平木典子のレビュー一覧
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1on1や対話の重要性が叫ばれる今日、傾聴や共感について説くハウツー本や、その前提になる精神性や人格的成長にも言及するる本が書店に並んでいる。この手の本は差別化重視でいろいろな手法、主張あるものの、人の話をよく聞くという点ではみなシンプルに一致している感もあるが、本書はカウンセリングの切り口で歴史、理論、手法を俯瞰して全体像を示している所に大きな価値がある。また、専門書では説明が省略される専門用語の説明もかなりやさしく説明されていて好感が持てる。ハウツー本に書かれているスキルがどういう流れで生まれたのか、どういう位置づけなのかを多くの人が知ることが、働き方改革や、よりよい社会の実現の原動力にな
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Posted by ブクログ
ネタバレわたしは仕事では非主張的。夫の前では攻撃的。
どちらも変えないと。
☆自己表現のタイプ
1.非主張的
曖昧、自分の気持ちを表現しない、言い訳がましい、消極的
→相手には伝わらない。自分だけでなく身近な人も犠牲になる。攻撃な人と一緒になるとパワハラの対象になりやすい。
2.攻撃的
ハッキリ主張、主導権を握りたい、相手より優位に立とうとする、勝ち負けにこだわる
→助けて欲しいと言えない、断られるのが嫌。
3.アサーティブ
自分も相手も大事にする、相手が同じように発言することを推奨
→葛藤を恐れずに自分の思いを伝えることから相互理解が始まり、一緒に乗り越えることができたときに関係が深まる
→互い -
購入済み
アサーションを知るにはおすすめ
アサーションの技法は知っていても、なかなか日常的に使用できなかった。
本書は定期的に読み返したい1冊。
文章説明の後、まとめた図解がついておりわかりやすい。
自分の感情は自分のもの、そして相手の感情は相手のもの。
主張することや自分の意見を言うことに長年後ろめたさがあったが、この本を読んだ後に肯定できた。
実用的かつ、自分自身の振り返りにもなった。 -
Posted by ブクログ
すごく勉強になった。今まで自分が他人に対してどのような物の言い方をしていたのか、振り返ってみてちょっと反省した。でもこの本に書いている通りに全てできるのかは疑問。あと、明らかに安倍政権の失策なのに、安倍さん凄いとか、批判するなと言うネトウヨさんをはじめとした人たちにはどう対処すればよいのだろうか…⁇これも他者との違いなのか⁇
アサーティブコミュニケーション
相手も自分も大切にする
三ステップ
1事実を伝える(めんどくさい)
事実と意見を分ける
2気持ち(それでも伝える)
感情、わかってほしい気持ち(不安、悲しい、怖い、嫌い、さみしい、がっかり、辛い…)
3理由 -
Posted by ブクログ
「非主張的自己表現」で『安眠ガイド』とリンク。日本人特有の「自分の気持ちを抑えて言わなくても伝わるだろう」ではなく、でも怒ったり感情的になったりするのでもなく、ちゃんと気持ちを伝えることが重要。女性で出世するタイプの一つとして挙げられている「男性を凌駕しようとする女性」、いわゆる「男性化」は、朱野帰子『わた定』や碧野圭『駒子さんは~』にも同じような主題があったような。日本人のビジネスパーソンは感情を伝えるのが苦手で、奥さんにすらありがとうが言えない男性社員もいるとの話に驚き。たしかにいそうだけど、そういう人は一体どこで安らぎを得るのだろう。
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Posted by ブクログ
ひところ流行った図解シリーズで、見開き2Pで1項目を使う形で、図やイラストを使ってわかりやすく解説している。
章立ては
1.自分の表現する限界・工夫ができること
2.あなたの自己表現のタイプは(主な3パターン)
3.なぜうまく自分を表現できないのか(阻害するもの)
4.アサーション権について
5.思い込み(非合理)をなくすと生きやすい
6.言語を使った上手な表現方法について
7・言語以外の上手な表現方法について(視覚、聴覚、文化的な背景)
8.自分の感情の表現方法(喜怒哀楽、言行一致、怒り)
大ヒットした本らしいので、一度は読んでみてもよいと思う。