笹本稜平のレビュー一覧

  • K2 復活のソロ

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    山岳小説も現代的になったというか、当作では画期的な登攀に対してのSNSの誹謗中傷があったり、クライマーと登攀ギアのスポンサーとの商品開発なども取り上げられていて、それはそれで興味深いが、その分、表題にもなっているK2登攀の描写は、ヒリヒリハラハラさは薄い感じで、それはそれで現代っぽいのかもなと思ったりしました。

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    2021年02月22日
  • 引火点 組織犯罪対策部マネロン室

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    まずまずかなぁ。
    長編で展開がまどろっこしいので、一気読みがでけへんかった。引き込まれるモンが無かった。

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    2021年02月17日
  • 春を背負って

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    文句なく面白かったけれど、稀代の小説家、笹本稜平の作品の中では3つ星かな、という評価。映画も見ようかな。

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    2021年01月30日
  • 駐在刑事

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    笹本稜平さんの初めての本。6編のうちの2編を読んで、挫折。つまらなくはないが、最後までという気にはならなかった。

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    2021年01月01日
  • 卑劣犯~素行調査官~

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    児童ポルノサイトの捜査をしていた国枝刑事が何者かにひき殺された。車の所有者である生活安全部長の鹿野は、車は事件前に盗まれアリバイもあると主張。鹿野には児童性愛趣味の噂が尽きないのだが―。警視庁監察係の本郷と仲間たちは、国枝の部下らとともに、上級官僚が握り潰そうとするおぞましい秘密に迫ってゆく。

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    2020年12月04日
  • K2 復活のソロ

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    意外に知られていない世界で2番目に高い山・K2を舞台にしていることから、何も考えずに読み出してしまった、久しぶりの山岳小説。
    読み終わってから、気づいたが、どうやらこの作品には先に「ソロ」と言う作品があるらしい。冬のヒマラヤの単独登攀に成功したソロクライマー・奈良原和志と、彼を支援する人々の話。
    「ソロ」では彼を支える磯崎との出会い、ノースリッジとスポンサー契約を結ぶ様が描かれているのかもしれないが、別に1作目を読んでなくても、全然気にせず読める。
    冬の山でノースリッジの社員でもある柏田を死なせてしまったことから始まり、もう少し、その死を交えながら展開するのかと思ったら、途中でばっさり方向転換。
    その後、バッシングやソロ登攀をよく思わない人たちからの嫌がらせなども出て来るが、軽くスルーし、登山の様子も淡々と描かれる。
    全てが淡々としていて、これだけのページ数で、K2の冬のソロ登攀と言う結構な内容なのに、何の感慨もない。
    世界で2番目に高い山なのに、登山に成功した人がほとんどいないK2の恐ろしさなども、あまり伝わって来ず、すごいページ数を読んだ割には、「え?こんな終わり方?」と言う感じ。
    警察小説も書かれている作者さんだけに、展開に期待をしてしまったのがいけなかったのかも…

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    2020年11月01日
  • 希望の峰 マカルー西壁

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    酷暑の夏に読んでもマカルーの極寒猛吹雪の中にいると錯覚するほどの、圧倒的な情景描写。孤独の局地にいる一人称で語られながらも仲間たちの情熱が伝わってくる心理描写も凄い。

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    2020年09月07日
  • 恋する組長

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    東西の指定広域暴力団と地場の組織が鎬を削る街に事務所を開く私立探偵。
    案件依頼主はほぼヤクザ。にも拘らず、愛犬探し。
    ハードボイルドでありながら、コメディ要素がふんだん。
    初めて読む作者だが、他の作品もぜひ読んでみたいもの。
    短編集の各話がこれだけ濃密な仕上がりになっているのは、かなりの手腕の持ち主だな。キャラ立ちも秀逸でした。

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    2020年08月09日
  • 春を背負って

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    死がテーマの短編6編の連作。当事者はもちろんだが、支援者側のエゴの葛藤がリアルに追随できる作品。自己中心的な考え方を問われ、苦しい場面が多々あるが、自身の思考・姿勢を振り返ることができる良作。
    「雨が降ろうが風が吹こうが、自分にあてがわれた人生を死ぬまで生きてみるしかない」
    「欲と夢ってどう違うんだろう」「欲しいものを楽して手に入れようとするのが欲だよ。」中略「だったら夢は」「それを手に入れるために労を厭わない、むしろそのための苦労そのものが人生であるようななにかだなー」
    「自分というトンネルをいくら奥へ奥へと掘り続けても、出口は決して見つからない、空気もない光もない世界から抜け出すには外に向かうしかないんだよ。人のいる場所へ、心と心が触れ合う場所へ」

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    2020年04月10日
  • 特異家出人 ~警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦~

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    東京都葛飾区在住の資産家老人・有村礼次郎が突然失踪した。質素で孤独な生活を送る老人と唯一交流のあった少女・奈々美の訴えで臨場した警視庁捜査一課特殊犯捜査係の堂園晶彦は、有村邸の玄関から血痕を発見する。同時に預金通帳や有価証券、時価二億円の根付コレクションが消えていた。有村老人は元暴力団員・中俣勇夫に金目当てで拉致された可能性が高い。中俣の潜伏先である鹿児島に飛んだ堂園は、自身の祖父と有村が鹿児島第一中学の同級生だったことを知る。二人はある事件がもとで故郷を追われていた。

    著者の作品を読むのは久しぶり。かなりのご都合主義でげんなり。

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    2020年02月08日
  • 偽装 越境捜査

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    このシリーズも、第5弾となればマンネリのそしりを免れない。
    他のレビューでも指摘されているが、特に宮野のウザったさには閉口してしまう。著者も書中で、元やくざでイタリアンレストランのオーナー福富に、「あいつの場合は益体もない無駄話が八割だから正直疲れるだけなんだが」と、言わしめているくらい。
    鷺沼や井上、彼らの上司三好、さらに井上の恋人で所轄刑事の山中彩香たちは、それぞれいい味を出しているので、彼らだけで次の事件を当たらしてもいいのではないか。
    そうすると、越境捜査ではなくなってしまうか。なら、いっそ新シリーズを(笑)。

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    2019年10月12日
  • 危険領域 所轄魂

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    警察小説の舞台は警視庁が大概を占めるが、このシリーズは、所轄のノンキャリア刑事が所轄魂を発揮して、警視庁のエリートに先んじ、事件解決を図るのが魅力だ。
    父親のノンキャリア刑事に対し、キャリア警察官僚の息子を配して、親子対比の家族小説にも見える。
    今回は、息子が捜査二課に配属となり、贈収賄事件を担当。関連のある殺人事件も発生し、所轄と提携しながら事件に取り組む。
    黒幕を政府の最高権力者と示唆したり、地方のはぐれ刑事をキーマンとしたり、新味を狙ってはいるようだ。
    しかし、頁数をやたら費やすような感があり、4作目となるとマンネリ化はどうしても避けられないのだろうか。

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    2019年09月18日
  • K2 復活のソロ

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    亡くなった仲間の想いを背負って、山に登る。

    そこは予想通り。再チャレンジした登りでも、様々な困難が生じるところまでは盛り上がるんですが、最後は「あれ?」と言う感じで、意外にあっさりと終わってしまいます。ちょっと何だかなぁ

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    2019年09月23日
  • その峰の彼方

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    山岳小説
    初めて読んだ山岳小説
    スポーツショップで登山のグッズを眺めてしまった
    マッキンリーの写真を検索してみた
    ところどころ記録したくなるような文章、
    表現の仕方は素晴らしかった

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    2019年06月14日
  • 大岩壁

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    命を懸けて山に登る。
    理解は出来ないけれど、格好が良い。
    特に他人からは何のためにするか理解できないような
    事に懸命に向かい合う、真摯で本当にカッコいい。

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    2019年05月31日
  • サイドストーリーズ

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    まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
    しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
    百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
    『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
    ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
    今の世にこういう企画は合わないと思う。

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    2019年05月31日
  • 所轄魂

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    現在は所轄にいる元捜査一課の刑事と、キャリアで本庁の管理官である息子が、連続殺人事件の捜査にあたる。
    親子という設定は面白いが、少し饒舌な表現なのか、読むのに我慢が必要だった気がする。
    シリーズ化されているとのことなので、これから読んでいきたい。

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    2019年05月06日
  • 白日夢~素行調査官~

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    ネタバレ

    「素行調査官」シリーズ第2弾。
    悪徳警察組織の闇を、内部の警察官たちが明らかにし、法の下に裁くという図式。警察小説の大きな流れの一つで珍しいものでもなく、またこの一作をもって「超傑作」というような小説でもない。正直凡百なものである。

    でも、マンネリ流れを楽しむスキルがあるなら、笹本さんの警察小説はは安定して読める。大外れはない、時としてあたりを引く。愛読できる安定のシリーズものがあるというのは、活字中毒者として安心なのである。カートン買いを持ってる喫煙者みたいなものである。

    安定無難の☆3つ。

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    2019年05月03日
  • 不正侵入

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    ぐわわ!クソ面白くなかったーそれなのに600ページ近くあったー。話があっちこっち行きすぎなのに犯人に工夫がねえ、せっかく魅力的な素材の凄腕女性サイバー捜査官が全く生かされてねえ、主人公に魅力がねえ、ハイテク捜査とか言ってるのにほんのオマケで生きてねえ、なにが面白いんだよーこれ!

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    2019年02月18日
  • 特異家出人 ~警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦~

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    東京都葛飾区在住の資産家老人・有村礼次郎が突然失踪した。質素で孤独な生活を送る老人と唯一交流のあった少女・奈々美の訴えで臨場した警視庁捜査一課特殊犯捜査係の堂園晶彦は、有村邸の玄関から血痕を発見する。同時に預金通帳や有価証券、時価二億円の根付コレクションが消えていた。有村老人は元暴力団員・中俣勇夫に金目当てで拉致された可能性が高い。中俣の潜伏先である鹿児島に飛んだ堂園は、自身の祖父と有村が鹿児島第一中学の同級生だったことを知る。二人はある事件がもとで故郷を追われていた。

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    2018年06月17日