平木典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本にアサーションを持ち込んだ第一人者の平木先生の本です。序盤は結構なページ数をかけて、丁寧にアサーションとは何か、そして人権とは何かについての基本的な説明が続きます。
幼い頃から現在まで気にしている、素直な自己開示のむずかしさ。その問題に「アサーション」という名前があること、そして同じ悩みを持つ人が多くいることを知るだけでも、心持ちがだいぶ違うと思います。
これまでは非主張的であることが、自分の「よくない個性」「直すべき性格」だと思っていました。子供の頃、友達に物を取り上げられても何も言えなかった私を見て、母は「せめて何か言い返せ」と内心ヤキモキしていたとのこと。
本の内容としては、実 -
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自分なりの解釈としては
自己分析のための質問も載っている。
その質問によって自分が
・非主張的自己表現
自分よりも他者を優先し、自分は後回しにする自
己表現。
・攻撃的自己表現
自分のことだけをまず考えて行動し、ときには他
者を踏みにじることにもなる自己表現。
・アサーティブな自己表現
自分のことをまず考えるが、他者のことにも配慮
する自己表現。
のどれの傾向があるのかがわかる。
自分の傾向をふまえた上でアサーティブでなければ、なるべくアサーティブな表現ができるようにする。
例えとして出てくるのは、ドラえもんの静香ちゃんの伝え方がアサーティブらしい。
逆にやっ -
Posted by ブクログ
人の自己表現は3スタイルある
①非主張的:相手に合わせる、消極的な態度
②攻撃的:自分良ければOK
③アサーティブ:自分も相手も大事にする
アサーション権とかアサーティブな考え方の説明が続くが、じゃあどうすりゃ良いんだよ?
闘わなきゃ攻撃的自己実現の奴には敵わないだろ?と思ったところ、以下のノウハウが提示された。
アサーションの実践方法としてDESC法がある。
D:Describe:自分が対応しようとしている状況や、相手の行動を描写する。
E:Express,Explain,Empathize:自分の感情を表現・説明する。
S:Specify:相手に望む行動、妥協案、解決策などの特定の提案 -
Posted by ブクログ
この本では、タイトルのように、自分の気持ちをきちんと伝える技術について書かれています。
特に、お互いを大切にしながら、それでも率直に、素直にコミュニケーションすることについてを深く書いており、この技術を「アサーション」といいます。
この本で感銘を受けた点は一つます。
それは、自己表現で重要なことは、言いたいことが伝わるかどうかではなくて、自分の気持ちが適切に言えるか否かという点です。
この言葉が意味するのは、言いたいことが伝わるかは受け手次第だけど、自分の気持ちをはっきりと相手に伝えることは自分次第でできるということです。
自分の主張を自分の気持ちとして表現することで、相手に同調を求め