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Posted by ブクログ
日本人傭兵 檜垣穣二シリーズ第3弾。
さすが笹本、日本人作家で冒険小説書かせたら屈指の出来。本作もスケール大きく、うんちく描写も素人に分かりやすいす、文章にリズムがあって、まずは安定の合格点。
ただ、ちょっと散漫な感じもするかな。主人公を記憶喪失にしてピンチ感を煽る手法を、禁じ手とは言わないけど、描写に記憶喪失前後の差が感じられず、その分展開に差をつけようとしているようだが、その結果、後半部分が非常に散漫になっている。
悪役も後半バタバタしすぎて、随分弱っちくなってしまっているし、ヒロイン、味方、コミカルリリーフに至るまで、動きにバタつきが感じられる。アクションや冒険描写にスピード感は大いに結構だが、バタつくとリズムが狂って読みづらくなる。名手笹本稜平らしくないなと思ったが、この作品でこの手の冒険小説に一区切りつけようとして焦ったのかも知れないな。
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