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Posted by ブクログ
花村萬月さんのこの作品は、
なんというかエモーショナルな感じの作品ね。
ブルースの旋律に乗せて、
男女の愛を描いているのだけど、
ブルースの割に愛の中身はハーコーな感じ。
むしろロックな感じ、情熱的で破滅的。
渋谷の道玄坂でルシファーというバーをやっている桜町。
常連のお客さんに、店内を流れるブルースに、
刺激こそないものの平凡で自分らしい毎日なんだけど、
そこに18歳の映子が突然訪れて…。
桜町が心の奥にしまい込んでた過去の出来事がよみがえってきて。
映子はね、桜町が昔バンドをやってた頃の、
バンド仲間で元恋人だった律子の娘だったわけだ。
若さゆえ、不器用ゆえに、破滅的な終わりを迎えてしまった恋、
苦しいけど、情熱的で、悲しいけど、幸せで、
映子が現れたことで、新たな恋や愛が生まれて、
それぞれの恋や愛が描かれている物語。
ちょっと昭和な感じだよ。
そしてなんだかやるせない。
Posted by ブクログ
渋谷のバー「ルシファー」のマスター、桜町は元天才ジャズギタリスト。彼のかつての恋人の娘で、ブルースシンガーを夢見る映子。そして彼らの周りに集まる仲間たちの話。
桜町には常に暗い過去がつきまとう。しかし何かカッコいい中年の男性。
電話は嫌いだけど手紙は好き、ってとこが私と一緒で、何か微笑ましい。
物語にはヤクザやアウトローな連中も沢山登場。クスリや性描写のシーンもあるんだけど、何だか嫌な気分がしかなったのは、主人公たちが音楽を愛し、努力しながら夢に生きているところが眩しかったからだ。
弦楽器愛好家の私としても、思わず彼らを応援したくなった。
ジャズバーに久々に行きたくなった。
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小説・文芸
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