楡周平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「だれが本を殺すのか」(佐野眞一)を読んだ流れから購入してみた。楡周平だしね。
彼が以前に働いていた会社、コダックがカメラデジタル化のために倒産してしまった話から始まり、電子書籍とSNSの出現により出版のの世界も今や危ない、と世の中が変化しつつあることに言及。便利になればなるほど機械化が進み、人の力がいらなくなり雇用が減る。最近では3Dプリンターなる、優れた復元機能を持つ機械まで発明され、ここまで来ると工場も店もいらなくなる。ロボットが人間を駆逐するという恐ろしいブラックSFが現実になろうとしているのだ。
これからの日本経済はどのようになっていくんだろうか。私たちの子供や孫の時代に明るい未来は -
購入済み
思いは伝わるがエッセイにちかい
楡周平ファンとして購入しましたが、やや想定内というか新たな発見はなかった。もっと楡周平的なひねりや想定されるシナリオなんかがあるともっとよかったと思える。
情報化社会は人々にどのような影響を与えるのか?そこからが本格的な議論なのだろうと思う。 -
Posted by ブクログ
三流大学を卒業して銀座のクラブにボーイとして勤め出した主人公岩崎が、若くして銀座でNO1ママに上り詰めた摩耶から、ある相談を持ち掛けられる。
そこから始まるコン・ゲーム。
銀座の夜の世界の裏事情など、当たり前のことが書いているだけで、一時浸った身としては、さほど興味深くもなかった。
今どきは、上場してない中小企業ならいざ知らず、一部上場企業の社長だからといって、湯水のごとく銀座のクラブで金を使うことなど簡単にはできない。
CSR(企業の社会的責任)が株主や消費者から問いただされる現在では、社長といえどもこんなに交際費は使えないのが現状。
だから今は、銀座の高級クラブの大口顧客はその筋の人が殆ど -
Posted by ブクログ
本作はコンゲーム小説という分野にあたらるらしいです。
その定義は、暴力的な手段を用いないで、知能を使って大金をせしめる詐欺師達の物語。頭脳戦を楽しめる小説とのことです。
しかし、正直、それほど頭脳戦がひしひしと伝わってくる物語ではありませんでした。
頭脳対頭脳で戦っているようなイメージではありません。
本作では、だますというところでは、大きく3つ。
(1)ワインすり替え
(2)競輪を舞台にした裏技
(3)株価操作
ワインのすり替えや株価操作については、巷でも言われているようなことなので、それほど大きな驚きはありませんでしたが、競輪を舞台にしたオッズ操作はしびれました。マイナーなギャンブル -
Posted by ブクログ
後半になればなるほど
読ませてくれますね!!
深いですわ~
日本独特の企業にありがちな嫌~なところを
見事に取り上げつつ
いつ、企業が廃退していくか
いつ何があるかわからないぜ~と
感じさせます。
仕事、組織、人間関係と難しいんですが・・・
よく書かれた企業経済小説だと思います。
立場が違えど
いろいろと考える視点から取り組むことも違うのはわかるんですが
この小説では、昭和の復興した日本を
昔の良い部分と悪い部分の日本
今(現在)の再生にかけた日本の企業のありかたとは。
ちょっと文章が長い感じはしますが
太い経済小説でした
GOOD!
モデルのSANYOは気になるのは当然ですけど