【感想・ネタバレ】クラッシュのレビュー

あらすじ

天才女性プログラマー・キャサリンは、インターネットに陵辱され、ネット社会への復讐を誓った。凶暴なウィルス「エボラ」が、全世界を未曾有の恐怖に陥れる。地球規模のサイバー・テロを描く。

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やはりウィルスは怖い

コンピュータ社会への警鐘ともいうべき作品。時代背景は少々古いが、本作のような
サイバーテロは十分起こりうる。
飛行機に関する専門用語が多く、最初は少し読みづらかったが、後半あたりから、
がぜん面白くなった。
航空業界のみならず、金融機関や製造業など、全産業で使用されているコンピュータ
がウィルスに感染し、データやOSが消去されてしまったら社会は1日で崩壊する。
いかに損害を最小限に食い止め、打撃から早く立ち直れるか。
非常事態に問われるのはまさに国家の危機管理能力だ。コロナウィルスが世界中で
猛威をふるう中、政府の対応をみるかぎり、日本は終わったなと感じざるを得ない。
本作のような災厄が現実にならないことを祈るばかりである。

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2020年05月02日

Posted by ブクログ

楡さんの「朝倉恭介VS川端雅彦」シリーズ第4弾。

今回は川端雅彦が主人公のパート。
制御不能となった飛行機、
世界中にばら撒かれたコンピューターウイルス、、
この先どうなっていくんだろうとどんどんのめり込んでいってしまいました。
700ページもの超大作ですが、
あっという間に読めてしまいます。

コンピューター社会に対する警笛とも受け取れる本作品ですが、
あんまり難しいことは考えずに楽しむのが正解かと(笑)

しかし、本編主人公の川端さんは、
あんまり大したことしてないのに大事件を解決しちゃうんだなー。
目のつけどころがいいというか、運がいいというか。。

次回はもう少し活躍して欲しいところです。

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2011年08月21日

Posted by ブクログ

最高に面白い!ネット社会、コンピュータ依存の危うさに対する警告。男女関係のもつれから起こるサイバーテロ。ジェット旅客機に関する繊細な描写等全てに引き込まれる。

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2010年08月17日

Posted by ブクログ

飛行機 オタクには お勧めのような気がする。
専門用語が ふんだんに出てくるし 
その操作に関する 詳しい 状況が なんともいえない感じがする。

まさに 飛行機で 動いている。
クローズドシステム であることは わかっていても
基本システムが 改ざんされれば 
3つのコンピュータがあってもどうしようもないのだ。

ニンゲンの誤解が生み出す 狂気。
善人が 悪人になる 瞬間。
これが 描ければ 小説としては いうことがない。
二つの絡み合った 嫉妬が 大きな事件を巻き起こす。
げに オンナ は こわいなぁ。

川瀬雅彦が キーマンになりそうで、キーマンにならないところが
もどかしいところで トレーシーの活躍が 目を見張る。
群像 が主人公 みたいだ。

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2012年10月25日

Posted by ブクログ

しばらく飛行機には乗りたくなくなります。

コンピュータの暴走…。
機械まかせに過ぎるのもこわい感じがしてきます。

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2012年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プログラマーがサイバーテロで最新旅客機を制御不能にし、世界を破壊し尽くしていく。川瀬雅彦の役割がよくわからないが、川瀬がいなくても単独物として十分楽しい。1作目「Cの福音」朝倉恭介で麻薬密輸、「クーデター」川瀬雅彦で宗教テロ、「猛禽の宴」恭介でマフィアの抗争、この「クラッシュ」川瀬でサイバーテロ。次は。

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2012年05月12日

Posted by ブクログ

「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第4弾。といっても肝心の主人公はあまり出てこないものの、前作まで同様小説の世界をリアルにするディティールの素晴らしさ。前作までの麻薬や兵器に続いて、今回は航空機とインターネット。

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2010年04月25日

Posted by ブクログ

すごく面白かったです! 600ページほどの長編ですが、夢中で一気に読んでしまいました。 構成がシドニィ・シェルダンを思わせるものがあり、エンターテイメント小説かしらと思いながら読み進めていきましたが、たいへん緻密かつ専門的な分野にまで踏み込んでいて、楡周平さんの見識の深さと頭のよさを感じました。 具体的には航空機分野、そしてインターネット分野ですが、知らない世界を見せていただいて、わくわくドキドキ、たいへん楽しかったです。 ふだん漠然と感じているネット社会への不安、それがフィクションとはいえ、現実味を持って、思いもかけないスケールで展開されていきます。 また、単にそれだけで終わってしまうのではなく、電車の中で読みながら、思わず涙が出そうになることも何度もありました。 この前に読みました「異端の大義」に続き、感動の残る、読み応えのある本でした。

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2010年03月09日

Posted by ブクログ

シリーズ第4作、川瀬雅彦編としては2作目に当たるが、川瀬編の前作「クーデター」とは比にならない完成度の高さ。
「クーデター」ではあまり効果的とはいえなかった、場所を基点にカットバックして物語を進めていく方式が今回はだいぶ奏功しているし、文章構成や表現そのものも高度に練られているから、長さも気にならない。
なにより、ストーリーの骨子がしっかりとしていて、読者をハラハラさせ、この先どうなるんだろう? と興味を抱かせるという点において、まさに王道を行く作品。
福井晴敏氏の一連の作品を彷彿とさせる要素もある。

この小説が最初に発刊された年代(1998年)を慮れば、コンピューターに関して一般の人々にとってはやや難しい内容が書き込んであったような気もするが、その分、今読んでもそれほど時代遅れ感を抱くことはないし、素直に「へえ~」と思うことができる。
ただ、いかにも伏線になりそうな登場人物の錯誤が実は本筋とはまったく関係なかった、という風な無意味な描写もいくつかあり、それは少し邪魔かも。

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2009年12月23日

Posted by ブクログ

米国で新しいハイテク航空機の制御を請け負うグレンの痴情のもつれが原因で、航空機にウィルスが仕込まれ、さらに全世界のコンピュータのデータとOSを全て消すウィルスが拡散された。

航空機を救い、世界のPCを救えるのか?

この物語に関して川瀬雅彦はちょっと出ただけで、ほとんど関係ない。

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2024年08月09日

Posted by ブクログ

吸い込まれるようにスルスル読めた。展開が気になってページを捲る手が止まらない。
フロッピーデスクって…!ともはや懐かしい通り越して知らない昔の話だなと思ったけど、それでも引き込まれるし、今に通じる部分もあるなと感じた。
作者の調査力に感服。また、日本が海外からして重要視されることってなかなかないと思うけれど、そこを標準時刻と紐づけているのが納得感があってよかった。
ただ、この作品に限らないけど、冗長な情景描写や、別々の登場人物が別の場面で全く同じセリフで同じことについて言及するところは、飛ばしてしまった。

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2022年04月14日

Posted by ブクログ

飛行機のコントロールシステムを狙ったサイバーテロを通じて、インターネット社会への警笛を鳴らす。いまやインターネットは社会インフラとして切っても切り離せないことは誰の目にも明らかであるが、本書で扱うようなリスクについてはあまり語られない。もちろん、あくまでフィクションであり、サイバーテロへの対策は万全に万全を重ねているものと信じているが、、、

昨今はSNSでの中傷など問題になっているけど、
そのうち、端末のシステム要件が法律で規制され、インターネット上での行動がAIによって監視され、裁かれるようになる時代がくるのかな?


インターネットに陵辱された天才女性プログラマーキャサリンは、インターネットを使う上でのルールがなく、勘違いされた「自由」を貪る社会を破壊し復讐することを企てる。川瀬雅彦は、ワクチン製作会社への取材をきっかけに活躍する。

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2020年09月22日

Posted by ブクログ

まず、こんなしょうもない男のためにここまでする?と思いました。
最後まで見て届けて欲しかったけど、ラストはいいので☆3つ。

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2016年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中盤までは、スケールが大きいのだが、犯人の追い詰め方や解決方がちゃちい。
ウィルスバスターの勝ち!

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2012年02月05日

Posted by ブクログ

プログラムの組める人間からすると、いくら疲労のためとは言え、バグの内容がちょっと納得がいかなかったけど、コンピューターが絡んだストーリー物としては楽しめた。

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2010年09月11日

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