笹本稜平のレビュー一覧

  • 所轄魂

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    ネタバレ

    評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    公園の木立で発見された絞殺死体は、裸足の女性――。捜査本部に着任した警視庁捜査一課のキャリア管理官は、我が息子だった。同時にチョウバ壊しで知られる捜査十三係の鬼係長・山岡も派遣されてきた。26歳警視の俊史と犯人を追うことになった城東署の強行犯係長・葛木の、所轄刑事の意地を懸けた苦闘の日々が始まった……。揺れる捜査方針に、本庁と所轄の面子が火花を散らしてぶつかり合う! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

    ストーリも出てくる人物も面白いのだが・・1ヶ所残念だったのが父親が息子の晴れ姿を見て感

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    2017年11月06日
  • 所轄魂

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    この作者らしく人物の心情描写というか、登場人物が思ってることをやたらに話すのでちょっとくどい、そして長い。捜査にかける熱意とか、気概を語り合う刑事なんているのかねというかいないだろう。
    捜査一課と所轄の対立、真犯人逮捕へのどんでん返しなどはよくあるパターンだが、最後まで読めた。

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    2017年10月04日
  • 所轄魂

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    連続女性殺人事件が起こる所轄に、「荒らし屋」と悪名高い本庁捜一が乗り込んでくる。
    さらに、その所轄刑事、葛木の息子が管理官として捜査本部に派遣されてくる。
    人間関係のゴタゴタに終始するかと心配したが、なかなか読み応えのある作品だった。

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    2017年09月03日
  • 破断 越境捜査

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    シリーズ3作目。
    神奈川県警の管轄で白骨化した遺体が見つかる。状況から県警は自殺と断定するが、臨場した宮野は遺体の側に落ちていた拳銃が、警官しか所持しないニューナンブであることに気付き、またもや、警視庁捜査一課に相談を持ち込む。遺体の身元が10年前に失踪した右翼の幹部であることから、鷺沼たちも捜査に乗り出す…
    今回の敵は、公安そのもの。真相に近づくと、関係者が殺害され、ラストまで鷺沼たちの敗北が濃厚なまま。
    ハードボイルド感は、やはり1作目に比べると少ないものの、鷺沼たちがどのように逆境を乗り越えるのか、気になり、ページをめくる手が進む作品。
    前作までは、読み終わるまで、結構時間がかかっていた

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    2017年06月25日
  • 挑発 越境捜査

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    シリーズ第2弾。
    いや〜、普段は2日で1冊のペースで本を読んでいるのに、1週間近くかかった…決して、作品が悪かった訳ではなく、ただ単に時間がなくて、先になかなか進めないもどかしさが残る一冊になってしまった。
    7年前の事件を調べるうちに、またしても、神奈川県警の宮野とタッグを組むことになった鷺沼。
    今回の敵は、警察の上層部にも強力な影響力を持つパチンコ業界のドン・飛田。飛田の悪事に迫りつつも、後手後手に回り、なかなか尻尾が掴めないまま、ラストへ。
    前作がハードな感じのラストだったので、今回は何となく敗北感が漂う中、何とか飛田の逮捕まで辿り着く展開に、少々物足りなさを感じた。
    でも、鷺沼や宮野以外

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    2017年05月27日
  • 春を背負って

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    亡き父の残した山小屋の経営を引き継いだ亨が、父の愛した奥秩父の山の自然の中で、山と父を愛した人々と出会い、さまざまな思いを受け止めながら成長していく、連作短篇集。

    心をすり減らし脱サラした亨を支えるのは、父の後輩だったという半ホームレスのゴロさんと、亡父の残した写真に惹かれて山小屋にやってきた、元自殺志願者のOL美由紀。
    山小屋を訪れる登山客との触れ合いの中で、3人それぞれがゆっくりと変わっていく様は、自然の移り変わりのようにゆっくりと優しい。


    読後、爽やか。

    山岳小説というほどの厳しさはないけれど、山小屋小説?
    天候が変わった時に逃げ込める小屋のように、下界の暮らしに疲れて遭難しかか

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    2017年05月22日
  • 白日夢~素行調査官~

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    退職間もないひとりの元刑事が自殺をした。
    特別にゆかりの土地でもなさそうな場所で命を絶った刑事のお骨は、引き取り手のないまま宙に浮いている。
    入江に命じられ北本とともにお骨の引き取りに向かった本郷は、はからずもしばらくの間寮の自室でお骨と同居を余儀なくされる。
    薬物捜査のエキスパートと呼ばれた男はなぜ死んだのか。
    調査を進めていくと、過去にも似たような事件が起きていたことがわかり・・・・。

    「この仕事を選んだ理由は?」
    誰しも仕事を選ぶときには、何かしらの理由があると思う。
    経済的な理由、やりがいを感じられるから、単純にその仕事が好きだから。
    いろいろな理由はあるだろう。
    たぶん警察官だって

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    2017年04月04日
  • 素行調査官

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    主人公である本郷は元探偵である。
    ドラマや小説の中に登場する探偵とは違い実際の探偵は法に許された範囲でしか活動することができない。
    しかも勤めていた探偵事務所が解散となり失業中の身ともなれば、せっかくの口利きは無駄にしたくない。
    警察官の素行を調査する監察の仕事を得た本郷は、警察官にしか使えない調査方法に驚きながらも戸惑いを隠せない。
    何故なら、監察の仕事とは犯罪を摘発することや犯人を逮捕することではないからだ。
    悪事の証拠を揃えても、諸事情から闇から闇へと葬らなければならないこともあるらしい。
    本郷にはそのあたりがどうにも納得できない。

    ひとりの女性が殺害された。
    本郷たちは監察の対象とな

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    2017年04月04日
  • 恋する組長

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    短編集。
    「死人の逆恨み」感想
    何の嫌がらせでおれの事務所で自殺を・・・と死体の様子を観察すると、喉の周りに「吉川線」があるじゃないか。
    冗談じゃない。自殺に見せかけた殺しか?
    面倒を怖れたおれは、さっさと知らん顔を決め込んだが・・・。
    保険金目当ての殺人は現実社会でもよくあるが、どうにも胡散臭いやつばかりが登場してくる。
    ゴリラにそっくりな刑事・門倉は、難癖をつけておれを犯罪者に仕立てようとするし、死体になったコマシの再婚相手はやけに良い人ぶるところが怪しい。
    少しだけ哀れな男の結末は、結局死ぬまで運のなかった男の人生と相まって哀しくもある。
    常に変わらないのは、土下座をしようが紆余曲折しよ

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    2017年02月28日
  • 恋する組長

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    ネタバレ

    コメディタッチのノアール風ハードボイルド連作短編集。
    笹本作品だから読んでみた。さすがの笹本ブランド、どの作品も落とし所しっかり踏んで読ませる。

    ただ、スゲーわがままだと分かった上で書くんだけど、笹本ブランドにこれ必要かなぁとも思う。先発完投型のピッチャーにワンポイント投げさせてる試合を見たような気分。
    「確かに大谷君のワンポイントはぜいたくやけど、俺が観たいのはもっと長いイニングを投げ抜く姿やねんなぁ」って感じ。

    作者が書きたかったんだろうし、掲載元・出版元もニーズがあると見込んだから注文したんだろうけど、笹本さんはここのステージ似合わんのちゃうかなぁ、長編が読みたくなった。

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    2017年02月23日
  • 白日夢~素行調査官~

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    ネタバレ

    ーーー
    一人の元潜入捜査員が自殺した。薬物捜査のエキスパートとしてめざましい実績を持つ男。だが、公金流用を理由に依願退職に追い込まれていた。さらに退職時、大量の覚醒剤を持ち出していたというのだが……。警視庁監察係の本郷岳志と仲間は、彼を裏切り死に追いやった警察内部の黒い人脈に気づく。「警察の中の警察」が巨悪に立ち向かう圧巻のエンタテイメント!

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    2017年01月26日
  • 駐在刑事

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    著者の作品は、大まかに、(海洋)冒険(謀略)小説、山岳小説、警察小説に分類できると思う。
    本作は、そのうちの山岳と警察との二つを融合した贅沢な小説。そして、山岳小説の舞台は大概外国の山が多いが、この作品は、奥多摩を舞台にしている。
    主人公は、事情聴取中に被疑者(冤罪の疑い)を死なせてしまった責任を取って、刑事を辞め、駐在所勤務となった警部補。
    事件の都度、主人公たちは奥多摩の山々を登攀する。著者が、実際に踏破した経験から書いたと思われる描写が溢れていて、山の魅力を存分に伝えている。
    事件そのものよりも、奥多摩の魅力とそこで暮らす人々との交流の方が印象に残る作品。

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    2017年01月22日
  • その峰の彼方

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    笹本の山岳作品 期待が高かった反面
    残念な内容
    内面の描写が くどい
    結末 なんだ という 感触

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    2017年01月14日
  • 特異家出人 ~警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦~

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    著者の警察小説は、己の信念に従い、果敢に警察組織に立ち向かう主人公が登場し、カタルシスをしばしば喚起してくれる。
    この作品は一味違い、老人の行方不明に事件性を見い出し、その行方を追う特殊犯捜査係の刑事を描いたミステリー。
    そして、その老人と交流のあった少女の存在が、作品にほのぼの感を与える。
    しかし、事件の背景には、時代を超えた宿縁があり、物語に重層感を持たせている。

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    2016年12月30日
  • その峰の彼方

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    笹本稜平の山岳小説なのだが、『天空の廻廊』、『還るべき場所』に比べるとストーリーが単純で面白味に欠けた。しかし、ほぼ山が舞台の本格的な山岳小説であり、登山を愛する人ならば、きっと楽しめる作品なのかも知れない。

    厳冬季のマッキンリーで消息を絶った津田悟を捜索すべく親友の吉沢を始めとする捜索隊が、マッキンリーに挑むが…リアリティ溢れる山の描写と山に魅入られた男たち。山は男たちに何を語るのか…

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    2016年12月12日
  • 遺産 THE LEGACY 下

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    夏に読みたいトレージャーハンター。
    日本とアメリカ、スペインの利権争いと、水中火山や噴火して突然あらわれる新山などを背景に1620年に沈んだスペイン船を巡る時間を追う争い。
    水中考古学という分野があることを初めて知った。
    主人公と船とともに沈んだ祖先が、深海で邂逅する場面が感動。
    大藪春彦賞受賞作。

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    2016年09月02日
  • 遺産 THE LEGACY 上

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    夏に読みたいトレージャーハンター。
    日本とアメリカ、スペインの利権争いと、水中火山や噴火して突然あらわれる新山などを背景に1620年に沈んだスペイン船を巡る時間を追う争い。
    水中考古学という分野があることを初めて知った。
    主人公と船とともに沈んだ祖先が、深海で邂逅する場面が感動。
    大藪春彦賞受賞作。

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    2016年08月17日
  • 未踏峰

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    人生においてそれぞれ負い目を持つ三人が、これまた負い目を持った人生を歩んでいた山小屋の主人との四人で未踏峰登山を計画する。
    実際に登る三人が登りながら、幸せとは何かを問いつつ、自分の出来ることを発揮しながら登頂する。
    山を知らないけれど、登ったような読み心地だった。

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    2016年08月13日
  • 突破口 組織犯罪対策部マネロン室

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    警視庁に実在するかは確認していないが、組対部マネロン課というユニークな部署が主役の警察小説。
    著者は、『素行調査官』シリーズにしても、『越境捜査』シリーズにしても、警察機構内の巨悪に果敢に挑戦する主人公たちを描いており、読後カタルシス的爽快感を味わえるが、この作品も同系列といえよう。
    組織改革によって誕生した、寄り集まりの組対部内の軋轢や、巨大な利権ネットワークに君臨する巨悪を余すところなく描き出す。
    事実が小説よりも奇なり、でないことを祈りたい。
    主人公が最終章で思い出す先輩の言葉。
    「刑事の仕事は犯罪を摘発することだけじゃない。それを通じて人の心を救えたら、それこそおれの本望だ。」
    そんな

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    2016年03月03日
  • 南極風

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    ”光の山”と称されるNZの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故。命を賭して悪天候の中ツアー客を救ったガイドの森尾正樹。一躍英雄!一転保険金殺人容疑で逮捕!?冤罪を主張する彼と対峙するのは作為的な検事。心理と真理がぶつかる法廷闘争の先に見えたものは。。特徴は、刻々と変化する雄大なる山の表情と決して諦めない男の清い大義との対比。そして最終章にて好天の徴を意味する”南極風”に喩えた筆者の意図がクッキリと浮かび上がる。年明け最初のほし五つ感動冒険小説ですよ〜。

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    2016年01月31日