【感想・ネタバレ】南極風のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月07日

ニュージーランドの山、アスパイアリングは3000メートル級である。高さでは世界のレベルには届かないが周りには氷河があり高山植物がある、なかなか美しい山である。この山の登山ツアーを専門に扱う旅行会社に勤める主人公、森尾正樹が同行したパーティで事故は起こった。
彼は奇跡の生還を遂げ、その献身的な行いが賞...続きを読む賛されたが、数年後、突然逮捕され、殺人罪の疑いをかけられる。
登山での奇跡の生還「肉体的な生還」と、司法界での無実の証明「社会的な生還」という生還を描いた山岳、司法(?)小説である。

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Posted by ブクログ 2021年08月27日

あらすじ
ニュージーランドの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故が、森尾正樹を奈落の底に突き落とした。登山ガイドの彼は悪天候のなか瀕死のツアー客を救出し一躍英雄となるが、突如、保険金殺人の容疑で逮捕されたのだ。冤罪を主張するも検察の取り調べはあまりに作為的で―眺望絶佳な山の表情と圧巻の雪山行、そして...続きを読む決して諦めない男の法廷対決を描く愛と奇跡の感動作。
感想 海外山岳物語、ダイナミックな感じかした。

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Posted by ブクログ 2018年05月13日

笹本稜平さんの小説は何冊か読んだ。どれも良かったが,これはその中でも素晴らしかった。アスパイアリング,行ってみたくなります。

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購入済み

2018年03月11日

笹本良平作品は本当に感動します。

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Posted by ブクログ 2015年09月13日

山岳小説として初めての笹本稜平作品✨
すごく山の描写がリアルで、実際にニュージーランドの山に登っているような臨場感がありすぐに物語にのめり込みました。裁判でのシーンや仲間の描写も丁寧ですぐに読破しちゃいました〜
特に山の風景の描写が、実際に目の前で見ているような感覚ですっかりファンになってしまった。

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Posted by ブクログ 2015年07月20日

ニュージーランドの山=アスパイアリングの魅力的な描写、落石事故による遭難からの決死の脱出劇も臨場感たっぷりで、それだけでも楽しめる。
それに加え、この事故が、未必の故意による殺人だと決めつける検察の異常な訴追。その背後にあるのは何か、不気味さに読み手の興味はいやがうえにも増すばかり。
無実を訴える主...続きを読む人公の森尾ばかりでなく、今回のツアーに参加した面々、弁護士の岸田、そして何より検事の湯沢、それぞれが重要な役割を果たしていて、山岳小説+リーガルサスペンスと、一冊で2度楽しめるエンターテイメントと言っていい。
「・・・人生というのは自分で闘いとるべきものだと思うから」という、主人公の姿勢が最後に勝利を引き寄せ、爽快な読後感となっている。

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Posted by ブクログ 2016年11月09日

学生時代に過激に山を登った藤木と森尾。藤木は怪我の後激しい山登りは出来なくなったが、その後激しくなくとも色々な人々に山の素晴らしさを体験させて、生活の糧とする事に喜びを見出し、ニュージーランドのアウトドアに特化したツアー会社を立ち上げた。森尾は藤木に誘われスタッフとして充実した毎日を過ごしていた。
...続きを読む会社の名前の基にもなった”光の山”アスパイアリングに登るツアーは会社の看板でもあり、スタッフであっても登る度に新たな力を得られるような素晴らしい山だった。
今回もつつがなくツアーを行える予定だったが、突然の自然落石によって貴い命が奪われ、生き残った人々と力を併せ生還した森尾。力を尽くした森尾に参加者や遺族からも労いと感謝の言葉を貰い、世論も英雄的な行為を褒めこそすれ非難される事は無かった。
しかし、有る時突然降って湧いたような、意図的な殺人を示唆する報道、検察からの殺人罪での逮捕で、地の底へ叩き落とされる事となった。一体誰が森尾を陥れようとしているのだろうか・・・・。

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Posted by ブクログ 2016年01月07日

山岳小説。
自分は登山しないのだが、アスパイアリングの描写が分かりやすく素晴らしく感動した。
内容は冤罪絡みで緊張感あり、後半は一気読み。
久しぶりに寝不足覚悟で読もうと思った本。別の山岳小説も読もうかな。

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Posted by ブクログ 2015年07月11日

笹本さんの本はほとんど読んでいますが、この新刊もなかなか良かったです(^ ^) 山、全く縁がないんですが、山頂から見る景色は絶景でしょうね〜(^o^)

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Posted by ブクログ 2023年12月16日

登山中の事故をめぐる山岳ミステリ。
犯人は初手から明示されているので、展開にはそれほど意外性はない。
メインはあくまでも山である。

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Posted by ブクログ 2023年04月29日

今回も笹本さんの自然描写によって、過酷な山行きに連れ込まれた。(^_^;) ニュージーランドのマッターホルンと称されるアスパイアリングの視界のない氷河で、腐りかけた雪の中をヒドゥンクレパスに怯えながら歩かされ、拘置所や法廷闘争では悶々とさせられた。 ただ、個人的には笹本さんの描く過酷な自然描写が好き...続きを読むなだけに、もう少しアスパイアリングの悪条件下に留まりたかったかな・・・。(o^^o)

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Posted by ブクログ 2016年01月31日

”光の山”と称されるNZの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故。命を賭して悪天候の中ツアー客を救ったガイドの森尾正樹。一躍英雄!一転保険金殺人容疑で逮捕!?冤罪を主張する彼と対峙するのは作為的な検事。心理と真理がぶつかる法廷闘争の先に見えたものは。。特徴は、刻々と変化する雄大なる山の表情と決して諦め...続きを読むない男の清い大義との対比。そして最終章にて好天の徴を意味する”南極風”に喩えた筆者の意図がクッキリと浮かび上がる。年明け最初のほし五つ感動冒険小説ですよ〜。

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Posted by ブクログ 2015年12月17日

山岳ガイドツアー中に起きた遭難事故。
生き残った山岳ガイドが殺人罪で告訴され法廷での闘争と事故発生の状況がパラレルに進んでいく。
誰が告訴したのか、謎解きが同時に進んでいく。

ニュージーランドでのアスパイアリング登山の描写はとても良いです。

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