楡周平のレビュー一覧

  • 修羅の宴(下)

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    解説で知ったが、住友銀行とイトマンがモデルになった物語だった。

    怪しいヤクザと付き合い、土地を転がす自転車操業がバブルの煽りを受けて首が回らなくなる。

    調子に乗っていた日本人の象徴のような滝本。

    最後まで否を認めない所にしがみついた浪速物産への執念が伝わる。

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    2024年08月12日
  • 朝倉恭介

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    朝倉恭介シリーズの最後。

    日本でのコカインビジネスを閉めるべく恭介は日本に向かう。

    ジャーナリストの川瀬は偶然にも朝倉恭介の犯罪に辿り着く。

    終盤までは恭介vsCIAという形だったが、最後は無理矢理、川瀬vs恭介という形になる。

    ほぼ全貌が明らかになったもののCIAの関与だけは闇の中。

    ダークヒーロー朝倉恭介ここに果てる。

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    2024年08月11日
  • クラッシュ

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    米国で新しいハイテク航空機の制御を請け負うグレンの痴情のもつれが原因で、航空機にウィルスが仕込まれ、さらに全世界のコンピュータのデータとOSを全て消すウィルスが拡散された。

    航空機を救い、世界のPCを救えるのか?

    この物語に関して川瀬雅彦はちょっと出ただけで、ほとんど関係ない。

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    2024年08月09日
  • 猛禽の宴

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    朝倉恭介シリーズ第三弾。

    日本でのコカインビジネスを成功させた恭介はニューヨークのファルージオの元へ休暇がてら行く。

    そこでニューヨークのマフィアの抗争に巻き込まれる。

    ファルージオは一命を取り留めたものの、ボスを退くことになり、黒幕のコジモが恭介の逆鱗に触れる。

    恭介はコジモをたった二人で壊滅させる。ダークヒーロー朝倉恭介健在という感じ

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    2024年08月09日
  • クーデター

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    報道カメラマン川瀬雅彦。テロを企てる龍陽教。

    日本で何が起こるのか?

    能登の原発付近で展開する龍陽教の武上は警察やマスコミに対して容赦ない攻撃を仕掛けた。

    武上の彼女である由紀は中継中にその犠牲になる。郡山の修治がクソすぎる。

    ってか朝倉恭介一切出てこないし。

    最後の詰めの部分で、川瀬が自衛隊と思いつくのも変だし、教祖がすぐにゲロるのもありえない。

    最後まで良かったけど、解決方法がイマイチ。

    後、楡周平の作品は2つ目だけど、中盤以降までお膳立てやらよく分からない話が続くので読むのに結構忍耐が必要。

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    2024年08月09日
  • Cの福音

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    アメリカでコカインの密輸法を思いついた朝倉恭介は足がつかない方法で日本での取り引きを始めるが、台湾マフィアに見つかる。

    恭介はマフィアを返り討ちにし、しばらくナリを潜めることにする。

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    2024年08月09日
  • ショート・セール

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    最後までテンポ良く読むことが出来き
    現実に起こり得るテーマなので
    飽きなかったです

    今回は登場人物に感情移入しにくかったけど
    最後はスカッとしました

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    2024年06月08日
  • ラストエンペラー

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    厳しいビジネスの世界でそうそう上手いことばかりが続くことはないけど、実業に身を置いているものとして、こういうサクセスストーリーもたまには読んでスカッとしたいもんです。

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    2024年05月02日
  • ショート・セール

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    まあいつもの勧善懲悪がさらに進んだ感じ。株式のことはあまり理解してないけど、こういう輩に食い物にされる企業が多いから、経営者は特に敏感にならざるを得ない。そして消費者や市民ファーストを忘れるから不祥事が続くんですな。

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    2024年03月26日
  • ラストエンペラー

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    トミタ=トヨタ、は明白として、ガルバルディ=ブガッティ、なんだろうか?(韻的には) でも、ブガッティはいまやVW傘下でフランスの会社になってしまったので、だとしたら、フェラーリか?

    EV王国な中国が、今後、世界の自動車市場を席巻する、というシナリオはまさしく現実的に危惧される話。日本のOEMが生き残る手段として高級路線にはしる、はちょっと安易な気もしました。

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    2024年03月25日
  • ショート・セール

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    投資ファンド「ウシジマ・ヒクマ」(外国ではよくある姓を繋げた社名だが、日本名でやるとなんともダサい)の副社長・樋熊令は、オリエンタル自動車を巡る新たな投資案件に眉を顰める。彼女の父が追い込まれた窮状に似ていたからだ。
    EVへのシフト、中国不動産の未来などを盛り込んだ無理のないストーリーに、令の復讐も絡んで一気に読ませる。ただ、タイトル(空売り)から想像したような仕手戦のような経済小説ではなく、ミステリーの枠組みから抜け出せていないように感じた。
    重要な情報を“偶然”入手することなどあり得ない。

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    2024年03月24日
  • 再生巨流

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    脳に錐刺して血が吹き出るまで考えろ。

    内容あまり憶えてないけど、このフレーズだけは強く印象に残った。

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    2023年12月18日
  • 国士

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    フランチャイズのお店を大事にして事業を拡大してきた創業者とそれを支えてきた従業員たち、対するは短期利益を追求して事業方針の大転換を図るプロ経営者とその取り巻き。
    あまりに典型的なキャラクター設定は何の撚りもない勧善懲悪の物語では残念ながら面白みが全くない。最初から善と悪を決め切らずにハラハラさせてくれれば応援もしたくなるだろうけど、そういう下町ロケット的な楽しみもなく。最後の方は結末も見えていて斜め読み。
    脱サラカレー屋さんというのは悪くない庶民の夢設定だと思うが、誰の目線で物語を進めるかの期待がかなりズレてしまった。

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    2023年12月01日
  • 国士

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     海外進出を目指し新社長を外部から迎入れた老舗カレーチェーンが会社変革、乗っ取りの憂き目に遭い、旧経営側と新経営側が戦うという話。
     新社長の相葉の考えが古いなというのが終始の感想。今特に米国のような先進国でこそ健康志向が流行りで、価格より質を追求している中で、質の低い食材も煮込めば一緒という考えは違和感。
     作品内では新経営側かと思えた商社の安住が中長期視点が欠くという点で相葉を見限り読者の溜飲を下ろしてくれる。ただ、旧経営側も事前リサーチをしてないにも程があるし、乗っ取られかけて文句を言うのも自分勝手がすぎる点でスッキリしない。
     あとは単純に会社の同期だからといってビジネスの場でタメ口で

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    2023年10月16日
  • 虚空の冠(上)―覇者たちの電子書籍戦争―(新潮文庫)

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    ★★★
    今月3冊目
    楡周平。新聞社から財界への成り上がりの人物の過去と、ベンチャーでこれから電子書籍を展開していく人間の話。
    やはりこれも孫さんとか実話ベース

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    2023年09月08日
  • スリーパー

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    ★★★
    今月7冊目
    北朝鮮、中国、アメリカでちと難しい。久々楡周平作品のハードボイルド。
    ややこしくて途中きつかった。
    まあ、ラストに朝倉恭介が出てきたのが驚き

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    2023年08月25日
  • フェイク

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    コンゲームの小説という訳ではない。といって銀座のドロドロ愛憎劇を描いた作品でもない。この手の話はスカッと爽快感というか、してやったり感とでも言うか、その種の痛快な終わり方をするものだが、その点もショボい。
    全体的に中途半端。
    銀座の夜の店のシステムが多少分かる程度の本だと思って読むのがオススメ。

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    2023年08月22日
  • 日本ゲートウェイ

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    コロナ後の対策で各方面で連携するのが面白かった。デパートの内部抗争は取って付けた感があり、無くても良かったのでは。

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    2023年08月15日
  • 和僑

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    ★★★
    今月8冊目
    プラチナタウンの続編。
    プラチナタウンの成功は良かったが、20年後にはまた老人は減り過疎化していく。
    どのように街をまた盛り上げるか、アメリカ進出して食で街を潤すため町長を辞めて新事業に。

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    2023年07月22日
  • 骨の記憶

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    ★★★
    今月7冊目。
    長い!貧しい山に生まれた主人公は集団就職で中華屋に。そこで一生に働いていた仲間が自分のアパートで火災にて死んでしまう。
    過去の過ちを消すべく新たな人間となり事業を成功させていく、しかし過去の精算は終わらない

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    2023年07月18日