楡周平のレビュー一覧

  • ドッグファイト

    Posted by ブクログ

    結果はなんとなく想像できたが、物流の裏側が理解できた。高齢化社会、商店街、ドライバー不足など社会問題解決のアイデアになる。自分ができることは、なるべく再配達はやめようと思った。

    0
    2024年07月04日
  • 修羅の宴(下)

    Posted by ブクログ

    ホンマに恐ろしい内容だった。有名なイトマン事件をモチーフにしてるのを気付いてからはネットでいろいろ調べた。ほんの数年の祭りのツケが何十年も続くなんて誰も思わなかった。

    0
    2024年07月02日
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    服部時計店、セイコーの歴史が創業者服部金太郎の丁稚時代から描かれている。小説だからフィクションではあるが、さもありなんという個性、人格の醸し出す雰囲気はよく出ていて魅力的だ。人との縁を大切にして運を引き寄せるアイデアマン。魅力的だった。

    0
    2024年06月22日
  • サリエルの命題

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    命を選択する際の基準とは、、、を考えさせてくれる作品でした。
    自身の職業が医療関係なだけあってとても小説とは思えなく恐怖を感じました。
    実際、医療費を特に気にせず病院を地域の交流の場みたいに利用している高齢者は多くそんな人達にも税金が利用され財政が圧迫されていると背筋が凍る思いでした。
    国民健康保険が小説では主題になっていましたが、他にも介護保険制度の利用も年々増加していくため現実の財源はもっと深刻な状況なのでは?と考えました。
    今後益々少子高齢化が進んでいるためいつか道徳的な考えができない時が来るかもしれません。そんな時に自分は将来的にどう生きるかを考えさせられる作品でした。
    楡さんの小説は

    0
    2024年05月13日
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎

    Posted by ブクログ

    楡周平君の経済ものやね。
    文体はこなれていて、実に読みやすい。
    この内容なら、上下巻位のボリュームで、もっと深掘りしても良えんちゃうかなぁ。それぞれの話がちょっと平板で物足りない気がするんだけど。

    0
    2024年05月09日
  • ラストエンペラー

    Posted by ブクログ

    近未来の自動車ビジネス小説。時代はガソリン車から電気自動車へ。厳選された人物がトミタに集結。最後のガソリン車となる『エンペラー』を手掛ける社運や如何に…著者の先見の明は秀逸。

    0
    2024年05月03日
  • ラストエンペラー

    Posted by ブクログ

    最後にして最高のガソリン車を作り上げるプロジェクトのはなし。
    衝撃のF 1事故に始まり、その関係者が繋がって超高級車が出来上がる。ゾクゾク、ワクワクが止まらない。失敗からの大逆転的なことは全くないが、主人公が女性ながら女性性を売りにすることなく、反対勢力を理論でスカッと治める場面など爽快。
    完成した車の描写に想像が膨らむ。見てみたい❗️

    0
    2024年04月27日
  • 国士

    Posted by ブクログ

    物語にヒールがいると盛りあがる
    直前に読んだのが「黄金の刻」だったので、その差がハッキリと感じられた
    ただ最後の部分でもう少し勧善懲悪を際立たせてくれると、よりスッキリしたかなと

    最後、政治家になりたいなと少し思わせてくれた笑
    とても読みやすい作品ではありました

    0
    2024年04月19日
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎

    Posted by ブクログ

    先ごろこの本原作のドラマを見た。
    世界的時計メーカー「セイコー」の創業者の一代記だ。
    明治初期、丁稚奉公を終えた服部金太郎は、奉公先の主人の引き留めにも応じず、自分の決めた道を歩み始める。
    「正確な時間を知る」ことの重要性に目をつけ、時計商になる、ことを目標に掲げ歩き出す。
    今いる目の前ではなく、10歩先、100歩先を常に見据え、考えその道を切り開いていく。
    服部にその才能、先見の明があったことは確かだろうし、そのための研鑽、努力のたまものであったろうと思う。
    しかし思うに、何事を成しえるにも自分一人の力ではできないということだ。
    その時々で出会った人、側にいてくれた人、あらゆる人たちの助けな

    0
    2024年04月18日
  • 逆玉に明日はない

    Posted by ブクログ

    個人的に大好きな楡周平さんの小説。
    文庫になったので、ちょっとした箸休め的な気分で、
    読んでみました。

    楡さんお得意の重厚なビジネス小説というよりは、
    ちょっとライトでコメディー要素の入った小説です。
    逆玉の輿婚を成し遂げた主人公が
    成金生活を送っていて、
    結婚の条件の一つであった子供が生まれた途端、
    トラブルに巻き込まれていくという…(以降はネタバレ)、
    安っぽいドラマのような設定ですが、
    楡さんらしく最後まで楽しませてくれます。
    若干、展開に無理があるのと、
    途中、何となくストーリーの結末は読めてしまうのですが、
    それでも自分の予想を確認すべく、
    最後まで読ませる楡さんの筆力はさすがと言

    0
    2024年04月17日
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎

    Posted by ブクログ

    過去読んだ本の中で最もドッグイヤーが付いた作品
    経営者はもちろん勤め人にも示唆に富む言葉が並ぶ

    ただ、もう少し苦労に焦点を当てて欲しかったかなと思う天の邪鬼な私‥

    素敵な作品でした

    0
    2024年04月08日
  • バルス

    Posted by ブクログ

    すごく細かく書かれていて、現実に起こりそうで起こらないフィクションとノンフィクションのギリギリを攻めてるような作品でした。
    最後に少しフィクションに寄っていたが小説である事を考えればいい終わり方をしたと思う。

    内容は非正規雇用と正規雇用の問題が出てきて今まで興味を持たなかったことに興味を持てるきっかけとなる、私にとってこの本は正しくバルスの存在と同じ様な存在になりました。

    楡さんの本は今の自分にとって世捨て人みたいな生き方をしてきた自分に別の視点を優しく教えてくれる。そんな作品が多いため、これからも読んでいきたいと改めて思いました。

    0
    2024年04月03日
  • ラストエンペラー

    Posted by ブクログ

    車の未来がEV化で決まりっていうのも寂しいが、生き残りをかけたメーカーの熾烈な競争の中に作り手の夢がちゃんと詰まった車の未来があるか、その問いを踏まえて描いた作品なのだろう。

    0
    2024年03月20日
  • プラチナタウン

    Posted by ブクログ

    ビジネス小説はヒヤヒヤドキドキして面白い。
    山あり谷ありがあっていいし、会話ややり取りもなかなかコミカルで良かった。

    0
    2024年03月14日
  • ラストエンペラー

    Posted by ブクログ

    今度は、トヨタの表の物語。それはそれで楽しめる。表紙の車が、ラストエンペラーなんだろうな。内装に西陣織り…楡さんの創造力、今回も随所に。どっか真似しないかなあ。「車は所有欲を満たすものであり、見栄を張る道具」まさしく。

    0
    2024年03月12日
  • バルス

    Posted by ブクログ

    2024.03.05〜03.10
    この人の作品って、緻密に書かれていて、毎回、感心する。今回も、凄いな、と感心。
    非正規労働者の苦悩はわかる。が、共感はしない。

    0
    2024年03月10日
  • 砂の王宮

    Posted by ブクログ

    ダイエーの話?
    金を儲けるためには新しい事をする。
    需要を見つけ出し、それを供給する。
    当たり前だけど難しい事だよな。

    0
    2024年03月02日
  • ラストエンペラー

    Posted by ブクログ

    毎回のことながら現実世界でも使えそうなビジネスアイディア。今回はあっと驚く逆転劇はなかったがその分リアリティがあった。これを読んだ自動車業界が動くかも?

    0
    2024年02月29日
  • ドッグファイト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大手物流会社と世界的外資系ネット通販の壮絶な空中戦が始まる!
    みたいな帯で煽っていますが、楡周平の企業系の話はハードボイルド系同様、相変わらず面白い。
    最後のオチ?はなかなか良かった。

    0
    2024年02月20日
  • ラストエンペラー

    Posted by ブクログ

    全車種をEVにすることを決めた自動車メーカーが、最後に超高級ガソリンエンジン車を出すことにした。どうすれば売れる車が作れるか。

    ほぼ予想通りの展開になるものの、現代の物作りについて考えさせられること多し。

    0
    2024年02月09日