楡周平のレビュー一覧

  • 介護退職

    Posted by ブクログ

    とってもリアル。自分に置き換えて読めば読むほど怖くなってきた。
    実際介護のため退職を余儀なくされる人がいると雑誌でも見た。これは大きな問題だ。

    0
    2014年11月02日
  • ラスト ワン マイル

    Posted by ブクログ

    ラストワンマイルという言葉は初めて聞いたが、それを小説でうまく表現している。
    商流の末端(ラストワンマイル)を握っている物流業が一番強いということ。

    0
    2014年10月28日
  • ラスト ワン マイル

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    とてもわくわくして読めました。

    再生巨流、プラチナタウンとさまざまなビジネスプランを紹介してきた楡さんですが、本作では、流通企業と通販とのビジネスについての物語です。
    時の話題をベースに、よくも、こんなにビジネスモデルを考えることができるのだろうと思います。

    本作では、郵政民営化、楽天のTBS株取得などをベースとしたプロットとなっており、「蚤の市」から取引条件の変更を求められた暁星運輸の課長が新しい通販のビジネスモデルを考案し、蚤の市と戦うストーリ展開となっています。
    「ラストワンマイルを握っているものが支配権を持つ」
    うーん、すごい。
    ちなみにIT系のラストワンマイルとは

    0
    2014年10月12日
  • ラスト ワン マイル

    Posted by ブクログ

    営業の仕事の困難さ、そしてやりがいが垣間見えるような作品。本作では起死回生のアイデアがタイミングよくなされたことで極東テレビや運輸が救われたが、常に時代を先読みする能力と運が備わらねば企業は大変であるとつくづく思う。

    0
    2014年09月17日
  • 介護退職

    Posted by ブクログ

    考えさせられると共に身につまされるような作品だった。

    主人公の唐木栄太郎は妻と息子の三人で順風満帆の生活を送っていたのだが、秋田に独居する老母が大怪我をし、さらには…唐木は止むに止まれず、介護退職を決意するのだが…

    これからの日本は、この作品に描かれているような問題が増えていくに違いない。地方には仕事も無く、少子化が進む中、仕事を求めて人々は都会へ。地方に残された年老いた親の面倒をどうするのか。老人介護施設も老齢化の波を受け、なかなか受け入れてはくれないだろう。もちろん、国も当てにすることは出来ない。

    この作品の主人公の決断は最終的には良い方向に向かうのだが、こういう例は極一部だろう。国

    0
    2014年09月08日
  • マリア・プロジェクト

    Posted by ブクログ

    流産させた6ヶ月の胎児。
    その胎児は 女子であり、体内には 700万個の卵子がある。
    それを人工培養させて 成熟させる。
    成熟させた 卵子を 人工授精させる。
    受精した卵子を 定着させ 代理母 によって 誕生させる。
    それによって ニンゲンが誕生する。
    胎児から 卵子を取り出して 成熟させるというのは 新規性があるが
    それ以外の手法は 目新しいことではない。
    『倫理』というものが 技術の進歩によって 変化してくる。

    そのことが テーマとなって
    現代の 生命とは ニンゲンとは ということを
    問いかけるのではなく、
    ビジネスとして取り組んでいる集団に対して
    何らかのアクションを起こそう という話

    0
    2014年07月17日
  • 「いいね!」が社会を破壊する

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今は優良企業でも、新技術が現れると潰れる。フィルムメーカのコダックは超優良企業だったが潰れた。デジカメがジョブ、決定的なパンチはスマホだった。そして、そのパンチはデジカメさえも叩き潰してしまいそうな勢いだ。
    便利さの追求と「いいね」が雇用を奪って行く。暗い未来を予想する本だ。
    クラウドは便利だがリスクもある。しかし、クラウドを紹介する多くの本にはそのリスクのことが語られていない。

    0
    2016年09月13日
  • 再生巨流

    Posted by ブクログ

    久々に経済小説を読んだ。そうとう練り込まれていて、中身が濃かった。2005年の本だが、ネットビジネスや物流ビジネスの虚を突く視点が面白かった。現実の物流会社も真似したいところは沢山ありそう。

    0
    2014年04月13日
  • 「いいね!」が社会を破壊する

    Posted by ブクログ

    コダックの崩壊、

    産業構造の大変革、

    グーグル、フェイスブック、LINEのデータ管理

    3Dプリンター、ただほど怖いものはない、

    0
    2014年04月12日
  • フェイク

    Posted by ブクログ

    三流大学をでた 岩崎陽一。
    銀座の会社にはいったが 
    その会社の経営する銀座のクラブで働く。
    手取り 15万円。

    そのクラブに 現れた 摩耶ママ。
    26歳で 1ヶ月の売上 1500万で契約。
    歩合制ママの 運転手としてはたらくことで、
    妙な展開に。

    新宿歌舞伎町の酒屋の謙介とは大学の同級生。
    競輪ではまり、借金で追い込まれる。
    偽ワインを 販売することで 小遣いが増えるが。

    製薬会社の山野社長は 婿養子。
    その愛人だった 摩耶ママは、陽一の紹介した
    同じく同級生の さくら に乗り換えられることで
    摩耶ママは 復讐をする。

    毛生え薬に 脱毛剤をすり替えて、
    脅しをかける。
    そのやり方が 

    0
    2014年03月24日
  • マリア・プロジェクト

    Posted by ブクログ

    自分が女だったらまた感想は違ったものになるだろう
    楡周平らしくハードボイルドでなんとなくありそうなことを描いている
    厚い割にスラスラ読める

    0
    2014年03月10日
  • Cの福音

    Posted by ブクログ

    ドラッグを巡る中国系マフィアとの対立…という話は他にもいくつか読んだ記憶があるが、相手がヤクザでも警察でもなくダークヒーローというのが面白い。一昔前のハードボイルドという感じのクサさ、でもそれが良かった。続編も読もうっと!

    0
    2014年02月09日
  • フェイク

    Posted by ブクログ

    夜の世界の描写が良いですね。なるほど、銀座の夜のシステムはそうなっているのかと感心させられました。
    下町の繁華街ばかりで遊んできた自分にとっては、違う世界の雰囲気と『銀座』たる所以を垣間見せられた作品。
    ストーリー事態も重くなく、楽しく、微笑ましく、読み進められました。
    ラストだけ、ちょっと…(^^;
    なんでママはワインの味を…分かったけど、許してあげたって意味もあるのかな?

    0
    2014年01月22日
  • 「いいね!」が社会を破壊する

    Posted by ブクログ

    情報産業の首根っこを押さえている、米国は21世紀も覇権国として君臨しつづけるのだろうか。

    情報と金とチャンスと権力が集まる、東京はますます栄え、地方はますます疲弊する。

    若い人は、チャンスをもとめて東京に吸い寄せられるが、  WINNERS TAKES IT ALL 


    希望をなくした若者たちで、東京がかってのニューヨークのハーレムタウンのようにならなければいいが。

    というのがこの本を読んでの感想、というより連想です。

    0
    2014年02月19日
  • 「いいね!」が社会を破壊する

    Posted by ブクログ

    より快適な、より便利な生活を追い求め、「無駄」の排除を続けた果てに生まれるのは、皮肉にも人間そのものが「無駄」になる社会という指摘にあるように、便利は労働を排除する。
    ネット社会の身近な現実の事例を的確に分析して、説得力のある論調。
    しかし、行き着く先は暗澹として、解決策が示されていないのは、解決策がもはやないということか。

    0
    2013年12月16日
  • 「いいね!」が社会を破壊する

    Posted by ブクログ

    確かに、Facebookに登録したした顔で

    街中の監視装置で認識されてしまうかも

    しれない。どう、便利なものと付き合って行くかが

    大事だ。

    0
    2013年12月07日
  • フェイク

    Posted by ブクログ

    楡 周平さん、初読み。読みやすかった。
    銀座の高級クラブで働くボーイとママが仕掛けるコンゲームの話。
    偶然の要素でゲームが左右されたり、もう少しひねりが欲しかった。

    0
    2013年11月10日
  • フェイク

    Posted by ブクログ

    この作品で登場するいくつかの対極する点は、人や場所だったりするのだけど、そういった分岐点というか、分かれ道での逡巡での葛藤は人なら大なり小なりある、そのテンポ感は素晴らしい。エンターテインメントとして重要なのは最後にハッピーになるってこと。

    0
    2013年10月30日
  • ラスト ワン マイル

    Posted by ブクログ

    学生時代に読んだが衝撃的だった。
    物流の仕組みをうまく構築し、巨大企業と戦う。現代のITを取り巻く環境を反映していて面白い。

    0
    2013年09月14日
  • 衆愚の時代

    Posted by ブクログ

    小説かと思って読んだら、コラムだった。しかも、作者の言いたい放題。それが、いちいち共感するので、一気に読んでしまった。高校生とかが読むと、その先の人生の糧になるんじゃないかな。40近いおっさんが読むと、あぁーそうなんだよ、ってなんか居酒屋の話のネタみたいな感じになるけど。

    0
    2013年05月26日