茂木誠のレビュー一覧

  • 学校では教えてくれない地政学の授業

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    ロシアは常に海への道を求めて南下を試み
    中国は専ら北方民族の侵略と戦い続ける
    陸地で隣り合う国同士は常に争い、お互いの脅威に晒され続け
    海で囲まれたイギリスや日本は天然の障壁により戦略上の優位を持つ

    朝鮮半島は常に中国からの侵略を受け、中国での政権交代と共に同様に勢力が交代する
    朝鮮を侵略した豊臣秀吉を滅ぼした江戸幕府とは良好な関係を保ったが
    江戸幕府を倒した明治政府とは必然的に敵対関係となった

    日本が満州国を樹立したのと全く同じような方法で
    フランスとイギリスがオスマン帝国(トルコ)にシリアとイラクを樹立した(サイクス・ピコ協定)
    そのことが現在にまで続く中東各国の情勢不安の現況となって

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    2018年11月23日
  • 世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史

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    ネタバレ

    ポルトガル商人と結ぶキリシタン大名が日本人を奴隷として輸出していた。教科書には載っていない。なぜだろう。日本の歴史教育は歪められている。

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    2018年04月20日
  • ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 2 日本人が知らない101の疑問

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    わかりやすくて、読みやすい。現代の世界についてスッキリとした。池上彰の当たり障りのないモヤモヤとした説明よりも、ハッキリとした説明が気持ち良い。

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    2017年10月08日
  • ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問

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    予備校講師が本職なだけあって、語りがうまく、分かった気になります。
    複雑な世界を敢えてシンプルに切り取るときには、当然切り落とされてしまうものがたくさん出ると思いますが、そんなことを気にし出すといつまでたっても世界は理解出来ないので、こういう本はいいと思いますね。
    (ペリーが太平洋を渡って来たのではなく東廻りでマラッカ海峡からやって来た、ってのは意外な驚きでした。)

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    2017年07月18日
  • マンガでわかる地政学(池田書店)

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    漫画とは言うけど大半はわかりやすい文章で書かれた参考書って感じ
    詳しいことをシンプルにわかりやすく伝えてるし,ポーランドやフィリピンといった普段はあまり関心が向かない国にもスポットを当てていてとてもよかった
    やっぱり地政学は面白いね
    そろそろ日本も戦争を煽ったのが地政学に起因するからと牽制するんじゃなっくて,今後を見据えてもっと重視すべきだと思うな

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    2017年07月01日
  • ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問

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    最近の出版業界で流行している「~の世界史」というタイトルに便乗した「世界史に学べ」。そこに池上彰の現代教養エッセンスをふりかけた現代ニュース評論本。著者は世界史の講師なので、ジャーナリストの池上氏や佐藤優氏ほどの毒はない。が、それはそれで純粋な教本として読みやすい。最近の国際ニュースでよく出るなんとなくわかった気になっている言葉の意味を、その背景となる歴史を含めて教えてくれる。

    「クルド人」って誰?
    ウクライナってどういう存在なの?
    ユダヤ教とキリスト教とイスラム教は仲が悪いの?

    こうしたモヤモヤを解決してくれる。

    しかし、改めて思うけど、日本人にとって民族問題、宗教問題というのは実感が

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    2017年06月27日
  • 学校では教えてくれない地政学の授業

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    世界史の近現代史を学んだ甲斐があった。そう思える本。歴史は現代にこうつながっている。なぜISは生まれたのか。なぜトランプ政権はうまれるのか。これが世界史から読み解かれる。非常に興味深い。わかりやすい。後学に役立つ。

     各章にまとめがあるのも良い。さすが予備校講師の著作。

     

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    2017年02月08日
  • ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問

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    世界のニュースの動きに対して、起こっている理由が少し分かった気がする。

    歴史を通してみると本当に分かりやすく理解することが出来た。宗教観であったり倫理感や文化が違うため仲良くなれなかったりするのは歴史から紐解くことができる。地政学的な問題だったり外交戦略的な行動や交渉、国内政治向けのための施策など色々な要素が含まれ絡み合い世の中が動いているのがよく分かった。

    例えば反日運動は中国にとって共産党の腐敗の目をそらすために利用され、韓国は外交戦略として中国側に着くときにアピールとして使い、アメリカ・日本側に着くときは抑えめにしたりとそれぞれ何らしかの理由がある。これを読んでいると、なるほどと思う

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    2017年01月13日
  • 世界史を動かした思想家たちの格闘

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    駿台予備校の世界史講師が書いた、世界史と
    哲学・思想家史がコンパクトにわかりやすく書かれて
    あると思います。
    第1講 法と正義
    ソクラテス・プラトン・モンテスキュー・ルソー
    第2講 戦争と平和
    マキャベリ・カント・クラウゼヴィッツ
    第3講 理性と感情
    プラトン・ピタゴラス・デカルト
    第4講 「わたし」と世界
    キルケゴール・カント・ヘーゲル・ショウペンハウアー・ニーチェ

    この本を読んで、いろいろ印象や、感覚が変わったのが
    ルソー・カント・ヘーゲル・ニーチェ・・・
    いろんな本を読むと、いろいろな角度で理解が進む
    感じがして、面白さが増してくる気がします。

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    2016年04月09日
  • 経済は世界史から学べ!

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    新聞の書評で気になっていた本。読んでみて、改めて近代史の重要性を感じる。経済は緊縮と緩和の繰り返しでバランスをとる難しさを教えられた。世界史をこのように経済を絡めて教えてもらえると身近に感じることができるので、他の学問にも応用できそうな気がした。

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    2015年11月09日
  • 経済は世界史から学べ!

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    経済は知識が薄く、いろいろな本も読んできたが、この本はわかりやすい内容であった。

    歴史の出来事と経済の話を関連付けた内容になっており、説明も初心者にわかりやすい文章で書かれているので読みやすい。

    「円高ドル安」「バブル」から世界大戦が勃発した理由とその後についてなど、関連付けられているのでただ単に経済の話が続く専門書と違い、理解しやすかった。

    手元に一冊持っていてもよいかと思う。

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    2015年09月20日
  • ニュースの“なぜ?”は地政学に学べ 日本人が知らない57の疑問

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    きっかけ
    地政学の学習の延長でウクライナ戦争のことにつちて書いてありそうだなと思って読んだ本
    内容
    ここ5年の戦争に関する情勢の内容の解説、その時のトップ立ち回りがどうだうだったかが説明されてる本
    感想
    最近のニュース見てる中でトランプが暴走してるな、アメリカのイメージって変わったなと違和感に感じていたことが全て書かれていて納得できた。
    他の本にも結論として中国の脅威が怖いって話があったけど、なぜ脅威なのか、今いつを目標にどう動いているのかが説明されていて理解が深まった。
    それを踏まえて各国でどう動いているのか、トップの思想としてはどうしようとしているのか順序立てて書かれているので、ニュースを

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    2025年11月04日
  • 弱肉強食の現代史18バトル

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    戦争の歴史をわかりやすく学べる。

    過去150年ぐらいの戦争を網羅的に描かれてるため、一つ一つの内容は薄め。

    GPT片手に追加で調べながら読むのにちょうどいい。個人的には、インドネシアvs オランダ、ベトナムvsフランスあたりは知識が薄かったため、結構勉強になった。

    帝国主義時代、香辛料は料理を美味しくするのと、腐敗防止にも使われた。しかし、赤道付近の亜熱帯でしか取れない。理由は、高温多湿だと害虫が多く、植物の防衛本能で強いにおいを発する。これで香辛料が出来る。当時のヨーロッパではこれが高値で売られるため、こぞって東南アジアを植民地にした。

    アジアで独立を保てていたのは、日本とタイだけ。

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    2025年10月19日
  • 弱肉強食の現代史18バトル

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    教科書が教えてくれない近現代の歴史を18の戦争を通してわかりやすく語ってくれる好著。
    マンガと対話篇の組み合わせで、いちばん大切な肝を教えてくれるが、やはり内容的にはいささか物足りない。
    茂木誠先生はその語り口の巧みさと分析の鋭さ、そして人としての熱で、人気のYouTuberだが、その著書は物足りないか、細部を詳細に語り過ぎて冗長になってしまうかの両極端な気がする。
    ないものねだりなのは、百も承知で言うのだが。

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    2025年09月21日
  • ニュースの“なぜ?”は地政学に学べ 日本人が知らない57の疑問

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    地政学的な観点を用いると、仮に国家がひとつの意思を持つ人格であるなら、自ずととるべき行動方針が明快に見えてくるという利点があり、世界情勢の分かりやすい切り口にはなると思う。しかしながら地政学的な思考はどうしてもテーブルに広げられた世界地図を眺めながら戦略を練るというスタイルになるからか、グランドデザインファーストになりがちで、現実の社会問題は多少犠牲にしてでも大局的視野にたった国家戦略を優先すべき、という論に傾きがちになるような気がする。理念に偏重すぎにならないように付き合うことが大事かと思う。本書はベースに地政学があるものの、それを前面的に出すわけでなく、ウクライナ戦争、中国・台湾問題を中心

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    2025年08月01日
  • テレビが伝えない国際ニュースの真相 バイオ・サイバー戦争と米英の逆襲

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    文字通り国際ニュースについて扱った一冊。

    欧米のみならず中国やロシアなどについても深く知ることができた。

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    2025年07月12日
  • 最古の戦争史に学ぶ 人が戦争に向かう原理 人はなぜ戦争を選ぶのか

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    古代ギリシアの歴史家であり、トゥキディデスの罠でも有名な著者。ペロポネソス戦争を纏めた『戦史』は簡単に読めるものでもないので、そのエッセンスに触れ解説する本書は貴重である。

    ペロポネソス戦争はアテネとスパルタによるものだが、紀元前431年にこの戦争が勃発した原因として、最も真実に近いのは「アテネがあまりに強大になり、スパルタがそれを恐れたから」だと述べている。この新興国と覇権国の対立が最終的に戦争に突入する構造を〝罠“と言ったのだ。

    ミュティレネ討論についても紹介される。ミュティレネは、名目上はアテナイ帝国の同盟国だったが、ペロポネソス戦争中にアテネから離反しようとし、鎮圧される。その処分

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    2025年06月21日
  • 世界の今を読み解く 政治思想マトリックス

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    世界はなぜ分断されるのか。茂木誠はその疑問に地図と軸を与える。
     右派・左派という単純な図式を超え価値観や歴史観の座標軸に各国の思想を配置すれば対立の構図が浮かび上がる。保守と革新、自由と平等、伝統と変化。その交差点に我々の立ち位置も問われているのだ。
     混迷の時代に必要なのは正義を振りかざすことではなく他者の座標に耳を傾ける想像力だろう。

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    2025年06月15日
  • 「日本人とは何か」がわかる 日本思想史マトリックス

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    日本人とは何か――世界史の大きな流れの中から光を当てる。儒教や仏教、西洋思想の影響を受けながら日本独自の価値観がどう育まれたかを縦横に描く。ざあっと読めてわかりやすく興味深く書いてある。歴史を通して見えてくるのは時に受け入れ時に跳ね返してきたこともある日本人のしたたかな姿だ。付き従う今の日本人よ、ひとり立ちしようよ。

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    2025年06月13日
  • 日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 -

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    古代史の深淵に日本とユダヤの奇縁が浮かび上がる。遠く離れた両者の風習や神話の類似に光を当てる。起源も文化も遠く隔たる両者がなぜ似た価値観や儀礼を持つのか。なぜ遠く隔たるユダヤ人が日本に同化したのか。神話と歴史、伝承と証拠のはざまをたゆたう。その鍵は閉ざされた島国の寛容性と神を敬う心にあったという。異文化を排除せず溶け込ませる力が日本にはあった。だが史実と伝説の境界は曖昧だ。ロマンを抱きつつも私たちは問い続けるべきだ。歴史とは語られ方でその姿を変えるものだから。


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    2025年06月10日