花村萬月のレビュー一覧

  • 皆月

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    妻に逃げられた中年男、ソープ嬢、やくざ、、、、「暴力」「セックス」、、、萬月ワールドの原点がここにあり。

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    2010年11月06日
  • ゲルマニウムの夜 王国記 I

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    キリスト教とは何か?信仰とは何か?
    信仰から最も遠いと思われる主人公が、最も神を信仰しているという矛盾を感じる。そこが面白い。

    7巻まで刊行。第一部は9巻までの予定。

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    2010年09月23日
  • 風の條 王国記 IX

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     王国記第一部完。……第一部?  え、そうなの? こうなるの? 
     いろいろ動いた巻でした。上げて落として上げて落として……前振りはなんだったの?くらいに、。
     筋道立ててこうなったのか、思いつきなのか悩むストーリィになってきたなあ。朧の扱いが意外でした。「ゲルマニウムの夜」からだし、朧で悪噺家と思いきや。こういう話だから、肉体をもった朧が存在していることに拘らないのかもしれないけれ。
     しかし、前橋がこんなに出張ってくるとは思ってもみませんでした。孫・ひ孫代まで話が続いたりして。

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    2010年08月29日
  • ゲルマニウムの夜 王国記 I

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     第119回芥川賞受賞。
     とっても衝撃的な内容だ。こうゆうのは妄想すれども、常識ではありえないと思いたい。または思っていたい。なぜなら神聖であるべきキリスト教会での世俗にまみれた行にはけっして気分が晴れやかになるものではない。弱者に向けられる過激な暴力描写なども然り。闇が深い。

     この小説は読んで気分が晴れやかにならないが評価は高い。なぜなのだろう、たぶん自分とはかけ離れた世界のお話なのだと、安全な場所から映画を観るような気分で居られるからなのだ。

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    2013年11月04日
  • 自由に至る旅 ――オートバイの魅力・野宿の愉しみ

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    [ 内容 ]
    不自由な日常から、自由な世界へ。
    オートバイを愛し、野宿旅を続けている人気作家が、その思想と実践について語る。
    北海道から九州までのお薦めのポイント、野宿や運転技術の具体的なノウハウなど、役立つ情報も満載。
    さらに、著者自身のユニークなエピソードも交えつつ、自然の呼吸を皮膚で感じる素晴らしさ、速度の持つ超越的な力など、自由な旅に出ることの本質を論じていく。
    カラー口絵4ページをはじめ、著者秘蔵のツーリング写真も掲載。

    [ 目次 ]
    第1章 オートバイとの出会い
    第2章 北海道への旅
    第3章 基本は野宿
    第4章 本州~九州
    第5章 旅の心得

    [ POP ]


    [ おすすめ度 

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    2014年10月26日
  • 渋谷ルシファー

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    花村萬月さんのこの作品は、
    なんというかエモーショナルな感じの作品ね。

    ブルースの旋律に乗せて、
    男女の愛を描いているのだけど、
    ブルースの割に愛の中身はハーコーな感じ。
    むしろロックな感じ、情熱的で破滅的。


    渋谷の道玄坂でルシファーというバーをやっている桜町。
    常連のお客さんに、店内を流れるブルースに、
    刺激こそないものの平凡で自分らしい毎日なんだけど、
    そこに18歳の映子が突然訪れて…。

    桜町が心の奥にしまい込んでた過去の出来事がよみがえってきて。
    映子はね、桜町が昔バンドをやってた頃の、
    バンド仲間で元恋人だった律子の娘だったわけだ。

    若さゆえ、不器用ゆえに、破滅的な終わりを迎

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    2010年05月07日
  • ブルース

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    同性愛者の中年ドSヤクザと、ワーキングクラスの男、絶世の美女がおりなすハードな純愛物語。

    常に異常が付きまとう。

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    2010年02月18日
  • ゴッド・ブレイス物語

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    荒い文章だけど気迫と熱気が伝わってくるいい話しだった。

    京都の社長さんとカワサキくんがいい味出してる。

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    2010年01月29日
  • ゲルマニウムの夜 王国記 I

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    書き出しでぐっと引き込まれ、あまりに痛々しい展開とその描写の数々に目を覆いたくなるも、目が離せず読破。冒頭の第一文にはなにか不思議な魔法が掛けられているのかもしれません。

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    2009年12月16日
  • 二進法の犬

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    いや~、長いっ!!
    文庫本タイプで1000ページを超える厚さ。
    本を持つ手が筋肉痛(笑)。

    前半は花村萬月特有の様々な薀蓄話が飽きるぐらい続くんだけど、中盤から後半にかけてはスピード感たっぷりに様々な伏線が絡み合ってくる。
    一気に読み進めた。

    倫子を失って涙も出ないとつぶやいた鷲津のシーンは泣けた。
    ~2009年12月~

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    2009年12月16日
  • イグナシオ

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    リアルな情景が浮かんでくる。セックスやグロテスクな描写をふんだんに使用してる反面、一種の爽やかさも持っていると思う。

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    2011年04月22日
  • 二進法の犬

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    分厚い本にやる気を出すタチですが、この本もかなりの厚さ。でもスラスラ読めてしまう。コンピュータやら賭博やらの蘊蓄もなんか良い。

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    2015.6.28 再読

    細かなストーリーは忘れてしまっていたけれど、2回めに読んでもやはり面白い。前回はあまり注目していなかった、乾組の若衆の中嶋の人となりの魅力が今回は心に残った。ヤクザとして組長の乾に心酔しつつ、そんな己の価値観と全く違うところにいるカタギのインテリ家庭教師の鷲津に素直に敬意を払える、その不思議なバランス感覚が魅力的な人物。中嶋が出所した乾組のその後の話とか読んでみたい。

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    2015年06月28日
  • 自由に至る旅 ――オートバイの魅力・野宿の愉しみ

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    私の「バイクに乗りたい」という気持ちの80%は花村萬月の小説からきています。それくらいこの人の本にはバイクへの愛情があふれている。そんな花村萬月が書いたバイクエッセイとなれば、読まない訳にはいかないでしょう!
    読んだら旅に出たくなる事間違いなし。まぁ、野宿はしないけどね…。いつか沖縄を走りたいなぁ。

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    2009年11月05日
  • 永遠の島

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    この話はむちゃくちゃだ。「永遠の島」もワケわかんない感じで消化される。だけど私が★4つ付けるのは、この話の主人公の女が大型バイク(Z2ナナハン改)を乗り回す描写があまりにも格好良かったから。この本を含む花村萬月の小説を読んだがために、私自身もバイクの免許を取ったのです。そういう意味で、特別な一冊。

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    2009年11月03日
  • イグナシオ

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    確か花村萬月自身もカソリック系の施設に居たとかで、修道院の描写がかなりリアル。神様と暴力がてんこもりで、いつものごとく生々しい世界が繰り広げられる。救いのなさも含め、読んだときの衝撃は忘れられません、、

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    2009年11月03日
  • 汀にて 王国記 III

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    シリーズ3作目も期待を裏切ることなく、
    独特の色彩の中に引き込まれた。
    露骨な性表現やグロテスクな汚物表現満載なのに、
    読後感は悪くない。
    作者の器の大きさの為せる業だ。

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    2009年10月04日
  • ヘビィ・ゲージ

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    6つの短編からなる本

    どれにも花村さん得意の性描写がこれでもかというほど出てくるが
    きちんと文学になってるところがいつもながらすごいと感じる

    特に最後の“ナッシング・バット・ザ・ブルース”はそれにドラッグ、人種、ブルースが足され圧倒される

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    2009年11月29日
  • ブエナ・ビスタ 王国記 II

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    シリーズ第二弾。
    1の『ゲルマニウムの夜』ほどの衝撃ではなかったが、
    相変わらずの面白さ。
    エロ・グロなんだけど、
    作者の男性的な文章表現は生きている。

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    2009年10月04日
  • ゴッド・ブレイス物語

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    京都を舞台にした、19歳のロックシンガー朝子の物語。
    花村さんは、林檎ちゃんと確かにどこか似ている。
    デビュー作だそうだけど、「不誠実な生き方」ということを考えさせられた気分。
    京都って、でもこんにぎすぎすした街じゃないと言いたい。笑

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    2009年10月04日
  • ブルース

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    世界観が独特で刺激的。
    だけどその真ん中にあるのは愛でした。

    好きな人に勧められて読んだ本だけど、そのせいだけじゃなくまた読み返したい。

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    2009年10月04日