茂木誠のレビュー一覧

  • 弱肉強食の現代史18バトル

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    教科書が教えてくれない近現代の歴史を18の戦争を通してわかりやすく語ってくれる好著。
    マンガと対話篇の組み合わせで、いちばん大切な肝を教えてくれるが、やはり内容的にはいささか物足りない。
    茂木誠先生はその語り口の巧みさと分析の鋭さ、そして人としての熱で、人気のYouTuberだが、その著書は物足りないか、細部を詳細に語り過ぎて冗長になってしまうかの両極端な気がする。
    ないものねだりなのは、百も承知で言うのだが。

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    2025年09月21日
  • ニュースの“なぜ?”は地政学に学べ 日本人が知らない57の疑問

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    地政学的な観点を用いると、仮に国家がひとつの意思を持つ人格であるなら、自ずととるべき行動方針が明快に見えてくるという利点があり、世界情勢の分かりやすい切り口にはなると思う。しかしながら地政学的な思考はどうしてもテーブルに広げられた世界地図を眺めながら戦略を練るというスタイルになるからか、グランドデザインファーストになりがちで、現実の社会問題は多少犠牲にしてでも大局的視野にたった国家戦略を優先すべき、という論に傾きがちになるような気がする。理念に偏重すぎにならないように付き合うことが大事かと思う。本書はベースに地政学があるものの、それを前面的に出すわけでなく、ウクライナ戦争、中国・台湾問題を中心

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    2025年08月01日
  • テレビが伝えない国際ニュースの真相 バイオ・サイバー戦争と米英の逆襲

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    文字通り国際ニュースについて扱った一冊。

    欧米のみならず中国やロシアなどについても深く知ることができた。

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    2025年07月12日
  • 最古の戦争史に学ぶ 人が戦争に向かう原理 人はなぜ戦争を選ぶのか

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    古代ギリシアの歴史家であり、トゥキディデスの罠でも有名な著者。ペロポネソス戦争を纏めた『戦史』は簡単に読めるものでもないので、そのエッセンスに触れ解説する本書は貴重である。

    ペロポネソス戦争はアテネとスパルタによるものだが、紀元前431年にこの戦争が勃発した原因として、最も真実に近いのは「アテネがあまりに強大になり、スパルタがそれを恐れたから」だと述べている。この新興国と覇権国の対立が最終的に戦争に突入する構造を〝罠“と言ったのだ。

    ミュティレネ討論についても紹介される。ミュティレネは、名目上はアテナイ帝国の同盟国だったが、ペロポネソス戦争中にアテネから離反しようとし、鎮圧される。その処分

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    2025年06月21日
  • 世界の今を読み解く 政治思想マトリックス

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    世界はなぜ分断されるのか。茂木誠はその疑問に地図と軸を与える。
     右派・左派という単純な図式を超え価値観や歴史観の座標軸に各国の思想を配置すれば対立の構図が浮かび上がる。保守と革新、自由と平等、伝統と変化。その交差点に我々の立ち位置も問われているのだ。
     混迷の時代に必要なのは正義を振りかざすことではなく他者の座標に耳を傾ける想像力だろう。

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    2025年06月15日
  • 「日本人とは何か」がわかる 日本思想史マトリックス

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    日本人とは何か――世界史の大きな流れの中から光を当てる。儒教や仏教、西洋思想の影響を受けながら日本独自の価値観がどう育まれたかを縦横に描く。ざあっと読めてわかりやすく興味深く書いてある。歴史を通して見えてくるのは時に受け入れ時に跳ね返してきたこともある日本人のしたたかな姿だ。付き従う今の日本人よ、ひとり立ちしようよ。

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    2025年06月13日
  • 日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 -

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    古代史の深淵に日本とユダヤの奇縁が浮かび上がる。遠く離れた両者の風習や神話の類似に光を当てる。起源も文化も遠く隔たる両者がなぜ似た価値観や儀礼を持つのか。なぜ遠く隔たるユダヤ人が日本に同化したのか。神話と歴史、伝承と証拠のはざまをたゆたう。その鍵は閉ざされた島国の寛容性と神を敬う心にあったという。異文化を排除せず溶け込ませる力が日本にはあった。だが史実と伝説の境界は曖昧だ。ロマンを抱きつつも私たちは問い続けるべきだ。歴史とは語られ方でその姿を変えるものだから。


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    2025年06月10日
  • 日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 -

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    ネタバレ

    ⚫︎ユダヤの世界史
    田中先生と茂木先生という組み合わせが気になり、購入。今まで田中先生の本は読んでいるので、ある程度の予備知識はあったが、今回は茂木先生との対話形式となり、世界史感が多く取り入れられている。また、年代別にユダヤと日本との関係が述べられており、詳しくなっている。
蘇我氏のクーデターは何かおかしいと感じていたが、ユダヤ系とわかれば納得である。
田中先生の古代史にいつもワクワクさせられる。


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    2025年05月16日
  • 世界史で学べ!地政学(祥伝社黄金文庫)

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    予備校の教師が扱う歴史本は、広く浅く若干右寄りというのがお決まりみたいだが、確かに地政学をベースに単純化すると分かりやすくて良い。
    アメリカは白人人口が2050年には50%を切り、ヒスパニック3割になってアジア系比率も増える→世界の警察官は終焉しアメリカの時代も終わると予想。それは日本が自立するチャンスでもあると筆者は考えるようだが、政治的な意見が多段に出てくるのをよしとするかどうかは読み手次第

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    2025年04月15日
  • 世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史

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     歴史は孤立した物語ではない。日本史を世界史の文脈の中で読み解く重要性を説く。鎖国も開国も、明治維新も太平洋戦争も実はすべて世界の動きの中にあった。幕末の動乱は欧米列強の圧力の反映であり戦後の高度成長も冷戦構造の一部だった。
     こうした視点を持つことで日本史は単なる国内の出来事ではなく世界史の真っ只中で躍動する一つのドラマとして立ち上がる。教科書には書かれていないが歴史の本質は「なぜそうなったのか」を考えることにある。本書はその問いを促し私たちにより深い理解と気づきを与えてくれる。

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    2025年04月04日
  • 世界の今を読み解く 政治思想マトリックス

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    国や個人の考え方を、保守orリベラルではなく、グローバリズム・大きな政府orナショナリズム・小さな政府に分けて解説されていて、なるほどと思うところが多い。
    トランプとプーチンはナショナリスト同士だから仲が良いのね〜、みたいな感じ。勉強になりました。

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    2025年03月08日
  • 世界史で学べ!地政学(祥伝社黄金文庫)

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    戦争・紛争の歴史に、地理的条件が深く関わっていることが理解できました。
    海に囲まれた島国である日本は、大陸に比べて他国の脅威が少なく、かなり恵まれているのだと気付かされました。
    かなりの距離を隔てているにも関わらず、朝鮮半島とギリシャが似た歴史を持っていることも興味深かったです。

    また、アメリカはオフショアバランシングで遠くから他国の紛争に介入して利益を上げてきたことを知りました。
    世界各地の紛争は、先進国が蒔いたものも多いのですね。

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    2024年11月11日
  • 「日本人とは何か」がわかる 日本思想史マトリックス

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    日本の思想の系譜が日本史と世界史の観点からわかる本。
    体系的に、思想の繋がりが見えるのは面白く、色々な発見もあった。
    ただ、少し著者の主張が強すぎて、かくあるべき、この思想は好き嫌いというのが見え隠れしていて、近現代の思想の部分はちと読んでいて苦しいものだった。

    保守の本当のあり方や、多様性と寛容さが大事という主張には大いに賛同できるものの、何となく鉛を飲んだような気分になった。

    それは、本書を読んで、思想というものが、下手をすると自分の理想や頭の中で描いた都合の良さを論理的に説明するもののように見えてしまったからかもしれない。政治的に統制をかけるとか、自身の価値や権力に箔をつけて、正統性

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    2024年10月16日
  • 「日本人とは何か」がわかる 日本思想史マトリックス

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    1,これを読めば日本の思想の変遷がわかると思いたい
    2,総裁選が今後行われていく中で、今(2024/09/14)読むべき本
    3,未来と世界史の視点に立つとリベラル的に、過去と日本史の視点に立つと保守的な考えになるのかなと思った

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    2024年10月23日
  • 日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 -

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    古代史において、ユダヤ人が日本にやってきたという論拠は、さほど物珍しいものではない。ただし、ユダヤ人という事に対しては、素通りしてきた感は拭えない。実際に、歴史的にユダヤ人渡来の波を考察すると、見えて来るものがある。
    ユダヤ人、日高見国とを考慮した天孫降臨についての考察は、大変興味深いものだった。

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    2024年09月02日
  • ニュースの“なぜ?”は地政学に学べ 日本人が知らない57の疑問

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    他書とはまた異なる切り口で、しかも、あまり引用されない情報を基に論理展開されていて面白かった。どこから情報を得るのかリソースやルーツを知りたくて著者を検索すると、特定政党と関係のある方。私はあまりこだわりが無いので読書のノイズにはならず、単なる濁りなき情報として楽しんだ。

    地政学とは何ぞ、から始まる。そして、地政学が日本の軍事面でも経済面でも防衛上重要である事を読者と認識共有し、個別ニュースの解説に入る。で、冒頭の話だが、普段あまり聞かない裏方が登場してくる。調べれば分かるのだろうが、ユダヤ系情報は、その政党との関係も含めて興味深い。

    ー ゼレンスキーのスポンサーは、「ウクライナのメディア

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    2024年08月15日
  • “いまの世界”がわかる哲学&近現代史 プーチン、全体主義、保守主義(マガジンハウス新書)

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    哲学を知ることで世界史について新しい見方ができるようになる気がしました。興味深い話がたくさんあり、もっと世界史について知りたいことが増えました。

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    2024年06月17日
  • ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問

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    世界の政治・経済ニュースを正確に理解するために必要な知識を、過去の歴史を踏まえてわかりやすく解説している。
    予備校講師をされている著者だけに、ポイントを押さえての説明は見事。
    あえて言うなら、池上彰氏の著書に似ているかな?と言う点。内容に不足はないが、切り口や視点にもう少し独自性があっても良かったように思う。

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    2024年06月16日
  • 日本人の武器としての世界史講座

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    面白く読めた。特に近現代史、資本主義の台頭あたり、アメリカを中心にカルヴァン派の性質などとてもスッキリした流れのあるお話だった。
    点ではぼんやり知ってる話がクリアにリンクする感じ。
    他の見方を学ぶ時にもきっと役に立つんじゃないかな。

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    2024年06月03日
  • 世界史で学べ!地政学(祥伝社黄金文庫)

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     これは勉強になりました。地球的規模で世界を見ることが日本人は不得手なのだろうと思います。最強のランドパワー国であるロシアは、何しろ広大で極寒なので、最終的には負けないのだから経済封鎖を長期化すれば疲れるのはEU諸国となる。まずは地球的規模の歴史を正しく認識することが必要だと思います。

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    2024年05月29日