笹本稜平のレビュー一覧

  • 転生 越境捜査

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    大手金融業者マキオスの会長槇原は30年前に殺された白骨死体の可能性がある。当時押し入った空き巣の片割れの葛西が「あれは槇原を殺害した原口が成り代わっている」と証言した。いつものタスクフォースが活動を開始した。

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    2023年12月04日
  • サンズイ

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    ネタバレ

    警視庁捜査2課は「サンズイ」と呼ばれる汚職事件を担当している。捜査2課の園崎は国会議員桑原の秘書の大久保が東秋生市の土地買収に絡む汚職に絡んでいるとみて事情聴取したが上層部から圧力がかかり捜査を握りつぶされる。
    その後も大久保を追求しようと試みる園崎だったがそんな折、妻の紗子が大久保らしき男にストーカーされている事に気づいた。捜査に対する威嚇とも考えられ大久保に呼び出されたところ、紗子と息子の雅人が交通事故に遭い意識不明となる。
    病院に駆けつけ妻子を心配する園崎を訪れたのは大久保子飼いの千葉県警捜査1課の中林、妻子殺人未遂の容疑であった。
    政治家側の様々な圧力、妨害、公権力の濫用により追いつめ

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    2023年12月04日
  • 天空への回廊

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    長いよ。ダラダラと長い。ほぼ外人しか出てこないし、スケールめちゃデカくしようとしてるのは理解するけど、登場人物に全く感情移入出来ないし、ロマンスらしき物もあるけどほんの淡くしか描かれないし、作家の自己満足のみな一冊だった… ラストの主人公の動きにはおいおいまだやるのかよ、って感じで若干読むとこあったけど、やはりトータルでは微妙な駄作だと思う。夢枕獏が解説で褒めてたけど意見が合わない。

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    2023年11月13日
  • ソロ ローツェ南壁

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    ソロクライマー、奈良原和志。知り合いの磯村のパーミッションに相乗りし、アルパインスタイルで未踏の壁やバリエーションルートに挑戦している。

    磯村の公募登山で一緒だったメンバーが日本の登山用具メーカーで広報をやっており、このメーカーのサポートをもらって、ローツェ南壁の登記単独登攀に挑戦する。

    と、こう書いてしまえば簡単だが、ソロクライマーの奈良原がすんなりサポートに承諾しないわ、ローツェにはなかなか挑戦できないわと、ストーリーが交錯する。

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    2023年07月19日
  • その峰の彼方

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    笹本稜平氏の山岳小説。舞台は北米大陸のマッキンリー。厳冬期単独初登攀に挑んで消息を絶った津田悟。彼を探し、救助する捜索隊の苦難。物語の内容は興味深いのだが、なかなか話が進まない。300ページすぎても、まだ救助されない。長すぎ。そして、どうして山に登るのか、何故厳冬期単独登攀に挑んだのか、この問いかけがしつこく繰り返される。結局、答はよくわからなかった。

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    2023年07月02日
  • 逆流 越境捜査

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    ネタバレ

    越境捜査シリーズ第4作目
    今回から新キャラ登場、女性警官の山中彩香巡査。格闘技と射撃のスペシャリストで美人。非常にベタだが、こういう人を入れておくと物語は展開させやすい。

    ってことで、4作目ともなるとマンネリ感は否めず。宮野と鷺沼の絡みなんかは、予定調和マンネリが楽しい俺としても、ちょっと慣れてきてる感じがあるので、飽きやすい読者にはそろそろシリーズから離れていくタイミングなんかも。

    政治家とヤクザがグルになった巨悪をやっつけるってのも食傷気味の展開だし、そろそろなんか手を打った方がいいんじゃないか?笹本さん…まぁ、マンネリ好きの俺は、ある程度の間隔さえ空ければ、次回作も楽しく読めるとは思

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    2023年06月20日
  • 相剋 越境捜査

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    今回初めて読んだが、警察のメンバーを中心としたタスクフォースチームが法では捌ききれない悪を叩く勧善懲悪シリーズ。

    リアリティがあって面白いが、エンディングで尻すぼみ感があった。

    それも現実っぽいと言えばそうなるが。

    あらすじは横浜で身元不明の死体があがった。

    容疑者は特定されているものの、県警の工作により、事件性なしとして処理される。

    同時に都内の空き家でも身元不明の死体があがったが、こちらも警察による証拠隠滅で捜査は難航した。

    容疑者の片岡は父親が大物政治家で、警察官僚との癒着があり、捜査が思うように進まない。

    鷺沼たちタスクフォースチームは片岡を捉えるべくあらゆる手を使って犯

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    2023年05月31日
  • 山岳捜査

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    登山を熟知していてその良さを伝えようとした作家。この本では、山が主人公に思えて、事件は彩り(語弊があるが)。

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    2023年05月02日
  • 南極風

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    今回も笹本さんの自然描写によって、過酷な山行きに連れ込まれた。(^_^;) ニュージーランドのマッターホルンと称されるアスパイアリングの視界のない氷河で、腐りかけた雪の中をヒドゥンクレパスに怯えながら歩かされ、拘置所や法廷闘争では悶々とさせられた。 ただ、個人的には笹本さんの描く過酷な自然描写が好きなだけに、もう少しアスパイアリングの悪条件下に留まりたかったかな・・・。(o^^o)

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    2023年04月29日
  • 未踏峰

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    笹本稜平氏の山岳小説。登るのはヒマラヤの6000メートル級だが未踏峰の山。しかし登る人は、プロの登山家ではなく、むしろ素人に近い三人で、コミュニケーション障害や知的障害を抱える。そんな三人が登攀によって、人生の喜びを感じるという、やや精神論的な話である。

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    2023年04月13日
  • 危険領域 所轄魂

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    ちょっと引っ張りすぎやで。
    これでもかこれでもかとネガティブな状況を積み上げて、最後の最後で逆転もええけど、ちょっと引っ張りすぎなんちゃうの。
    息子さんの会話がなんか外野席からしてるように感じるんだけど。

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    2023年03月26日
  • 駐在刑事 尾根を渡る風

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    ネタバレ

    前作同様に、奥多摩の山々の素晴らしさが伝わる描写と、主人公の正義感溢れる行動が見事に描かれている。
    ただ、シリーズ2作目なので、ストーリー的には新鮮さが少しないかなって感じがする。

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    2023年02月26日
  • その峰の彼方

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    山登りが好きな人にはたまらない小説だと思う。
    夢枕獏の「神々の山脈」をベストと考える私には冗長な部分が多いと感じられた。しかし、デナリに魅了された津田が宇宙の真髄にたどり着く、透明感な世界は十分に感じられた。

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    2022年12月28日
  • サイドストーリーズ

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    やはり読んだことのある本だと面白さが格段に違う。まほろは何度読んでも好きなお話だし、空気感がとてもいい。どのお話にも必ず喫煙シーンが出てきて一服ひろばが登場すると思ったらJTの企画だったとは。無理なくストーリーに溶け込んでいたからよかったものの、短編集だとやはり物足りない勘はぬぐえない。新しい作家さんやお話の発掘も兼ねていたけれどあんまりだったかな。
    天地明察を読むか否か、迷うところ。

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    2022年11月03日
  • グリズリー

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    結構なボリュームだが、飽きさせずに読ませる力がある。

    歯ごたえのある作品が読みたい人に向いている。

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    2022年09月11日
  • 駐在刑事

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    寺島進さんのドラマのファンで、原作を手にしました。ドラマは登場人物のキャラがたっているので、わかりやすかったのですが、原作では、駐在、江波さんが 少し弱いような 物足りなさを感じます。加倉井管理官との確執やからみも、弱いような。江波本人の人物像も、はっきりしないような。短編ではありますが、事件性もあったりなかったりで、ドラマファンとしては、「ちょっと」な感じもしますが、山岳小説としては、とてもわかりやすく、水根駐在所の風景が目に浮かびます。あらためて、ドラマも楽しめそうです。

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    2022年09月01日
  • 春を背負って

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    再読シリーズその五。

    大学院卒業後、東京の電子機器メーカーで半導体研究を行っていた長嶺亨が一転、亡き父が経営していた奥秩父の山小屋を継ぐことにする。
    バリバリの理系青年だった彼がなぜ亡き父と同じ山小屋のオヤジとなったのか…というその転機については本作を読んで確かめていただくとして、五年経った冒頭では百キロ超えのボッカ(歩荷)もこなしているし、薪割も調理も小屋の修理もスタッフであるゴロさんや美由紀の協力を得て行い、それだけでなく客も増えているという営業努力もしているところを見れば半端な覚悟ではなかったことが分かる。

    物語は山で起こる様々な事件(冬場は麓でも起こる)を通して、登山客や亨周辺の人

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    2022年05月24日
  • 引火点 組織犯罪対策部マネロン室

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    ん〜〜段々と話が大きくなってついていけないというか、仮想通貨というものが分かっていないので私には手に余る物語でした。

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    2022年02月15日
  • 引火点 組織犯罪対策部マネロン室

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    国内有数の仮想通貨取引所に、資金洗浄の疑いが持ち上がる。マネロン室の樫村らが捜査を開始するが、謎の人物から警察の撤退を求める脅迫メールが届く。さらに調査対象だった取引所の女性CEO・村松が失踪。自作自演か、それとも第三者による誘拐か。姿の見えない敵を相手に、刑事たちは心理戦を仕掛けるが……。

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    2021年10月18日
  • ボス・イズ・バック

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    ハードボイルド??
    主人公を含めて全員が憎めない悪党ばかり。
    気軽に読めますね。
    自分は前作の方が面白いと思いました。

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    2021年10月05日