【感想・ネタバレ】渋谷ルシファーのレビュー

あらすじ

桜町は、いま渋谷・道玄坂でルシファーというバーをひらいている。そんな一夜…映子18歳が突如、訪れたことから、桜町みずから封印していた苦い出来事が強烈によみがえる。迷路にはまりこんだ青春、凄絶で不器用な愛と別れ――。さまざまな恋のありさまを、ブルースの旋律にのせて描く。

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Posted by ブクログ

堕天使という言葉に惹かれて買った。
メディアテークで行われているらしい読書会の課題図書のひとつ。
Twitterで見つけた本

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2012年10月21日

Posted by ブクログ

英語もネイティブ並に話せて、ものすごく頭のいいけど生きていくのが大変そうなかつての友人が、ルシファーという言葉に引かれて買ったというこの本を譲ってもらった。思い出込みで。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

まずタイトルに痺れた。ゴッド・ブレイス物語の続編になるけど、比べてみると読後の後味は苦く、切ない。筆者の描く主人公の少女たちは、強く時々みっともないけれど、とても凛々しい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

花村萬月さんのこの作品は、
なんというかエモーショナルな感じの作品ね。

ブルースの旋律に乗せて、
男女の愛を描いているのだけど、
ブルースの割に愛の中身はハーコーな感じ。
むしろロックな感じ、情熱的で破滅的。


渋谷の道玄坂でルシファーというバーをやっている桜町。
常連のお客さんに、店内を流れるブルースに、
刺激こそないものの平凡で自分らしい毎日なんだけど、
そこに18歳の映子が突然訪れて…。

桜町が心の奥にしまい込んでた過去の出来事がよみがえってきて。
映子はね、桜町が昔バンドをやってた頃の、
バンド仲間で元恋人だった律子の娘だったわけだ。

若さゆえ、不器用ゆえに、破滅的な終わりを迎えてしまった恋、
苦しいけど、情熱的で、悲しいけど、幸せで、
映子が現れたことで、新たな恋や愛が生まれて、
それぞれの恋や愛が描かれている物語。


ちょっと昭和な感じだよ。
そしてなんだかやるせない。

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2010年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

渋谷のバー「ルシファー」のマスター、桜町は元天才ジャズギタリスト。彼のかつての恋人の娘で、ブルースシンガーを夢見る映子。そして彼らの周りに集まる仲間たちの話。
桜町には常に暗い過去がつきまとう。しかし何かカッコいい中年の男性。
電話は嫌いだけど手紙は好き、ってとこが私と一緒で、何か微笑ましい。
語にはヤクザやアウトローな連中も沢山登場。クスリや性描写のシーンもあるんだけど、何だか嫌な気分がしかなったのは、主人公たちが音楽を愛し、努力しながら夢に生きているところが眩しかったからだ。
弦楽器愛好家の私としても、思わず彼らを応援したくなった。
ジャズバーに久々に行きたくなった。

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2012年07月12日

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