笹本稜平のレビュー一覧

  • 天空への回廊

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    面白かったです。堪能できました。冒険小説、いや、スケールの大きい究極の極限冒険小説とでも言いましょうか・・・よかったです。これでもか、これでもかと絶体絶命の危機が訪れます。どんでん返しも何度も何度もあります。最後の最後はあっけない描写でしたが、良しとしましょう。人間、『愛』に勝るものなしということです。

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    2009年10月07日
  • ビッグブラザーを撃て!

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    面白かったです。堪能できました。デビュー作だそうです。スケールが大きいですが、現実に起こりそうな話です。ハラハラドキドキでした。巨大な敵に立ち向かう一人の男、このシチュエーションがたまりません^^

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    2009年10月07日
  • ビッグブラザーを撃て!

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    専門用語がバンバン出てきたけれども、続きが気になってどんどん読んでしまった。とっても良い読後感だった。

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    2009年10月04日
  • 天空への回廊

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    これは凄い小説だ。

    舞臺は世界最高峰、エベレスト。
    この頂上附近に人工衞星が墜落する。
    ちやうどその時にチベット側の北稜から嚴冬期・單獨・無酸素での登頂を果した主人公は、
    この人工衞星の囘收に協力することになるのだが・・・

    この作品は、一流の山岳小説である。
    嚴冬期のエベレストがどのやうな世界であるのかが見事に描きだされてゐる。
    それだけでもたいしたものなのに、そこに國際謀略小説の要素が加はる。

    主人公の強靱な氣力と體力には驚かされるが、しかし彼は決してスーパーマンではない。
    とんでもない事件に捲き込まれてしまつたことを呪ひながらも、
    自分にしか出來ないことをやり遂げやうとする使命感には

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    2009年10月04日
  • 太平洋の薔薇 下

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    ハリウッド映画のようなエンターテイメントストーリ!
    海の漢たちの熱い思いに熱いものがこみ上げてきます。
    分かっていても、この鉄板ストーリには涙腺が緩みますね(笑)

    下巻です。
    テロリストのリーダ、アララト。
    徐々に明らかになるその目的。
    民族紛争がその背後にありました。こうした民族紛争はいつまでも続くんですね。悲しい。

    アララトは追手を振り切るために、荒れる海の中を進むことを指示。
    そんな中を柚木達の巧みな操縦で進んでいきます。
    話読むだけで、船酔いしてきてしまいます(笑)

    そして、上巻で語れてきたストーリが収束していきます。

    で、いよいよ、ラストへ!
    この先は実際に読んでもらって、同

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    2025年11月09日
  • 太平洋の薔薇 上

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    ハリウッド映画のようなエンターテイメントストーリ!
    海の漢たちの熱い思いに熱いものがこみ上げてきます。
    分かっていても、この鉄板ストーリには涙腺が緩みますね(笑)

    上巻です。
    柚木船長の最後の航海として貨物船パシフィックローズで生ゴムを運ぶ途中、テロリストたちにハイジャックされてしまいます。
    その目的は積み荷でも身代金でもない。
    その目的は何か?
    一方、柚木の娘の夏海は国際海事局海賊情報センターへ出向中。
    父親の船がハイジャックされたことを知る。
    夏海含めて、パシフィックローズの行方を追うという展開

    と、

    豪華客船のスイートルームを買い取り、船上で旅を続ける大富豪のドクターの物語

    と、

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    2025年11月09日
  • 春を背負って

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    山小屋を中心に色々な人の物語が見れた。
    命について考えることができた作品だったなと感じた。
    色々な人の命に対する考え方感じ方を吸収できた。
    そして、奇跡というのを沢山見せてもらったなと感じた。
    自分が行動してることや、自分に起こってることはどこかで繋がってるんだなと感じた。

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    2025年10月08日
  • アイスクライシス

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    地理的なスケールの大きさに比べてそれぞれの現場が局所的なので物語のダイナミックな動きが感じられにくかったかなぁ…という印象。
    でも物語の終盤、追い詰められた中での信念と善意の応酬には心震えました。泣きました。
    あと豆知識が増えます。北極点付近にアザラシは居ないとか…

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    2025年09月27日
  • 春を背負って

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    山小屋を愛する私
    とても共感した
    少し現実離れしたところもあったが、山の自然に囲まれると現実かもしれない

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    2025年09月24日
  • 所轄魂

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    いわゆる警察ものですが、息子の上司と一刑事のそういう葛藤のドラマかなあとは思ったけど違い捜査を通しての人間ドラマと事件の終盤の逆転に驚きました。良かった。

    2989冊
    今年217冊目

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    2025年08月18日
  • 大岩壁

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    標高8000メートルを超える山
    ナンガ・パルバットの冬季登頂に挑むお話
    いろんな人の思惑が絡み・・・
    登山というよりもクライミングのようで
    さらに高地で低酸素、天候の問題など
    ちょっと想像しにくいですが楽しめました
    どんな世界なんでしょうね標高8000メートルって

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    2025年07月25日
  • 春を背負って

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    山小屋は泊まったことがないので、一度はトライしたいと思いつつ、山小屋がある場所という事は
    山もかなり高いわけで…
    憧れではあります
    十分に楽しんで読めました♪

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    2025年07月25日
  • その峰の彼方

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    長い、進まない
    2/3辺りから話しが戻って進み戻っては進み
    正直、あ〜あまたかよ〜って
    山は好きだしこの小説も好きだけどイライラする
    展開なんだよな〜
    賛否両論あると思うけど
    俺は好きだよ、こんなラスト。

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    2025年05月26日
  • 指揮権発動

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    芦名検事らがアフガニスタンで殺害されたODA関係者の背後関係を探る物語だが、公安関係者、殺人犯捜査関係者といった混成チームが対処する筋書きで、それぞれの得意分野の力量を発揮して成果を挙げて行く過程が楽しめた.アフガニスタン政府の実力と、ISやタリバーンとの駆け引きの中で、現地の大使館も巻き込んで活動する芦名たちが目を付けたのが、ODA担当で政権与党の竹中代議士.アフガン政府のアミーン司令官と深い繋がりを持っている.ODAの金を還流させて私腹を肥やしていると睨んだ芦名たちは、UFP通信の北島や大使館の町田事務官らの支援を得て、官邸からみの案件の核心を掴んでいくステップはぞくぞくする感じだった.芦

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    2025年05月21日
  • 山狩

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    同じ千葉県人ながら著者のことは亡くなられるまで存じ上げませんでした。
    新聞に遺作として本書が紹介されており、千葉県の山の中で私が一番好きな伊予ヶ岳が舞台の山岳&警察小説と知って興味が湧き、積読リストに入れていました。

    中盤までは警察組織の腐敗が酷く、犯人の確証はあるのに手も足も出ない感じに嫌気がさしながら読み進めましたが、ラストはそれなりにすっきりしたのでホッとしました。
    また、実際に登ったことのある山なので山狩り(捜索)のシーンは必要以上にリアルさを感じてドキドキしました。
    低山でも山の難しさはあって、千葉県の気候からくる森草木の濃度とかの描き方がとてもよかったです!

    調べたら、

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    2025年01月03日
  • 春を背負って

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    好きな感じの小説。

    山登りを趣味としているけど、
    ハードな山岳小説はあまり共感できないが、
    身近な山小屋、そこを訪れる人たちとのやりとりという題材は身近に感じた。

    それぞれの等身大の生き方が気持ちがいい。
    自分は何を追ってるんだろう?と思う時がある。
    そこから離れた人々の会話にとても癒された。

    亨がサラリーマン時代に父の人生を羨んだように、
    わたしは亨たちの人生が羨ましい。
    そういう気持ちを忘れず、でも焦ることなく、
    自分の道をゆっくり歩んでいきたい、そう思った。


    欲と夢の違いを問うた亨に、ゴロさんが
    欲しいものを楽して手に入れようとするのが欲
    手に入れるために労を厭わない、そのため

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    2024年10月27日
  • 南極風

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    良かった!一気に引き込まれて最後まで読んでしまった。諦めずに一歩でも前え、人生でも山登りでも、とても重要なスタンスです。

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    2024年10月24日
  • 分水嶺

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    山をフィールドとして小説を展開する笹本さんの作品のなかでは、少なくとも自分が読んだことがある範囲では、珍しいことに登山パートは少なく感じられ、作品の中で山と掛け合わせとなって扱われる他要素の描き出しに力点を置いているように感じられた。

    タイトルから想像する内容とは少し異なるかもしれない(少なくとも自分はそうだった)けれど、こういう展開も作られる方なのだなぁと思いながら読んだ。
    他の笹本作品同様、途中からぐっと読者を引き込んで、気付くとページをめくる手が止まらない。さすがだなぁと毎回思う。

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    2024年09月22日
  • 希望の峰 マカルー西壁

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    ネタバレ

    感想
    今回も政治的な理由で、邪魔するやつが入って、一時はどうなることかと思ったが、登攀を妨げるような行為がなかったので一安心。

    最後は気力で登頂といった感じだが、降りについては記されていなかったのでどうするのだろうかと思った。

    このシリーズは目が離せない。

    あらすじ
    奈良原和志は、新進気鋭のクライマーだ。

    ノースリッジよりスポンサー契約を受けて、未だかつて誰も登攀したことがないマカルー西壁に挑む計画を立てている。

    雪崩の危険が少ない冬季に登攀する予定だ。

    師であり、友である磯村を参謀に加えて挑む。磯村は膵臓癌で余命宣告されているが、和志の登山を応援し続けており、宣告期間が過ぎても、

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    2024年08月22日
  • 相剋 越境捜査

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    流石に第8作ともなると展開も読めてワクワク感が薄れるなぁ。一方で、展開は心地良く、水戸黄門みたいやなぁ。

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    2024年08月11日