平木典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレどうすればいいかは書いてあるけど、具体的にどういう言い方をすればいいかなどの方法は書いていない。「ああしましょう、こうしましょう」だけ。2つハッとする言葉がありましたが、残念に思うところもあり、「相手の反応を勝手に先取りして逡巡せず、思っていることを素直に伝えてみたら、不一致も起こらず、コミュニケーションがスムーズに進むことがあります。」と長年の積み重ねから「人に伝えても伝わらない」「伝わらないから話すことが無駄」「伝えても否定されるから話さない」と学習した人などのことはそもそもの考えにないのだろうなと感じた。言おうとすれば言える人もいると思います。
ハッとした言葉はこちらです。
①「アサーティブな視点で考えると、常識による良い悪いの判断は二の次です。その人にとってベストな結論に至るには、常識はいったん横において、「その人の生き方」として考えてみる必要があります。 だからと言って、「常識の方が間違っている」というわけではありません。常識とは、一般の人が持ち、また持っているべきともされる考え方で、それがあることで、私たちは安心でき、多くの人と付き合っていける大まかな基準です。 だから、自分か、常識か、どちらかが「間違い」と考えるのではなく、多くの人に当てはまる常識がたまたま自分には当てはまらなかった。そのことを踏まえて、問題にどう対処するかを考えることです。」
②「そこで、こうした考えにとらわれたときは、「悪いところ」「欠点」とは、誰から習ったのだろうか、と問い直してみましょう。 それを直すことは、相手に合わせることだったかもしれませんが、自分らしさを失うことにはならなかったでしょうか。単なる自分と相手との違いを「欠点」と決めつけてはいないでしょうか。」 -
Posted by ブクログ
常識とは その社会を作ってきた人々の長年の経験からの行動や考え方
自分らしさを殺すことも
がまん 左脳>右脳 生き生きした豊かな感情を抑える 脳をフル活用してない
反発や批判を通して常識を問い、「思い」を伝える
細やかな感情と向き合う 表情、身体の動き、声の調子で表現
アサーション assertion 自分も相手も大切にする自己表現
攻撃的 :人に押し付ける 相手を当てにする依存性
非主張的 :思いを押さえ自己犠牲
アサーティブ的:互いを大切にする 自分のことを考え 気持ちを伝える
1.自分に正直になる
2.正直な気持ちを大切にする
3.できない を知り、次へのステップに
4.常識を疑う その人の生き方として考える
5.好奇心、自分らしさ
6.子供のころ、好きだったことを思い出す
7.自分の言葉を探す
8.がまん を書く
9.感情を味わう
10.カウンセリングを受ける 語る、引き出してもらう
言ってみる
不一致はあり得る 勝ち負けではない 意見や気持ちは変わっていい
やめてほしいことは言う
断るときにはいきなり 「ノー」と言わない
怒りの前に 困っている気持ちを伝える
守りのための怒りは小出しに 「怒っている」と穏かに言う
怒っても、自分を責めない 怒るのはその人の責任
嫉妬の前に「いいな」を表現する
相手の言い分を聞く
我慢のエネルギーをやりたいことに
自分の中の精神性、倫理性を大切にする
自分を大切に、相手も大切にする -
Posted by ブクログ
日本にアサーションを持ち込んだ第一人者の平木先生の本です。序盤は結構なページ数をかけて、丁寧にアサーションとは何か、そして人権とは何かについての基本的な説明が続きます。
幼い頃から現在まで気にしている、素直な自己開示のむずかしさ。その問題に「アサーション」という名前があること、そして同じ悩みを持つ人が多くいることを知るだけでも、心持ちがだいぶ違うと思います。
これまでは非主張的であることが、自分の「よくない個性」「直すべき性格」だと思っていました。子供の頃、友達に物を取り上げられても何も言えなかった私を見て、母は「せめて何か言い返せ」と内心ヤキモキしていたとのこと。
本の内容としては、実践的な部分は少なめで、効率や実用的なことを求める人には不足に感じるかもしれません(平木先生のアサーション関連本は多数あるので、フィットするものを選べるかと)。でも、そもそものアサーティブとはを何かを知るだけでも違います。アサーティブは人権とも強く関係しています。自分の人権を守ること。相手の人権も敬うこと。「違い」は「間違い」ではないことがアサーティブな考えであると学びました。なんにせよ「人権」という言葉のワイルドカード感!この言葉の後ろ盾は絶大です。人間にとってこれ以上ない大義名分。私は元来、非主張的なアサーションタイプであり、今でも無遠慮に意見を言えるなんてことはまずないですが、反応が求められる場面で呪文のように心で唱えます。「アサーティブ、これは人権、あなたと私の人権」
「こういう場面ではこうすべき」や「男なら泣くべきではない」とか、大人になれば感情をマスクする術を覚えてしまいます。しかし本当は感情に大人もこどももありません。赤ん坊は不快なら泣きますが、快適になった瞬間に泣き止むことができます。しかし大人はこうはいかないものです。だからこそ意識して、自分の感情を大事にしようとしなければなりません。自分はいま悲しいのか、楽しいのかを素直に受け止めることが重要です。また、感情は自然発生的に起こるものだけど、態度や行動は自分で選び取っています。不安な感情を「怒り」で伝えているのは自分の選択です。非主張的な人が遠回しに、直接的でない、相手を困惑させるような怒りの伝え方(パッシブ・アグレッシブ)になるのは、感情を素直に表すことができず、態度・行動とストレートに結びついていないからです。
私は自分のアサーション問題のスタートラインに立っただけで、ここから何でも言いたい放題になろうとも、なれるとも思っていません。そうならない権利もまた人権です。要は場面場面でアサーティブであろうとするか、非主張的であるか、どちらにせよ「自分で選択する」ことが第一です。自分で選択したという実感があれば、あとでうらみがましくなることもないでしょう。 -
Posted by ブクログ
人の自己表現は3スタイルある
①非主張的:相手に合わせる、消極的な態度
②攻撃的:自分良ければOK
③アサーティブ:自分も相手も大事にする
アサーション権とかアサーティブな考え方の説明が続くが、じゃあどうすりゃ良いんだよ?
闘わなきゃ攻撃的自己実現の奴には敵わないだろ?と思ったところ、以下のノウハウが提示された。
アサーションの実践方法としてDESC法がある。
D:Describe:自分が対応しようとしている状況や、相手の行動を描写する。
E:Express,Explain,Empathize:自分の感情を表現・説明する。
S:Specify:相手に望む行動、妥協案、解決策などの特定の提案をする。
C:Choose:提案に対する肯定的・否定的結果を想像し、その結果に対する選択肢を示す。
例えば長電話を切上げたいとき
D:「話始めてから1時間が経ちましたね」(描写:主観を交えず、客観的事実を話す)
E:「私は、今日はとても疲れていて、集中力が切れてきました」(表現・説明:相手に共感したり、自分の気持ちを伝える)
S:「今日の話はそろそろ切り上げて、続きはまたにしませんか」(提案:打開策を伝える)
C:「切り上げても良ければ、近日中に私から連絡します。もし、このまま続ける必要があるなら、その話はあと10分ぐらいでできますか」(選択肢:断られた時の備えを示す)
あと、アサーティブな考えとDESCスキルの向上は、心がまえと実践訓練が必要とのこと。
心がまえ:
①自分をオープンにする。
②相手に関心を寄せて聞く。
③仕事や関係を促進するおまけの情報(雑談力的な)
④非言語表現をアサーティブに(テンション高くかな)
アサーションの必要性と、その方法。
また、新しい言動を身につけるには、心がけと訓練が必要という。
人生は勝ち負けじゃなく味わうもの、という姿勢で生きて行くためには良いスキルだと思った。 -
Posted by ブクログ
この本では、タイトルのように、自分の気持ちをきちんと伝える技術について書かれています。
特に、お互いを大切にしながら、それでも率直に、素直にコミュニケーションすることについてを深く書いており、この技術を「アサーション」といいます。
この本で感銘を受けた点は一つます。
それは、自己表現で重要なことは、言いたいことが伝わるかどうかではなくて、自分の気持ちが適切に言えるか否かという点です。
この言葉が意味するのは、言いたいことが伝わるかは受け手次第だけど、自分の気持ちをはっきりと相手に伝えることは自分次第でできるということです。
自分の主張を自分の気持ちとして表現することで、相手に同調を求めずに自分の意見(気持ち)を伝えることができるということです。
注意点としては「相手の権利を侵さないこと」が絶対条件です。
自分の気持ちが「相手に対するネガティブなこと」でそれを相手にそのまま伝えることは、相手の権利を侵す行為になるしアサーションにも反します。
言葉を伝えるためにはおだやかなココロを手に入れるコトと、自分の「気持ち」で会話をすることが重要だということがわかる本でした。