群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ゆるい生活」の続編のような位置付けで、更年期障害について扱っている本と聞き、いまのうちに読んでおこうと手に取った。
こんなにも更年期障害ってひどいの?と不安になるのだけど、群さんが書いているように「ゆるく」無理せず向き合っているので、参考になる。
とてもきれいに、シャンとした姿でいらっしゃるのをインタビューなどでお見かけするので、こんなふうになれたらいいな、と思ったりする。
初版は2006年だったらしく、この中に出てくる先だった年下の友達は、私が大好きだった小説家さんだろう。
群さんがどのように見送り、どのようにその死を受け入れたかも知ることができた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ住んでいるのは賃貸マンション、車も自転車もない、バスも使わず往復2時間程度なら歩いていく群さん、47歳の頃のエッセイ「ヒヨコの猫またぎ」、2001.11刊行、2004文庫、2021.6文庫新装版。今年は群さん67歳。20年が経過。新装版あとがきから: この20年の間に、本作品で登場している「ウサギのおじさん」(お母さんが可愛がってるうさぎ)、「チビタン」(お母さんが可愛がってる鳥)、ビーちゃん(友達の愛猫、16歳の美ネコ)、ぷくちゃん(しいちゃんに会いにやってくる情ない顔をしたオスネコ)、しいちゃん(群さんの愛猫、女王様気質、3歳)、「お母さん」が亡くなられたとのことです。
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Posted by ブクログ
表紙の猫はしまちゃんとシオちゃんのイメージかな、可愛いですね。今回は店が落ち着いて、アキコも落ち着いてる分しまちゃんが大変そうで可哀想でした。優しいってものは言いようだよねって思います。確かにしまちゃんのシオちゃんに対する態度はきついかもしれないけど、間違ってないですもんね。最終的には丸く収まったかもしれませんが、頻繁に職場へ来られたり、両親連れて来られたり相手させられたり、怒っても仕方ない部分はあると思います。このまま上手くいくといいですね。
今回はお寺のシーンがなかったのが残念でした。アキコと奥さんのやりとり結構好きなんです。何も知らない奥さんにアキコが一方的にこっそりと感慨深くなってると -
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アキコのサンドイッチとスープのお店は
店の前に人が行列を作るということは
なくなったがそれなりに繁盛していて
しまちゃんはアキコにとってなくてはならない
従業員になっていた。
お向かいの喫茶店のママは
口は悪いがアキコのことを
信頼してくれているし
近くに競合店が出来たり、しまちゃんの
彼氏のシオちゃんが出てきたりと
何かと騒がしいこともあるけれど
相変わらずのマイペースで丁寧な
アキコの暮らしは続いている
でもね、自分の老いを実感してきたアキコ
朝、体調が悪くても時間とともに快復していく
しまちゃんを羨ましくおもう。
ちょっと落ち込んでみたりも
するのだが、お寺の奥さんに話に行って
優 -
購入済み
安定の群先生ワールド
久しぶりに著者の作品を読みました。
あるあるがココかしこに出てきて、あっという間に読了。
時代のギャップやジェネレーションギャップ、今はもうなくなってしまったご近所付き合い…子供の頃を懐かしく思い出させてもくれました。 -
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わたしは昨日を忘れて明日に生きる女です。
おばさんの癖に愚痴は嫌いです。
この2行。
わかる。笑笑
明治の人でも同じだなぁ。いるよなぁこういう人!っていう、どの時代でも子どもを育てるお母さんとして。働く女性として、愛に生きる女として、あまり変わらないんだなぁ。
と。思わされました。
ただ、結構な偉人しか紹介されてないとは思うけど。笑笑
板垣退助に援助してもらった!とか。
井原西鶴を発見した。という女性とか。
わー歴史苦手なわたしでも聞いたことあるわーって人多数でてきました!どんな歴史にも、女は確実にいい具合に絡んで引っ掻き回して、支えて、癒やして歴史にメリハリ加えてくれるんだよなぁ。 -
Posted by ブクログ
実用書以外では普段はほぼ買わない、単行本を購入した。
元祖ふとねこ堂さんのイラストが可愛かったことと、目次を読んで気になるワードをいくつか見つけたので、すぐに読みたくなったから。
その割には、ずっと積読にしていたけれど。
気になったのは「顔の大小」「エビデンス」「女子」「不倫」「乳首」。
特に「エビデンス」は共感しまくった。
その言葉で、他人を納得させられると考えている人が嫌。本当にそう。
私がこの言葉に嫌悪感と不信感を持つのは、一時期めちゃくちゃこの言葉と接する状況になったからで、ある種トラウマに近いのかもしれない。
こういうデータがあるからこうした方が良い、というように言ってくるけれど