あらすじ
鳩レースは、麻薬。
巨額飛び交う違法ギャンブル。
元締めのマフィアが闇ビジネスを拡大させる、真の狙いとは――?
賭け続けるしか、勝ちはない。
仁義なき賭博小説!
男のメンツと意地を賭けた、桁外れの闇賭博。
その日暮らしのしがない中年・上田安治は、テキ屋の元締めだった亡父・松吉から、違法賭博用の「レース鳩」を相続する。
松吉のコンサルタントを名乗る堂上によれば、鳩は名鳩ぞろい。プライベートクラブのレースに参加しないのならば、台湾人の楊志偉に売却してはと提案される。
博打よりも堅実な生活を求める安治は、勧められるままに鳩を売り、自らはクラブの鳩の世話をする鳩務員の職を得て、手堅く暮らしはじめる。
ところが楊の入会をきっかけに、クラブには台湾人が激増。彼らがマフィアだと知った安治は、日本人メンバーらの不審死と退会ににわかに恐怖を覚える。
だが新たな胴元による鳩レースは、開催間近にせまっていた……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公の安治は、テキヤの親分だった亡き父親が残したレース鳩をきっかけに闇レースクラブに引き込まれ鳩務員として働くことになる。日本の富裕層がやっていたレースが台湾の富豪に乗っ取られ華僑の大物まで現れて…。前半冗長な展開も後半風雲急雨を告げて盛り上がる。新しいジャンルで刺激的。傑作。
Posted by ブクログ
テキ屋の父が死んだ。息子は意外な物を相続する。大金が賭けられる違法な鳩レース。
色々意外な展開があるのでネタバレしないと分かりにくいけど、超面白かった。エキサイティング!続編希望