笹本稜平のレビュー一覧

  • マングースの尻尾

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    ネタバレ

    エンタメアクション短編。良くできた小説であると思うが、笹本作品としては凡庸という気がした。この手の小説はやはりある程度のボリュームが欲しい。短編で連作という形式だとボリューム不足を感じてしまい、かなり食い足りない気がした。

    最終章を中心に長編としてリライトしたらかなりいい小説になるんじゃないかなぁ。その際にはマングースももうちょっと歯ごたえのある大物感を出すと良いと思われる。

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    2014年10月08日
  • 所轄魂

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    なんだか出来過ぎた親子関係で、そのせいかストーリーも全体的に出来過ぎに感じてしまった。
    事件の謎解きとしては面白くて、あっという間に読み終わってしまったけど、でも息子が優秀で、おまけに性格も良くて、なんだか出来過ぎなんだよな。と思ってしまうのはひねくれた性格だからか。

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    2014年10月06日
  • 特異家出人 ~警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦~

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    この笹本稜平作品はイマイチ。突然失踪した資産家老人を捜査する警視庁捜査一課特殊犯捜査係の堂園晶彦…宿縁という既定の器になんとか押し込んだような作品。

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    2014年09月23日
  • 太平洋の薔薇 下

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    10年ほど前だが、トレジャーボートの免許を取得したので、何度も東京湾に繰り出した。たった6人乗りのボートでも、波に向かって当たる角度を計算して乗りこなさないと転覆のリスクがあり、苦労した覚えがある。スピードに乗って真正面で飛び込むと、ものすごい衝撃が。本書のストーリーはともかくとして、嵐の中での大型の船舶をコントロールする、その緊張感がたまらなかった。
    大型客船の優雅さと対比される貨物船の船内。
    大胆なシナリオの中に、親子の関係が持ち込まれているが、こちらは船にまつわる記述と比べ、その関係が十分描かれているとは思えなかった。その人間関係模様がもう少し考え込まれていたらもう一つ★を出せたかと。

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    2014年06月09日
  • ビッグブラザーを撃て!

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    ネタバレ

    笹本稜平未読作品を読もうシリーズ…なんだけど、これはちょっとなぁ

    成長著しいIT産業を絡めた題材なんで、技術の進歩に内容が遅れをとっていることはしゃーないとしても…

    国際謀略スパイ小説の緊張感の中で、家庭レベルのドラマが溶け切れずにダマになって浮いてるのが、読んだときに口触り悪くてなんだかなぁ。

    勢いあるので、グイッと一気に読めるけど、勢いで読んでも突っ込みどころ満載。一個人(助けてくれる人探偵)VSアメリカ秘密組織VSロシア秘密組織って戦いに無理を感じさせないようにするには、相当な力と技の風車を回さないとなじまないなぁ。笹本をしてこれなら相当厄介なテーマなんだろうなぁ

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    2014年05月25日
  • 白日夢~素行調査官~

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    一人の元潜入捜査員が自殺した。薬物捜査のエキスパートとしてめざましい実績を持つ男。だが、公金流用を理由に依願退職に追い込まれていた。さらに退職時、大量の覚醒剤を持ち出していたというのだが…。警視庁監察係の本郷岳志と仲間は、彼を裏切り死に追いやった警察内部の黒い人脈に気づく。「警察の中の警察」が巨悪に立ち向かう圧巻のエンタテインメント!

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    2014年05月12日
  • 春を背負って

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    笹本さんは2冊目。
    山岳小説の名手と聞いた(読んだ)記憶があったのですが、広く冒険小説やミステリーも手掛ける作家さんのようで。
    さて、この小説、ストーリーとしては好きなタイプなのですが。。。。
    とにかく途中から主人公たちの会話文が、現実にはこんなしゃべり方はしないだろうと気になってしまい。特にヒロインの喋りは年齢も性別も超越しちゃってます。さらに話の進め方も説明的というか、とにかく主人公たちに話をさせて考えを伝えて行く感じで、そういう文体面で苦手で。
    そんな訳で高得点とは行きませんでした。
    ちなみに松山ケンイチ・蒼井優・豊川悦司で映画化されるようです。
    セリフを何とかすれば、映画化には向いてい

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    2016年05月29日
  • 不正侵入

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    連続テレビドラマのような…。
    決して映画ではなくテレビ…。

    ジワジワと背中に迫る来る感じは悪くないんだけど、
    ちょっと虚構すぎるというか…。
    少し醒めるんだなあ………。

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    2014年04月01日
  • サハラ

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     記憶消失の元庸兵が、サハラ砂漠で墜落した軍用ヘリの残骸の中で目覚める。西サハラの利権をめぐる各国の思惑が入り乱れるなか、記憶喪失の元庸兵はどんな役割をはたしていたのだろうか、最後まで謎を引っ張りつつ、ラストを読むまで息をつかせぬストーリーである。著者の世界を駆け巡る壮大なストーリーはどりらかというと軽めであり、良い意味で明るさがある。

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    2013年11月07日
  • 駐在刑事

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    笹本さんの本は全部よんでますが、これは山岳か刑事ものかどっちつかずでちょっと微妙。焦点が合いにくいです。

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    2013年09月10日
  • 恋する組長

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    今まで読んだこの著者の小説とはかなり雰囲気がちがいました。軽い(いい意味で)ちょっと都合のいい展開ではない???と言いたくなりますが、続編を楽しみにしてしまいます。

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    2013年07月19日
  • 偽りの血

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    えらく淡々と進んでいくミステリーでした。

    山を登るように、マイペースに、順序を追い少しづつ謎が解明されていく。

    もう少し物語に緩急が欲しい気がします。また、最後に一つ残された謎があまりに安易に解決されたのが、
    少し残念です。

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    2013年07月06日
  • 素行調査官

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    警察の中の警察と呼ばれる警視庁監察係。魑魅魍魎の警察内部の闇を追う元探偵・本郷たちを主人公としたシリーズ第1弾。
    決して正義感だけで動くわけではないところがいい。キャリア組のエリート入江は清濁あわせ飲み、ベテラン北本の生活感、そして本郷の皮肉屋な性格。この三人の何ともいいようのないチームプレイが職人的調査を生み出す。味がある。

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    2013年06月27日
  • 未踏峰

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    川端祐人の『夏のロケット』の山岳ver.のようなお話。異能の青年達が幾多の困難にぶつかりながらも乗り越えていく姿をちょっとファンタジーっぽく、ややノスタルジックな視点から描くとこなんて本当に川端氏にそっくり。今なお世界最高峰がある種の価値を持っているのは否定できない事実である。しかし夏の北アルプス並みの大渋滞の写真を見ると、前人未到の地にひっそりと佇む6000メートル級の無名峰にノーマルルートから初登頂する方が魅力的に思えてくる。起承の次に転が来ると思わせながらもうひとつ承を繋いで静かに結を置くスタイル。

    『実はヒマラヤの風は、空気が希薄なせいで、風速のわりに威力はさほどでもないらしい。』

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    2013年06月27日
  • サハラ

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    サハラ・アラブ民主共和国解放軍に招聘された傭兵檜垣は、敵対するモロッコ秘密警察に受けた訊問で記憶を失う。一方、サハラ砂漠に未知の油田があることを記した文書とともに日本の書記官が行方不明に。檜垣はアルジェの駐在武官牛島から、油田を探るため手を組みたいと申し出をうける。牛島から檜垣の妻ミランダがジュネーブで入院していると知らされ、現地を訪ねた檜垣だが妻は「カサブランカに行きたい」という言葉を残して姿を消していた……。

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    2013年03月17日
  • 恋する組長

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    東・西及び地場ヤクザに半堅気の私立探偵と電話番の女事務員と言えば、ナニワ・ノワールの怪作『疫病神シリーズ』(黒川博行)を思い出すが、こちらは至ってライトなソフト・ボイルド連作集。タイトルからして大して期待はしていなかったが、可も無く不可もない出来栄え。完全な著者買い。可能な限り虚飾を排した骨太の山岳小説『還るべき場所』の著者であり、絶滅危惧種とも言える冒険小説の孤塁を独り、いや樋口明雄と二人で守る貴重な書き手である。偶にはこういうのも良いが、著者には古臭くて、分厚く、ストレートな作品を書き続けてほしい!!

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    2013年02月13日
  • 未踏峰

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    実生活では、海が好きで、海で遊んでばかりなのに、意外に山もの小説を読んでいる。まぁ、山ものと言うより、笹本稜平ファンなのだが。この小説は青さが良い。

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    2012年09月18日
  • 駐在刑事

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    少し特殊なジャンルではあるが著者の『還るべき場所』は夢枕獏の『神々の山嶺』と共にポスト新田次郎の大傑作!本作は山岳小説ではなく、奥多摩の豊かな自然を背景とした連作ミステリである。ある不祥事の責任を負わされ、花の警視庁から山里の駐在所への移動を余儀なくされた男が主人公。登場人物+1匹の造形は1人を除き好ましい。但、その例外たる元上司のキャリアが余りにも【お馬鹿っぽい】のが頂けない。加えてS・キングが創造した怪しの街キャッスルロックじゃあるまいし、奥多摩で次々に怪事件が発生するのも無理がある。箸休め的小品か?

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    2012年08月14日
  • 極点飛行

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     冒険小説とある。冒険する姿に驚き、困難を克服する姿に感動するという内容ではない。話のスケールが世界に広がり、時代を数世代経ての謎を解き明かすという構成になっている。残念なのは、悪党とのやり取りの場面、その経緯が複雑になりすぎて読むスピードが止まること。少し欲張りすぎたのかな。

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    2012年08月10日
  • サハラ

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    なんだか筆先三寸でああだこうだと書かれても、読む方にさっぱりイメージが沸かなくて、ついて行くのが馬鹿らしくなって、ページとばしで最後まで開いたが、それだけのこと。

    この人には何かが欠けている。

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    2012年07月24日