【感想・ネタバレ】震災婚 震災で生き方を変えた女たち ライフスタイル・消費・働き方のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

東京都内や静岡などに住むOL・サラリーマンが、震災によってどのように心境が変化し、結婚・離婚・交際・破局に結びついたのか、インタビューをもとに明らかにする一冊。

関係ないと思っている人でも、実は気持ちの変化がどこかしらにあり、「自分を守る」「あの人を守る」「人と人とのつながりがほしい」「一人は嫌だ」と、どうやったら種を守れるか?という本能的な要素が働いたのだ、という。

明快に、体験談と数値データを基に解説されており、非常に分かりやすく結論を導いている。

結論は、男性も女性も「変わる」ことが必要だということ。
その変化が、震災によるものなのか自分で意識して返るものなのかは、一人ひとり次第ですが。

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2012年03月19日

Posted by ブクログ

震災があったときは30キロくらい離れているところで仕事してた。一番最初に考えたのは両親のことだ。結婚、恋人もいなかったから。電話、メールをしても繋がらない。とにかく歩いて帰った。仕事してたところはテレビがなく状況がわからず、地震があってから二時間後に終わって駅に行ったらJRのシャッターが閉まってて大量の人がいた。この時点で事の重大さに気づいた。両親と連絡が取れ合流した時はすごくほっとした。後で思うと、いざという時家まで歩くのに躊躇しなかった。元カノ、好きだった女の子のことを気にならなかったのは、なんというか好きだと思ってた気持ちはもう失われていたのかなって今になって認識してしまったかな。

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2011年11月27日

Posted by ブクログ

婚活時代ほどの衝撃はなかったけど、まあまあ面白かった。もし東京に住んでて、独身だったら、結婚するか実家に戻るか真剣に考えるだろうなあと思っていたので、共感できた。

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2013年09月05日

Posted by ブクログ

「婚活時代」ほどの面白さや読み終わったあとの充足感はなかったが、徐々に日常に戻りつつある今、東日本大震災が日本に与えた影響を改めて感じさせられた。多くの人たちの人生を変えた震災。敏感に、柔軟に反応したのは女性だった。私は「結婚=女の幸せ」とは全く思えない人間なので、震災をきっかけに婚活を始めようという気もさらさらないが、それでも、自分や自分の親を心のそこから心配してくれる他人の存在というのは貴重であり、居て欲しいとも思う。ひとつ言えることは、この不安でいっぱいの時代、みんな確かな心の支えを必要としている。

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2012年01月29日

Posted by ブクログ

 まぁ,特に新しいこともないけれども。ジャーナリストの仕事ってこういう感じだよね。ネタは振るけど深掘りしたければ自分でどうぞみたいな。改めて,『婚活時代』は山田センセイとのバランスが良かったんだな。個人的な好みの問題ですけれども。
 この震災でも99%の日本人は変わらない。でも0.01%が明治維新を起こしたように,ごく一部の日本人の意識が変わったことは,後々意味をもつかもしれない,というのは示唆的だった。100年後から見れば,1945年の後に刻まれる最初の節目なのかもしれない。まぁ,いつの時代の人もそう思って生きてきたんだろうけどw
 大きな物語が失効して,全ての価値が相対化した後に,信じられるものは家族しかないという方向へ向かうのは,単に反動的なだけじゃないのか?それとも,これが『リトル・ピープル』でいう「いま・ここ」に潜るってことなのか?そこの違いがよく分からない。相対主義を内在的に超越するって言うのは簡単だけど,実際どうするのがそれなんだ?

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2012年01月20日

Posted by ブクログ

数年前の「『婚活』時代」をにおわせる装丁から、今度は震災婚という名の著書が発売された。たしかに、あの震災は人とのつながり・絆を改めて考えさせるには十分であった。その頃私も関東にいて、電気の供給がストップしたり、食料が街のスーパーからなくなる事態にも遭遇した。そのとき改めて思ったのは、自分ことを気にかけくれる存在のありがたさである。もちろん、親を心配し、親に心配されるということはあるのだが、それ以外に誰がという第三者の存在がより浮き彫りになったのではないか。自分が年をとるにつれ、それより先に生まれた人が亡くなる可能性というものは必然的に高くなっていく。そうなったとき、やはりそばにいてくれる存在が男性にも女性にも必要ではないだろうか。震災が教えてくれたものの一つとして、どんな人といっしょにいたいか、何を優先しておつきあい、結婚をしていくかという自分の人生プランというものを、今一度ここで考えてみるべきときなのだといえそうである。

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2011年11月07日

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