【感想・ネタバレ】格付けしあう女たち 「女子カースト」の実態のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2018年12月29日

私はフェミニズムとかはよく知らないんですが、この本は最終的には女性をエンパワメントする本だと思いました。でも、こうあるべき論であったりら強烈に主張して張り合ったり押し付けたりする感じではなく、色々パターンや例をあげて、「そっか、そういうことなのか」と思わせてくれる感じでした。自分が生きてきた当たり前...続きを読むと思ってるものって実は自分では見えにくい。自分の何が他者を刺激してるのかもわからないままでヒヤヒヤしたり過敏になったりして、最終的にはこうだと決めつけることによって分裂してしまってるという、仕組みについて、前半の方では説明されています。でもさ途中でチラチラこの人の本音は垣間見える。どうにか協力できないかな、手を組めないのかな、というのがあり、最後に向かってエンパワメントしていく感じはちょっと爽快感がありました。読んで良かったと思えた本です。女性同士の人間関係でマウントを取り合う感じに苦しんで自分を見うしないそうになってるときらちょっと客観的に見られるヒントになる本だと思いました。

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Posted by ブクログ 2018年12月22日

<目次>
目次
第1章 なぜ女性は格付けをしたがるのか?(見えない線が引かれる時;「女子カースト」とは何か ほか)
第2章 「女子カースト」の実態(ママカースト;恋愛・婚活カースト ほか)
第3章 今の日本は多様性社会への過渡期(人を許せない国;多様化の作法 ほか)
第4章 「女子カースト」のその先...続きを読むに(なぜ女同士はつながれないのか?;自分の子育て観を否定されると傷つく ほか)
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 女はどうして生きづらいのか?
 答え:男性と違って、仕事の成功だけでなく、「女の幸せ」というあいまいでいろいろな評価軸(容姿、パートナー、子どもの頭の良し悪し、生活レベル)で左右されるから。そして結婚という「一発逆転」がありうる、と考えられているから。
 ワイドショー的好奇心から(いつものことだ!)、借りた本。

 カーストができる世界は様々だが、共通した特徴がある。
 ヒマで、狭くてぬるく、のがれにくい共同体であることだ。
 著書では、

1.ママカースト
2.恋愛、結婚カースト
3.女子大生カースト

と分けて解説する。

1.ママカースト
 主に、子持ちの専業主婦どうし。格付けは、旦那の年収、子供の頭の良し悪しから生まれる。
 専業主婦世界では、家事労働が評価されず、結果、自身の努力や価値よりもそれらに重きが置かれる。
 典型的なイメージは雑誌「VERY」。
 だが、不況のため、共働き世代が増え、専業主婦自体が希少となるため、専業主婦カーストは崩壊するのではないかと著者は見ている。

2.恋愛、結婚カースト
 婚活市場においては、圧倒的に男性は「年収」、女性は「年齢」で序列がつけられる。
 特に40代ではミスマッチが多い。
 女性はバブル世代で、恋愛で自己肯定感を得ていたため、男性にも年収などを高望みしがち。
 一方の男性は、20代女性の謙虚さやラクさを求めるが、婚活市場に20代女性は少ない。

 20代女性の間では、彼氏のあるなし、その彼氏のステータスで序列が決まる。
 ただ、いまの20代は生まれた時から不況が続いていたため、非常に保守的である。
 やりたいことがあり、それが仕事につながった、最近の専門職・技術職の若い女性は、早く結婚して、仕事は昇進を断り「細く、長く、一生続ける」手堅いスタンス。一方で、働き続けることに希望を見出せず専業主婦志望の若い女性も多いが、実際は年収400万円以上の男性は25%で今後は、「結婚では食べていけない」のが現実。
 
 一方、子供がいる「ワーキングママ」にも格差がある。
 時短やパートなどさまざまな働き方があり「活躍はできないが働き続けられる」ように見えるが、時短は肩身の狭い思いをしていることが多く、子供が病気や突然の残業などの事態にどのくらいの「助力(実家、義父母、夫等)」が得られるかは差がある。
 
3.女子大生カースト
 なんといっても「コミュ力」が基本である。
 それにプラス外見、ステータスの高い相手との恋愛経験である。
 それが就活に影響してくることもままある。
 一方、高学歴かつ有名大学出身だと、社会に出てもカーストを感じないことがある。
 だがすおれは圧倒的な差で無意識にマウンティングしているだけであり、結婚や出産で生活環境が大きく変わることには違いがない。
 
<カーストサバイバル術>
 このようなカーストに足元をすくわれないためには、
 複数の足場を持ち、問題解決能力を高め、自己肯定感を得ることだと著者は説く。
 
 また、女性は自分の生き方を否定できないため、小さな差異を認めにくい。
 そして巷にあふれる「女子」という言葉は「成熟した女性になっても楽しいことがない」ということの証左とも取れるが、このような一体感はカーストを乗り越える可能性足りうるのではないか。

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Posted by ブクログ 2018年10月09日

とても興味深く読んだ.かなりネガティブなイメージのある「カースト」という言葉であるが.多様化のある社会の過程であると肯定的に捉えている.その中で多様化の作法として.
?複数の足場を持つ
?問題解決鵜力を持つ
?自分を肯定する
を指摘.個人的には?が一番大事かな.「小さな差異を気にしすぎる」これはどの...続きを読む世界にも起こりうることなので,その対処に仕方には十分注意が必要である.

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Posted by ブクログ 2015年06月29日

前半は、イヤーな気持ちになりながら読みましたが、「オフィスカースト」あたりから、ふむふむと共感したり、勇気付けられたりしながら読み進めました。どう感じるかは人それぞれ。でも、同世代(20代〜30代前半)の男女に是非一度読んでみてもらいたいなと思います。タイトルだけ見ると敬遠されがちだらうから、もった...続きを読むいないなーと思いました。

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Posted by ブクログ 2014年04月04日

「年収600万以上の男を選ぶより、自分が稼いで家事育児も分担できる男を選んだほうがまとも」だと婚活女性にさとしている、白河女史の著作。
こういう社会における女性の格差を扱った研究は、しばしば、ジェンダーかぶれしていて女性が被害者という論調だけに終わってしまいがち。

問題のあらましをリストアップした...続きを読むのち、ラストで解決策が示すところが救いがあるというか、へたなフィェミニスト学者きどりの非常勤講師の論文との違いだろうな、と思う。少々、事象をオーバーに紹介しているきらいもあるが。

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Posted by ブクログ 2014年01月16日

格付けしあう女性達の実態。その背後にあるもの、心にすまう固定観念の押し付け合いなどが分かりやすく分析・説明されている。女子カーストというものに、色んな分類があるらしい。そのうえで、そうした格付けやカーストから逃れる術なども、筆者ならでは視点から提示されており、最終的には何だかプラス的な思考、生き方が...続きを読む指南されており、ホッとさせられる内容。白河桃子さんらしい。

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Posted by ブクログ 2013年12月16日

女の人って、本当に多様だと思う。
だからこそ大変だったり、一致団結できなかったり。
ウチも来年春に、育休明けの子が戻ってくるけど、どうなるのだろう…。


女子カーストが生まれる四つの原因は、なるほどそうだよね〜と思った。

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Posted by ブクログ 2013年12月17日

女性は、いろいろなレイヤーで格付けを行ってるんだなー。
下衆な読者を喜ばせるような「女の敵は女」みたいな面白がる視点で書かれていなくて良かった。

「隣の人と横並びでないと不安」という心理や暇な環境がカーストを生むというのは腑に落ちた。

もうマウントを取るとか、どうでもいいじゃん、て思うんだけどな...続きを読むぁ。

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Posted by ブクログ 2013年11月25日

わざわざ「カースト」という言葉で切り取って見せなくても、世の中”不平等”だし、”格差”はなくならないわけだけど、この”カースト”に振り回されるかされないかで、女の人生は大きく「効率」が変わってくる、というのがよくわかる1冊。で、どんなところにカーストが生まれるのか、カースト自体はよくある話だけれども...続きを読む、悪影響が生まれる分岐点はどこなのか、がわかりやすい。男性の格付けに比べ、女性の格付けがいかに複雑怪奇か、ということがよくわかる。女性がどこで人生につまづくのか、なにを悩むことになるのか、男性諸氏にも読んでいただきたいなぁ。

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Posted by ブクログ 2018年05月14日

初めから終わりまで、内容のダブりなく、なかなかリアルな話だった。自分の身の回りに本当にそこまでの格付が存在するとは思えない。でも、近しい人ほど気になる、暇な時ほど気になるっていうのには共感。

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Posted by ブクログ 2017年09月13日

なんとなく手に取った1冊

読み始めて、あー!わかる~(*´□`*)と引き込まれ
半径5mのカーストで白河桃子スゴイな(`・ω・ ;)になりました(笑)

まさしく、このカーストにとらわれているのが私・・・
しばらく白河桃子が続きそうです

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年07月07日

恋愛・婚活カースト、女子大生カースト、オフィスカーストなどの女子カーストの実態と対処法を探るとともに、そこから見える旧態依然とした会社組織や貧困、シングルマザーなどの日本の課題点に迫る。

特に新しい見方もなし。まぁ,なるほど。

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Posted by ブクログ 2015年11月03日

女子カーストの実態として、ママカースト、恋愛・婚活カースト、女子大生カースト、オフィスカーストについて紹介されていた。女子の世界は複雑であるが、カーストというか格付けしあうのは男も似たようなものである。中年男の私にとって一番参考になったのはオフィスカーストのワーキングマザーの話だった。育休後の女子社...続きを読む員は4つのタイプに別れ、それぞれどういう考えを持っているかについて書かれていた。私の部下にも育休後の時短勤務で働いている女子社員がいるが、彼女がどう割り切って仕事をしているかを推測する意味で役に立った。

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Posted by ブクログ 2015年04月20日

とても良いこと書いてあるし、実際カーストで苦しんでいる人にとっては楽になるヒントがあると思う。でも本当に読むべき人は手に取らなかったり、「問題解決能力」と言われてもピンと来ないんじゃないかなぁ、と思われるところが残念。
自分の生き方を否定できない、これは誰にとっても当てはまることだけど、それに囚われ...続きを読むすぎたり、ましてや他の人に押しつけるのはダメ。これは本当にみんながそうあるべきだな。

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Posted by ブクログ 2015年03月07日

女子カーストをサバイバルするために
①複数の足場を持つ
②問題解決能力を持つ
③自分を肯定する

退職し、出産してからママ社会のこわさを感じるようになった。
ママ友を作るのも面倒に感じてしまい、けれど子どものためにもこのままでは良くないのかなぁと思ったり悶々としている。
人付き合いが苦手な自分にとっ...続きを読むては、これから越えるべき難関がいくつもあるように感じられる。
マイペースに、一匹狼でもいいと思える強さがあればいいのだけど。
同じような心持ちでいるママさんと仲良くなれればいいなぁー。

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Posted by ブクログ 2015年01月02日

うーん、、、
格付されていると思ったことはありますが、
私自身、意識したこともなく、
相手をそう見ていることもないので、
こんな世界もあるんだなぁ、と思った程度でした。

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Posted by ブクログ 2014年11月17日

旅先で見つけて購入。
もうちょっと学問的なのかと思ったら、「あーわかるそれ」っていう具体例を中心に挙げられてるのが大部分だったので若干残念。
やっぱり女は難しいし、知らないうちに「カースト化」してるのもすごいわかる。自分はそれをすごいやってるし、感じるほうだと思う。
なので余計にワーママやママ友がこ...続きを読むわくなった。。。

林真理子さんのエッセイ読んでるくらいが私にはちょうどいい。

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Posted by ブクログ 2014年10月29日

ああ、こういうのってあるある、という本なのだけれど、くたびれた。とりあえず、こういうのは、逃げるしかないんだろうな。

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Posted by ブクログ 2014年09月25日

複数のカーストに属することで解決策が見えてくる。男女問わずグループをつくる事で仲間外れを作り、グループ内での強弱関係ができちゃうもんね。どのグループにも属さない生き方もあるけど、それは仙人だな。
ワークライフバランスなんて言葉をよく聞くけど、これは複数のカーストに属する事で、心身の健康を維持せよとい...続きを読むうお達しなのですな。

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Posted by ブクログ 2014年06月01日

 私の母親が現役バリバリのワーキングマザーであった時代(いや今も働いていて母親であるという点では何も違わないのだが)、女性は独身か既婚者でまず分類され、既婚女性における階層は「専業主婦」「兼業主婦」の二つしかなかったのだと思う。そこでは「専業主婦」が圧倒的なマジョリティかつ上位層であり、「兼業主婦」...続きを読むは「主婦に専念したいけれども、経済的な事情によって働いて主婦と仕事を兼業せざるをえない」というネガティブな意味合いを持っていたのだと想像する。終身雇用が保障されサラリーマンが自分たちの未来を疑う必要のなかった遠い遠い昔のお話です。

 それが今やどうか。女性は女性である以前に「女子」となり、専業主婦はリスクの多いマイノリティとなった。オフィスの中での女性はかつての「女の子」一種類ではなく、正社員か派遣社員か、独身か既婚か、子持ちか子無しか、子供がいれば一人か二人以上か、親が近くにいてバリバリ残業する人か時短でゆるく働くひとか、等々さまざまなパラメータによって微妙なポジションを探り合っている。

 もうこれだけ多様化したなら「誰が一番上か」なんて考えなくても、みんな違ってみんなそれぞれ良しでいいじゃない!ってことになりそうでならないのが、「女子カースト」というものなのだそうです。白河桃子氏いわく、「女子カースト」が生まれる場の条件は、

1. ヒマがある集団
2. 狭くてぬるい均質な集団
3. 逃れられない集団(会社、ママ友など)

なのだそう。私個人の感触ではやっぱり1.ヒマかどうか、っていうのが一番大きな要因かな。保育園ママはみんな忙しくてマウンティングしてるようなヒマはないけど、幼稚園ママ間のそれはすごいらしいとか。

 それにしても、わたしたち女性がお互いを格付けしあってどちらが上かを競うような無駄な時間を使うことなく、手をとりあって明るい未来を築くにはどうしたらよいのでしょう?一番簡単な答えはおそらく「共通の敵を作る」ですね。古今東西の歴史が証明しているもっとも確実な方法。

 ということで、女性はやっぱり闘わなくちゃいけないのかもしれない。その対象は政府でも男性でも歴史でもイデオロギーでも構わないと思うのだけど、かつてのフェミニストの運動のように、こぶしをふりあげて「女性差別撤廃」をもぎとるのではなく、明るくほがらかにきゃぴきゃぴした「女子」のまま、いつのまにか集団を先導していくような、そんな方法だといいな、楽しそうだなと思うのですが。そんな時代ももしかしたら目前かもしれません。

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