楡周平のレビュー一覧

  • 陪審法廷

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    陪審員の法廷入門小説、といえるリアリティーある内容だった。文学としてどう よりも。

    国民性のギャップを念頭に置きながら 自分の方向性を定めて読むのにエネルギーを使った。
    米国の、少年法なし第1級殺人のドライな判決の過程は読みごたえあった。

    良い 悪いではなく 広く視野を広げなくては。自分も司法の一端を背負う立場になる時が来ると覚悟して。

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    2015年08月30日
  • 再生巨流

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    自分で枠を設けず発想を広げ、それを形にしていく姿は、下手なビジネス書より読み応えがある。
    一方で、一つ一つのビジネスアイディアはもう発行後何年も経っているせいか、古い。ただそれはしょうがないかな?

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    2015年08月27日
  • 羅針

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    遠洋航海の機関士を主人公とし、一家の主として遠洋航海とどう向き合うか、そして子どもに関われないツラさが描かれる。家族のように共に過ごし、南氷洋で捕鯨をする船員同士の絆の強さと、それに反比例するように伝えたくても子どもとの関わりが減っていく生き方。
    その中で、父から継がれたもの、そして息子に継がれる意志が伝わってくる。

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    2015年03月17日
  • 修羅の宴(下)

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    201502/株とか私にはややこしい部分もあったけど面白かった。必死故とは言え、見事なまでにえげつない主人公で好感は持てなかったけど、だからこそこのラストは切なかったなー。

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    2015年02月28日
  • 朝倉恭介

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    だんだんと テンポが良くなってくる。
    筆運びが うまくなっているというべきか。
    スリリングな 展開。

    朝倉恭介の ビジネスモデルが ほころびがでてくる。
    金髪のヤンキーなタシロの オンナアサリから
    ほころびが 生まれる。
    小料理屋のおかみさんが、岡村の嫁さんだったとは。
    そこからもほころびる。
    そして、雅彦は コカインの調査にいくことで
    ギャレットと 知り合い 朝倉とフロリダの襲撃が
    わかることに。

    このように 朝倉恭介を 追いつめていく
    物語の作り方は 実に うまいのである。
    そして、台風によって、コンテナーが 破損し
    大量のコカインが 見つかることに。

    絶対絶命の 朝倉恭介に、
    包囲

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    2015年01月27日
  • Cの福音

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    楡周平の処女作。
    にしては、筆の運び方が 着実でもある。

    朝倉恭介は、優秀な成績であり、同時に
    肉体的にも 鍛えられている。

    そして、友人との出会い。
    その父親のダークな世界にふれることで、
    自分の進むべき道を決める。

    二人の暴漢に襲われた時に、
    正当防衛として 殺してしまうことで、
    更にすすむべき道が 明らかになった。
    自分の中に 存在している なにか が
    行動に駆り立てているのだ。

    そして、日本という 海に囲まれているが故に
    密輸入の困難さを 打ち破る ビジネスモデルを考案する。

    いくつかの前提で
    税関での検閲が 全量検査ということと
    ロットナンバーが違うことで、それを保管するこ

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    2015年01月24日
  • 羅針

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    201412/どのジャンルでもしっかり面白く、どのジャンルでも男性描写に味がある(その分女性キャラは薄いけど、男の世界を描いているのでそれはそれでアリ)。安定のページターナー。テーマや物語中の時系列のわりに頁数少ないので、後半の脱出劇や息子との関係とかあっさりに感じてしまうけど、却ってスピード感があっていいのかも。

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    2014年12月28日
  • 介護退職

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    なんか、今の自分・未来の自分を重ねて見てしまった。
    あと何年、こうしてのんびり本を読むことができるのだろう・・・。

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    2014年10月19日
  • 衆愚の時代

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    内部留保 ワークシェアリングの弊害(残業手当が減るなど) 向田邦子「総中流意識を抱くのは学校給食の為」 乳幼児突然死症候群(うつ伏せで寝せるのがよい、と信じられた頃に多発) 泉谷しげる『春のからっ風』 京浜ホテル騒動 AOP(action operation plan) SADA(sales administration distribution advatizment)

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    2014年10月08日
  • 介護退職

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    ややハッピーエンドか
    実際仕事なんて見つからないでしょ
    認知症はひどくなる一方だし…
    遠くの兄弟は金も手も出さないけど口は出すみたいな
    空き家になった実家の問題も
    問題提起はいいけど甘いです

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    2014年09月21日
  • 介護退職

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    201409/年老いた母が暮らす舞台が東北というのが描写に一層切なさが。この作品ではいい方向に展開していったけど、現実は主人公のよう(仕事できたり稼ぎが良かったり等)ではない人のほうが多いわけで。身内である弟の「嫁」にきちんとお金払える男性ってのも、実際そうそういないだろう。なので現実感には乏しい部分もあるけど、希望射す結末でエンタメ作品としては良質。

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    2014年09月20日
  • 介護退職

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    小説として、特に面白いところはないが、ビジネスパーソンであれば誰にでも起こりえるということには、全く同意する。明日からでも自分にできる備えを考える、そういう動機付けにはもってこいである。

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    2018年10月14日
  • 猛禽の宴

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    朝倉恭介の2冊め。まったくこの世は猛禽にあふれていて猛禽天国、最後は猛禽インフレを起こしている。
    著者はなんでも書き、世界を創ることが可能なのだけれど、やや無理があったり、強引なところも散見される。時に自分に酔ったような饒舌な修飾語なども垣間見れて、自分が創りだした神をさらに称えるような、自己自演が表現としては気になりました。
    全体的に行けば、世界は自分が思っているようには動かず、まさに、明智光秀と織田信長の構造をそのままに、組織についていなかった恭介がどうなっていくのか、が今後の展開につながっていくのでしょう。恭介は人をバンバン殺しますが、何故か正しい方に向かっていく。手段は悪であっても、心

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    2014年09月02日
  • クーデター

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    シリーズ物でなければ読みきれなかったかも。逆にシリーズ物だから、導入として読んでしまい、そのボリュームに辟易した感もある。
    朝倉恭介の敵となる川瀬雅彦の導入にあたる部分だが、スケール感の割にお粗末すぎる偶発的事故で物語が収束し、悲劇も喜劇になってしまった。
    これまでの楡周平の他の作品を読んで、原点に戻って読みなおしてしまっていて、主人公の挟持や登場人物の思惑などが空回りしているように感じてしまった。著者としては初期として、おそらくここまでスケールを広げて書いたのは初めてに近く、その意気込みと勢いは買うが、少し冗長になってしまったのは、時代が追い越してしまったのだろうと思う。
    当時としては、これ

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    2014年08月20日
  • Cの福音

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    ダークかダークじゃないかと言われれば、ダークだ。ヒーローかヒーローじゃないかと言われれば、ヒーローではない。運命によってダークサイドに落ちていった人間の作り上げたシステムによって、人が一人贅沢な暮らしと、時々殺しをさせるだけだ。あとは黙々とした作業の繰り返し。目立たず、大衆の中に紛れ込む。
    せっかくの技術、能力、知力を最大限に活かせるところが裏稼業だっただけで、別に最初から表世界で働こうとも考えていなかったと思う。そのように仕組まれていったことが運命と呼ぶのなら、彼は純朴な運命信者であり、初志貫徹するブレない生き方と冷静な判断のみを神に捧げる。

    ただコカインで一儲けすることが彼のやりたいこと

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    2014年08月12日
  • 再生巨流

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    かなり強引な設定や、都合の良過ぎる出会いなどが気になるけど、仕事にかける情熱は伝わってきます。

    部下を育てることの大切さには、もっと若いうちに気付いてほしい。それに気づかない人だから、このポジションに飛ばされたのでしょうけど。

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    2014年08月03日
  • 「いいね!」が社会を破壊する

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    「だれが本を殺すのか」(佐野眞一)を読んだ流れから購入してみた。楡周平だしね。
    彼が以前に働いていた会社、コダックがカメラデジタル化のために倒産してしまった話から始まり、電子書籍とSNSの出現により出版のの世界も今や危ない、と世の中が変化しつつあることに言及。便利になればなるほど機械化が進み、人の力がいらなくなり雇用が減る。最近では3Dプリンターなる、優れた復元機能を持つ機械まで発明され、ここまで来ると工場も店もいらなくなる。ロボットが人間を駆逐するという恐ろしいブラックSFが現実になろうとしているのだ。
    これからの日本経済はどのようになっていくんだろうか。私たちの子供や孫の時代に明るい未来は

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    2014年06月14日
  • フェイク

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    高級クラブのしがないボーイである主人公は、ある日、そのクラブの雇われママにいい儲け話を持ち掛けられる。それはボトルに細工し、店の高級ワインと安物のワインを入れ替えるというものだった。酒屋の旧友とも協力し、順調に計画は進んで行くと思われたが。。。

    前置きがながーい。と感じてしまいました。コンゲームたる描写になかなかいきません。

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    2014年05月07日
  • フェイク

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    こういう世界もあるんだなとは思っていたけどこの非日常感が面白いな~。
    スピード感もありあっさりよめました。

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    2014年05月04日
  • 「いいね!」が社会を破壊する

    購入済み

    思いは伝わるがエッセイにちかい

    楡周平ファンとして購入しましたが、やや想定内というか新たな発見はなかった。もっと楡周平的なひねりや想定されるシナリオなんかがあるともっとよかったと思える。
    情報化社会は人々にどのような影響を与えるのか?そこからが本格的な議論なのだろうと思う。

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    2014年04月24日