茂木誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地政学2冊目として購入。マンガでわかるという謳い文句だかほとんどマンガの要素はない。しかし、幅広く各国の地政学をわけて説明されていて、新しく内容もあり、勉強になったのとわかりやすかった
新しい学び
•日本と違い中国がむかし欧米の植民地に成り下がったのは朱子学を重んじていたから
→朱子学は世界を中華と野蛮との二つにわけ野蛮を支配するのが正しい世界秩序だと説いており、欧米を野蛮と見做し学ぼうとしない姿勢をとったため。
•EUには入れないNATO加盟国トルコ
→トルコは地理的にロシアの地中海進出を食い止める重要な位置でありアメリカの支援をうける。アメリカの支援を受けてNATOの加盟をするも、欧州諸外国はトルコがキリスト教ではなくイスラム教であり、トルコ人労働者が無制限に流入して雇用を奪うことを懸念してEUの加盟は拒否している。
•黒船来航以降、欧州列強に不平等条約を結ぶなど弱腰な幕府に対して不満が募り、薩長同盟を結んだ薩摩と長州を中心とした新政権が明治維新を起こし、あたらし政府を樹立。
しかし実権が薩長両藩に移っただけで、事あるごとに意見が対立。
→薩摩は海洋国家としての道を歩み、かつての帝国海軍の母体となり、大陸の動向に敏感な長州は帝国陸軍の母体となった。
→大本営の中で対立は続き、海軍がシーパワーのアメリカイギリスを仮想敵国としたのに対し、陸軍はランドパワーのソ連を仮想敵国として両方を日本は相手をし、予算を奪い合うことで日本は団結できず第二次世界大戦では大敗した。
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Posted by ブクログ
きっかけ
地政学の学習の延長でウクライナ戦争のことにつちて書いてありそうだなと思って読んだ本
内容
ここ5年の戦争に関する情勢の内容の解説、その時のトップ立ち回りがどうだうだったかが説明されてる本
感想
最近のニュース見てる中でトランプが暴走してるな、アメリカのイメージって変わったなと違和感に感じていたことが全て書かれていて納得できた。
他の本にも結論として中国の脅威が怖いって話があったけど、なぜ脅威なのか、今いつを目標にどう動いているのかが説明されていて理解が深まった。
それを踏まえて各国でどう動いているのか、トップの思想としてはどうしようとしているのか順序立てて書かれているので、ニュースを見た時の目線に変化がでた。
今まではなんの気無しにへ〜って感じだったのが、これはつまりこう言う裏があるのか?この動きによってこれが引き起こされたのか?と点と点の繋がりが見えてきた。
なんとなくだけど事実を淡々と記載していて、時折日本の政治家に対するバッシングが入る感じで中立寄りに書かれているのかな?とは思った。 -
Posted by ブクログ
戦争の歴史をわかりやすく学べる。
過去150年ぐらいの戦争を網羅的に描かれてるため、一つ一つの内容は薄め。
GPT片手に追加で調べながら読むのにちょうどいい。個人的には、インドネシアvs オランダ、ベトナムvsフランスあたりは知識が薄かったため、結構勉強になった。
帝国主義時代、香辛料は料理を美味しくするのと、腐敗防止にも使われた。しかし、赤道付近の亜熱帯でしか取れない。理由は、高温多湿だと害虫が多く、植物の防衛本能で強いにおいを発する。これで香辛料が出来る。当時のヨーロッパではこれが高値で売られるため、こぞって東南アジアを植民地にした。
アジアで独立を保てていたのは、日本とタイだけ。なぜタイ???と思ったが、他と比べたら資源が少ない、植民地の緩衝地帯だったことが大きい。
特に後者が大事で、タイの両サイドをイギリスとフランスが植民地にしてて、緩衝国としてタイは独立を保ててた。 -
Posted by ブクログ
地政学的な観点を用いると、仮に国家がひとつの意思を持つ人格であるなら、自ずととるべき行動方針が明快に見えてくるという利点があり、世界情勢の分かりやすい切り口にはなると思う。しかしながら地政学的な思考はどうしてもテーブルに広げられた世界地図を眺めながら戦略を練るというスタイルになるからか、グランドデザインファーストになりがちで、現実の社会問題は多少犠牲にしてでも大局的視野にたった国家戦略を優先すべき、という論に傾きがちになるような気がする。理念に偏重すぎにならないように付き合うことが大事かと思う。本書はベースに地政学があるものの、それを前面的に出すわけでなく、ウクライナ戦争、中国・台湾問題を中心に、2022年頃~第2次トランプ政権前くらいまでの国際時事のおさらい用にわかりやすくよくまとまっていて手頃。
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Posted by ブクログ
日本の思想の系譜が日本史と世界史の観点からわかる本。
体系的に、思想の繋がりが見えるのは面白く、色々な発見もあった。
ただ、少し著者の主張が強すぎて、かくあるべき、この思想は好き嫌いというのが見え隠れしていて、近現代の思想の部分はちと読んでいて苦しいものだった。
保守の本当のあり方や、多様性と寛容さが大事という主張には大いに賛同できるものの、何となく鉛を飲んだような気分になった。
それは、本書を読んで、思想というものが、下手をすると自分の理想や頭の中で描いた都合の良さを論理的に説明するもののように見えてしまったからかもしれない。政治的に統制をかけるとか、自身の価値や権力に箔をつけて、正統性を出すようなツールとして思想が使われているからかもしれない。
信仰と同じく、思想も、体制と結びついたり、集団と結びつく時、その価値がなくなるのかもしれぬ。
下手に被れたら危険なものが思想なのだという感覚を得られたのは良かったかもしれない。
されど思想なくしては、社会集団は動かず、成り立たないような気もする。
そうなると、禅のような無字の世界や、身体論、山伏などの体系化されていない世界にあごかれが募る。それも一つの思想?なのか。
ただ、江戸時代も、明治大正も、言論統制は比較的緩かったことはよくわかる。
それぞれのマトリクスでも、それぞれの思想が、それぞれの局面で機能して社会を前に進めているもので、誰かの拠り所にもなっていたりする。多様性が大事で、一つの思想にまとめることの弊害があり、だからこそ、日本古来の習合や、和をもって貴しとなす、と言った多様性と寛容さ、良い意味での良い加減さが大事なんだと思う、