樋口美沙緒のレビュー一覧
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湊がいつ本契約するのかと焦れ焦れさせられながらww2巻目突入です。
俺様アンリ擁護派としては、学園でますます湊の人気が上がっていることは、良いことではあるけど大きな心配でもあります。しかも、スキだらけの湊に寄ってくる怪しい人々が…
前回は見当つけただけだったけど、今回はようやくその正体を現していました!
アンリはというと、学園にまで潜入して湊を守ろうとしていたのに、暴走が影を潜めてなぜか急にすごく優しくなってまるで別人。
不遜なアンリもよかったけど、こんな優しさもぐっときます。最初からこっちのキャラで湊に接近すればよかったのにww
でも、その優しさには深い理由があったようです。アンリもすごく -
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ネタバレ表紙と帯が非常に印象的。
最近、小説界ではひとり表紙流行してるんでしょうか?
絡み合ってカメラ目線されてるより、断然買いやすくて有難いです。
そしてパブリックスクールというタイトルホイホイ。
内容はどこかで読んだような話だなというのが第一印象。
不憫健気の受が英国貴族に引き取られ、パブリックスクールに入り、陰湿ないじめに遭う……。
読んでて正直辛すぎて、何とも言えないくらい苦しかったです。
苦しかったんですが、正直なところこの受、結構可愛げがないんですよ。
不憫健気の皮かぶってますが、割と融通が利かなくて自己中です。
私は受の不幸は蜜の味。不憫健気は痛い目見れば見るほど滾る性分なんですが、ど -
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ネタバレ★3.5。
うーん、やたらエロ設定に持っていこうとしているのが残念。攻めの寝取り寝取られ体質だけ活かしていただければ良かったです。受けは処女奪われてからは、3日置きにsexしないとダメとか、薬の副作用で女体化するとか…お腹いっぱいになった。淫乱になっちゃうのも。
今回の虫の生態やらの説明前置きが上滑りしちゃってなかなか頭に入ってこない。そこを越えれば、いつもの虫学園です。
やたらフェロモンに左右される人たち…これはこれで大変ですね。だって、気持ちに関係なくTPO関係なくムラムラしちゃうんですもんね。
今回は基本皆んな良い人。とくに毒蜘蛛双子くん。むしろ攻めだけ虫のいいヤツでした(笑) -
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ネタバレムシシリーズもついに5作目です。
1作目が出たときには、私自身もここまで息の長いシリーズになるとは思いもしませんでした。
そしてこんなシリーズになってくるとも、思ってもいませんでした。
良くもなく悪くもなく、でも確実に自分の中では勢いの衰えている作品、という印象です。
今作も前作に続き、ハイクラス同士ですが、上位種ハイクラスのオオムラサキ×下位種ハイクラスのナナフシです。
ナナフシって、あれでしょ……理科の教科書とかに出てきた棒みたいな、なんか細いやつ。
その細いやつな受は、もう教科書の説明の通り、擬態することが特徴なので、とにかく目立たないです。
地味です。控えめで健気。そして不憫。
男で -
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読みたいなと思っていた「ヴァンパイアは食わず嫌い」の続編が出て嬉しいです。…でも、これ「1」って、1巻目なんですね?「食わず嫌い」は上下巻だったのに、こっちはもっと続く壮大な続編ということなんでしょうか…?
1冊で収まる話でもよかったような。
途中で息切れしないことを祈りたいです。
続きは湊の通う高校に舞台を移して展開しています。まだ仮契約中の身の湊は、現在「福音の薔薇」であるという噂を耳にした吸血鬼たちにつけ狙われる事態になっているのですが、当の本人はアンリたち周囲の心配をよそに兄弟たちのことや学校生活のことで頭が一杯のようです。
アンリも俺様で愛情を素直に表すことができない性格だけど、 -
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う〜ん…樋口さんの健気受は大好きなんですが。ノンケの幼馴染みの彼への思いを振り切る為に他の男と付き合ってはその気持ちがバレて暴力を振るわれる受。そんな繰り返しで、それを彼を思い続ける健気さと受け取るのか、ただの弱さと受け取るのかで評価が別れてくるかと思います。私としては自分の都合で無自覚に当て馬を振り回す受にあんまり感情移入出来なかったな。確かに暴力はいけないですけどね…どうしてそうなったのか受は全く気付いてないようなww
後半はそんな自分に決着をつけ攻に自分の気持ちをぶつける事が出来たので、これから少しずつ強くなっていくのかな。攻の態度もいまいちはっきりしませんが、ノンケが男を好きになる時っ -
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幼馴染ふたり、異なる「好き」に悩み苦しむ姿が描かれた作品。
受けの、寂しさから簡単に体を許してしまう心情と、ぽわーっとしたキャラがどうしても自分になじまず、共感することができませんでした。
ノンケの攻めの、煮え切らない、というのか、突き進めない心情は
じゃっかんイラっとさせるものの、こちらのほうが理解できたと思います。
終わり方も、こういう終わり方もあるよね、リアルかもね、というふうに思えるものの、わかりやすいハッピーエンドが好きな自分には
スッキリしなかったのが正直なところ。
おまけ(続編)が収録されていなかったら、うーーーん・・・という感想のほうがより強かったかもしれません。 -
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デビュー作なんですね。貴族×従者の異国ファンタジーでした。
虫シリーズを既読した後にこちらを読むと、まだなんとなくぎこちなさがあるというか、ん?と突っ込みいれたくなるというか、ノりきれないところもありました。樋口センセのあの世界観がまだまだ未完成かな~という気がしました。
でもそれは、後で読んだから感じるものであったかもしれません。
それより。
芯はしっかりしているのに恋に不慣れなためにツンツンしているように見える受に、どこまでも無神経な攻が酷いことをしてしまう、というパターンは初期からデフォルトだったんですね。
攻のフレイは気ままに生きる遊び人の貴族で、捨て子で従者として自分の側で育ってきた