【感想・ネタバレ】姉の結婚のレビュー

あらすじ

結婚のご祝儀をめぐる、若い夫婦の人には言えない悔しい思い「御祝儀袋」。給料手取り十三万五千円のOLが家賃八万円のマンションに住むために、日々一円との闘いに明け暮れる倹約生活のなかで生まれる意外な感想「家賃」。普通と平凡が合体したような男と結婚した姉。たちまち破局がやってきて、目ざましい姉の変貌ぶりが可笑しい表題作。ささやかな見栄を支えに明るく生き抜く女たちの物語。

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Posted by ブクログ

タイトルから勝手に姉の結婚に関する話が続くのかと思っていたけれど、お金がテーマの短編集だった。

どれもよくありそうな話なのに、さすが!おもしろい。
電車で読んでいて笑いを堪えるのに苦労したほど。

1992年刊行らしいけど、その頃は夫婦で結婚式に出席するのにご祝儀2万円で良かったの?
なのに娘1人が結婚するのに800万かかる??
そのあたりは今とは随分違うんだなぁと驚いた。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

お金にまつわる女性達の、憧れ、嫉妬、見栄がリアルに描かれていて、恥ずかしながら、これは自分自身のことか??と錯覚するほど。けれども不思議と悲壮感は感じられなくて、明るく力強く生きていく女性達が頼もしい。

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

再読。
面白かった! ハズレなしの短編集。
普通の人たちの日常を淡々と、でも面白く皮肉っぽく描かれている。
特に以下がお気に入り。
・「家賃」給料手取り13万5千円のOLがおしゃれな家賃8万円のマンションに住むための倹約生活。
・「結婚式」容姿、家柄、財力、学歴、性格と全てが揃った男性を射止めた姉の結婚と家族の困惑
「金喰い虫」美形に生まれた娘を芸能人にしようと必死になる母親
・「姉の結婚」普通と平凡が合体したような男と結婚した姉の結婚生活の行方

2011.7.30
再読。
軽いのを読みたい時には最適な短編集。
元気になれる。

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2016年04月17日

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結婚式
爆弾発言から半月ほど経って、姉は相手の男性を家に連れてくることになった。父親はただ所在なげにうろうろし、母は今までに使ったことのない花瓶を物置から出してきて、花を生けたりした
クレジットカード
真面目な人間だから、幸せな人生に、不真面目だから、不幸な人生になるわけではない。正直で真面目な人間が行きやすい世の中でもない。そこのところを書くのが物書の仕事なのに、私にはそんなことまで考える余裕がなかった
姉の結婚
それから姉の復讐が始まった。私は何度もアパートに呼び出され、衣類や大切にしていた食器を実家にはこばされた

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2023年08月05日

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こういう起承転結ハラハラドキドキのない、何気ない日常のエッセイが好き

共感できないこともあるけど
そこもまた面白い

共感できなかったこと
:家賃に1番お金をかけていること

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2023年01月10日

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女の人間関係って面白いなと感じる1冊でした。

プライドや見栄により自分が損をする選択をしてしまう登場人物を客観的に見ることで、自分だったらどうするかを冷静に考えられました。

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2022年11月20日

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ネタバレ

1992年に書かれたとは思えない。
結婚観ってそんなに変わらないんだなぁと思った。
前半はとにかく節約の話で、リアルそうでありながら、ちょっと無理だなと思ったりもした。
2時間くらいであっという間に読めた。

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2019年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

嫌なタイプの人ばかりでてくる。。まだ途中だけど最後まで読むか考えてしまった。
でも、群ようこさん独特の笑いある話で電車の中でふきそうになること数回。
→全部読み終わって振り返ってみると、変な奴一杯出て来るけど、それを言葉にしてくれる作者は群ようこさんだけな気がしてやはり引き込まれる。

これは2016年の感想
2020年は読んでみるとすべて楽しかった。
お金に関するお話。
ご祝儀けちりたい気持ちも分かるし、
クレジットカードも作って見栄張りたい気持ちも分かる。
生活苦しくなっても家賃高い素敵な家にも住みたい気持ちも分かるし…
子供をモデルにさせようと頑張ってる親の気持ち、というかそーゆー人は多そうだなぁとも思うし…
大金が手に入ったとたん、風俗にのめり込んでる夫を捨てるのも気持ちがいい。
バイトの話はイマイチだったけど、
そーゆーせこい店主って多いはず。

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2016年12月24日

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女性のお金にまつわるあれこれ短編集。あるあるって思う共感することもしばしば。読みやすくて、笑えてよかった。執着しすぎるのはみっともないけど、節約するのも楽しむのがいちばんだなとしみじみ。

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2016年07月08日

Posted by ブクログ

いやはや、笑った。

そしてこれが1995年の作品とは思えない。。
2014年の今でも十分に実感できて笑えちゃう。

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2014年12月04日

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どの話も読んでる途中はとても面白いのだけどその分「え、ここで終わり?」となる。非現実的な落ちを付けられるよりはいい。

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2014年09月07日

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普通の生活、感覚をフラットに捕らえるのがとても上手。さすが群ようこさん。
そうだよなぁとどの短編もしみじみ思う。

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2013年05月04日

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3.5!
これぜんぶ群さんの知り合いの話?ってくらい、ありそうなんだよなぁ。
オチとかがあるわけではないんだけど、そこがまたリアルなのよ。
物語は起承転結があるかもしれないけど、普段の生活ってそんなうまいこといかないし、きれいにまとまらない。
そういう、普段の生活が描かれていて読みやすかった!

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2025年02月12日

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「かもめ食堂」、「パンとスープと猫日和」
これらの作品で、えも言われぬ爽やかな生き方を醸し出している著者の結婚や男女関係、貧乏生活の話のなんと爽やとは正反対な人間描写の多いことだろう。
本作品はほぼ金銭問題と貧乏生活に絡む人間模様。
リアルといえばリアルだけれどそれだけに気分が晴れる読後感が無く、寂しい。

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2024年08月02日

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サクッと読める本。生活ってこんな感じだよなあ、、と思いつつ時折出てくる主人公のような負けた顔にはなりたくないけど要領よく、打算的に生きるのが結局上手くいくんだろうな、なんて考えながら読んだ。。今の自分の葛藤。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少し前に読んで内容あんまり覚えてないシリーズ。

世間話・噂話を小説にした感じ。
ちょっとブラックな感じもあり、個人的には好きだった記憶。

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

人はどうして比べてしまうのか
人の嫌な部分を煮詰めて正直に吐露した感じの短編集
共感できる部分があるのが嫌で、でもそれが人間だなあなんて思った
それでも自分の中である程度この感情を客観視できるような成長も感じてる
嫌な感情なのにリアルで面白い、そんな本だった

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2023年02月18日

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暇つぶしにサクサクーと読める短編集。
時代は今より少し古いので、登場する物価や給料は
ちょっと違うけど、キラキラ生きたい見栄はあっても
お金の問題はついてくるよね~女子は悩むよね~と
世代的にも頷きながら読んだ。面白かった~

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2023年01月09日

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ものすっごいリアルな物語が詰め込まれていました。

毎日生きていると、学校やら職場やら、近所やらでいろーんな噂話を聞きますよね。

そしてそれを家族とか友達に、そういえばこんな人がいてね、とか、この前聞いたんだけどね、って話したくなりますよね。

そんな噂話のネタになるようなお話がたんまり詰め込まれています笑

リアルだなぁ〜って、面白く読めました。
(でもこれは好き嫌いが分かれそう)

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2021年01月04日

Posted by ブクログ

ドラマにもならないような他愛もない短編集。
もし一本目二本目を読んで、しんどくて頓挫しそうであれば、後ろの方から読んでほしいです。
さくらももこ的ブラックユーモアで、クスッとします。
話の内容は「あるある」だったり「流石にここまでは」だったり「認めたくないけど自分もそうである事は否めない」だったりです。
仕事の合間に鼻ほじりながら読みたい。

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2019年04月12日

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いろんなお店に行ったり華やかに生きている同年齢の同僚たちを尻目に、質素につましく生きている「家賃」のケチさに共感した。

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2018年10月17日

Posted by ブクログ

なかなか読みやすかった。
暗くも、特別いい気分になることもないけど、安心して読める面白さ。
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結婚のご祝儀をめぐる、若い夫婦の人には言えない悔しい思い「御祝儀袋」。給料手取り十三万五千円のOLが家賃八万円のマンションに住むために、日々一円との闘いに明け暮れる倹約生活の中で生まれる意外な感想「家賃」。不通と平凡が合体したような男と結婚した姉。たちまち破局がやってきて、目覚ましい姉の変貌ぶりが可笑しい表題作。ささやかな見栄を支えに明るく生き抜く女たちの物語。

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2018年02月09日

Posted by ブクログ

涙ぐましい節約生活と
それにまつわる悲喜こもごもの短編集。
書かれたのはバブル崩壊直後のことと思われるので
当時読んだ人とは少し感じ方が違っているかもしれません。
節約はもはや当たり前のこととなり
ファストファッションの店やら100均やら
お金がなければないなりに楽しむこともできるようになって来た現代では
当時ほどの悲壮感はないのかも。。。
それでも、お金を大切につつましく真面目に暮らす人たちの姿が
とても好ましく、そしてクスッと笑えてしまうのは
群さんの人物描写の巧みさによるもの。
少しも古臭く感じることなく
今でも楽しめる作品だと思います。

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2017年06月28日

Posted by ブクログ

 よくもまあこんなに見栄と欲たくさんの女ばかり集めたなと言いたくなるほどのラインアップ(褒めてる)。でもそこには煌びやかなドラマでは描かれない確かな現実があり苦笑。

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2015年11月29日

Posted by ブクログ

のほほん。
なんか時間を持て余したときや、ちょっとした暇時間に読むのにぴったり。

さくらももこさんのトーンに近い。
のほほん。

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2015年09月14日

Posted by ブクログ

子供の頃に読もうとした時は「御祝儀袋」の時点で躓き読めなかったが、大人になって読んだら面白かった。嫌いな人の結婚式に文句言いながらでる意味がわからないと思っていたけど、今ならそうせねばならない時があるのだとわかる。主人公のぼやきに共感できる部分が多く、読みやすかった。

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2015年05月13日

Posted by ブクログ

ふふふ、やはり群さん面白い
この適度なシビアでブラック感好き!
主人公とりまく人たちに腹がたちながら…ふと思う、角度変えると私もなり得るな…複雑な気持ち(笑)
まぁ、女はシビアで強かで楽しい生き物なり

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2014年11月02日

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お金や結婚にまつわる短編集。あまりに身近、とゆうか庶民的な内容にふふっと笑ってしまう。「分かる分かる」or「こうはなりたくないなー」って思いながら読み進めた。ただ、素敵だなと思う人が全く出てこないのが残念でした笑

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2014年03月06日

Posted by ブクログ

とても面白く読める本だった。一人で噴き出すことも(笑)あそこまではいかないけど、ちょっとした所で、ケチな部分が共感できて面白かった。

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2013年02月26日

Posted by ブクログ

結婚と金にまつわる女の日常。見栄や嫉妬といった負の感情もおもしろく描けてしまうのが群ようこのすごいところ。

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2012年11月09日

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