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米大統領選で激突する「二つのアメリカ」。貿易問題よりも根深い「米中冷戦」。「ブレグジット」で分裂するEU諸国。今、世界中では大分断が進んでいる。しかも、様々な思想が入り乱れ、対立構造が非常に複雑で、わかりづらい。「右派」や「左派」の対立だけでなく、「ナショナリズム」「グローバリズム」「リベラル」「リバタリアン」など、それぞれの立場が、正直よくわからない人は少なくないはずだ。政治思想は学校でも教えてくれなかった……。そこで、駿台予備校のカリスマ世界史講師が、現代の読み解き方を伝授する。使うのは、各国の政治的・経済的スタンスがひと目でわかる「政治思想マトリックス」。これを使えば、現在の複雑な世界情勢をシンプルに整理できる。アメリカ、中国、ロシア、イギリス、EU諸国、中東、そして日本と、それぞれの地域の近代史と今が手に取るようにわかる。「国際情勢を読み解くコンパス」があれば、分断する世界のリアルな姿が見えてくる!
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Posted by ブクログ
右→保守(国家優先)左→自由(共同体優先)
という基軸だけでは、今の世界は理解できなくなっている。
★経済的 平等←→自由
★政治的 ナショナリズム←→グローバリズム
というタテヨコのマトリックスを使って整理していく本。
フランス革命→イギリスの2度の革命
保守党、自由党の二大政党→自由党と産業資本家の結びつき→自由貿易帝国主義の拡大→ポンドからドルへ
※貧富の格差拡大への不満から、共産主義が発生。
アメリカのルーツ・・・ピューリタン→労働と投資→プロテスタント国家ゆえ
カトリック→勤労と蓄財は罪→経済的発展不可
アメリカの保守→共和党→モンロー主義→小さな政府×個人の自由、自主独立、保護貿易
ウィルソン大統領の世界大戦への参戦が契機でグローバリズム(世界の警察官)にかじを切る。バブル、恐慌を経て、再度第二次世界大戦に参戦。
恐慌以後のアメリカのリベラル→大きな政府(修正資本主義、ケインズ)→さらに国際金融資本と結びつき→大きな政府×グローバリズム
→今日のリベラル
Posted by ブクログ
本書は米国の政治学者デイヴィッド・ノーランが用いた政治思想のマトリックスを応用して、さまざまな時代・国の政治思想の対立軸をすっきりと見せてくれます。
高校時代の社会科は世界史を専攻していましたが、産業革命以後の歴史が非常に苦手でした。
しかし、本書の第一章を読んで今まで混乱していた歴史のつながりがすっきりと整いました。
世界史といえば、ただただ事実関係を暗記しているだけのものでしたが、本書を読んでなぜその歴史が生まれたのかという背景がよくわかり、しかもそのことが現代にまで繋がっているということまで理解できたので、とても読んでいて楽しかったです。
Posted by ブクログ
著者の思想も介在してはいるが、各国の政治、経済をざっくり理解する為には最適。
今まで政治思想を取り扱いながら、これ程読みやすく、簡潔にまとめられた作品は無かったのではないだろうか。
以下ざっくりメモ。
ドイツEUのドン
移民受け入れは安価な労働力確保。
ユーロ安維持の為、貧困国を締め出さない。
ユーロ採用も、貧困国のおかげで通貨安が維持され、輸出時に自国製品の競争力が増すため。
反面イギリスは金融で稼いでいるため弱くなりやすいユーロを採用する理由はないよってポンドを採用していた。
アメリカの流れ。
元々広い国土を地道に開拓した移民の国。
他国にはあまり興味が無く、自国のことは自国で決める孤立主義、モンロー主義をとっていた。
=ナショナリズム。
変化の時。
ウィルソン大統領。
第一次世界大戦時欧州各国からの国債で潤う。
債権国が負けると、国債がただの紙切れになり、金融が大損を被るため、参戦。勝利。しかし、マジョリティの草の根保守が参戦には反対していた。国際連盟も否決。
共和党のゴールデンエイジに。
大恐慌が発生。
ソ連の情報統制により、社会主義が注目される。
ソ連の問題は共有されていなかった。
大恐慌を招いた共和党に対し、民主党は、ケインズ的な社会主義のような政策を掲げ当選。
ケインズの理論。
「非常時に神の見えざるでは発動しない。デフレを脱却するためには政府が積極的に道路やダムの建設などといった公共投資を行い雇用を創出して未失業者を減らすべきだ。また通貨発行や減税によって使えるお金の量を増やし民間投資や消費を刺激すべきだ」
フランクリンルーズベルトの登場。
「ニューディール政策」
もともとのリベラルは個人の自由と権利が最大限に尊重されると言うものだった。しかしルーズベルトは後主張した。「自由放任の古典的な自由主義が貧富の差を拡大し個人を不幸にした。国家が責任を持って個人の生活を守るべきだ。社会保障をしっかりと提供し、一人ひとりの生活の面倒を見るべきなのだ。これが本当のリベラルだ」
これが現在まで続く民主党。
共和党は、個人の自由を尊重し福祉を最小限に抑えて減税を要求する小さな政府を求めるもの。
これ以降リベラルと星の意味が逆転したまま現在に至り日本にも直輸入されて使われている。
今後思想を分けるのはナショナリズムとグローバリズムの違い。
グローバリスト、民主党
グローバリズムが力を持ち始めるのは20世紀の初頭。理由は金儲けの手段がものづくりから金貸しへと変わっていったため。国際金融資本の人たちは世界中で自由に投資をするためには国境の壁が低いほうがいいと主張しているできることなら国境をなくし関西を取り払い地球規模に人やモノやカネの自由な流れを作りたい。
リベラルは国家が責任を持って富を分配し個人の生活を守るべきと言う立場。彼らは主に19世紀後半にアメリカにやってきた移民たち。すでに西部開拓の時代は終わり土地が手に入らなかったため彼らは低賃金でと長時間働く工場労働者として苦しい生活を強いられました自力の力では自分の生活を守れないだから政府が低所得者層の生活の面倒を見るべきだと主張し始めた。民主党的リベラルは社会主義に近づいていっている
ナショナリスト。共和党。
それに対し製造業家に育ちは自由貿易には反対。10貿易を進めると賃金の安い新興国例えば中国で続く作られた安い工業製品がたくさん輸入されて国内国内の製造業が逼迫するため彼らは輸入製品には関税をかけ国内産業守ることを望んでいる。これが経済的ナショナリストの立場。
ナショナリストに多いのはアメリカ南部や中西部の農村地帯に多く住んでいる草の根星の中間層。最初にイギリスからやってきた白人たち政府の力を借りずに自力で政府を切り開いた開拓移民の子孫です
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ビジネス・実用
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