白河桃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ファザーリングジャパンのスピンオフ的に派生している専業主夫の秘密結社?の顧問となっている著者。
彼らの主催するイベントや講演に参加しつつ、それらの紹介や分析、また「専業主夫」という男性の役割のあり方について、一般的考察されている。
「主夫」でも「主婦」でも、基本的にはなにも変わらない。家庭内のことを主にする人である。
たまたま、今は家庭のことを主にしている、でもこの先は分からない。
「専業主婦になりたい女たち」同様に、家庭内のことも家庭外のことも代替可能であるような夫婦関係が望ましい。
そして、自由に行きつ戻りつができるような職業社会であるべきだ、という結論もまた変わらない。 -
Posted by ブクログ
私の母親が現役バリバリのワーキングマザーであった時代(いや今も働いていて母親であるという点では何も違わないのだが)、女性は独身か既婚者でまず分類され、既婚女性における階層は「専業主婦」「兼業主婦」の二つしかなかったのだと思う。そこでは「専業主婦」が圧倒的なマジョリティかつ上位層であり、「兼業主婦」は「主婦に専念したいけれども、経済的な事情によって働いて主婦と仕事を兼業せざるをえない」というネガティブな意味合いを持っていたのだと想像する。終身雇用が保障されサラリーマンが自分たちの未来を疑う必要のなかった遠い遠い昔のお話です。
それが今やどうか。女性は女性である以前に「女子」となり、専業主婦はリスクの多いマイノリティとなった。オフィスの中での女性はかつての「女の子」一種類ではなく、正社員か派遣社員か、独身か既婚か、子持ちか子無しか、子供がいれば一人か二人以上か、親が近くにいてバリバリ残業する人か時短でゆるく働くひとか、等々さまざまなパラメータによって微妙なポジションを探り合っている。
もうこれだけ多様化したなら「誰が一番上か」なんて考えなくても、みんな違ってみんなそれぞれ良しでいいじゃない!ってことになりそうでならないのが、「女子カースト」というものなのだそうです。白河桃子氏いわく、「女子カースト」が生まれる場の条件は、
1. ヒマがある集団
2. 狭くてぬるい均質な集団
3. 逃れられない集団(会社、ママ友など)
なのだそう。私個人の感触ではやっぱり1.ヒマかどうか、っていうのが一番大きな要因かな。保育園ママはみんな忙しくてマウンティングしてるようなヒマはないけど、幼稚園ママ間のそれはすごいらしいとか。
それにしても、わたしたち女性がお互いを格付けしあってどちらが上かを競うような無駄な時間を使うことなく、手をとりあって明るい未来を築くにはどうしたらよいのでしょう?一番簡単な答えはおそらく「共通の敵を作る」ですね。古今東西の歴史が証明しているもっとも確実な方法。
ということで、女性はやっぱり闘わなくちゃいけないのかもしれない。その対象は政府でも男性でも歴史でもイデオロギーでも構わないと思うのだけど、かつてのフェミニストの運動のように、こぶしをふりあげて「女性差別撤廃」をもぎとるのではなく、明るくほがらかにきゃぴきゃぴした「女子」のまま、いつのまにか集団を先導していくような、そんな方法だといいな、楽しそうだなと思うのですが。そんな時代ももしかしたら目前かもしれません。 -
Posted by ブクログ
この本以前フジテレビの朝の番組で取り上げられていた。
著者曰く、男性同志の格付けは、お金、権力、地位など単純で誰もが簡単に判断できるが、女性同志の格付けはそうはいかない。社会的成功以外に、女としての幸せが入り込み、ダブルスタンダードとなって極めて複雑だからだそう。
女性の集団の中では、自分の方が格上であることを相手にしらしめる『マウンティング』が日々行われる。著者はこれを女子カーストと呼ぶ。
女子カーストは、1)ひまがあり、2)狭くてぬるい均質な集団で、3)逃げられない集団で、4)悪のタネが集団に紛れ込んでいる、、、という条件の元で発生するらしい。
ママカースト、恋愛・婚活カースト、女子大生カースト、オフィスカーストと4つのケースで、どういった人が上にたち、どういった人が下に見られるのかが詳しく書かれている。
ただ『嵐のファン』『ネットでキャラ弁を紹介しあう』などの様に上下関係なくつながることができる『心地よい』コミュニティを持ち、『ママ友』など1つのコミュニティにとらわれない人は深刻な問題にはならないのだそう。
また、クリティカルな問題となった場合、考えるべきは自分が変えられる部分、動かすことの出来る部分だけ。自分が変えることができない部分や動かすことができない部分に、心を奪われたり、時間をかけたりする必要は無いという。確かにその通り。
面白い内容だとは思うが、身近な女性を見た時、必ずしもあたっていない部分もたくさんある様に思う。
その他、男性とくらべた女性の典型的な違いが述べられているが、『女性は不公平に敏感』という点は特に肝に命じておくことにした。