楡周平のレビュー一覧

  • サンセット・サンライズ

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    楡周平氏の著作。氏の本は、何冊か読みお気に入りが多いです。食王、黄金の刻、ラストワンマイルなど。企業・経済小説に分類されると思うけど、城山三郎、高杉良、真山仁、池井戸潤など多くの方を読んだけど、楡氏はサクサク読めるし、今を反映している内容。

    現在の空き家問題、コロナからのテレワークなど、現実的にもできそうだと思うし、何より魚介類、海鮮、山菜の料理の表現がホント美味しそう。行ってみたくなった笑

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    2024年11月17日
  • サンセット・サンライズ

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    楡周平『サンセット・サンライズ』講談社文庫。

    地方創生をテーマにした映画化作品。映画は宮藤官九郎が脚本を書き、菅田将暉が主演を務めるようだ。ロケ地は気仙沼市と大船渡市らしい。唐桑半島に住む知人が話していたが、映画の撮影で菅田将暉ら俳優陣や映画スタッフが拠点にしたのは唐桑半島にある空き家のようだ。

    ある程度の読書好きなら知っていると思うが、楡周平は岩手県一関市藤沢町出身の作家だ。藤沢を舞台にした骨太ミステリー小説『骨の記憶』の文庫本のあとがきで初めて本人が出身地について語ったことを記憶している。地元一関市で、このことが余り話題にならないのが不思議なくらいである。

    楡周平と言えば、初期の頃に

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    2024年10月23日
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎

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    セイコー創業者の一代記。
    天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり
    独立自尊
    貧すれば鈍する
    他山の石を以って玉を攻めむべし
    天は自らを助く者を助く
    禍福はあざなえる縄のごとし
    人生一寸先は闇
    禍を転じて福と為す
    情けは人の為ならず
    出る杭は打たれる…

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    2024年09月26日
  • ミッション建国

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    『ミッション建国』楡周平
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    【総評】
    テーマ ☆☆☆☆☆
    政治・経済 ☆☆☆☆☆
    シミュレーション ☆☆☆☆☆
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    【購読動機】
    2014年、今から10年前の執筆です。

    いま2024年、自民党総裁選が行われています。

    この小説「ミッション建国」は、2世議員で与党青年局長を務める40歳の政治家が、しがらみ多い与党(派閥)と官僚に真っ向から挑む物語です。

    テーマは、過去も今も変わらない「少子高齢化」にどのような政策を展開するか?です。

    楡さんを好きな理由が、統計数値を引用しながら、小説を展開し、物語を太くしてくれることです。
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    【ここが面白い!

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    2024年09月17日
  • 再生巨流

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    新進気鋭のスバル運輸の吉野は、新規開発部に左遷された。

    彼が新規開発に目をつけたのはコピー用紙と文具販売だった。果たして彼は新しい事業を起こせるのか?

    新規事業のアイデアを形にして、実行に移す。問題があっても諦めずに考える。最後に実現するために相手を説き伏せる。

    最大の敵であった上司の三瀬までも新たなアイデアで取り込む凄さを感じた。

    部下を育てるのに必要なことは夢を見させること、これが心に響いた。珠玉の作品。

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    2024年07月30日
  • 逆玉に明日はない

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    久しぶりにおもしろかった
    イライラすることもあったけど

    最後の逆転劇で気分爽快

    ドラマ化してほしい
    絶対面白い

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    2024年07月11日
  • 逆玉に明日はない

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    面白かった!
    やはり物語にヒールがいると盛り上がります。

    バリバリのビジネス小説ではなくコミカルな部分が多いのでとても読みやすかった

    楡作品肌に合います!

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    2024年07月02日
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎

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    読み応えがありました。いつもこのようなサクセスストーリーを読むと結局は人との繋がりが中心になります。この服部金太郎氏も然り。とても気持ちのいいストーリーに仕上がっています。
    今どこでも当たり前のように見るSEIKOの文字、これからは創業者に思いを馳せて敬意を持って見ることでしょう

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    2024年04月12日
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎

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    時計メーカー「セイコー」創業者、服部金太郎の物語。
    素晴らしい小説でした。

    どうしてセイコーがこんなにも大きな会社になったのか。この本を読めば全てがわかります。

    金太郎は、どんな時もどんな場面でも「人」をとても大切にしていた。目には見えない〝信頼″が、人との繋がりを広げ、夢であった時計のお店を若くして立ち上げ、どんどん大きくしていった。でもいつも順風満帆とはいかない。しかし、思いもよらない突然の不幸な出来事にも落ち込んでばかりいるのではなく、ではどうしたらこの難局を切り抜けられるかをすぐ考え実行にうつす。そんな時いつも金太郎の周りには、力になってくれる大切な人々がいた。恵まれているという言

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    2024年04月06日
  • ぷろぼの 人材開発課長代理 大岡の憂鬱

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    2024.01.03〜01.07
    「あぁ、スッキリ!」が一番合うかな。読後感として。
    こんな上司、嫌だな。最近の人たちなら、断るだろうけど、私はきっと言いなりになって、退職してる、と思う。本来の英語の意味でリストラが行われることを願います。
    それにしても、タイトルのかわいいさと、内容のギャップ、すごいな。

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    2024年01月07日
  • ショート・セール

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    悪徳プロ経営者ライス。黒幕の鳴島。彼らを成敗しようと画策する令と仲間たち。スキンヘッドにおネエ言葉の牛島と情報通の幸輔の活躍に脱帽。悪事露見し、痛快此の上ない。政治資金疑惑も彼らに暴いて欲しいものだ。

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    2023年12月09日
  • サリエルの命題

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    ネタバレ

    感想
    日本の医療問題について結構考えさせられること満載。医学の発達で、老先短い人をお金をかけて生きさせる意味があるのか?保険でカバーされるシステムについて無償で医療を受けるために犯罪を犯す外国人について保護するのか?などなど、お先真っ暗の日本社会の実態が分かり、暗い気分になると共に子供世代にも申し訳ない気持ちになる。

    本校では政治家が比較的しっかりしており、パンデミックの危機も乗り越えることができたが、日本の現政権を見るとポピュリズム色が強く、上辺の政策ばかりしているのでとてもこのような見直しにはならないだろう。ため息が出るし、子供にも申し訳なく思ってしまう。

    あらすじ
    日本の医療制度の穴

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    2023年12月07日
  • 鉄の楽園(新潮文庫)

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    リアリティのある、プランに驚愕!
    終始ドキドキしながらの展開にイッキ見!
    仕事とはこのような思いでやらないと面白くないと気付かされる。ビジネスマン必読の一冊!

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    2023年10月03日
  • デッド・オア・アライブ

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    『デッド・オア・アライブ』

    「ビジネスに正解なんてものはそもそも存在しないんだ。なぜなら、状況が刻々と変化するのがビジネスの世界だからだ。衝突なんか恐れるな。最善の策と思うなら、上司が相手だろうが遠慮するな、どんどん進言しろ!」

    【購読動機】
    国内総合電機メーカーと自動車メーカーによる「EV自動車」がテーマです。昨今、テスラの値下げ攻勢に加えて、中国製も国内に進出を開始しています。
    経済小説としてどのような描き方をするのか?関心を持ちました。

    【読み応え】
    こちら「デッド・オア・ドライブ」は、経済小説として読み応えあります。
    ・特許の有効性。
    ・市場を獲得するにあたっての業務提携。どこと

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    2023年09月24日
  • ラスト ワン マイル

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    本当に客を掴んでいるのは誰か──。暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、草創期から応援してきたネット通販の「蚤の市」に、裏切りとも言える取引条件の変更を求められていた。急速に業績を伸ばし、テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では、要求は呑むしかないのか。だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。これを武器に蚤の市と闘うことを決意する。

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    2023年08月22日
  • 日本ゲートウェイ

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    ネタバレ

    楡周平さんのビジネス小説は面白い。
    今回は日本橋の老舗デパート再生物語。
    ここに過去の作品に出て来るビジネスモデルを合致させ、(プラチナタウンも無理やり登場?)させてインバンド専用のエンターテイメントフィールドに変革させるという面白いアイディアが湧いてくる。
    ここに銀行やら商社やらが絡み、さらにオーナーの家族が画策するとある計画がストーリーを面白くしている。
    本当にこんな施設が都会にあったら面白い、と思わせる素晴らしいアイディア。相当の取材をこなしたのでしょうね。

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    2023年07月22日
  • 日本ゲートウェイ

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    このシリーズを読むたびに思うんだが、執筆前にビジネスアイデアコンクール的なものに応募すれば通りそう。ウルトラCとかじゃなくて、アイデアが良くて、成功すべくして成功してる。

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    2023年07月09日
  • ラスト ワン マイル

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    再生巨流で楡周平さんの作品に出会い朝倉恭介シリーズを読みこの本はしばらく積読にうもれてしまっていた。ん?再生巨流と同じ物流ネタ??少し読む意欲を削がれそうになったが、物流とネット販売そしてテレビ媒体を巻き込んでいくストーリーに引き込まれます。楽天のテレビ局買収、ライブドアの球団買収など急成長をとげたIT起業の時代を題材に書かれたと思いますがテンポとリアリティ、斬り込む角度が秀逸です。17年前の出版ですが今読んでも色褪せない作品だと思います。

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    2023年07月09日
  • プラチナタウン

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    大手総合商社の部長である山崎は突然不合理な左遷人事を言い渡される。泥酔した結果、地元の友人の誘いを受け故郷の町長になることに。前市長の公共事業による借金は150億円、また過疎化も進んでおり財務破綻寸前。
    現在の状況を打開するべく老人介護施設を中心とした画期的仕組みを作る。

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    2023年07月07日
  • 日本ゲートウェイ

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    1か月前に、ひろめ市場でカツオの藁焼きで一杯やったばかり…前作に続き素晴らしいビジネスモデルで地方と東京の活性化、日本再生構想提示。三越あたりがアイデア盗用して実現しないかなぁ。毎日通うのに…でも楡さん、よく次々とアイデア思い付くものだ、感服!

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    2023年06月26日