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飽くなき挑戦の果てに辿り着いた奇跡とは!? 感動の超大作 厳冬のマッキンリーを単独登攀中に消息を絶った津田悟。 最愛の妻は出産直前、アラスカを舞台にした新規事業がようやく端緒につくという大事な時期に、 彼はなぜ無謀ともいえる単独行に挑んだのか。 親友の吉沢ら捜索隊は壮絶な山行の末に津田が全てを賭けた挑戦の真実を知る。 山岳小説の最高峰がここに!
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Posted by ブクログ
北米大陸最高峰のマッキンリー(デナリ)に挑む登山家の物語。登山というジャンルを越えて生きることの真髄を掴もうとしてもがく人間のことが書かれています。大好きです。
マッキンリー、別名デナリ あまりに有名な山名はおそらく誰でも聞いたことはあるはず 私としては聞いたことがあるくらいで、あまり詳しいことは知りませんけどね(^^; マッキンリーを舞台に繰り広げられる重厚な人間ドラマ 少しだけ私が気になった(良い意味で)点を挙げさせていただくと、 物語...続きを読むが進み要救助者を発見した時、低体温症に陥っている しかも重度の低体温症。 待ちに待った待望の赤ん坊が間もなく生まれるというのに、ひとつ間違えれば植物状態で寝たきりになってしまう恐れのある要救助者を、果たして下ろして良いものか? 下ろさなければ奥さんは生まれてくる赤ん坊と二人、人生をやり直すことも出来るのではないか?(もちろん奥さんは無事に下山することを強く望んでいる) という救助隊に参加している主人公の葛藤(一時的にですが)。 遭難の物語(実話も含む)を読む度に自分の身に置き換えて考えてきましたが… そうですね。一歩間違えれば『死』 というのは当たり前に思ってましたが、一歩間違えれば『植物状態』。 という発想はなく、もしそんなことに自身がなったとしたら、周りの家族に多大なる迷惑をずっとずっと掛け続けてしまうことになります… そうすると恐らく『死』よりも多大なる迷惑を掛けてしまうのではないかと… 低体温症に関わらず、山登りには大なり小なりの危険がつきまとっている、ということも改めて認識させてもらいました。 山の専門用語もかなり出てきますので、一般の方が読むのには少し抵抗が感じられるのではないかと思いますが、山好きな方々にはオススメしますよ
笹本稜平の純山岳小説 マッキンリーでの友の遭難から話が始まる。 遭難救助や厳冬期単独のバリエーションは読み応えあり。 自然との共存などいろいろと考えさせられます。
長い、進まない 2/3辺りから話しが戻って進み戻っては進み 正直、あ〜あまたかよ〜って 山は好きだしこの小説も好きだけどイライラする 展開なんだよな〜 賛否両論あると思うけど 俺は好きだよ、こんなラスト。
著者の山岳小説の一つの到達点と、解説に書かれてあるが、言いえて妙と共感する。 マッキンリーのカシンリッジ冬季単独登攀を試みる主人公が連絡を絶ち、その盟友が捜索活動する様に全編が費やされている。 山々の描写、登攀の状況、いずれもその場に立ち会わなければ書けないような、そして読者をその場に立たせるかのよ...続きを読むうなリアルさは、他の作家の追随を許さない著者の独擅場。 そうはいっても、捜索活動の著述は、やや冗長気味で、残りの頁数に嘆息気味であった。 けれども、アラスカ先住民=インディアンで長老の存在が、そんな思惑を削いでくれた。彼が折々に語る処世訓を超えた人生の要諦は、作品を引き締める役割を果たしてくれる。 その精神論、観念的な理念に反発を感じ、批判するレビューも見受けられるが、苦難の時、失意の時、逆境を抜け出す一つの手がかりとして、心のどこかに留めておきたい箴言と理解したい。 その一例 「他人を許せなきゃ自分も許せない。自分を許せない人間には魂の安らぐ場所がない」 「信じることだよ、…悪い想像をしたらきりがない。ただ心が不幸になるだけだ。幸運は不幸な心を避けて通る。希望こそが幸運を掴み取る黄金の腕だから」 その他引用に転記。
笹本稜平氏の山岳小説。舞台は北米大陸のマッキンリー。厳冬期単独初登攀に挑んで消息を絶った津田悟。彼を探し、救助する捜索隊の苦難。物語の内容は興味深いのだが、なかなか話が進まない。300ページすぎても、まだ救助されない。長すぎ。そして、どうして山に登るのか、何故厳冬期単独登攀に挑んだのか、この問いかけ...続きを読むがしつこく繰り返される。結局、答はよくわからなかった。
山登りが好きな人にはたまらない小説だと思う。 夢枕獏の「神々の山脈」をベストと考える私には冗長な部分が多いと感じられた。しかし、デナリに魅了された津田が宇宙の真髄にたどり着く、透明感な世界は十分に感じられた。
山岳小説 初めて読んだ山岳小説 スポーツショップで登山のグッズを眺めてしまった マッキンリーの写真を検索してみた ところどころ記録したくなるような文章、 表現の仕方は素晴らしかった
笹本の山岳作品 期待が高かった反面 残念な内容 内面の描写が くどい 結末 なんだ という 感触
笹本稜平の山岳小説なのだが、『天空の廻廊』、『還るべき場所』に比べるとストーリーが単純で面白味に欠けた。しかし、ほぼ山が舞台の本格的な山岳小説であり、登山を愛する人ならば、きっと楽しめる作品なのかも知れない。 厳冬季のマッキンリーで消息を絶った津田悟を捜索すべく親友の吉沢を始めとする捜索隊が、マッ...続きを読むキンリーに挑むが…リアリティ溢れる山の描写と山に魅入られた男たち。山は男たちに何を語るのか…
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