楡周平のレビュー一覧

  • クラッシュ

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    ネタバレ

    中盤までは、スケールが大きいのだが、犯人の追い詰め方や解決方がちゃちい。
    ウィルスバスターの勝ち!

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    2012年02月05日
  • ターゲット

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    テンポよろしくなかなか面白い。

    一つだけ、主人公のシャワーシーンどんだけあるんだよとツッコミいれてました。

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    2011年11月22日
  • 異端の大義(上)

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    楡先生がビジネスアドベンチャー路線に入った良い作品。
    奈落からの這い上がり小説ならではで本当に面白い。

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    2011年10月19日
  • 異端の大義(上)

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    主人公の仕事に対する心構えが気持ちよかった。
    途中から展開が読めてしまったのは残念だったが、長編を楽しめて読めた。

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    2011年10月07日
  • 陪審法廷

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    楡さんの小説。
    今回は、日本の裁判員制度をにらんで、
    アメリカの陪審員制度を舞台にしたお話。

    アメリカ在住の日本人少年は、
    隣人の少女が父親にレイプされていることを知り、
    少女の父親を銃殺する。
    そんな彼が陪審員制度で、無罪or有罪を争う法廷サスペンス。

    世の中には白黒つけれないことがたくさんある中、
    それに対して白黒つけないといけない立場になったら
    自分はどうジャッジするのか?
    この本を読みながら考えさせられた。

    下手な教科書よりも考える勉強になりました。

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    2011年08月21日
  • 衆愚の時代

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    大好きな作家楡さんのエッセイ。

    世の中の社会問題を題材に
    楡さんなりのフィルターにかけ、
    独自の理論を展開した本。

    モノの見方がちょっと変わっていて、
    読んでいて面白い。
    特に「老人専用テーマパークを作ろう」はなかなか。
    ちょっと作ってみようかな。。

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    2011年08月21日
  • クーデター

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    良くも悪くもこの作家はある程度外さない感じがする。
    書くにあたりかなりのリサーチもしているし、細部の表現も興味深い。
    でもそれはないだろう的な所もあり、それが作品の出来を少し下げてしまっている様な感じがする。ストーリーの流れも面白かったが最後は少しポリューム不足かな。

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    2011年07月27日
  • 宿命(下) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

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    権力を前にして、人間の強さと弱さが描き出され、
    狡猾な思いが交錯する人間ドラマが生み出されています。

    後半から締め括りに話が進むに従って、
    物語は不時着するような感が否めなかったです。

    続編があるようなので、そちらに挽回を期待したいと思います。

    文庫本が出ていないようなので、それまで待とうかな。
    いや、早く読みたいな。

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    2010年12月30日
  • 宿命(上) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

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    権力闘争をキーワードに物語が進んでいきます。

    権力の外側からの闘いと権力の内側からの闘いとは何かを、
    学生運動の場面を通して描かれていきます。

    学生運動と現代を対比をしながら、複雑な人間関係が描かれていきます。
    物語は下巻と続いていきますが、話の展開が読めません。

    上巻までは満足しておりますが、
    下巻の展開次第だなと思いつつ、
    早く書店で下巻を手に入れたいと思っています。

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    2010年12月22日
  • 衆愚の時代

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    好きな小説家である楡周平さんが社会問題に言及した一冊。

    う〜〜ん、ちょっと無理があるかなぁって感じな一冊。述べていることは確かに同意できる一面はあるんだけど、具体策が伴わないなぁって感じ。

    ただ、八方美人な政治の進め方にはイラッって来ていて、国民の意見なんてその場でコロコロ変わるので、あんまり気にすること無く大局的な検知で仕事してもらえればいいかなぁと感じている。

    好きな漫画の一つである「沈黙の艦隊」にてアメリカ大統領であるベネットが「50年後の世界も明日のことと同じように語れる」と述べるシーンがあるけど、そのような政治家が居るんだろうか。

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    2010年11月21日
  • 衆愚の時代

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    政権交代後、メディアをつうじて「弱者の目線、弱者の立場」という言葉が今まで以上に頻繁に言われている。確かに世の中には子供や障害者、病人、老人、予期せざる出来事で困窮生活を送ることを余儀なくされている方々がおられるし、国としてそうした方々に救いの手を差し伸べる、あるいは再起の機会を設けることがもちろん必要であることに、疑いの余地は無い。「弱者の目線、立場」と言われれば正面きって反対しづらい。しかし、ことさら弱者という言葉を強調してモノを論じ政策を実行するのは問題が多すぎる。それは、衆愚という間違った方向に国を進めているのではないか?というのが著者の基本的な主張。

    「派遣切りは正しい。派遣を求め

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    2010年10月31日
  • 衆愚の時代

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    「マスコミ」を「マスゴミ」だと思っている人が読めば
    特に新しい話ではありません。

    自分が社会に出て歳を重ねたことも影響していると思っていたが、
    いつからだろう。こんなにコメンテーターのコメントが
    不適切になっていったのは。

    弱者とは誰のことか?
    現実逃避して、夢を追い続けて定職につかなかったやつ等が弱者か?
    自由が欲しいと言って派遣社員になってるのが弱者か?

    もちろんひとくくりにはできないが。

    都合のいい情報ばかりが流れるこの社会を確認できる一冊。

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    2010年10月31日
  • 衆愚の時代

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    正論ばかり言う、マスコミそれから、会社の経営者、そう、自分自身もそうかも知れない。
    弱者を助けよう!
    なぜ、仕事をしようとしない人を助ける
    といった、ごく素朴な意見をいうことができない。
    そんな時代になったんだな。

    建前ばかりで本当に疲れるね。
    しかし、波風立てないためには、「建前」を言っておくのが正解だ。

    ならば、こんな時代、私は、どうすればいいのか。
    この本には、その点は、明確に書かれてはいないが、自分で考えるしかない。

    マスコミに踊らさせず、自分で考えてみよう。

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    2010年10月10日
  • 衆愚の時代

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    ちょっと極論かな、と思わせるところもあったけど、確かにうなずける指摘多し。働く気がないのに保障だけ求める人がいればそりゃあ腹は立つけど。庶民としては、共感できました。

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    2010年09月24日
  • Cの福音

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    “C”とは“スノー”=“コカイン”の意味。
    マリファナでも覚醒剤でもないコカインをテーマに、アメリカ企業に詳しい著者が書き上げた「悪の帝王朝倉恭介シリーズ第一弾」です。

    親友の死がきっかけで、親友の父親でマフィアのボスのもと、日本で通関システムの盲点をつき麻薬密輸を行う「朝倉恭介」。中毒者にした売り子たちをアメリカから日本に帰し、彼等からの発注をネットワークで受けて取引を行います。しかし、その麻薬売買のネットワークの一端が露見したため、秘密を守るために今までの客を惜しげもなく殺害します。

    この作品は1996年に発刊されたものです。
    15年程前からこういう問題があったというのに、相変わらず薬

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    2017年11月09日
  • クラッシュ

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    プログラムの組める人間からすると、いくら疲労のためとは言え、バグの内容がちょっと納得がいかなかったけど、コンピューターが絡んだストーリー物としては楽しめた。

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    2010年09月11日
  • 衆愚の時代

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    著者の意見には概ね賛成。ただ専門外の分野に首を突っ込みすぎるのはいかがなものかと思う。
    失礼だが全体的に浅いと感じた。
    ただこういった正論を吐く著名人がまだ存在しているという事実は心強い。

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    2010年08月09日
  • 陪審法廷

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    2010.7
    すらすら読めるけど教科書の挿話みたい。まぁ楡らしい。裁判員に選ばれるときは来るのだろうか。

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    2010年08月09日
  • マリア・プロジェクト

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    街の一角で倒れていた知り合いを助けた事によって世界が一変した少女。
    愛する人の子供を妊娠した事によって、堕胎を迫られた娘。
    そしてその恋人。
    巡り巡ってそれらが交わった時、始まりで終わりでした。

    全員の関係性、背後にあるもの、年月。
    それらが合わさって事件が明るみになるまでは
    一応平和な生活? でした。

    しかしこのプロジェクトすごいです。
    人を人とも思っていない、というより、利益優先?
    どう言えばいいのか分かりませんが、価値観の違い、というには
    すごすぎるものでした。
    が、すべてにおいて上から目線なのは分かりました。
    自分達が一番上等ですから…。

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    2010年09月30日
  • 衆愚の時代

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    恥ずべきプータローをフリーターと言ってその立場を守ろうとマスコミが言うのはいかがなものか。昔花形の商売も30年もすれば変わる。夢と言うなのまやかしで妥協できないと言ってプーとなるより、どこかで妥協してでも正規雇用を勝ち取ることが大事なのではないか。働くことの意味は今も昔も不変、生きるために日銭を稼ぐために働くのだ。
    著者の入社面接や社内異動に関する話は笑って納得。
    昔は給食がなくお昼のお弁当の具で家庭の貧富の差が明確になった。貧しいことを恥ずかしいと思い、贅沢をしていると思うことで謙虚さが生まれ、社会を知るきっかけとなった。今は自由の意味を履き違えて自己主張だけする子供がいる。全てが平等である

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    2010年07月05日