笹本稜平のレビュー一覧
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冒険小説とある。冒険する姿に驚き、困難を克服する姿に感動するという内容ではない。話のスケールが世界に広がり、時代を数世代経ての謎を解き明かすという構成になっている。残念なのは、悪党とのやり取りの場面、その経緯が複雑になりすぎて読むスピードが止まること。少し欲張りすぎたのかな。Posted by ブクログ
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なんだか筆先三寸でああだこうだと書かれても、読む方にさっぱりイメージが沸かなくて、ついて行くのが馬鹿らしくなって、ページとばしで最後まで開いたが、それだけのこと。
この人には何かが欠けている。Posted by ブクログ -
この人の山岳小説が好きで購入。ちょっとお話が出来過ぎか。あと少々登場人物が青いというかクサイ。悪くはないが。
【160907再読】
同じ感想。ダイバーシティ。みんな違ってみんないい的な。Posted by ブクログ -
内容が少し複雑だったせいか時間がかかった。結末に近づくにつれ駆け足の印象が残るが読みごたえのある内容だった。真犯人は意外だったが、公安・中国マフィア・隠密捜査・警察官僚と興味深いキーワードの割にあっさりしていたようなPosted by ブクログ
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殺人事件と警察トップの大きな悪を暴く、みたいな。
途中ハラハラしながら読み進めた部分もあったけど、最後駆け足な印象。
おもしろかったけど、あんまりハマれず、やや単調。Posted by ブクログ -
王道の警察小説。権力者の腐敗と現場で働く者との対決という構図である。
散らばったパズルのピースが徐々に埋まっていくものの、事件が解決しても寂寥感が漂う。果たして秋川が望んだリベンジだったのか?おそらく、ラストシーンで新幹線のホームで飲んだ缶ビールの味は苦かったに違いない。Posted by ブクログ -
元探偵の警察官という変わった肩書きをもつ主人公。警察官の不祥事を取り締まる監察という部署を舞台に、それらの設定をうまく活かして物語が進んでいきます。いささかキャリアの偉い人たちがなんでもできやしすぎないかとご都合主義な気もしますが、楽しめました。警察系ミステリーの期待通り、といった印象です。Posted by ブクログ