あらすじ
誰もが、気持ちのよいコミュニケーションをし、よりよい人間関係を持ちたいと望み、言葉を使う以前から、自分の気持ちや考えを分かってもらいたいと思っています。でも、人は自分たちの自己表現の背景となる知識や経験は、お互いに異なっていますので、分かりやすいことと分かりにくいことがあり、誰もがすぐ理解し合えるとは限らないのです。本書は理解できないのは自分のせいでも、相手のせいでもなく、それは当たり前だと気づかせてくれます。本書で説明する「アサーション」は、違いを認め、気持ちのよいコミュニケーションを進めるための考え方とスキルです。アサーションを理解すれば、率直なコミュニケーションがそれほど難しいことではなく、自己表現に躊躇したり、誤解されることに恐れを抱いたりはしません。自分の気持ちをきちんと伝える基本を図解でわかりやすく解説し、素晴らしい人間関係を作る方法を紹介します。
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アサーショントレーニングの嚆矢である平木典子先生の本だが、いちばん有名な「アサーション・トレーニング」という書名の本よりこちらの方が圧倒的にまとまっている。
重ならない部分で若干重要な部分もあるとは思うが、始まりにして全てみたいな1冊と言われたらこちらだと思う。
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会社で研修予定のアサーティブコミュニケーション。
伝える側も、聴く側も一緒に学ぶこと。
後半は感情、中でもアンガーマネージメントと言っても良い内容。
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具体例や図、書き込む表があり、自分がどんな考えを持っているのか知ることができた。簡潔な文章で書かれていて、サクサク読み進められた。コミュニケーションで悩んでいる人は多いと思うので、得られるものがあると思う。
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人間関係の持ち方には、自分のことだけ考えて他者を踏みにじるやり方(攻撃的)、自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方(非主張的)と自分のことをまず考えるが他者にも配慮するやり方(アサーティブ)がある。一見、非主張的は、相手のことを第一に考える無償の愛のように美徳のように見えるが、自信のなさや不安が根底にあり、卑屈な気持ちから行われた場合は、モヤモヤが残り、相手に対して自分はこんなにしているのにと不満を募らせることになる。アサーション、自分がやりたいことをいう権利は人権として許されているし、その提案を相手が受け入れるのも相手次第だし、別の提案を出す権利もある。相手に受け入れやすい表現で自分の意見を伝え、相手の意見も理解しようとしながら、より良い状態へ持っていけるようになりたいものである。
基本的には、他者は背景や状態が異なるため、同じ言葉を聞いても同じとらえ方はできず、分かり合えること自体は奇跡だと思い、丁寧に伝えること、半分伝わればOKだと思い、その中でより良い状態を作っていくくらいに考え、誤解による怒りをなくしていきたい。
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アサーション関連2冊のうち2冊目。
図解でわかりやすい。本書のような内容はウェブで調べれば同じようなものはいくらでもあるのですが、
コミュニケーションを非主張的・攻撃的・アサーティブの3つに区別するのはバーンの交流分析によく似ています。また対処法はエリスのをそのまま使っていてわかりやすい。
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アサーションは、相手のことを尊重しながら正しく自己主張する技術。テクニックとしてはなんとなく知っていたが、深い理念的なことも書かれており、目から鱗。アサーションについてもっと学びたくなった。
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この本はとても良かった。
文章も読みやすいし図解も分かりやすい。
アサーション=お互いを大切にしながら、それでも率直に、素直にコミュニケーションすること。
言うは易し、思うも書くも易しですけどね。
コミュニケーションに悩む人におすすめ。
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相手には相手の「枠」がある。自分には自分の「枠」がある。国には国の「枠」がある。
この本はその考え方をベースに、思い込みを排除しつつ、DESC法や論理療法なども取り入れ、お互いの枠をうまく理解しながら話を進める方法を示す。
基本構成は2ページに文章半分、イラスト半分となっており、文章だけでは伝わりづらい部分をイラストでカバーしていたり、その場で文章→イラストで複数が完了している状況で、わりと良い構成なのではないかと思う。
とかく付和雷同で失敗を恐れがちな日本人には、こういう正しい知識は必要と感じる(という自分枠)。
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アサーションは自分に足りていない技術だからこの本で学べて良かった。
相手も尊重しつつ伝えるのはバランス感覚が難しいけど、少しずつ自己主張の練習していくしかないな!
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【この本から学んだこと】
・アサーションとは、自他の権利を侵さない自己表現
・相手の心の中で何が起こるかは、相手の自由であることを前提とする
・人間関係のもち方には、攻撃的、非主張的、アサーティブの3種類がある
・受け取り方は相手の自由。自分の気持ちを適切に伝えることに全力を注ぐこと先決。
・相手に脅威を与えずに伝えることが、自分らしさの表現
・選択は自由。しかし失敗には責任を持つ権利がある。
・アサーションしない権利を使うこともできる。しかしその場合は相手を恨まないこと。
・芝生を見て「綺麗だね」という人と、「あそこに1本雑草がある」という人とでは、どちらが幸せだと思いますか。
・過去と他人は変えられない。変わったとしても、それは本人の意思で変わったのであって、あなたが相手を変えたことにはならない。
【考えたこと】
・今私のアサーション度の現状は10/20
・自分は相手によって大きく自己表現の形式が変わってしまう
・私は小学生の頃はアサーションができていた。当時はそんな自分が好きでいられた(当時はだれとでも仲良くできたし、レクリエーション係を担当するようなキャラクターだった)。
誰かと意見が異なった場合、素直に伝えた方が、お互いの理解が深まってより良い状況になると考えていた。
大人になり、なんでも我慢することが美徳だと考えるようになってしまった。
(飲食店で注文通りの品と取り替えてもらえないか確認する時をイメージしたら、自身でも納得できた)
・自分の中で当然と考えていたたくさんの「〜ねばならない」が間違いであると気付かされた
・私は全然器用でないのに、だからこそ常に完璧でなければ、何でもうまくこなさなければ認めてもらえないと思っている。ちゃんとできない自分が許せない。
Posted by ブクログ
カウンセラーが書いたコミュニケーションの本
お互いを大切にし素直なコミュニケーション(アサーション)をテーマとしている
コミニケーションの本の中でも、自身の気持ちにフォーカスを置いた内容
自分の気持ちを改めて顧みる事が出来た気がする一冊
挿絵が多いことで共感性が高まったように感じる
Posted by ブクログ
自分が自己表現が苦手ということもあって手に取りました。
いつも非主張的になりがちで、もやもやしているところがあったので、この本を読んで少しずつすっきりしました。
自他の権利を尊重する考えが、シンプルかつフラットで素敵だなぁと思いました。
色々と考えてしまうので、、
またコミュニケーションを円滑に進めるスキルが書かれていたので参考になりました。
Posted by ブクログ
アサーションの入門書として買って読みました。
ノートに書き写しながら読んでも4〜5時間で読み終えられるボリューム。
基本の基本が図解しながら書いてあってわかりやすい反面、自分の日常に落とし込むにはこの本だけでは足りないかもと思った。
アサーションを知るにはおすすめ
アサーションの技法は知っていても、なかなか日常的に使用できなかった。
本書は定期的に読み返したい1冊。
文章説明の後、まとめた図解がついておりわかりやすい。
自分の感情は自分のもの、そして相手の感情は相手のもの。
主張することや自分の意見を言うことに長年後ろめたさがあったが、この本を読んだ後に肯定できた。
実用的かつ、自分自身の振り返りにもなった。
Posted by ブクログ
自己表現をしすぎる人もしなさすぎる人も読んで見てほしい本.自分の主張はするけれど,相手もきちんと立てることの重要性を知った
あと主張しないでわかろうとすることが傲慢なんだと思い知った
Posted by ブクログ
自身の気持ちを伝えすぎてはいないか、抑えすぎてはいないか、はたまた、きちんと理解出来る話し方をしているか。
アサーティブな話し方、時々振り返り読んで立ち止まって考えたい。
バランス大事。
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ひところ流行った図解シリーズで、見開き2Pで1項目を使う形で、図やイラストを使ってわかりやすく解説している。
章立ては
1.自分の表現する限界・工夫ができること
2.あなたの自己表現のタイプは(主な3パターン)
3.なぜうまく自分を表現できないのか(阻害するもの)
4.アサーション権について
5.思い込み(非合理)をなくすと生きやすい
6.言語を使った上手な表現方法について
7・言語以外の上手な表現方法について(視覚、聴覚、文化的な背景)
8.自分の感情の表現方法(喜怒哀楽、言行一致、怒り)
大ヒットした本らしいので、一度は読んでみてもよいと思う。
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アサーショントレーニングやDESC法などうつ病治療にも用いられている考え方が図解や例を交えてわかりやすく説明している。
実際に対人関係に使ってみないとできるようにはならないがそのきっかけにはなる1冊だと思う。
相手の気持ちも尊重しつつ、自分の気持ちも伝える。相手も自分もOKというある意味平等な考え方を持ちつつ、きちんと気持ちを伝えるための方法が書いてあった。
人によっては感じ方はさまざま。自分の感じ方をまず考え、そこを見つめることで適切に表現する。自分はを主語に責任を持って自由に生きていきたいと思えた1冊であった。
Posted by ブクログ
★伝えたいことは相手の受けとり方で変わる。 伝える側は、自分の気持ちや考えをなるべく正確に捉えて正確に伝える努力が必要。また同時に相手の枠組みで受け止められる事を意識する。 逆に聞くときは、相手が言っている事を相手の思いに即して理解することが必要。相手の準拠枠にそって理解しようと耳を傾ける。
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自分の気持ちを相手に上手に伝えられない…と落ち込むことが多いのだけれど、上手に伝わらないことでわたしが不機嫌な態度をしていたんじゃないか?相手とのコミュニケーションを放棄して話をきちんと聞いていなかったんじゃないか?など、いろいろなことに気づけた。
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心に残った言葉
「仕返しに自分も怒ったりしない。
相手の怒りの気持ちを否定しない」
感想
相手が声を荒げると自分も声を張って怒る。相手を否定する。マウントをとってなんぼ。何も解決しないのにね。
相手との距離をとる
相手を否定しない
大切に
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非主張的でアサーションができていない自分を変えたく、読んでみた。
図星なことがたくさんあったため、忘れないように要約メモを取った。定期的に見直して自分の癖を見直したいと思う。
図解があり、非常にわかりやすく、アサーションの入門書としては良かったが、実践となると具体例があまりなく、イメージが少し湧きにくかった。別のアサーションの本も追加で読み、理解を深めて自分に根付かせる&日常で実践していけるようにしたい。
Posted by ブクログ
カウンセリングの基本的なことをわかりやすい図解と共に示している入門書。
確かにわかりやすくて読みやすいのだが、現実社会でのもっと複雑で難しい実情には即していないので、ちょっとなあと思う。
Posted by ブクログ
この本では、タイトルのように、自分の気持ちをきちんと伝える技術について書かれています。
特に、お互いを大切にしながら、それでも率直に、素直にコミュニケーションすることについてを深く書いており、この技術を「アサーション」といいます。
この本で感銘を受けた点は一つます。
それは、自己表現で重要なことは、言いたいことが伝わるかどうかではなくて、自分の気持ちが適切に言えるか否かという点です。
この言葉が意味するのは、言いたいことが伝わるかは受け手次第だけど、自分の気持ちをはっきりと相手に伝えることは自分次第でできるということです。
自分の主張を自分の気持ちとして表現することで、相手に同調を求めずに自分の意見(気持ち)を伝えることができるということです。
注意点としては「相手の権利を侵さないこと」が絶対条件です。
自分の気持ちが「相手に対するネガティブなこと」でそれを相手にそのまま伝えることは、相手の権利を侵す行為になるしアサーションにも反します。
言葉を伝えるためにはおだやかなココロを手に入れるコトと、自分の「気持ち」で会話をすることが重要だということがわかる本でした。
Posted by ブクログ
アサーションについての理解が深まった。
日常の出来事に対してどう対応すればいいのかが
書かれていたので、わかりやすかった。
2回読んだが定着していない部分もあると思うので
時間がある時にもう一度読みたいと思う。
Posted by ブクログ
たしかにそうなんだけど、それが難しいよねという感想。
相手を尊重して自分の意見も尊重してそれで話し合う。理想である。それが難しい。
非主張的な自己表現:自分の気持を言わない、言い訳がましい、消極的
攻撃的な自己表現:主導権を握る、優位に経とうとする、物事の勝負を決める
アサーティブ:自分の気持を正直・率直・その場にふさわしく述べる。相手にもそれを推奨し、歩み寄る
自分の気持を認識するために、感情に主語(私は)をつける。
Posted by ブクログ
ちょっと物足りない気もするが、シンプルで分かりやすかった。
人間関係で悩んでいる人には、すごくいい本だと思う。
本文より↓
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・アサーティブとは主張する事だけではなく、主張しない決心をすることでもある
・過去と他人は変えられない。思い通りにならないことに苛立ったり、致命的だと放棄せず、状況を改善する方法を探れば、そこに道が開かれていくでしょう
・「感情は自分のもの」であり、自分の責任で表現できるもの
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