白河桃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ世間では、女性雇用の拡大だとか、女性が輝く日本だとか、なんだか歯の浮くようなことばかり言ってるけど、実際は、一度専業主婦になった女性の再就職への道は遠くて険しくて、例え再就職できたとしても、仕事と家事と育児の両立に根を上げてしまう女性は少なくないのです。
だって世間の働く主婦に対する理解がなさすぎるから。だって旦那の働く嫁に対する理解がなさすぎるから。
この身近な二つの問題が解決されない限りは、女性は永遠に専業主婦を夢見るし、女性の雇用拡大なんて無理じゃね?ソーリ。
みたいなことを思いながら読んだ一冊でした。
それにしても20代独身男子たちの本音の座談会、読んでてムカついたわ。
専業主 -
Posted by ブクログ
ドラマ 逃げ恥 のシーンを思い出しながら、ドラマのテーマであった共同経済がわかりやすくイラストや統計で書されている本。
本の中にドラマの登場人物の言葉もあり、平匡がどれだけ希少な男かもわかる笑。
いま、まさしく私も結婚、転勤を期に専業主婦4ヶ目、相手は国家資格を持ついわゆる高所得の部類に入る仕事で、子なしと思うと、平匡みくりカップルと似たよった生活で、ふむふむと読み進めていた。
子どもができたら、また読み返したいとも思ったが。難しいあれこれは私には分からぬが、何にしても、互いが納得して心身健康に過ごすことのできる家事・仕事であれば良いのだと思う。それって難しく希少なんだろうな、と本をデータを -
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Posted by ブクログ
お金、結婚、子育て、キャリア、マイホーム、親の介護、自分の老後… 30代の女性が抱える漠然とした不安を、主人公のナヤ美と友人のキャリ子が、専門家に教わりながらひとつひとつ考えていく実用コミック。
冒頭、友人の結婚式の後、ちっともたまらない通帳を見て、彼氏とうまくいかない… 自分の人生これからどうなるの?不安になって泣きたくなるナヤ美。でも「泣いたって何ひとつ変わらない!自分の人生の後半戦を生き抜いてやる!」という姿勢に共感して読み進められた。
登場人物も、バリキャリ志向、育休中、専業主婦志望などバランスよく多くの30代の参考になると思う。
私自身はもう30代後半で出産、住宅購入などは経験 -
Posted by ブクログ
近年、#MeTooムーブメントを境に、ハラスメントにおける考え方や意識が変化してきているのを感じたため、職場での女性社員との接し方を見直すためにも読んでみた。
セクハラがある職場の傾向として、40代以上の男性が多く、バブル世代の働き方の慣習になっていることが分かった。うちの職場は若い社員が多い分、ハラスメントが起きにくい方だと感じた。
セクハラの加害者になりやすい特徴として、①共感力の欠如、②性差別的な考えがあり、③権威主義の3つがあげられていた。まずは、自分がこの特徴に当てはまらないようにしていくことが大事だと思う。
セクハラのない職場というのは、女性のためだけではなく、男性の働きやすさにも -
Posted by ブクログ
「婚活」時代という著書を記し,「婚活」という言葉を作って伝えたかったことは2つ。
・自ら動かないと結婚できませんよ
・「昭和結婚」から脱却しなければ結婚は無理ですよ
2つ目のメッセージが届かなかったために本書は作成された。
ただし,この2つのメッセージはメタ的に見ると困難な要求をしているようにみえる。
つまり,「望むものを手に入れたいならば自ら動かないとだめ。だけど,その望むものが高望みにならないようにね。」というメッセージである。
望みの意味をどう変容していけるか。結婚の意味あるいは価値をどう考えていけるか。
ここら辺が鍵なのだろう。