茂木誠のレビュー一覧
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世界史をこれまでまともに勉強してこなかった身としては、根強く残る世界中の諸課題の背景について、少し理解できたような気がした。また、著者は世界情勢に対して強い問題意識・危機感(特に日本に対してかな?)を持っており、本書では著者の考えや解釈が強く主張されているように感じた。「◯◯は△△という国のやり方だ」といった表現など引っかかる箇所はあったが、そのような主張をされる根拠も説明されていたので、確かにそう言えなくもないかもなとは思った。「無責任な平和主義が国際紛争を抑止するどころか増長させることも、国際社会の現実なのです。」(p.193)という一文は一番印象的であった。歴史認識は人によっても異なって
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日本国内のニュースは政治だろうが経済だろうが、登場する人物や場所になじみがあり、理解も容易だ。が、国際ニュースとなるとそうはいかない。過去をよく知らないトランプ大統領や習近平、金正恩やヨーロッパの移民問題や極右政党などがいきなり登場し、世界をにぎわせる。これらのニュースの表面だけをなぞってわかった気になるより、さらにそのネタを掘り下げれば、そのニュースの価値に気づく。その掘り下げとして世界史から学ぶことが必要だと、著者は説く。
トランプ大統領の行動を理解するためには、アメリカの2大政党や移民問題の歴史を知るべき。イギリスのEU離脱を理解するためには、イギリス連合やEUの歴史を知るべき。北朝鮮 -
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ロシアは常に海への道を求めて南下を試み
中国は専ら北方民族の侵略と戦い続ける
陸地で隣り合う国同士は常に争い、お互いの脅威に晒され続け
海で囲まれたイギリスや日本は天然の障壁により戦略上の優位を持つ
朝鮮半島は常に中国からの侵略を受け、中国での政権交代と共に同様に勢力が交代する
朝鮮を侵略した豊臣秀吉を滅ぼした江戸幕府とは良好な関係を保ったが
江戸幕府を倒した明治政府とは必然的に敵対関係となった
日本が満州国を樹立したのと全く同じような方法で
フランスとイギリスがオスマン帝国(トルコ)にシリアとイラクを樹立した(サイクス・ピコ協定)
そのことが現在にまで続く中東各国の情勢不安の現況となって -
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最近の出版業界で流行している「~の世界史」というタイトルに便乗した「世界史に学べ」。そこに池上彰の現代教養エッセンスをふりかけた現代ニュース評論本。著者は世界史の講師なので、ジャーナリストの池上氏や佐藤優氏ほどの毒はない。が、それはそれで純粋な教本として読みやすい。最近の国際ニュースでよく出るなんとなくわかった気になっている言葉の意味を、その背景となる歴史を含めて教えてくれる。
「クルド人」って誰?
ウクライナってどういう存在なの?
ユダヤ教とキリスト教とイスラム教は仲が悪いの?
こうしたモヤモヤを解決してくれる。
しかし、改めて思うけど、日本人にとって民族問題、宗教問題というのは実感が -
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世界のニュースの動きに対して、起こっている理由が少し分かった気がする。
歴史を通してみると本当に分かりやすく理解することが出来た。宗教観であったり倫理感や文化が違うため仲良くなれなかったりするのは歴史から紐解くことができる。地政学的な問題だったり外交戦略的な行動や交渉、国内政治向けのための施策など色々な要素が含まれ絡み合い世の中が動いているのがよく分かった。
例えば反日運動は中国にとって共産党の腐敗の目をそらすために利用され、韓国は外交戦略として中国側に着くときにアピールとして使い、アメリカ・日本側に着くときは抑えめにしたりとそれぞれ何らしかの理由がある。これを読んでいると、なるほどと思う -
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駿台予備校の世界史講師が書いた、世界史と
哲学・思想家史がコンパクトにわかりやすく書かれて
あると思います。
第1講 法と正義
ソクラテス・プラトン・モンテスキュー・ルソー
第2講 戦争と平和
マキャベリ・カント・クラウゼヴィッツ
第3講 理性と感情
プラトン・ピタゴラス・デカルト
第4講 「わたし」と世界
キルケゴール・カント・ヘーゲル・ショウペンハウアー・ニーチェ
この本を読んで、いろいろ印象や、感覚が変わったのが
ルソー・カント・ヘーゲル・ニーチェ・・・
いろんな本を読むと、いろいろな角度で理解が進む
感じがして、面白さが増してくる気がします。 -
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前半はいいが、後半の日本政治史はタイトル通りの内容になっておらず、著者の思想も強く出ている。
リベラルとは変化に対して寛容であること。
11世紀からノルマン人に支配されていたイギリスでは、外来王朝の王権を制限していかに古来の伝統を守るかが大きな課題だった。13世紀に対フランス戦争に負けたジョン王に対し、貴族と都市が団結して古来の特権を列挙した文書を書き上げ、王に署名させたものがマグナ・カルタ。さらに、議会が開催され、アングロ=サクソン人の古来の慣習法やしきたりが法として整備されていった(コモン・ロー)。長く継承されてきたしきたりは、無数の先人たちの試行錯誤を経て洗練された知恵の結晶であると