平木典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ副題は「自分も相手も大切にする自己表現法」です。そういったコミュニケーションの取り方を解説する入門書なのでした。
本書では、「アサーション」「アサーティブ」という聞き慣れない言葉が随所にでてきます。著者による翻訳では「自他尊重の自己表現」となっていました。この、心理学ヒントに行われるコミュニケーションのやり方を実践すれば、日常のやり取りに変化と充実感が得られるでしょう、とあります。さらに、人のこころの奥深さを知り、自分らしい生き方の道を拓くもするのだ、と。
まず、自己表現の三つのパターンを解説する章から始まります。三つとは、「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」「アサーティブな自己表現」。
「非主張的自己表現」は、自分の意見や気持ちを言わない・言い損なう・言っても伝わりにくいタイプです。そこには根本に、どうせ伝わらないのだ、という諦めのある人も多い。また、相手から理解されにくく、相手を優先して自分を後回しにするので、結果として相手の言いなりになってしまうこともある、と。そして、自分の意見を言わないために、理解されなかったり、無視されたり、同意したものだと誤解されたりしやすい。このタイプの人は反論しないため、周囲から「いい人」と思われるけれども、「都合のいい人」ともみなされがち。「攻撃的自己表現」の人との組み合わせで、メンタルヘルス被害に遭うことにもなりかねないのだそう。このタイプは、相手を立ててトラブルや葛藤を起こさないように配慮しているところがありますが、自分をないがしろにしているために、そのうち自分でも何が言いたいのかわからなくなるし、自分で決められなくなったり言い方がわからなくなったりするようです。
それらが積み重なって、結果、自分にも他人にも無責任になるし、理解されないという弧絶感や恨みを抱えてしまうこともある。欲求不満が急に爆発して、いわゆる「キレる」状態になるのはこの「非主張的自己表現」タイプが追い詰められた時なのです。つまりは、自分を大切にしない自己表現法なのでした。そこには、社会的・文化的背景から影響を受けてそうなってしまう例が多いみたいです。
「攻撃的自己表現」はイメージしやすそうに思えるのですが、パワハラやモラハラなどをやるタイプです。自分の言い分や気持ちを押し通そうとします。「言い放しにする」「押し付ける」「言い負かす」「命令する」「操作する」「大声で怒鳴る」などがこのタイプにあたります。また、ハキハキと表情豊かに自分の意見を述べているように見えるとき、丁寧でやさしい言葉や態度でおだてたり甘えたりしているときでも、自分の思い通りに操作しようとしていたなら、「攻撃的自己表現」にあたるそうです。いつなんどきでも自分は正しく、だからこそ自分に従わねばならない、という空気で相手とコミュニケーションするのがこのタイプですから、嫌われますし孤立もします。どんな人がこうなりやすいかといえば、権力や権威をもつ立場の人、知識や経験が豊富な人、役割や年齢が上の人、「地位や年齢差、権威などによって人権は左右されるものではない」と理解していない人、常に自分が優先されるべきだと考える人、自分の思い通りに人を動かしたい人などだそう。この中でも、自分の思い通りに人を動かしたい人なんていうのは、その根本に強大な不安がある場合もあります。自分で考えてやらないと不安なので、人を支配してでも自分の思い通りにして、それで不安がやわらぐタイプです。こういったタイプの人たちは、他人を大切にしない自己表現法なのでした。
そして「アサーティブな自己表現法」はこれらの中間にあり、自分の考えや気持ちを伝えそのフィードバック、つまり相手の反応をきちんと受け止めようとする姿勢のことを言います。「話す」も「聴く」もしっかりするタイプです。自分と意見があわなくても関心を寄せ、理屈や論理で理解するだけではなく、気持ちが通じるような支え合いもする。いわば、建設的なありかたなのでした。そして当然ですが、このタイプこそが、本書で理想としている。アサーティブになるにはまず、自分の気持ちを確かめる習慣をつけることから始まります。そして言語化してみる。これが第一歩となります。
ただまあ、筋が一本通っているようでいて、これはほころんでいるんじゃないのかなぁ、という論旨も見受けられるのです。たとえば、アサーティブなありかたには、自分たちはみなそれぞれ自分らしくあってよい、というのがあります。個性や自分らしさを大切にすることで、それは利己的なことではない、と。他の人もその人らしくあってよいのだ、とします。でも、他の人が「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」だった場合、それをどうにかたしなめてアサーティブな方向へ誘いたいと思うのが人情というものではないでしょうか。本書の終盤でも、こういう質問があると著者が紹介しているのものがあります。「相手もアサーションを知っていればいいけれど、自分だけがアサーションをわかっていても、うまくやり取りができないのではないか」と。たしかに、本書ででてくる様々な例は、登場人物たちがみなシンプルな性質で、難癖もつけないしゴネもしないしわがままも言わないし相手を陥れようともしません。でも、現実世界のコミュニケーションでは、ストレスが溜まったせいもあって、そういった悪いことを考え、態度に表わす人もいますよね。
著者のこの質問への返しは、これは「アサーションへの誤解」というものでした。アサーションは他者を変える方法ではない、と。アサーションは、まずそれを知っている自分が変わってみようとすることに意味があり、自分にとって心地よいコミュニケーションを試みることで、相手との関係がどうなるか、そこから初めてみようとするものだ、と言っています。まず、自分がアサーティブになって自分が気持ち良くなる体験をしましょう、そして、自分の想いを率直に伝えるとどんなことが起こるかフォローを続けましょう、そのようなことを続ける中で自分の望みを伝えながら相手にも配慮していくやり取りが生まれるでしょう、と続きました。このあたりって、自分本位・利己的と個人主義・自己満足のあいだのような気がしてくるのですが、どう思うでしょうか? 他者を好い方向へ変えるのではないのだけど配慮はするのだ、という姿勢ってやっぱりちょっと気持ちよく理解できないところが僕にはあります。
だからといってちょっと雑な感じでアサーションをしてしまうと、その理論が崩れそうです。僕なんかはこういうとき、アサーションという優れていて素晴らしい立場・姿勢であってもそこに安住せず、その両端を揺らぎながら在ることが実は一番ほんとうなのではないかと思うほうです。それは不完全ではあっても、ほんとうに近いような気がするのです。
閑話休題。
とはいえ、いろいろな角度からの思索の上に成り立つ方法なので、ヒントが盛りだくさんです。たとえば「人は過ちや間違いをし、それに責任を取ってよい」という姿勢。「攻撃的自己表現」の人だったら、ミスに対して「許さない!」というメッセージを込めた強い言葉で相手を責め立てます。しかし、そういった環境に育った子供だったならば、萎縮し緊張するようになり、のびのび行動したり、失敗の恐れのある「試行錯誤」という行動をとらなくなってしまう。完全主義にとらわれ、チャレンジをしなくなるのです。大人になっても、職場などのルールに縛られ、周囲に萎縮し、まじめに頑張るものの自発性や創造性は発揮できなくなる。依存的で非主張的な人間になるおそれがあるということでした。あるいは、攻撃的になってミスなどを責め立てる側の人間へと再生産されてしまう。認知科学の方法論では、トライアンドエラーで習熟するのがセオリーです。また、「問題解決」そのものを専門に考える分野でも、失敗を恐れないことは第一条件のように述べられています。このことを鑑みても、アサーティブな立場でいることは、習熟にも問題解決にも有利でいられることを意味します。
というところですが、先に挙げた三つの自己表現タイプは、ひとりの人間のなかに全部あるといえるものです。そのパーセンテージの一番高いところから「攻撃的自己表現」の傾向が高いのが自分である、だとか、アサーティブであるだとか判断できもします。また、さまざまな場面によって自己表現のタイプは変わるので、「じゃあ、どんな場面でもアサーティブな自分が出やすくするぞ!」という目標をかかげて自分を律したり試行錯誤したりするのも、本書の論旨から考えると生きやすさに繋がることなのだと思います。
まあ、最初はむずかしく考えず触れていいような態度・姿勢なのがアサーションだと僕は思いました。本書はほんとうに入門編という体裁でしたから、興味のある方はぜひ。巻末には、本書を足がかりに、アサーションを深めたいひとに勧める読書案内もありました。
最後にもうひとつだけ。
人それぞれのものの見方や考え方は、経験や人間関係などそれぞれの生きてきたプロセスによってできあがったもの。だから、AさんとBさんの考え方が真逆だったからといって、必ずしもどちらかが「間違い」にはならない。「間違い」ではなく「違い」。……アサーションってこういうことを考える分野でもありました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
相手を傷つけたくない気持ちから、自分の想いを伝えることが難しいと感じている人に読んでもらいたい一冊です。
アサーションとは、相手も自分も大切にして自己主張をする方法の考え方です。
おすすめポイントランキング
第3位「漫画と活字の割合が丁度良い」
CAさんのストーリー漫画と活字のページが交互に構成されていますが、活字を抜かして漫画だけ読んでも為になると思います。
もう少し読めば漫画だー!と読むモチベーションもあがります。
第2位「DESC法」
なんと言ったら良いか戸惑う時、葛藤が起こりそうでそれに備えて心の準備をしたい時、とっさの反応に困った時の、セリフ作りの方法です。
客観的な事実と、主観的な自分の想いを伝え合うことを助けてくれます。
第1位「多様性の中で生きていくことを知る」
私たちは誰もが、生まれた場所、育ってきた環境が違い、価値観やものの見方も異なります。
ですので、その違いが「間違い」ではないということを知っているはずです。なのに私たちは、大人になるに連れて「波風を立てないように」「相手の気を悪くしないように」と意識するあまり、自分の思いを蔑ろにしがちです。
お互いの違いを前提とした上で、どう歩み寄っていったらよいのか、考えてみることを始めませんか?
それを面倒だと先送りにすることも、ひらくで取り組んでみることも、あなた次第です。
アサーションについてもっと知りたいと思った方はぜひ読んでみてください。 -
Posted by ブクログ
日本語にはないアサーションという言葉。
自分も相手も大切にする自己表現のコミュニケーション技法が学べる。
自己表現は非主張的、攻撃的、アサーティブの3種に分かれる。
よくある威圧感が強く攻撃的な人にどう接するのが良いのか、
いつも人に頼まれると他にもやらないといけないことがあるのに断れないそんなときに使える。
アサーティブ権やDESC法(DescribeExpress,Explain,EmpathizeSpecifyChooseという描写→表現・説明→提案→選択肢によるコミュニケーション技法)があるが何よりも心に残ったのは、
・自己信頼:本当に助けがほしいとき、相談したいとき、それを自ら認め、求めることはじつは自分の現状をよくわかっている自律的な行動
・私たちはみな、異なったものの見方、考え方があり、どれも間違いではない。聞く(hear)、訊く(ask)ではなく、聴く(Listen)と話すアサーションが必要
の2つ。
アサーションについて知れてもっと知りたいなと興味を湧かせてくれる本でした。 -
Posted by ブクログ
知人から勧められたので読んだ。「子どものための」と銘打ってはいるが、自分の気持ちの表現は「技術」なのでテクニックとして身に着けるできるものである、とのことで。
本の想定読者自体は、直接子供と呼ばれる未成年層ではなく、子供と接する大人側がメイン。自分の感情をうまくコントロールできない子供がとる困った行動・状況に対して、本文で大人に子供がどのような気持ちでいるか、どう対処したほうが良いかを解説し、図解で端的に示している。
子どもを主軸に置いているが、大人も子供もそう変わらないことは本文内でも触れており、気持ちを大事にするコミュニケーションの参考になる。 -
Posted by ブクログ
著者は臨床心理学者であり、日本にアサーションを紹介した第一人者であられる平木典子さん。
他者も自分も尊重したアサーティブなコミュニケーションはとても素晴らしい。
嫌われるかもしれないから言いたいことが言えない、空気を読まなければいけない…という人が多い日本で、もっと広まって欲しいなと思うコミュニケーション術です。
自己表現のスタイルは3つ。
非主張的、攻撃的、アサーティブ。
それぞれ分かりやすく紹介されています。
すぐ日常的に取り入れられるかと言ったら…
相手の態度にもよるでしょうからなかなか難しいとも思いますが、目指したい人との関わり方です。 -
Posted by ブクログ
忘備録 あいかわらず良い本ではあるのだが、不満があるとすれば、図解が全然理解の助けにならない残念な使いであること…。
? 自己表現には3つの段階がある。
?自分の想いや気持ちをありのままに受け止めてみること。
?その思いを自分の知っている表現方法でどう伝えるかを工夫し、表現してみようとすること。できるだけ正直に言葉にすること。
?その影響や効果を考えて、表現を変えたり、相手をフォローしたりする用意をする。
私たちの自己表現の背景となる経験や知識はお互い違っている。わかりやすいこともあれば、わかりにくいこともある。
誰もがすぐ意味を共有することができない。
? 理解されることもあれば、されないこともある。
? 理解できないことは自分のせいでも、相手のせいでもなく、当たり前のこと。だから、自分を素直に表現して、相手にも耳を傾け理解しようとすることが大切。
? アサーションは違いを認め、きもちのよいこみゅにけーしょんを交わすための考え方とスキル。
? 自分が伝えたいことが相手に正確に伝わる保証はない。
? 一つの答えになることはなく、それは当たり前のこと。
? 一つの刺激は人に多くのことを想像させる。理解とは、ピントの合わないところから徐々に焦点を合わせていくようなものであり、分かったと思ったことでもさらに想像を働かせたり、確かめたりする必要がある。
この視点は大事だなぁ。
? 誤解やズレは当たり前。相手の心の中で何が起こるかは相手の自由。
? 人によって準備枠は異なる。一人一人の理解の枠組み、言葉への意味づけは必ずしも同じではない。その枠組みを準備枠というが、準備枠の違いは、同じ言葉を使っても、その言葉で、個々人が表そうとすること、意味すること、理解することが違うという結果をもたらす。
? 相手の心の中で何が起こるかは、相手の自由であることを前提とすることが大切。
だから、言葉の定義は大事だね。議論の時。
? 全てを伝えることはできない。必要なことを同時に全部表現することはっできない。
? また、何が不必要か判断することは難しく、表現し終わっても、まだ表現したいことが残っていることもある。ぴったりの言葉が見つからないこともある。
? 人間はみんな主観的な世界に生きている。だから、言葉に託した意味が異なることがある。
? 誤解が生じることがあるのは、当たり前で、それはたまたま理解の枠組みが違っていただけにすぎない。
? コミュニケーションの中で大切なことは、相手が言っていることを相手の思いに即して理解しようと努力すること。自己表現はできるだけ正確に、そして他者理解もできるだけ相手の準備枠に沿ってやろうと努力することが必要なのだ。
当たり前だけど、本当そうだよね。主観のぶつけ合いじゃ永遠に平行線。コミュニケーションは理解し合うためにする。
? 心を使って理解しよう。ただ頭で理解するだけでなく、相手が言葉と表情、態度、声の調子などでわかってもらおうとしていることを、わかってもらいたいように理解しようとすること。それが聴くということ。その意味で相手を理解すると言うことは、目や耳だけでなく心を使うと言うこと。
? 確かめることで理解は深まる。気持ちのいい相互理解を。
? 私たちのやりとりは、自分たちの伝え方と受け取り方の枠組みの交換であり、ある意味で行き違いや誤解の修正のプロセスでもある。これを当然だと思うことで、私たちは相手の言わんとすることを聴き、確かめ、理解しようと努めることができる。
? 一言で自分を伝える、といっても、それは複雑なやり取りのメカニズムとプロセスを背負っている。
? それを知っておくと、明確な自己表現をする気になり、相手に聴く心構えができる。それを積み重ねていくと、相互理解は正確に、また気持ちのいいものになっていく。
そう、分かり合えるのは気持ちいこと。
? お互いを大切にしながら、それでも素直に率直にコミュニケーションをすることがアサーショn。
? 人間関係の持ち方には、攻撃的・非主張的・あさーでぃぶがある。
? ? アサーティブなやりとりは、事実を伝え、その上で丁寧にしかし、はっきりと要求を伝える。
? 非主張的とは、自分の気持ちや考えを言わないだけでなく、曖昧な言い方をしたり、言い訳がましく言ったり、消極的な態度を取ったり、小さな声で行ったりすることも含まれる。
? 自信がなく、不安が強い時になりがちである。
? 非主張的な言動をしているときは、相手に譲ってあげているようにみえて、自信がなく、不安が強く、それを隠して卑屈な気持ちになっていることが多い。したがって、劣等感や諦めの気持ちがまとわりつく。
? そもそも自己主張していないので、相手にわかってもらおうと期待するのは欲張りなのですが、つい「黙って引いてあげたのに」「立ててあげたのにわかってくれない」という甘えや相手への軽蔑の気持ちをもったりする。
? このように我慢や恨みが積み重なると、欲求不満や怒りが溜まり、人と付き合うのが億劫になる。
? 相手も結果的に被害を受ける。後で恨まれたり軽蔑されるのはたまったものではない。
? 攻撃的とは、自分の意見や考え、気持ちをはっきりと言うことで、相手の言い分や気持ちを無視、軽視して、結果的に、相手に自分を押し付ける言動をすること。
? 一見ハキハキいっているようでも、自分のことだけを主張しているので、相手を踏み躙っている。
? そこには、その場の主導権を握り、相手より優位に立とうとする態度や「勝ち負け」で物事を決めようとする姿勢が見え隠れしていて、不正直ともいえる。
? 攻撃的とは、たんに暴力的に相手を責めたりするだけでなく、相手の気持ちや欲求を無視して、自分勝手な行動をとったり、巧妙に自分の欲求を相手に押し付けたりすることをいう。
? 不当な非難、侮辱、八つ当たりも含まれる。
? どこか防衛的で強がっているように見える。
? 適切な自己表現とは、自分の気持ち、考え、信念などが、正直に、率直に、その場に相応しい方法で表現される。そして、相手が同じように発言することを奨励する。
これだよな??相手にも同じようにどうぞ、といえるかどうかは大きなアサーティブなポイント。
? その結果として、お互いの意見が葛藤を起こすこともあり得る。
? お互いに率直に話をすれば、自分の意見に相手が同意しないこともあるし、相手の意見に自分が賛同できるとは限らないことを知っている。むしろ率直に話して、意見や考えが一致すれば、それはラッキー。
? だから、葛藤が起こった時は、面倒がらずに、お互いの意見や気持ちをd出し合って、譲ったり、譲られたりしながら、双方にとって納得のいく結論を出そうとする。
? このような言動は、余裕と自信に満ちており、自分が清々しいだけではなく、相手にも爽やかな印象与える。
? 相手は大切にされたというきもちをもつと同時に、二人の努力に対して誇らしい気持ちをもつでしょう。
? アサーションは、歩み寄りの精神があり、多少時間がかかっても、お互いを大切にしあったという気持ちが残る。
? そんな相互理解の体験をすることがアサーション。
? 状況や相手によっても自己表現が変わる
? 中には亭主関白のように、全般的に非主張的で、別の場では全般的に攻撃的なこともある。
? 赤ちゃんは最もはっきり自分の気持ちを表現する
? 結果に気をうばれるとアサーティブになれない
? 伝わると言うことは、自分の伝える行為と相手の受け取る行為の両方がかかわる。受け取る行為は相手のものであり、受け取るかどうかは相手が自由に決めること。相手の自由を支配することはできないし、それを恐れても仕方がない。
? 自分のいもちを表現することにエネルギーを注ぐ。
? アサーションは基本的人権
? 敵意やへつらいなく発言する。
? 常識や思い込みにかわれるのではなく、飼い主になろう
? アサーションは技術
? アイメッセージで伝えよう
常識や決めつけを判断基準にしない。
自他を差別する基準を持たない。
? 人間が尊重されるということは、人間の気持ちや考え、意見、価値観も尊重されると言うこと。だから、私たちは欲求をもっていいし、その欲求は他の人と同じくらい大切にしてほしい欲求。その欲求を大切にしてほしいと頼んでも良い。
? 相手も人権を持っている、だから小さな揉め事や葛藤は当たり前。
? 自分自身についての最終的判断は自分にある。
? ? 人間は完璧ではありえないので、失敗はしてもいい。その失敗、その結果には責任を取ることができる。これが「人間である権利「
? 完璧でない人間にとれる責任も限られている。だから、人間として失敗したことには、義務としてとる責任はない。
? ? もし責任が義務ならば、完璧に返せないような失敗はできないし、したがって失敗するようなことはしない、ということになる。
? 失敗をしてはならないと思うと、失敗する人間はだめ、たいしたことはないという評価になる。自分がダメになりたくないので、失敗を認めることができなくなる。
? 失敗したことを隠したくなる時、それは自分がダメというレッテルをはられたくない心理が働いている。
? 失敗をしてはならないとすれば、失敗をした時に責任を取ることが大変。してはならない失敗の責任は、成功しかない。
? 失敗してはならないという前提で物事を進めると責任を取ることが義務になる。
? 失敗し絵も良い、そしてそのことに責任をもってもよいという人権があるからこそ、私たちは逆に成功するまで試行錯誤できる。
責任を取ることとは権利。
? 私たちは支払いに見合うものを受け取る権利がある。しかし攻撃的にならないで伝える。相手にも失敗する権利がある。相手を尊重した要求をする。拒否されたら、再びアサーティブに要求を繰り返す。多くの場合、わかってもらえる。
このやりとりは素晴らしい。
? また、私たちには自己主張しない権利もある。
エリスの論理療法
? 誰からも愛されなければならないことはない。半分くらいの人に好きになって貰えば良い。
? ? 失敗によって文字通り致命的になることはほとんどない。やりたいことをやり、できたことを喜ぶ。失敗恐怖に負けない。
? 相手をせめ、相手を変えようとしない。過去と他人は変えられない
? 決して傷つけてはいけないと思わない。どうにかなるものだと思おう。
? コミュニケーションは伝えてないことも含めてコミュニケーション
? 会話のキャッチボールでは無料の情報をつけよう。おまけの情報をつけよう。それがほどよく加味された時、会話は自由に流れていく。
? 開かれた質問ととじた質問を組み合わせて。
? 話題に関心がないからと言って相手への関心まで失わない。
? 会話は質問から始めよう
? desc
法。
d…描写する
e…表現する、証明する、共感する
s…特定の提案をする
c…選択する
? 余計な前おきは、どうぞ無視していいですよというメッセージになりかねない。
? ? 感情表現を考える上で重要な前提は、人間は感情をもっている動物であr、しかも非常に多様で複雑な感情をもつことができる。
? それはつまり、人間は様々な感情をもっていいし、それを表現してよく、表現してはならない感情はないと言うこと。
おお…つまり本能的なもの。
? 心えておくと助けになる事実は感情は自分のものということ。
? 感情は自分が起こしており、自分でコントロールできる。
? 怒りは小出しにする。相手の怒りを否定しない。怒りは相手のおの。その理由を理解し、対応する意思を示すことが大切。
? 脅威のぶつけ合いによる泥試合は避ける。
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Posted by ブクログ
1on1や対話の重要性が叫ばれる今日、傾聴や共感について説くハウツー本や、その前提になる精神性や人格的成長にも言及するる本が書店に並んでいる。この手の本は差別化重視でいろいろな手法、主張あるものの、人の話をよく聞くという点ではみなシンプルに一致している感もあるが、本書はカウンセリングの切り口で歴史、理論、手法を俯瞰して全体像を示している所に大きな価値がある。また、専門書では説明が省略される専門用語の説明もかなりやさしく説明されていて好感が持てる。ハウツー本に書かれているスキルがどういう流れで生まれたのか、どういう位置づけなのかを多くの人が知ることが、働き方改革や、よりよい社会の実現の原動力になると改めて確信した。
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Posted by ブクログ
ネタバレわたしは仕事では非主張的。夫の前では攻撃的。
どちらも変えないと。
☆自己表現のタイプ
1.非主張的
曖昧、自分の気持ちを表現しない、言い訳がましい、消極的
→相手には伝わらない。自分だけでなく身近な人も犠牲になる。攻撃な人と一緒になるとパワハラの対象になりやすい。
2.攻撃的
ハッキリ主張、主導権を握りたい、相手より優位に立とうとする、勝ち負けにこだわる
→助けて欲しいと言えない、断られるのが嫌。
3.アサーティブ
自分も相手も大事にする、相手が同じように発言することを推奨
→葛藤を恐れずに自分の思いを伝えることから相互理解が始まり、一緒に乗り越えることができたときに関係が深まる
→互いを尊重したやり取りを通じて、結果的に相手の希望に沿って動く決心をしても、自分の考えを変えても良い。
☆アサーション権
人権尊重はコミュニケーションに現れる
・わたしたち誰もが自分らしくあっていいと
=他の人みんなその人らしくあっていい
・人は誰でも自分の気持ちや考えを表現していい
☆アサーションに必要なもの
・自己信頼
自分でできることはやり、できないことを認めて助けを得ることで自信を持てる。
→自分の思いに反応してくれる人が必要
・新しい言動を身につけるための心がけと訓練
そうした物の見方は社会、環境の中で作られる。(自分の置かれた環境への適応なので、環境が変われば通じないこともある)
考えが行動に影響する。
・自分をオープンにする覚悟
・相手の物の見方を理解する
違う環境で育った異なる価値観を間違いではなく同感できずとも共感していくこと。聴く姿勢。
べき論は思い込み。それが自分を縛っていることも。
☆アサーティブになると変わること
・気持ちが変わる
思い込みをなくし、自分の感情(自分の状態を知る手がかり)の理由に目を向けることができる。
☆DESC法
discribe状況を客観的に描写
express.explain.emphasis自分や相手の気持ちを主観的に伝える
specify解決策を具体的に提案
choose同意された、されなかったそれぞれの選択肢を考えておく
例)会議が15分オーバーしています
皆さん次の予定があるのではないでしょうか。私はあと10分で出なくては行けません。
いったんここでまとめて次の日程を決めませんか?
→まだ続けたい
→それでは私だけ先に失礼してもよろしいでしょうか?
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購入済み
アサーションを知るにはおすすめ
アサーションの技法は知っていても、なかなか日常的に使用できなかった。
本書は定期的に読み返したい1冊。
文章説明の後、まとめた図解がついておりわかりやすい。
自分の感情は自分のもの、そして相手の感情は相手のもの。
主張することや自分の意見を言うことに長年後ろめたさがあったが、この本を読んだ後に肯定できた。
実用的かつ、自分自身の振り返りにもなった。 -
Posted by ブクログ
すごく勉強になった。今まで自分が他人に対してどのような物の言い方をしていたのか、振り返ってみてちょっと反省した。でもこの本に書いている通りに全てできるのかは疑問。あと、明らかに安倍政権の失策なのに、安倍さん凄いとか、批判するなと言うネトウヨさんをはじめとした人たちにはどう対処すればよいのだろうか…⁇これも他者との違いなのか⁇
アサーティブコミュニケーション
相手も自分も大切にする
三ステップ
1事実を伝える(めんどくさい)
事実と意見を分ける
2気持ち(それでも伝える)
感情、わかってほしい気持ち(不安、悲しい、怖い、嫌い、さみしい、がっかり、辛い…)
3理由 -
Posted by ブクログ
「非主張的自己表現」で『安眠ガイド』とリンク。日本人特有の「自分の気持ちを抑えて言わなくても伝わるだろう」ではなく、でも怒ったり感情的になったりするのでもなく、ちゃんと気持ちを伝えることが重要。女性で出世するタイプの一つとして挙げられている「男性を凌駕しようとする女性」、いわゆる「男性化」は、朱野帰子『わた定』や碧野圭『駒子さんは~』にも同じような主題があったような。日本人のビジネスパーソンは感情を伝えるのが苦手で、奥さんにすらありがとうが言えない男性社員もいるとの話に驚き。たしかにいそうだけど、そういう人は一体どこで安らぎを得るのだろう。