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Posted by ブクログ
講談社現代新書の「アサーション入門」を読み、もう少し詳しく知りたいと思いこちらの本を手に取りました。
アサーションとは、自分と相手の両方を大切にする表現方法。先に読んだ新書と同様の箇所も多いですが、各項が深掘りされており、こちらも読んで良かった。
波風立てないように相手に合わせているのに、むしろ信頼されず、距離を取られるという内容の箇所に、なんかとても共感しました。
残念ながら、私の職場はアサーションと真逆の様相を呈していますが、アサーションの考え方が皆に浸透したら、面白いなと思いました。
※本書ではアサーションの考え方は説明されていますが、自分でできるアサーションのトレーニング方法などは書かれていません。むしろ、「トレーニングを受講してね」といった感じです。
Posted by ブクログ
日本にアサーションを持ち込んだ第一人者の平木先生の本です。序盤は結構なページ数をかけて、丁寧にアサーションとは何か、そして人権とは何かについての基本的な説明が続きます。
幼い頃から現在まで気にしている、素直な自己開示のむずかしさ。その問題に「アサーション」という名前があること、そして同じ悩みを持つ人が多くいることを知るだけでも、心持ちがだいぶ違うと思います。
これまでは非主張的であることが、自分の「よくない個性」「直すべき性格」だと思っていました。子供の頃、友達に物を取り上げられても何も言えなかった私を見て、母は「せめて何か言い返せ」と内心ヤキモキしていたとのこと。
本の内容としては、実践的な部分は少なめで、効率や実用的なことを求める人には不足に感じるかもしれません(平木先生のアサーション関連本は多数あるので、フィットするものを選べるかと)。でも、そもそものアサーティブとはを何かを知るだけでも違います。アサーティブは人権とも強く関係しています。自分の人権を守ること。相手の人権も敬うこと。「違い」は「間違い」ではないことがアサーティブな考えであると学びました。なんにせよ「人権」という言葉のワイルドカード感!この言葉の後ろ盾は絶大です。人間にとってこれ以上ない大義名分。私は元来、非主張的なアサーションタイプであり、今でも無遠慮に意見を言えるなんてことはまずないですが、反応が求められる場面で呪文のように心で唱えます。「アサーティブ、これは人権、あなたと私の人権」
「こういう場面ではこうすべき」や「男なら泣くべきではない」とか、大人になれば感情をマスクする術を覚えてしまいます。しかし本当は感情に大人もこどももありません。赤ん坊は不快なら泣きますが、快適になった瞬間に泣き止むことができます。しかし大人はこうはいかないものです。だからこそ意識して、自分の感情を大事にしようとしなければなりません。自分はいま悲しいのか、楽しいのかを素直に受け止めることが重要です。また、感情は自然発生的に起こるものだけど、態度や行動は自分で選び取っています。不安な感情を「怒り」で伝えているのは自分の選択です。非主張的な人が遠回しに、直接的でない、相手を困惑させるような怒りの伝え方(パッシブ・アグレッシブ)になるのは、感情を素直に表すことができず、態度・行動とストレートに結びついていないからです。
私は自分のアサーション問題のスタートラインに立っただけで、ここから何でも言いたい放題になろうとも、なれるとも思っていません。そうならない権利もまた人権です。要は場面場面でアサーティブであろうとするか、非主張的であるか、どちらにせよ「自分で選択する」ことが第一です。自分で選択したという実感があれば、あとでうらみがましくなることもないでしょう。
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