白河桃子のレビュー一覧
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婚活を 就職活動(就活)になぞらえて分析、解説した本。とても分かりやすく、アラサーの自分には当事者意識をまざまざと意識させられる内容だった。
P19 社会的経済状況が変化しているにも関わらず、意識そのものは昔とそれほど変わっていない。
男→自分は仕事だけして、子育て家事などの生活面は妻に任せたい。
女→経済的に依存したい、依存できるほどの力のある人と結婚したい。
P35 男女対等を目指す夫婦ほど、葛藤が増える。
対等でなくても夫婦が上手くいくコツは、男性が女性の「話をよく聞く、ほめる、買い物時に荷物を持つ」など、ごく些細な日常的なこと。
P39 婚活に参加しても受け身な男性たち。
その理 -
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『逃げるは恥だが役に立つ』
このドラマが放送された時は私はまだ中学3年生でただただ「ガッキー可愛いな」と思いながらでしか観ていませんでした。しかし、大学生になった今、この本を読んでこういう視点で観るものだったのかと痛感させられました。様々な恋愛観や結婚後の経済的な面などをこの本を読んで考えることができました。これからの日本で生活していく上にはこれまでの自分たちの親世代のような、男は会社・女は専業主婦といった考え方では子供が産まれた後や老後の生活が苦しくなってくる。そのためにも結婚前に相手とどのような人生を歩んでいきたいのかというのを話し合って、互いに納得できる道を進んでいく必要があると改めて考 -
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メディア表現とダイバーシティーを抜本的に検討する会を(MEDI)の一作目、足をどかしてくれませんか
はまだ読んでいない。
自分もSNSとの関わり方に反省と戸惑いが多く、また、特に悪い方の、声が大きい方の少数者の言説やネットを超えた実力行使など、スマートなネット社会になっていないことへの怒り、無力感、戸惑いもあり、皆が当たり前にスマホをもちSNSを使いながら貧困や困窮や困惑を覆い隠していることや、国境越えた犯罪集団のツールとして活躍していることなど踏まえ、興味深い論説とインタビュー読んだ。
ハンナアーレントが引かれ、
公共的領域に必須な価値として提示した複数性plurality
全体主義に対置 -
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共働きが大前提の時代、とにかく出産育児のヤマをどう乗り越えるかがカップルの幸せのkeyと言えそうです。本書では共同経営責任者と名付けていましたが、単なるお金の問題だけではなく、話し合える関係性づくり・キャリアアップや学び直しなど、多彩なチャレンジ等、視野の広がる話でした。
特に、育休取得中のわたしには、認可保育所の運営費が、0歳は20.6万円、1〜2歳は12.8万円かかっているという具体的な数字は参考になりました。
保育料の家庭負担は3万円で済むので、育児アウトソーシングは家計にとってもメリット大。我が子はかわいいですが、なんとか保育園活用し、夫と乗り越えたいなと改めて考えが固まりました。
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感染症対策の影響により、昨年からのICT技術の急速な導入になんとかついていくため必死に学びました。実際に利用してみると、大変便利であり、なぜもっと早くから意識していなかったのかと思うばかりです。タイトルは「おじさん」となっていますが、結局のところ性別、年齢に問わず当てはまる人がどこの会社にも一定数いるということでしょう。
私は教育現場の人間です。私たち教師は、生徒に対して、「知らないことは自分で調べよう」「何事にも興味を持とう」(ちょっと言い方は古いですが…)と伝えています。その教師が「苦手だから…」とかいいながら向き合おうとしない人がいるのは残念なことです。教師はなんでもできるスーパーマンで -
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この内容がただつらつらと文章にされていたら、自分に落とし込めずに読みながら眠くなってしまいそうだったが、逃げ恥という題材があることで具体的でわかりやすく、身近に感じられることができた。
子育てをしていく中で一見代わり映えのない日常で無気力になることがあるが、給料に換算されるだけで今やっていることは価値があるものだと、少し救われるような気がした。
老後に対して漠然とした不安しかなかったが、シュミレーションを通して、どうして蓄えが大事なのかが明確だった。
ライフプランを完璧に練って実行することはできないから難しいけれど、ある程度方向性を決めて、変化が起きるときや子供の進学の節目等に考え直してい -
購入済み
納得した
付き合っている彼氏に、結婚したら仕事を辞めて欲しいと言われ、悩んでいる矢先にこの書籍を見つけました。
『結婚後のリスクに備え、仕事は細く長くでも続けるべき。』という言葉に妙に納得しました。公務員ですが、安定した職種で、好きな仕事で、しっかり産休、育休、時短でも働ける。相手の希望だけで辞めることはできないな、と思いました。
女性も自分の人生を自分で切り拓く時代。結婚生活が上手くいかなくても、仕事があれば離婚できる。自分の人生を自分で選択できる。社会と繋がることで生きる力がつく。
読んで良かったです。彼氏と今後のこと、しっかり話し合おうと思いました。 -
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セクハラ、パワハラについて書かれた本。
ハラスメントはなぜ起きるのか、ハラスメントはなぜ問題なのか、どこからがハラスメントなのか等が語られている。
* セクハラ問題は、一部の「ひどいやつ」とそれ以外の人間の問題である
* セクハラを「男VS女の問題」として捉えてはいけない
* ハラスメントの基準を知ることが大事。怯える必要はない
* 「セクハラ扱いされたら嫌だから話しかけるのはやめよう」というのは逆差別になってしまう
* 現代では、仕事ができるというメリットよりも、ハラスメントをするというリスクのほうがずっと大きい
* 仕事が出来てもハラスメントをする人はNG
* 「 -
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私はフェミニズムとかはよく知らないんですが、この本は最終的には女性をエンパワメントする本だと思いました。でも、こうあるべき論であったりら強烈に主張して張り合ったり押し付けたりする感じではなく、色々パターンや例をあげて、「そっか、そういうことなのか」と思わせてくれる感じでした。自分が生きてきた当たり前と思ってるものって実は自分では見えにくい。自分の何が他者を刺激してるのかもわからないままでヒヤヒヤしたり過敏になったりして、最終的にはこうだと決めつけることによって分裂してしまってるという、仕組みについて、前半の方では説明されています。でもさ途中でチラチラこの人の本音は垣間見える。どうにか協力できな
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P173
小島慶子:みんなの欲しがる男(笑)を落とす自信がなかったんです。だから、そういう男を落とせなかったとしても、男性と同等の年収と立場を手に入れればいいと思ったんです。そうすれば、男選びは、純粋に好みだけでいいじゃないかと思って。
P232
(無職のハニーを愛せるか問題)
「主夫のおかげで生活はすごく助かっているのに、女心が救われないんです。」
「お金や仕事って、男性性に関しては性的な魅力にも繋がりますからね。」
ダンナが専業主夫であり、私が大黒柱である逆転夫婦な我々。よく「専業主夫家庭がうまくいくにはどうしたらいいか?」ということを日々ディスカッションしているがこの一冊はその