笹本稜平のレビュー一覧

  • 駐在刑事
    主人公の正義感溢れる行動力とそれを取り巻く人々との心温まる交流がとても瑞々しく描かれている素敵な作品。
    都民にとって意外と近くて遠い奥多摩の山々の描写も素晴らしい。
  • 未踏峰
    「笹本稜平」の山岳長篇小説『未踏峰』を読みました。

    『還るべき場所』、『春を背負って』に続き、「笹本稜平」作品です。

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    圧巻の山岳シーン、骨太の人間ドラマ。
    魂をすすぐ山岳巨編!
    「魂の〝青さ〟をくすませるすべてのものへ叩きつけた 渾身の挑戦状」 こ...続きを読む
  • 春を背負って
    「笹本稜平」の山岳短篇連作小説『春を背負って』を読みました。

    『還るべき場所』に続き、「笹本稜平」作品です。

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    監督「木村大作」、主演「松山ケンイチ」で感動の映画化!
    奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く感動の山岳短編小...続きを読む
  • 分水嶺

    北海道の山に登ってみたい!

    地理は全く頭に入っていないけれど、読み進めるうちに山の景色が想像できて、行きたくなりました。
    大雪は知っていましたが、アイヌ語の山やスポットは初めて目にするので、どんな所なのか…
    もしかしたら本当にエゾオオカミがいるんじゃないのかと…
    人はいつの頃からか地球で一番偉いかのように振る舞っているかと思い...続きを読む
  • 突破口 組織犯罪対策部マネロン室
    以前に一度読んでました。裏主人公の名前で思い出した。しかし再度読んでも面白かったですが、最後の方は余りにも簡単に進んだ感じで残念でした。
  • 素行調査官
    警察監察物の小説は最近よく読んでますが、他の物とは違う設定ですが、新しい感じはしませんでした。話の流れもありきたりですが、中々面白く読めました。次編も楽しみにしてます。
  • サンズイ
    捜査一課が舞台となる警察小説は数多あるが、警視庁捜査二課=汚職事件担当が主役となるのは珍しいだろう。
    しかも、主人公の刑事は捜査対象者の策謀により、冤罪ながらも指名手配の対象とされ、追われる身に。
    最終的にハッピーエンドになるだろうことはわかっていても、果たして彼は警察の包囲を逃れ、真犯人に迫ること...続きを読む
  • 春を背負って
    山小屋を継ぐことになった男と関わる人達の短編連作集。ほっこりあたたかい、でもちょっとハラハラするような。
  • サンズイ
    長編だったのでかなり読み応えがあった。リアリティがありながらも、実際にはないと信じたい警察について書かれていた。
  • ソロ ローツェ南壁
    現代登山小説の完成版

    アルパインスタイルにフォーカスを当てた小説。
    実在する偉人が多く出てきており、とてもリアリティがあった。
  • 春を背負って
    奥秩父の山小屋が舞台。
    仕事に挫折した主人公が、父親の山小屋を継いで、ホームレスのゴロさんと共に色々な登山客との関わりがかかれている。

    各章で出会う人たちがそれぞれ謎を持っている。
    どういうことなの?って気になってどんどん読めた(エピソードは重め><)。
    あと、何度か登山したことがあるので、山小屋...続きを読む
  • 山狩
    2022.5 笹本さん 貴方の小説は大好きでした。ありがとうございました。この小説も笹本さんらしく追い込むような警察小説で、山も舞台で笹本さんの魅力たっぷり。あの世でも小説書き続けてくださいね。
  • 強襲 所轄魂
    最後を先に読んでしまったようだ。内容は分かるが、妻の死や息子との仕事などが分からない。でも息子とはいい関係にはあるようだ。警察内部の告発をテロという形で公にしようとたくらんだ西村、そして交渉役になってしまった所轄の葛木。
    同じような言葉が随所に出て、この件読んだ??となること多々あったが面白い。
    ...続きを読む
  • 山狩
    著者お得意の山岳警察ミステリー。ミステリー色は薄いが、警察内部の対立描写は面白かった。本当にあるとすると怖い話だが。終盤やや尻すぼみ感が否めないが、まあ後味は悪くない。
  • 春を背負って
    家族、人との繋がりの大切さを教えてくれた。
    山小屋を舞台にして、いろんな出会いからそれぞれの物語が作られている。
    6話構成だが一つ一つがちょうどいい文量で、お話もサクサク進むため読みやすかった
  • 太平洋の薔薇 下
    冒険小説というカテゴリーでは、新しい世代。カタルシスも充分だと思う。読後、アリステア・マクリーンを再読した。
  • 春を背負って
    登山にハマってるので関連の本を探して読んでみた。登山道の整備、ボッカ、遭難者の救助など自分の知らないことが描かれており興味深く読めた。
  • 春を背負って
    山登りが趣味なので、どんな本なのか気になり あらすじを読んでみると読みやすい内容だったので 読んでみました。山を舞台にした作品は、山の厳しさを描いたものが多いように感じましたが、この作品は山小屋での日常を描いた作品で読みやすかったです。
  • 春を背負って
    私自身登山が趣味なので、山の描写が想像され、山の知識を学ぶことができた。
    山小屋の周辺で繰り広げられる人の「生」と「死」の物語は、心にグッときた。特に、白骨自体のエピソードはゾッとしつつ感動した。
    笹本稜平さんの本をもっと読みたい!
  • 駐在刑事
    2014年から寺島進さん主演でテレ東系で2時間ドラマ化され、2018年には連ドラにもなったものの原作。先日2時間ドラマの第6作が放送されてたので読んで見たら、ほのぼの田舎の駐在さんものじゃなくて山岳ものなんだね。そうか、笹本さんってマツケン主演の映画「春を背負って」の原作者だったんだ。なるほど、と一...続きを読む