笹本稜平のレビュー一覧

  • 天空への回廊

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    2002年刊行の本の文庫化。とは言っても、文庫化されたのも2005年なので、結構前ですね。舞台は、エベレスト(チョモランマ)。確かに、“天空への回廊”です。このエベレストの山頂付近にアメリカの軍事衛星が落下し、それの回収作戦が物語りになっています。

    いやぁ、中々読ませます。最後の方は、ちょっと冗長になってきた感じもしますが、途中のプロット、仲間なのか、あるいは敵なのかと言う騙しあい。本の帯に夢枕獏氏の言葉として書いてあったんですが、確かに映画化しても面白そうです。でも、エベレストのあの感じを再現するのは難しそうですね。

    最初の刊行が2002年と言う事も内容のプロットを考えるのに考慮した方が

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    2012年06月03日
  • 偽りの血

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    ネタバレ

    せっかく生きていた兄が再度殺害されてしまったのは残念。というか意味が感じられなかった。
    あまりにも偶然が続く展開が多すぎる。

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    2012年05月03日
  • 素行調査官

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    警察の中の警察、監察係りのstory。
    本当にこんな足の引っ張り合いをやってるの?と思いながら読みつつ、それを正してくれる人もいるんだよねとちょっとホッとする。
    調査官というあまり聞きなれない役職ではあるり、そこに内部ではなく外部から普通の感覚を持つ人が採用されている辺りがとっても皮肉っぽく思える。
    story的にそんな馬鹿な・・・、そんな事ありえない・・・と思ったが、それは私が普通の感覚の一般人だからなのだろうか。

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    2012年04月10日
  • 素行調査官

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    殺人事件と警察トップの大きな悪を暴く、みたいな。
    途中ハラハラしながら読み進めた部分もあったけど、最後駆け足な印象。

    おもしろかったけど、あんまりハマれず、やや単調。

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    2012年03月31日
  • 不正侵入

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    王道の警察小説。権力者の腐敗と現場で働く者との対決という構図である。
    散らばったパズルのピースが徐々に埋まっていくものの、事件が解決しても寂寥感が漂う。果たして秋川が望んだリベンジだったのか?おそらく、ラストシーンで新幹線のホームで飲んだ缶ビールの味は苦かったに違いない。

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    2012年02月10日
  • 駐在刑事

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    1年半分の季節が巡る間に奥多摩(「秋のトリコロール」のみ北鎌尾根)で起こる事件と人間模様が、時系列で6つの短編としてまとめられている。手にしたとき、「駐在刑事」のタイトルから堅い内容を思い描いたが、あにはからんや、子供やお年寄り、犬が重要な役回りだったりで、ほのぼのさも感じる物語でした。

    好きなキャラは真紀とプール。「茶色い放物線」は映像化を希望。「風光る」での江波と遼子のような出会いには憧れる。「秋のトリコロール」は山に登りたくなる。

    肝心の主人公・江波の印象が弱く、敵役・加倉井との対立構造の描き方が平板なところに物足りなさを感じた。やっぱり自分は、警察組織の中にいる個人としての刑事や、

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    2012年01月14日
  • 偽りの血

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    ネタバレ

    笹本稜平さんの本が好きでよく読んでいます。元々が大藪春彦を全巻持っているので、大藪春彦賞を取った作者はどんな?というところから始まっています。他の本に比べると、地味な印象ではありますが、小さい頃、秘密基地を真剣に!つくっていた人間にとっては、ああした時代の頃の印象がその後に大きな影響を与えていく、というプロットに大いに賛成できます。自分も今でもあのときの秘密基地があったあたりに数年に一度訪れると、思い出してしまいます。身長も縮む気さえ(周囲の草が自分の身長並みに高かった)するのです(^^;

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    2011年11月30日
  • 素行調査官

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    元探偵の警察官という変わった肩書きをもつ主人公。警察官の不祥事を取り締まる監察という部署を舞台に、それらの設定をうまく活かして物語が進んでいきます。いささかキャリアの偉い人たちがなんでもできやしすぎないかとご都合主義な気もしますが、楽しめました。警察系ミステリーの期待通り、といった印象です。

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    2011年11月22日
  • 駐在刑事

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    上司の失策の責任を取らされ、警視庁の捜査一課から奥多摩の駐在警官に左遷異動させられた江波警部補が主人公の連作短編集。
    後半、少し無理があるかなぁ、と思う展開はあったけれども、全体的にほのぼのして読後感良し。脇キャラの池原親子の存在も良いし、遼子と江波の関係も気になるところ。敵キャラの元上司の存在はお約束な感じかな。山岳小説としての描写もあり、なかなか楽しめた一冊だった。

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    2011年11月01日
  • 素行調査官

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    書き出しから大当たり!物語の背景となる土地が五反田~目黒~浜松町、そして殺人事件の現場が林試の森公園!もろ自分の活動範囲、ずべて読まずとも鮮明にイメージできるところです。

    ジャンルでいえば警察モノです、ただやはりちょっと異色。警官の不正や犯罪を取り締まる監察という部署、場合によっては取り締まらずに揉み消す!という実際どうなんだろ?意味ない義侠心を抱いてみたりもしますがフィクションなのでここはスルー。

    主人公は元私立探偵、高校の同級生のキャリア官僚からスカウトというか、裏口入庁でこの監察という部署に配属されます。今は専門分野の中途入庁あるんですよね?ハイテク犯罪対応とか?ちょっとスカウト

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    2011年10月27日
  • 天空への回廊

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    山岳+冒険小説。落下物の謎が早めに分かって意外に思ったら、氷山の一角に過ぎず、あとから秘密がどんどん出てくる。

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    2011年09月17日
  • 素行調査官

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    探偵業をやめた主人公が警察の監察に中途採用。しがらみのない彼と同級生キャリアとその部下が協力して、警察の不祥事に挑む内容です。

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    2011年08月25日
  • 天空への回廊

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    エベレストに墜落した衛星を巡ってのすったもんだ、てとこか。

    とにかく話がでかい。
    そして終わり方がな。いやいいんだけど。
    あと10Pでどうするのかと思ったらそうやって終わるのかよ!ていう。

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    2011年08月21日
  • 偽りの血

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    6月-1。3.0点。
    自殺した兄は、死ぬ寸前に結婚していた。さらに自殺に疑いが。父親との確執、義理の母との不仲。
    暗い。結末は、えーという感じ。

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    2011年06月02日
  • 極点飛行

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    南極飛行でスリルとサスペンスー(゚∀゚)

    内容としては面白かったのに、何故か読むのにものすごく
    時間がかかってしまった・・・

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    2010年06月03日
  • グリズリー

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    国産冒険小説の書き手が少ない今、笹本氏は活躍されているようです。初めて読みましたが、壮大なスケールの物語でした。最後はなかなかグッときます。

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    2011年08月03日