白河桃子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
私の母親が現役バリバリのワーキングマザーであった時代(いや今も働いていて母親であるという点では何も違わないのだが)、女性は独身か既婚者でまず分類され、既婚女性における階層は「専業主婦」「兼業主婦」の二つしかなかったのだと思う。そこでは「専業主婦」が圧倒的なマジョリティかつ上位層であり、「兼業主婦」は「主婦に専念したいけれども、経済的な事情によって働いて主婦と仕事を兼業せざるをえない」というネガティブな意味合いを持っていたのだと想像する。終身雇用が保障されサラリーマンが自分たちの未来を疑う必要のなかった遠い遠い昔のお話です。
それが今やどうか。女性は女性である以前に「女子」となり、専業主婦 -
Posted by ブクログ
この本以前フジテレビの朝の番組で取り上げられていた。
著者曰く、男性同志の格付けは、お金、権力、地位など単純で誰もが簡単に判断できるが、女性同志の格付けはそうはいかない。社会的成功以外に、女としての幸せが入り込み、ダブルスタンダードとなって極めて複雑だからだそう。
女性の集団の中では、自分の方が格上であることを相手にしらしめる『マウンティング』が日々行われる。著者はこれを女子カーストと呼ぶ。
女子カーストは、1)ひまがあり、2)狭くてぬるい均質な集団で、3)逃げられない集団で、4)悪のタネが集団に紛れ込んでいる、、、という条件の元で発生するらしい。
ママカースト、恋愛・婚活カースト、女 -
Posted by ブクログ
「はじめに」に書いてあった、
ロンハーマンやチャンルーを持ってる持ってないでスーッと線引きされる女子カーストという言葉に惹かれて購入。
正直私が人から格付けされてる感じも
私が人に格付けしてる感じもしないので
ものすごくピンとは来ないのですが、
自分に自信がなくなった時、
隣の芝生がものすごく青く見えるのは確か。
本の中にも書いてあった言葉ですが、
その時に最善と思う選択をしたはずなのに、違う道や考えを持ってる人と出会うと心が揺れる。そんな時、小さな違いで人を格付けして、自分の立ち位置を確認し、自己防衛する。
その通りだな。
結局みんな自分自身に不安なんじゃないかなぁ…
私は私だから -
Posted by ブクログ
ネタバレ字が大きくてさらっと読めますね。
近頃では、日本の社会の至るところに「カースト」と呼ばれる格付けがあるようで本当に面倒なことです。
でもよく考えてみたら、呼び名や現象として特別に認識していなかっただけでそんなような状態であることは昔からもやもやとあったような気もします。
認識すればそれは現象になる、ということでもありましょうかね。
たった一言で「さーっ」と見えないラインが引かれるとこ、見かけますよ。引いちゃったこともありますよ。
確かにこういう「格付け」したがる人はいますね。
そういう人がいる集団に属してしまったら大変面倒ではあります。
どうにかして面倒なコミュニティでサヴァイブしていき