白河桃子のレビュー一覧
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<目次>
目次
第1章 なぜ女性は格付けをしたがるのか?(見えない線が引かれる時;「女子カースト」とは何か ほか)
第2章 「女子カースト」の実態(ママカースト;恋愛・婚活カースト ほか)
第3章 今の日本は多様性社会への過渡期(人を許せない国;多様化の作法 ほか)
第4章 「女子カースト」のその先に(なぜ女同士はつながれないのか?;自分の子育て観を否定されると傷つく ほか)
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女はどうして生きづらいのか?
答え:男性と違って、仕事の成功だけでなく、「女の幸せ」というあいまいでいろいろな評価軸(容姿、パートナー、子どもの -
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7)結婚できない=ハズレの男性と結婚しない自由がある
97%の日本人が結婚していた時代=誰かがDV男やだめんずを引き受けていた
32)主婦の年収相当額=304.1万円
主婦労働の価値を計算する際の機会費用=家事を行う時間だけ外で働いた場合に得られたであろう収入
54)離婚することとなった場合でも夫婦が継続している間に蓄えた財産の概ね半分は妻の貢献分として財産分与の対象になる。結婚する前にそれぞれが築いた財産やそれぞれの親からの相続で手に入れた財産などは原則として財産分与の対象にならない。夫婦の協力で築いた財産とはいえないから。
55)夫の手取り収入を夫婦で分配することになるので専業主婦の給料相 -
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■仕事の効率化における「三大悪」
①仕事の属人化
②会議が多い,長い。目的が明確でない。
③過剰品質
■女性が活躍するための三条件
①長時間労働を是正し時間単位の成果でフェアに評価されること
②年功序列の廃止。年次と仕事を結び付けない
③父親の家庭参画の促進
■なぜ女性は管理職になりたがらないのか
・そもそも管理職に憧れない
⇒女性は時間とお金が見合うかを冷静に判断している。今の管理職を見ていても責任は重く長時間労働なのに残業代が付かず収入が下がるおそれもある。
⇒男性に八位,女性には時間とお金が魅力的
・管理職なるように育てられていない
⇒お金を稼ぐのは男性の役目という意識
⇒自分の父親が家 -
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ネタバレレポートの資料にと借りたけどおもしろい!
妊活も婚活も意識していなかった就活生には新しい企業の選び方でした。
結婚願望ないと思っていたけどいつかはパートやりたいと思っている=主婦願望!?とか自分の新たな面もわかったり・・・ そうかこれから40年働くと考えると選択も変わってくるもんなぁ
興味深かったのが
・年収400万円以上を望む女性67,9%に対してその年収の独身男性25%
年収600万円以上を望む女性33,4%に対してその年収の独身男性5,7%
・単身で暮らす女性(20~64歳)の3分の1が貧困(しかし貧困のボーダーは不明)
・女性の就業希望者全員が就業→7兆円の効果 GDP1,5%増加
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結婚は、生活必需品ではなく、嗜好品?
男女交際の規制緩和とともに生じた 「出会い格差」
出会っても相思相愛になれない 「魅力格差」
相思相愛になってもなかなか結論に踏み切れない 「経済格差」 と 「価値観対立」
さて、どうする?
女性たちよ、狩りに出よ。男性たちよ、自分を磨け。
(以上、ブックカバーより)
中央大学教授・山田昌弘氏と、少子化ジャーナリスト・白河桃子氏の共著。
非常にライトな調子で、ズバズバと結婚に関する問題をえぐりまくる面白い本。
自分の身の回りにも、結婚している人は結構多くなっているが、その人が「学校からの付き合い」「職場内」以外で、結婚している率はだいぶ低い、と思う。
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婚活を揶揄するような、又は自虐するような読み物だったらイヤだな~と思い本を開くのを躊躇っていた。前書きと目次を読むとコンセプトを立てて編集した本だと分かり、俄然興味をもった。
面白かった!これ、バイブルにしよう。女性優位な点が気にならなくもないけど、出版から5年経っても普遍的なところは変わらないんだなと。近代日本において恋愛結婚が主流になったのはごくごく最近であるという主張が面白かった。出会う人が少数ならばその他を知らないから魅力的に見えるものね!選択肢が多くなるほど、成功(この場合でいう結婚)は難しくなるというのも興味深い。自由に選べるようになれば、選ばないという選択肢も、求めても手に入ら -
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大学に指導に来て下さっている先生の薦めで読んだ本です。
私も現在就活真っ只中。
女性が働くということに興味があり、手に取りました。
今就活をしている女子、これから就活をする女子、すべての方におすすめします。
知っておかなきゃいけない現実が、この本には詰まってます。
就活の真実、女性が働くということ、結婚、出産
今後私たちが考えなくてはいけないことはたくさんあります。
そういうことを考える良いきっかけにもなると思います。
コラムには実例も載っているので、想像しやすいですし、文章も読みやすいです。
就活で、本を読めって言われるけど、あまり新書とか得意じゃないって方にもおすすめです
私もそうでし -
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ネタバレ東京都内や静岡などに住むOL・サラリーマンが、震災によってどのように心境が変化し、結婚・離婚・交際・破局に結びついたのか、インタビューをもとに明らかにする一冊。
関係ないと思っている人でも、実は気持ちの変化がどこかしらにあり、「自分を守る」「あの人を守る」「人と人とのつながりがほしい」「一人は嫌だ」と、どうやったら種を守れるか?という本能的な要素が働いたのだ、という。
明快に、体験談と数値データを基に解説されており、非常に分かりやすく結論を導いている。
結論は、男性も女性も「変わる」ことが必要だということ。
その変化が、震災によるものなのか自分で意識して返るものなのかは、一人ひと -
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働き方改革の政府委員も勤めた著者による、企業の中間管理職の問題点について述べた本。企業の改革を阻止しようとする粘土層と呼ばれる中間管理職が、会社経営の害となっているが、単にこれを排除しても問題は解決しないため、この粘土層の再教育、再登用が大事であると述べている。この構図は理解していたが、あらためてデータを基に、考え方を整理することができた。
「2020年3月時点ですでに170万人が「初テレワーク」を体験していた」p4
「多くの経営層が政府に対して「解雇要件をゆるくして自由に社員を辞めさせられるようにして欲しい」と望んでいます」p6
「「みんなで渡れば怖くない」ではなく「みんなで渡らなけらば怖