笹本稜平のレビュー一覧

  • 駐在刑事 尾根を渡る風

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    駐在刑事シリーズ第2作。
    奥多摩という舞台が山岳小説と警察小説との事件のバランスが絶妙でいい。続刊希望。

    0
    2021年10月02日
  • ソロ ローツェ南壁

    Posted by ブクログ

    達成した瞬間で終わる。
    まわりのその後はどうなるのか。
    クライミングの描写は細かく肉迫してくるが、物語として、クライマックスのあとのカタルシスがなく、バサッと終わった感じ。

    0
    2021年09月12日
  • 恋する組長

    Posted by ブクログ

    ヤクザ相手の探偵業は機転がよく憎めないキャラでないと成り立たない。短編になっていて読み易いけど死体がすぐに出たかと思えば笑えるユーモアもあり娯楽として楽しめた。かつてオダギリジョーがでやっていたTVドラマを思い出した。

    0
    2021年08月16日
  • K2 復活のソロ

    Posted by ブクログ

    山岳小説の中でも笹本稜平の書く山岳小説は凄いけれど、彼の作品の中では今回の作品はそこまでじゃないなぁという印象。今までの作品はガッツリ山をやっていない人でも共感して感動できたけど、これはかなりマニアックな領域まで入らないと共感が難しいかな...

    0
    2021年03月05日
  • K2 復活のソロ

    Posted by ブクログ

    山岳小説も現代的になったというか、当作では画期的な登攀に対してのSNSの誹謗中傷があったり、クライマーと登攀ギアのスポンサーとの商品開発なども取り上げられていて、それはそれで興味深いが、その分、表題にもなっているK2登攀の描写は、ヒリヒリハラハラさは薄い感じで、それはそれで現代っぽいのかもなと思ったりしました。

    0
    2021年02月22日
  • 引火点 組織犯罪対策部マネロン室

    Posted by ブクログ

    まずまずかなぁ。
    長編で展開がまどろっこしいので、一気読みがでけへんかった。引き込まれるモンが無かった。

    0
    2021年02月17日
  • 春を背負って

    Posted by ブクログ

    文句なく面白かったけれど、稀代の小説家、笹本稜平の作品の中では3つ星かな、という評価。映画も見ようかな。

    0
    2021年01月30日
  • 駐在刑事

    Posted by ブクログ

    笹本稜平さんの初めての本。6編のうちの2編を読んで、挫折。つまらなくはないが、最後までという気にはならなかった。

    0
    2021年01月01日
  • 卑劣犯~素行調査官~

    Posted by ブクログ

    児童ポルノサイトの捜査をしていた国枝刑事が何者かにひき殺された。車の所有者である生活安全部長の鹿野は、車は事件前に盗まれアリバイもあると主張。鹿野には児童性愛趣味の噂が尽きないのだが―。警視庁監察係の本郷と仲間たちは、国枝の部下らとともに、上級官僚が握り潰そうとするおぞましい秘密に迫ってゆく。

    0
    2020年12月04日
  • K2 復活のソロ

    Posted by ブクログ

    意外に知られていない世界で2番目に高い山・K2を舞台にしていることから、何も考えずに読み出してしまった、久しぶりの山岳小説。
    読み終わってから、気づいたが、どうやらこの作品には先に「ソロ」と言う作品があるらしい。冬のヒマラヤの単独登攀に成功したソロクライマー・奈良原和志と、彼を支援する人々の話。
    「ソロ」では彼を支える磯崎との出会い、ノースリッジとスポンサー契約を結ぶ様が描かれているのかもしれないが、別に1作目を読んでなくても、全然気にせず読める。
    冬の山でノースリッジの社員でもある柏田を死なせてしまったことから始まり、もう少し、その死を交えながら展開するのかと思ったら、途中でばっさり方向転換

    0
    2020年11月01日
  • 希望の峰 マカルー西壁

    Posted by ブクログ

    酷暑の夏に読んでもマカルーの極寒猛吹雪の中にいると錯覚するほどの、圧倒的な情景描写。孤独の局地にいる一人称で語られながらも仲間たちの情熱が伝わってくる心理描写も凄い。

    0
    2020年09月07日
  • 恋する組長

    Posted by ブクログ



    東西の指定広域暴力団と地場の組織が鎬を削る街に事務所を開く私立探偵。
    案件依頼主はほぼヤクザ。にも拘らず、愛犬探し。
    ハードボイルドでありながら、コメディ要素がふんだん。
    初めて読む作者だが、他の作品もぜひ読んでみたいもの。
    短編集の各話がこれだけ濃密な仕上がりになっているのは、かなりの手腕の持ち主だな。キャラ立ちも秀逸でした。

    0
    2020年08月09日
  • 春を背負って

    Posted by ブクログ

    死がテーマの短編6編の連作。当事者はもちろんだが、支援者側のエゴの葛藤がリアルに追随できる作品。自己中心的な考え方を問われ、苦しい場面が多々あるが、自身の思考・姿勢を振り返ることができる良作。
    「雨が降ろうが風が吹こうが、自分にあてがわれた人生を死ぬまで生きてみるしかない」
    「欲と夢ってどう違うんだろう」「欲しいものを楽して手に入れようとするのが欲だよ。」中略「だったら夢は」「それを手に入れるために労を厭わない、むしろそのための苦労そのものが人生であるようななにかだなー」
    「自分というトンネルをいくら奥へ奥へと掘り続けても、出口は決して見つからない、空気もない光もない世界から抜け出すには外に向

    0
    2020年04月10日
  • 特異家出人 ~警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦~

    Posted by ブクログ

    東京都葛飾区在住の資産家老人・有村礼次郎が突然失踪した。質素で孤独な生活を送る老人と唯一交流のあった少女・奈々美の訴えで臨場した警視庁捜査一課特殊犯捜査係の堂園晶彦は、有村邸の玄関から血痕を発見する。同時に預金通帳や有価証券、時価二億円の根付コレクションが消えていた。有村老人は元暴力団員・中俣勇夫に金目当てで拉致された可能性が高い。中俣の潜伏先である鹿児島に飛んだ堂園は、自身の祖父と有村が鹿児島第一中学の同級生だったことを知る。二人はある事件がもとで故郷を追われていた。

    著者の作品を読むのは久しぶり。かなりのご都合主義でげんなり。

    0
    2020年02月08日
  • 偽装 越境捜査

    Posted by ブクログ

    このシリーズも、第5弾となればマンネリのそしりを免れない。
    他のレビューでも指摘されているが、特に宮野のウザったさには閉口してしまう。著者も書中で、元やくざでイタリアンレストランのオーナー福富に、「あいつの場合は益体もない無駄話が八割だから正直疲れるだけなんだが」と、言わしめているくらい。
    鷺沼や井上、彼らの上司三好、さらに井上の恋人で所轄刑事の山中彩香たちは、それぞれいい味を出しているので、彼らだけで次の事件を当たらしてもいいのではないか。
    そうすると、越境捜査ではなくなってしまうか。なら、いっそ新シリーズを(笑)。

    0
    2019年10月12日
  • 危険領域 所轄魂

    Posted by ブクログ

    警察小説の舞台は警視庁が大概を占めるが、このシリーズは、所轄のノンキャリア刑事が所轄魂を発揮して、警視庁のエリートに先んじ、事件解決を図るのが魅力だ。
    父親のノンキャリア刑事に対し、キャリア警察官僚の息子を配して、親子対比の家族小説にも見える。
    今回は、息子が捜査二課に配属となり、贈収賄事件を担当。関連のある殺人事件も発生し、所轄と提携しながら事件に取り組む。
    黒幕を政府の最高権力者と示唆したり、地方のはぐれ刑事をキーマンとしたり、新味を狙ってはいるようだ。
    しかし、頁数をやたら費やすような感があり、4作目となるとマンネリ化はどうしても避けられないのだろうか。

    0
    2019年09月18日
  • K2 復活のソロ

    Posted by ブクログ

    亡くなった仲間の想いを背負って、山に登る。

    そこは予想通り。再チャレンジした登りでも、様々な困難が生じるところまでは盛り上がるんですが、最後は「あれ?」と言う感じで、意外にあっさりと終わってしまいます。ちょっと何だかなぁ

    0
    2019年09月23日
  • その峰の彼方

    Posted by ブクログ

    山岳小説
    初めて読んだ山岳小説
    スポーツショップで登山のグッズを眺めてしまった
    マッキンリーの写真を検索してみた
    ところどころ記録したくなるような文章、
    表現の仕方は素晴らしかった

    0
    2019年06月14日
  • 失踪都市 所轄魂

    Posted by ブクログ

    笹本稜平『失踪都市 所轄魂』徳間文庫。

    シリーズ第2弾。シリーズ第1弾は笹本稜平にしては少し斬れ味が足りないと感じたが、この第2弾は果たして……

    今回も所轄の係長・葛木邦彦と息子で警察キャリアの葛木俊史の所轄魂が描かれるが、やはり斬れ味が悪く、物足りない。

    空家で発見された男女の白骨死体に端を発し、事件は連続高齢者失踪事件へと……警察上層部と所轄の対立などなど、警察小説にありがちな展開があり、葛木親子は無事事件を解決するのであった。

    本体価格760円
    ★★★

    0
    2019年06月04日
  • 大岩壁

    Posted by ブクログ

    命を懸けて山に登る。
    理解は出来ないけれど、格好が良い。
    特に他人からは何のためにするか理解できないような
    事に懸命に向かい合う、真摯で本当にカッコいい。

    0
    2019年05月31日