でも出ていたように、実現可能性が弱かったかな。結論ありきな感じでそこまであっと驚くような展開にならなかったかと思う。

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    2026年04月18日
  • 異端の大義(下)

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    山崎豊子作品の主人公達のように、会社の理不尽に耐えながら、それでも辞めずに自分の信念を貫くと思いきや、あっさりと転職してしまった部分はちょっと意外性があった。

    カイザーに転職し、中国市場の拡大を任されるが、東洋電機の危機的な状況もあり、今度は東洋電機買収の計画を任されるという、なんとも因果な状況に。

    最後はライバルの湯下と会話し、未来を見いだすかのように終わるが、全体通して、主人公・湯下含めて魅力的なキャラクターが乏しく、ストーリーも上下巻に分けるほどだったのかなぁと思った。特に中国での活躍はほとんどないし、何のために行ったの?と思った。

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    2026年04月15日
  • 異端の大義(上)

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    工場閉鎖に伴う社員のリストラを任された主人公。
    主人公のキャラクターが聖人君子過ぎるのも相まってイマイチかな。
    下巻に続く。

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    2026年04月14日
  • 雌鶏

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    ラストの結末には少し残念な感が残りました。
    アメリカを交えて更に思いもつかない策略を施しての驚きや感動が最後に欲しかったかな。
    でも欲と地位、金といったドロドロした裏世界を利用し大掛かりかリベンジを仕掛けていく展開は面白かった。

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    2026年04月07日