茂木誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何かの紹介で認識。政治について今ひとつ理解を深めようと読書。わかりやすくてめちゃめちゃ良い本。
メモ
・昔の右派左派は右が保守・共同体、左が自由・個人というシンプルな構成だった。
・カトリック蓄財は罪、寄付が望ましい行為
プロテスタント勤勉すべき。投資は神の望む行為
→アメリカプロテスタント発展
中南米カトリック経済発展は大きくない
・ナポレオン戦争は保護主義のフランス連合と自由主義のイギリス連合との戦い。
・自由主義による経済格差の拡大が社会主義をうむ。
・ロシアには議会がなかった。政教一致の独裁継続、皇帝は神の代理人。産業革命もなく、時代は中世。
・日露戦争敗退をきっかけに政治に資本家を組み込んだ。憲法制定も実施。
・平等だが自由ゼロ これが最も左の思想。ソビエト連合、中国、北朝鮮。
・ルーズヴェルト大統領が自らをリベラルと主張。国家が責任を持って個人を守る。手厚い社会保障。強力な政府と官僚機構に意味合いの転換が行われた。
従来の自由主義はリバタリアニズムに。そして共和党に。ルーズヴェルト派は民主党に。
・イギリスは世界の工場から世界の銀行へ。金融はグローバルを推奨、製造系はナショナルを主張。
リベラル民主党がオバマ
共和党ナショナリズムがトランプ
・アメリカは歴史的に個人の自主独立を重んじる小さな政府思想の国。
ウィルソン大統領がこれを変えた。FRB創設。これは民間資本100%
・リーマンショックを単に、SNS戦略を用いて、民主党を打ち破ったのがトランプ。草の根主義の復刻。
・第二次世界大戦は極端なグローバリズムが極端なナショナリズムを引き起こしたことによるもの。
・鄧小平が一党独裁の市場経済を導入
・習近平はグローバリズムから保守回帰派。
・ネオコン ネオコンサバティブ 新保守派。民主から共和党にうつったユダヤ系保守主義者
・えりつぃんはウクライナ、ベラルーシとともにソビエト連邦から脱退を宣言。
・ドイツの二大政党は自由派のキリスト教民主同盟と、平等派のドイツ社会民主党。
・当初はドイツの押さえ込みも意図に含まれたEUだが、ドイツはこれをうまく利用して輸出を増やして富を蓄積してきた。
・世界はEU。中国のユーラシア大陸枢軸陣営と米日英インドなどの海洋国家陣営とに分かれつつある
・スターリンは軍の暴走を阻むために幹部群をみな処刑した。 -
Posted by ブクログ
本書は米国の政治学者デイヴィッド・ノーランが用いた政治思想のマトリックスを応用して、さまざまな時代・国の政治思想の対立軸をすっきりと見せてくれます。
高校時代の社会科は世界史を専攻していましたが、産業革命以後の歴史が非常に苦手でした。
しかし、本書の第一章を読んで今まで混乱していた歴史のつながりがすっきりと整いました。
世界史といえば、ただただ事実関係を暗記しているだけのものでしたが、本書を読んでなぜその歴史が生まれたのかという背景がよくわかり、しかもそのことが現代にまで繋がっているということまで理解できたので、とても読んでいて楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
超大国アメリカ、迷走するEU、そして朝鮮半島・中国・日本を中心とする東アジアと3つの地域について世界史の視点からその背景に迫り、現在の国際情勢について理解を深めることができる一冊です。友人に本書の著者である茂木誠氏のyutubeチャンネルがアフガニスタンの生い立ちについてわかりやすく解説しているということを聞き、その経由で著者にたどり着き、本書を手に取りましたが、平易な表現でわかりやすく世界史の視点から国際情勢について語っていて楽しく一気に読みました。国際情勢・国際ニュースに興味があるけどなかなか背景がわからず理解し難いなぁとモヤモヤされている方にお勧めできる良書です。
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Posted by ブクログ
地理上の条件が国家の行動に大きな影響を与えたと解いており、シーパワーとランドパワーを持つそれぞれの国がどのように戦争を起こしどのように国家を築いてきたのかをとてもわかりやすく解説しています。
学生の時は地理と歴史が苦手でした。出来事の背景を理解できず短期記憶に頼り、今は悲しいことに内容をほとんど覚えていません。当時この本を読んでいたら、特に世界史はとても興味深く勉強できていたと思います。歴史上の様々な出来事や国家の思想にはそれぞれに理由があることを理解できます。中学生、高校生に薦めたい本です。もちろん大人でも楽しめます。
個人的には、中国が経済発展していく一方でなぜインドはそこまでに至らないか、疑問がありましたが、納得のいく答えをくれた本でした。様々な理由があるのでしょうが、そのうちの一つに、ランドパワーをもち民族統一され共産党の一党支配である中国に比べ、インドはシーパワーとランドパワーの押合いの紛争に追われ、言語も民族も非統一であり地政学的にリスクが高い危険地帯だということがわかりました。 -
Posted by ブクログ
著者の思想も介在してはいるが、各国の政治、経済をざっくり理解する為には最適。
今まで政治思想を取り扱いながら、これ程読みやすく、簡潔にまとめられた作品は無かったのではないだろうか。
以下ざっくりメモ。
ドイツEUのドン
移民受け入れは安価な労働力確保。
ユーロ安維持の為、貧困国を締め出さない。
ユーロ採用も、貧困国のおかげで通貨安が維持され、輸出時に自国製品の競争力が増すため。
反面イギリスは金融で稼いでいるため弱くなりやすいユーロを採用する理由はないよってポンドを採用していた。
アメリカの流れ。
元々広い国土を地道に開拓した移民の国。
他国にはあまり興味が無く、自国のことは自国で決める孤立主義、モンロー主義をとっていた。
=ナショナリズム。
変化の時。
ウィルソン大統領。
第一次世界大戦時欧州各国からの国債で潤う。
債権国が負けると、国債がただの紙切れになり、金融が大損を被るため、参戦。勝利。しかし、マジョリティの草の根保守が参戦には反対していた。国際連盟も否決。
共和党のゴールデンエイジに。
大恐慌が発生。
ソ連の情報統制により、社会主義が注目される。
ソ連の問題は共有されていなかった。
大恐慌を招いた共和党に対し、民主党は、ケインズ的な社会主義のような政策を掲げ当選。
ケインズの理論。
「非常時に神の見えざるでは発動しない。デフレを脱却するためには政府が積極的に道路やダムの建設などといった公共投資を行い雇用を創出して未失業者を減らすべきだ。また通貨発行や減税によって使えるお金の量を増やし民間投資や消費を刺激すべきだ」
フランクリンルーズベルトの登場。
「ニューディール政策」
もともとのリベラルは個人の自由と権利が最大限に尊重されると言うものだった。しかしルーズベルトは後主張した。「自由放任の古典的な自由主義が貧富の差を拡大し個人を不幸にした。国家が責任を持って個人の生活を守るべきだ。社会保障をしっかりと提供し、一人ひとりの生活の面倒を見るべきなのだ。これが本当のリベラルだ」
これが現在まで続く民主党。
共和党は、個人の自由を尊重し福祉を最小限に抑えて減税を要求する小さな政府を求めるもの。
これ以降リベラルと星の意味が逆転したまま現在に至り日本にも直輸入されて使われている。
今後思想を分けるのはナショナリズムとグローバリズムの違い。
グローバリスト、民主党
グローバリズムが力を持ち始めるのは20世紀の初頭。理由は金儲けの手段がものづくりから金貸しへと変わっていったため。国際金融資本の人たちは世界中で自由に投資をするためには国境の壁が低いほうがいいと主張しているできることなら国境をなくし関西を取り払い地球規模に人やモノやカネの自由な流れを作りたい。
リベラルは国家が責任を持って富を分配し個人の生活を守るべきと言う立場。彼らは主に19世紀後半にアメリカにやってきた移民たち。すでに西部開拓の時代は終わり土地が手に入らなかったため彼らは低賃金でと長時間働く工場労働者として苦しい生活を強いられました自力の力では自分の生活を守れないだから政府が低所得者層の生活の面倒を見るべきだと主張し始めた。民主党的リベラルは社会主義に近づいていっている
ナショナリスト。共和党。
それに対し製造業家に育ちは自由貿易には反対。10貿易を進めると賃金の安い新興国例えば中国で続く作られた安い工業製品がたくさん輸入されて国内国内の製造業が逼迫するため彼らは輸入製品には関税をかけ国内産業守ることを望んでいる。これが経済的ナショナリストの立場。
ナショナリストに多いのはアメリカ南部や中西部の農村地帯に多く住んでいる草の根星の中間層。最初にイギリスからやってきた白人たち政府の力を借りずに自力で政府を切り開いた開拓移民の子孫です