平木典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに目から鱗がボロボロ落ちた本。カウンセリングについて、まったく知識が無い私にも、過不足無く教えてくれる。しかも平易な語り口でたいへん読みやすい。こんな理想的なテキストがあるだろうか。今まで感動を揺さぶられた本とかに★5つ付けてましたが、学びの本に★5つつけるのは初めてです。
カウンセリングについて、もともとはあまり興味が無くというか少し避けているところがあった。今回、まぁちょっと入り口だけでも知ってみようかなくらいな気持ちで授業を取り、基礎の基礎としてこの本を読んでいる。読みながらうっすらわかってきたのが、カウンセラーという役割?職業?はそうそう簡単にやれるものではないということ。問わ -
Posted by ブクログ
主にロジャーズについての理解を深めるのにとてもわかりやすかった。
来談者が語る時、ことばに思いがそのまま出ているとは限らない。人間の感情表現は複雑で、ことばと表情、表のことばと本当の気持ちは違ったりする。ことばと感情が一致するものでもないし、託したことばが合っているとも限らない。
だからこそ、ことばをそのまま返してあげること。「水車小屋のネネ」のネネを思い出してしまった。ただ、返してあげることの大事さ。
マズローの人間観の話もよかった。
人間性を非常に重視した心理学者
「人間は生まれながらにして、より成長しよう、自分のもてるものを最高に発揮しようという自己実現の動機づけをもつ」
他、印象に -
ネタバレ 購入済み
対談形式ならではの読みやすさ
アサーションではドラえもんのしずかちゃんの話はよく出てくるようですが、金井先生との対談型式での平木先生のお話のオチが大変興味深かったです。
対談だからこそ、読者は一歩踏み込んだところまで知ることができるのかもと感じました。シロートがすみません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間関係の持ち方には、自分のことだけ考えて他者を踏みにじるやり方(攻撃的)、自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方(非主張的)と自分のことをまず考えるが他者にも配慮するやり方(アサーティブ)がある。一見、非主張的は、相手のことを第一に考える無償の愛のように美徳のように見えるが、自信のなさや不安が根底にあり、卑屈な気持ちから行われた場合は、モヤモヤが残り、相手に対して自分はこんなにしているのにと不満を募らせることになる。アサーション、自分がやりたいことをいう権利は人権として許されているし、その提案を相手が受け入れるのも相手次第だし、別の提案を出す権利もある。相手に受け入れやす